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二世帯住宅の建て替え期間はどれくらいかかるのか?
二世帯住宅では複数の家族が一緒に暮らすため、家事や育児、介護の面でお互いのサポートがしやすくなるという特徴があります。
ある調査によると、住宅購入を検討している人の約6割が二世帯住宅に興味があるという回答をしたとの結果も出ているようです。
この記事の読者の方の中にも二世帯住宅に興味があり、建て替え期間がどれくらいかかるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
既存の住宅を二世帯住宅に変更する場合は、リフォームではなく住宅を一度取り壊して建て替えるのが一般的な方法です。
二世帯住宅に建て替える場合の大まかな流れは次のようになります。
まずは既存の建物を解体して瓦礫等を撤去します。
次に地盤調査を行い、調査の結果によっては地盤改良が必要になるケースもあるでしょう。
その後、ハウスメーカーや工務店などと相談しながら住宅の仕様を決め、建築工事が開始されます。
建物の解体から建築完了までの期間は各工程の条件によって左右されます。
たとえば地盤改良の要否や建築工事を行う時期の天候、建築する二世帯住宅のタイプ、工事を行う業者などの要因によって必要な期間は異なるでしょう。
長い場合は建て替え完了までに1年半ほどかかったというケースもあるようです。
建て替え期間・・・工程ごとにかかる期間は?
二世帯住宅に建て替える際の工程ごとにかかる期間について紹介します。
解体工事
解体工事を行う場合はまず解体工事を依頼する業者を探すところから始まります。
解体業者によっては工事中の養生が不十分で近所に埃などが飛散したりといったトラブルに繋がる恐れもあります。
しっかりとした業者を選定するためにも、少なくとも1カ月以上は業者の選定期間を準備した方が無難でしょう。
解体を依頼する業者が決まったら契約を交わし、工事の日程などを取り決めます。
工事の開始日までの期間はそれまで生活していた住宅の整理に充てることになります。
建て替え中は別の仮住まいへ引っ越すことになるため、引っ越し作業を業者に依頼することもあるでしょう。
その場合は引っ越し業者とのスケジュール調整も必要となるため、工事までの準備期間を更に長く設定する必要があります。
工事開始日までには家具の搬出だけでなく近隣住民への挨拶回りなども行います。
また、電気や水道なども工事開始日までに止めておく必要があります。
うっかり忘れてしまうことの無いように、余裕のあるスケジュールを立てることが重要です。
準備期間としてはできれば1カ月以上、少なくとも2週間は確保すると良いでしょう。
全ての準備が整ったらいよいよ解体工事が始まります。
解体工事は建物の立地や構造によっても必要な期間が異なりますが、10日~2週間程度を想定しておけば問題ないでしょう。
地盤調査(地盤改良)
新たに建物を建てる場合、安全に建てることができる地盤であるかどうかを判断するために地耐力を測ります。
これを地盤調査と言い、地盤調査の結果によっては不同沈下などが発生しないようにするために地盤改良を行う必要があります。
既に建物が建っている土地で建て替えを行うのであれば、ある程度の地耐力は確保されていることが予測できます。
しかし、過去に大きな自然災害や地盤沈下などが起こっていない場合でも地盤が緩んでいる可能性もあるため、地盤改良が必要になるケースがあります。
また、既存の建物よりも重量の重い建物を建てる際にも地盤改良が必要となることがあります。
地盤調査に要する期間は約半日~1日です。
その後、地盤改良を行う場合は約1日~3日で完了することが一般的なようです。
ただし、業者のスケジュールや地盤の条件、地盤改良の方法によっては長い場合で約1カ月かかるケースもあるようなので、事前に業者へ確認しましょう。
建築
二世帯住宅を建てる前に、まずはどのような住宅にしたいかについて居住予定者同士でしっかりとプランを練っておきましょう。
そしてある程度要望が固まったら、次はどの業者に建築を依頼するか決めます。
この時、複数の業者に相談して相見積もりを取得することによって工事費用の相場を知ることができたり、より良いプランと出会える可能性が高くなります。
可能であれば業者を探すための期間として1カ月~2カ月は確保できると良いでしょう。
工事を依頼する業者が決まったら、詳細な仕様について業者と相談しながら設計作業を進めていきます。
間取りなどがある程度規格化された住宅であれば、設計にかかる期間は多少短くなります。
しかし、ほとんどの二世帯住宅は注文住宅となるため、1~3か月程度をかけてプランや仕様を決めることになるでしょう。
この期間中に、業者との契約の締結、必要であれば住宅ローンの手続き等も並行して進めます。
住宅の仕様が決まり、家を建てる準備が整ったらいよいよ建築工事が開始されます。
建築期間がどの程度となるかについては家の仕様や業者によっても異なりますが、約3~4か月の工期となることが一般的なようです。
二世帯住宅に建て替え!工事期間中の仮住まいは
二世帯住宅への建て替えは部分的なリフォームやリノベーションとは異なり、仮住まいへの引っ越しを伴います。
そのため、二世帯住宅の建築費用とは別に仮住まいへの引っ越し費用や居住費を用意しなければなりません。
まず必要となるのが仮住まいの確保です。
仮住まいを不動産業者を通して賃貸する場合、通常は家賃に応じた金額の仲介手数料が必要となります。
物件によっては居住予定期間が僅かな間であったとしても敷金や礼金が必要だというケースもあるでしょう。
仮住まいの物件が決まったら、次に引っ越しの準備を行います。
元々の住居の近隣地域で仮住まいが決まれば引っ越しの負担は少なくて済みますが、遠方へ引っ越す場合はその分引っ越し費用も高額となります。
家族の人数が多くて荷物が多い場合は、費用を抑えるためにもできるだけ近場で仮住まいを探した方が良いでしょう。
近場で仮住まいを見つけることによって小まめに工事の進捗を確認することができるというメリットもあります。
引っ越し業者に依頼する場合、移動距離や日程によっても費用が変わってきます。
引っ越しの準備期間に余裕を持たせて引っ越し業者の繁忙期を避けることで、より費用を抑えることができるでしょう。
また、引っ越し作業についても複数の業者から相見積もりを取得することでより安い金額で作業を依頼できる可能性が高くなります。
引っ越し業者の選定から引っ越し当日までの期間は少なくとも1カ月~2カ月は見ておいた方が良いでしょう。
仮住まいへの引っ越しが無事に完了したら、あとは二世帯住宅の完成を待つのみです。
通常は3~4か月で建築工事は完了しますが、建て替えの期間は工法や建物の構造、建物の大きさなどによっても異なります。
また、工事を行う時期の天候によっても工期に影響が出ることがあるでしょう。
建築期間が長引けば借住まいでの生活も長くなるため、賃貸の場合は家賃も余分に必要となります。
予算を立てる際には工事が長引いてしまう可能性についても想定し、余裕のある予算を用意しましょう。
建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?
ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。
注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。
そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!
実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。
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