2023年12月14日更新

監修記事

狭い土地に注文住宅!でも素敵な外構を作りたい!

土地が狭くても魅力的な外構を作るには?

狭い土地で敷地の周りに塀やフェンス等を設置すると、デットスペースができてしまい、狭さが強調されてしまうことがあります。

そこで、土地が狭くても魅力的な外構を作るには「オープン外構」がおすすめです。

「オープン外構」とは、道路と敷地の間に門扉やフェンス等を設けず、外部から庭や家屋を見渡せる外構のことです。

狭い土地に高い壁やフェンス等を設置すると日照や通風が遮られ、家の中から見ても圧迫感や閉塞感を感じてしまうでしょう。

しかし、オープン外構にすることによって、開放的で魅力的な外構を作ることができます。

加えて、オープン外構であれば設置するエクステリアの数があまり多くないため、外構工事費用を安く抑えることができるというメリットもあります。

ただし、土地が狭いと家屋と隣接する道路との距離が近くなりがちです。

そのため、塀やフェンスが無いオープン外構にするのは、プライバシーの確保や防犯上の観点から不安を感じる人も少なくないでしょう。

もし隣接する道路との距離が近い土地でオープン外構にするのであれば、防犯面を考慮した部屋の間取りや窓の位置などについて配慮することが大切です。

狭い土地の外溝をおしゃれにするポイント

土地が狭いと外構をおしゃれにすることは難しいと思う人が多くいますが工夫次第でおしゃれにすることは可能です。狭い土地でも外構をおしゃれにするためのポイントをいくつか紹介しますので参考にしてみてください。

植栽やアイキャッチを利用する

庭に色とりどりの植物を植えてガーデニングを楽しむ方が増えています。植栽は狭くても少しのスペースがあればできますし、狭いスペースでもアイディア次第でおしゃれにすることができるでしょう。

また、壺やプランターを使ってアイキャッチにして他の植物と合わせることによっておしゃれな庭をデザインすることができます。自分の好みで植栽を植えてもいいですし、自信がない人は詳しい業者に依頼すると良いでしょう。

フェンスやウッドデッキを利用する

狭いスペースでもウッドデッキを利用しておしゃれなカフェスペースを作り出すことができます。ウッドデッキなら木目調で温かみを感じられますし、どの家にも合わせることができます。

また、タイルデッキにすることでスタイリッシュな雰囲気を出すことも可能です。

さらにフェンスで目隠しをすることで人の目を気にすることなくゆったりとした雰囲気を味わうことができます。このようにフェンスやデッキを利用することでおしゃれな外構を作ることができるでしょう。

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狭い土地でもアプローチで広がりを演出する方法

狭い土地の場合、土地全体に占める建物の割合がどうしても大きくなるため、建物と隣地や前面道路との距離が近くなります。

必然的にエクステリア用のスペースも狭くなるため、窮屈な印象となってしまうケースもあるでしょう。

しかし、土地が狭い場合でもアプローチの作り方を工夫することによって、奥行や広がりを感じさせる演出をすることができます。

具体的な方法についてご紹介します。

玄関までのアプローチを横方向の動線に

玄関前に塀や植栽を設置し、道路から玄関までのアプローチを横方向の動線にすることで広がりをより感じられるようになると言われています。

道路から玄関までが一直線で最短距離にした場合、狭さを感じやすくなるだけではなく、外部から玄関が丸見えになるため防犯面も心配です。

しかし、玄関前に目隠しを設け、玄関までのアプローチを横方向にすることで、広さを感じながらプライバシーの確保や防犯上の不安も解消することができるでしょう。

また、敷地に多少余裕がある場合はアプローチを直線ではなく曲線状にすることで、よりゆったりと広がりのある空間を演出することができます。

植樹で遠近感を演出する

樹木などを植えることによって遠近感を演出するという方法も有効です。

道路側から建物側に向かって背の高い順に樹木を植えることによって、アプローチ部分の奥行が感じられやすくなります。

また、樹木を植えることは遠近感の演出だけでなく、道路から敷地内を目隠しする役割もあります。

樹木だけでなく鉢植えの花なども一緒に設置すれば、季節感を楽しみながら広がりのあるエクステリアを作ることができるでしょう。

格子スクリーンやスリットの入った塀を利用する

視覚効果を利用した奥行の演出方法として、格子スクリーンやスリットの入った塀を利用するという方法もあります。

一般的な壁や塀でも玄関前の目隠しや横方向の動線を作ることはできますが、同時に圧迫感や閉塞感を感じやすくなります。

しかし、格子やスリットがある塀を選ぶことによって、外から見た際に奥行を感じられるだけではなく、屋内からみたときの閉塞感を減らすことも可能です。

また、一般的な壁や塀と異なり、スタイリッシュでおしゃれな印象を与えることもできるでしょう。

狭くても外部からの視線が気にならない外構にするために

建物と外部の距離が必然的に近くなってしまう狭い土地で、どうしても気になってしまうのが道路や隣地からの視線でしょう。

塀やフェンス、植栽などを配置することで目隠しをすることができますが、その反面、配置の仕方や高さなどについて、よく検討しなければ閉鎖的な印象が強くなってしまい、土地の狭さをより一層感じさせてしまう場合もあります。

ここでは、閉鎖的になりすぎず、程よく周囲から目隠しする方法について紹介します。

必要な部分のみに目隠しを設ける

まずは、道路と敷地の境界部分全体に塀やフェンスを設置するのではなく、必要な部分のみに目隠しを設置するという方法があります。

全体を高い塀などで囲ってしまうとどうしても閉鎖的になってしまい、また圧迫感も生じてしまいます。

そこで、必要部分のみに塀やフェンスを設置し、残りの部分についてはあえて囲いを設けないようにすることで、空間に余裕をもたせることができます。

目隠しを設置する部分は、玄関や窓の正面あたりがおすすめです。

この部分に目隠しを設置することによって、扉やカーテンを開けた際に外部から家の中が丸見えになってしまうことを防ぐことができるからです。

また、玄関前に塀やフェンスを設ければ、小さな子どもがいる場合でも玄関から前面道路へ飛び出してしまうことを防ぐこともできるでしょう。

大きな木を植える

他には、狭いスペースに敢えて大きな樹木を植えるというのも効果的です。大きな木があることで、外から見た際に実際のスペースよりも広い空間があるように感じられることがあります。

植樹をする際は建物と道路のわずかなスペースに植樹することになるため、手入れに手間のかからない樹木を選ぶと良いでしょう。

たとえば、成長の遅い樹種であったり、あまり落葉しない樹種がおすすめです。

植栽には樹木以外にもプランターや鉢植えなどを利用して、季節の花などを配置するのも色鮮やかで人目を惹きます。

設置する場所に棚などで高低差を設けることによって、アクセントが生まれて奥行を感じられるようになるでしょう。

色とりどりの綺麗な草花を植えることによって、視線が敷地の奥まで届くのを避ける効果も期待できます。

小さめのウッドデッキを設置する

他にも、小さめのウッドデッキを設置するという方法もおすすめです。

デッキの周囲をフェンスなどで目隠ししてしまえばプライバシーを確保することができ、またデッキで簡単なガーデニングも楽しめます。

フェンス付きのデッキを設置すれば、隣地との距離が近い場合でもカーテンを開けたままにしておけるため、室内も明るくなります。

また、室内から見える外の景色もただフェンスがあるだけではなく、工夫次第でお気に入りの空間を創ることができるでしょう。

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狭い土地の外構での注意点は?

限られた土地で外構を作るときに注意したほうが良いことはたくさんあります。狭い土地なので計画も立てずに外構工事を進めてしまうと取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも珍しくありません。

特に担当営業が「外構は建物の打ち合わせが終わってからで大丈夫です」といった感じで後回しにするようであれば注意が必要です。そのような時の為にある程度自分なりに注意点を考えておくことが大事です。

外部からの視線

よくありがちな事ですがウッドデッキや植栽ばかりしっかりと打ち合わせをして実際に完成してみると道路や隣の家から丸見えになってしまうという失敗があります。

外部の視線も意識して外構工事を計画しないと周りの視線が気になって落ち着かないという事になってしまいますので注意しましょう。

構造物の配置、高さに注意する

狭い土地の場合、やみくもに構造物を置くのは避けた方が良いでしょう。折角の植栽などが構造物によって見えなくなったり道を塞いでしまうなどの問題が発生します。

構造物を置く場合はしっかりと計画をして問題がないことを確認してから配置するようにしましょう。

駐車スペースが確保できない

ウッドデッキや庭の事ばかり考えて駐車スペースが狭くなってしまうことも良くあります。特に駐車スペースは生活に影響を与えてしまうので優先順位を決めて外構の工事計画を決めていく必要があります。

狭い土地の外構にかかる費用は?

外構費用は建築費用の1割程度と言われることがあります。土地が狭い場合、広い土地に比べて費用は抑えられます。

防犯やプライバシーの保護といった重要視するポイントによっても費用は変わってきます。参考として紹介しますが、実際の金額は専門業者に見積もりをとるようにしましょう。

また、見積もりも複数業者に依頼をして比較する事を忘れないようにしましょう。

オープン外構

オープン外構は設置物が少ない為、狭い土地には向いています。フェンスや塀の設置の有無によって大きく変わってきますが一般的に約50万円~約100万円程度と言われています。さらにウッドデッキやバルコニーを付けると見積もりも変わってきます。

他にも設置物が少ない代わりに植栽をする方も多く見られますが、植える植物や範囲によっても費用は変わってきますのでしっかりと打ち合わせをするようにしましょう。

セミクローズ外構

オープン外構に比べてフェンスを玄関正面だけなど部分的に設置します。その為、オープン外構に比べて値段が上がってきます。約100万円~約150万円ですが、駐車スペースやウッドデッキなどを追加することで費用も上がります。

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予算を考えて狭い土地でも魅力的な外構に!

狭い土地でも魅力的な外構を作るために検討すべきことはたくさんあります。

たとえば「土地が狭くても広がりを感じる外構にするにはどうしたらよいか」「ある程度、外部からの視線を遮るためにはどうしたらよいか」などです。

ただし、外構を作る際は希望のイメージを描くだけでなく、予算についても十分に検討しなければなりません。

ここでは価格をなるべく抑えて、素敵な外構を作るための方法について紹介します。

予算内で魅力的な外構にするには業者選びが大切

外構工事を業者に依頼する場合、まずは業者に自分たちの希望の外構のイメージと、考えている予算を伝え、見積もりをしてもらいましょう。

施工経験の豊富な業者であれば、イメージと予算に応じていくつかプランを提示してくれるでしょう。

このような業者であれば、どのような外構にしたいかまだ具体的なイメージが浮かばない場合でも安心です。

業者に何通りか外構プランを提案してもらい、プランごとにいくらぐらいかかるのか、金額を出してもらうことで自分のイメージを固めることができます。

業者を決める前に相見積もりを

外構工事を業者に依頼する場合には、複数の業者から相見積もりをとるようにしましょう。

複数の業者を比較することによって工事費用の相場を知ることができ、さらに、より安い業者と出会える可能性が高まります。

ただし、比較材料は金額だけでなく提案されたプランの内容や担当者が信頼できる人物であるかどうか等、総合的に判断することが大切です。

業者を選ぶ際には過去の施工例も参考に

業者を選ぶ際の判断材料としては、提案されたプランの内容だけでなく業者の過去の施工実績を確認するという方法もあります。

ホームページなどを確認することにより、過去にどのような施行事例があるかを知ることができます。

これにより、自分の希望する外構を作ってくれる業者であるかどうか、慎重に検討しましょう。

希望する外構工事が得意な業者を選ぶ

業者によっては同じ外構工事といっても得意分野がそれぞれ異なります。

内容によってはあまり得意な工事でない場合、下請け業者に依頼していることもあるでしょう。

そうすると仲介手数料を取られるケースもあり、費用が余計にかかることもあります。

また、情報の伝達がうまく行かず、希望とは違うものになってしまうという可能性も否定できません。

自社施工の業者の方が費用を抑えながら、より高い精度で希望を反映することができると言えるでしょう。

外構工事は簡単なものでも数十万円以上の費用がかかることが一般的です。

一度作ってしまうと簡単には作り直しできないので、完成後のイメージはもちろん、どの業者に依頼するかについてもよく検討することが重要です。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

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そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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