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2021年06月11日更新

注文住宅は格安で建てられる?ローコスト住宅について解説!

近年、注文住宅を格安で建てられるローコスト住宅が注目されています。この記事ではローコスト住宅のメリットやデメリット、注文住宅を格安で建てるためのポイントなどについて解説します。

注文住宅を格安で建てる「ローコスト住宅」とは

住宅の購入は「一生に一度の買い物」とも言われることがあるように、大きな費用がかかります。特にそれが注文住宅となると、その費用はさらに大きくなるでしょう。

しかし、最近では注文住宅を格安で建てることができる「ローコスト住宅」が注目されています。

では、ローコスト住宅とは一体どのような住宅で、どのような特徴があるのでしょうか?

ローコスト住宅の定義

ローコスト住宅とはその名の通り、低価格で販売または建築される住宅のことを指します。

一般的な住宅の坪単価は約50〜60万円ですが、ローコスト住宅では坪単価約30〜50万円ほどまで抑えられています。

しかし、ローコスト住宅の場合は、建てられる大きさに制限があるケースも多いため注意が必要です。

ローコスト住宅の特徴

ローコスト住宅は間取りや建物の形をシンプルにし、規格を設けることで費用を抑えています。また、ローコスト住宅に導入される設備等の仕様は、必要最低限のものになっているケースも多いでしょう。

注文住宅は一から設計士が間取りを考えますが、ローコスト住宅の場合はそれとは違い、一般的に間取り等があらかじめ決められています。必要に応じて変更を加える「セミオーダー」の形がとられことが多いというのもローコスト住宅の特徴です。

格安の注文住宅「ローコスト住宅」のメリットとデメリット

費用を抑えられるローコスト住宅ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

ローコスト住宅のメリット

ローコスト住宅のメリットとしては、主に以下の3つが挙げられるでしょう。

費用を抑えられる

ローコスト住宅のメリットは、何より一般的な注文住宅と比較して価格が安いという点でしょう。

住宅ローンで借りる金額も少なくなるため、借入の利息も抑えられることができ、建築費用以外の面でも金銭的なメリットのある住宅だと言えるでしょう。

工期が短い

ローコスト住宅のもう1つのメリットとして、工期が短いということも挙げられます。

ローコスト住宅はデザインもシンプルですし、住宅の規格が既に決まっています。そのため一般的な注文住宅と比較すると短い期間で家を建てることが可能です。

工期が短いということは、職人の人件費等にかかる費用を抑えることにもつながります。もし建て替えなどで仮住まいが必要な場合でも、工期が短い分、仮住まい先の家賃を抑えることができます。

品質が安定している

ローコスト住宅の場合、品質が安定しているということも大きなメリットです。

注文住宅でこだわったオーダーを行った場合、その作業に慣れていない職人が工事を担当することもあるため、職人の技術によって品質が左右されるケースがあります。

しかし、規格が概ね決まっているローコスト住宅の場合、その作業や手順に慣れた職人が工事を行うため、作業効率もよく、安定した品質で住宅を建築することができます。

ローコスト住宅のデメリット

逆にローコスト住宅のデメリットとしては、どのようなものがあるのでしょうか。大きく分けて次の3点について見ていきましょう。

設計の自由度に欠ける

ローコスト住宅はあらかじめ規格が決まっており、間取りや仕様についても数通りのプランから選んで組み合わせることがほとんどです。つまり、プランにはない住宅を作ることができません。

自由に間取りや仕様を決めたい、自分の思い通りの家づくりがしたい、という方にはあまり向かない住宅だと言えるでしょう。

オプションは別に費用がかかる

ローコスト住宅で導入する設備は、標準仕様だけでなく、オプションによって好みの設備を選ぶことも可能です。

しかし、オプションをつけて設備機器や材料のグレードを上げるとなると、価格も当然上がってしまいます。

考えなしにオプションを追加してしまうと、想定よりも大幅に費用がかかるケースもあるため、予算をしっかりと決め、必要な機能や設備に優先順位をつけた上で、どのオプションを導入するかよく検討しましょう。

メンテナンスが必要になるサイクルが短い

一般的な注文住宅と比較すると、ローコスト住宅はメンテナンス費用が高くなると言われています。

例えば、ローコスト住宅の外壁には劣化が早いとされる窯業系サイディングが用いられることがあります。一般的な注文住宅で耐用年数の長い外壁材を導入した場合と比べると、再塗装や張り替えを早めに行わなければならないケースも出てくるのです。

長期的にみるとかえってコストが高くなることもあるため、注意が必要です。

注文住宅を格安で建てられる「からくり」とは

ローコスト住宅はどうして格安で住宅を建てることができるのでしょうか。

それにはローコスト住宅ならではのいくつかのからくりがあります。どのような仕組みでコストを抑えているのか、4つの点についてご紹介します。

シンプルな形状の住宅でコスト削減

ローコスト住宅は建物が四角くてシンプルな形のものが多いのが特徴です。建物の凹凸をなくすことで壁や屋根、基礎の面積を減らしてコストを削減しています。

形状が複雑だと建てる際にもさまざまな手間がかかりますが、ローコスト住宅はシンプルな形状にすることで使う素材も必要最低限で済ますことができるのです。

材料や設備機器を一括仕入れしている

ローコスト住宅は規格が決まっているため、使用する建材や設備の種類をある程度統一することで、大量発注による仕入れのコストダウンを行っています。

また、木材等も現場で加工するのではなく、あらかじめ工場で部品化することで一括発注できる体制をつくり、コストを抑えているケースもあるようです。

シンプルな造りで工期短縮

ローコスト住宅の場合、間取りや仕様がある程度シンプルで規格化されています。

規格の決まった材料をあらかじめ工場でカットして現場での組み立てを省力化するなどの工夫等も併せて行うことで、工期が短縮でき、職人の人件費の削減にもつながっています。

広告宣伝費の削減

ローコスト住宅を取り扱っている会社で、全国的なテレビCMなどの大々的な広告を打っていることはあまありません。

このように、広告宣伝費用を削減することで、結果的に建物の建築費用の費用も抑えられています。

格安の注文住宅「ローコスト住宅」を請け負う業者の種類

ここまでローコスト住宅についていくつかご説明してきました。

それでは実際にローコスト住宅を建てるには、どのような業者に依頼すれば良いのでしょうか。

ローコスト住宅の建設を請け負っている業者として、ハウスメーカー、ハウスビルダー、そして工務店が挙げられます。ここではそれぞれの業者の特徴について確認しておきましょう。

大手ハウスメーカー

ハウスメーカーとは全国展開している大手の住宅建設会社のことです。

ハウスメーカーの特徴としては、自前で生産設備を有しており一部の建材を大量生産するなどとにかく会社の規模が大きいということが挙げられます。そのため工期が比較的短く、一定の品質が保たれるなどのメリットがあります。

しかし、大手のハウスメーカーではローコスト住宅を扱っていないケースも多いため、事前に確認しておきましょう。

ハウスビルダー

ハウスビルダーはハウスメーカほどの規模はないものの、地方都市を中心に展開している中堅の住宅建設会社のことを指します。

特定のエリアではトップシェアを持っていたりハウスメーカー以上に信頼の厚い会社も少なくありません。

ハウスビルダーは地域に根ざした会社であり、価格も地域の水準に合わせて比較的リーズナブルに抑えています。ローコスト住宅を扱っている業者の多くもハウスビルダーに分類できるでしょう。

住まい関連の事業をトータルで手掛けていることも多いため、住宅の建設についてだけではなく、土地探しなどについても対応できるケースがあります。

工務店

工務店は地域密着型の大工と職人の集団です。地域に根差した家づくりを得意としており、その地域の特性に合った住宅を提案してもらうことができます。

工務店によっては、ローコスト住宅を売りにしているところもあるため、このような業者を選べば、満足度高く費用を抑えた住宅を建てることができるでしょう。

注文住宅を格安で建てるために押さえておきたいポイント

注文住宅を格安で建てるためには、押さえておきたいいくつかのポイントがあります。最後にこのポイントについて解説します。

コストを抑えるなら平屋より2階建て

一見平屋の方が安そうに感じますが、コストを下げるには2階建てのほうが良いと言われています。

平屋で2階建てと同じ床面積を確保しようとすると、基礎部分や屋根の面積が広くなります。そのため、必要な材料が多くなり、工賃がかかるのです。また、必要な土地の面積も広くなるので、その分土地代もかかるでしょう。

また、建設で使われる部材は2階建て用のものが多く流通しています。

水まわりはまとめて配置

浴室やキッチン、トイレなどの水回りを離れた場所に配置すると配管が複雑になってしまいます。そのため、配管作業や部材等の面でコストがかかってしまいやすいのです。

水回りはなるべく近くに配置するようにすると費用を抑えることができます。

希望する機能が標準仕様でついている設備を選ぶ

導入設備にオプションを付ける場合には費用が高くなってしまいます。そのような場合は、つけたい機能が標準仕様になっている設備を探すようにしましょう。

標準仕様であれば、オプション料金が発生しないので、その分のコストを削ることができます。

保証期間の長さや内容も要確認

ローコスト住宅は、導入された部材や設備によっては、一般的な注文住宅よりも早くメンテナンスの時期を迎えるケースがあります。また、こちらに非がないにも関わらず、故障や不具合が発生するケースも考えられます。

保証の有無や適用期間、保証の内容、どのような場合に適用されるのかについて事前にしっかり確認しておくようにしましょう。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

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そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】弘中純一

一級建築士事務所アルド住宅研究所

弘中純一

一級建築士、宅地建物取引士。プレファブ住宅の開発からスタートし、以来40年にわたり住宅産業に従事。建築設計事務所・住宅リフォーム会社の経営を経て、現在は住宅の悩みを解決する、コンサルティングを中心に活動中。

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