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2023年02月10日更新

おしゃれな木造建築の家を建てたい!じっくり説明します

おしゃれで高級感のある木造住宅を建築したいとお悩みではありませんか?木造住宅はデザインの自由度が高いものの、ポイントをおさえておかないと理想とは違った仕上がりになる恐れがあります。この記事では、おしゃれで高級感のある木造住宅をつくるコツを紹介します。

おしゃれな木造住宅を建築したいとお悩みではありませんか?

木造住宅はデザインや設計の自由度が高いものの、ポイントを知っておかないと理想とは違った仕上がりになる恐れがあります。

そこでこの記事では、おしゃれで高級感のある木造住宅を建築するポイントやおすすめの依頼先などを紹介しています。

木造住宅の注意点も解説しているので、木造住宅で後悔したくない人や理想の家を作りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

木造住宅の魅力が知りたい

最初に木造住宅の魅力を確認しておきましょう。

木造住宅の魅力は次の通りです。

木材を生かした魅力

まず、木材そのものに次のような魅力があります。

  • 自然素材ならではの温かみがある
  • 調湿性や断熱性に優れている
  • 軽い

木材は、見た目から自然素材ならではの温かみが感じられます。

また、内部に小さな空洞があるため、調湿性や断熱性に優れています。

調湿性があると湿度に合わせて水分を吸収したり放出したりすることができるので、部屋の湿度変化を小さくできます。

断熱性が高いと外気温の影響を受けにくくなるので、年間を通じての温度変化が激しい日本の住宅にぴったりです。

さらに、木材は鉄骨やコンクリートより軽いので地盤への負担を軽減できます。

地盤への負担が少ないと傾いたりするリスクが低下するので耐久性が保ちやすく、長期的にみてコストが抑えられます。

木造建築物の外観や設計の自由度の魅力

木材は加工がしやすく、外観や内装、構造面での設計の自由度の高さが魅力です。

外観や内装では、日本家屋のような和が感じられる雰囲気から、モダンでおしゃれなものまでさまざまなデザインを実現できます。

また、工法によっては柱の位置が比較的自由に決められるので、広いリビングなど希望に合わせた間取りが作りやすくなります。

木造建築物の建築費用面での魅力

木造建築物は費用面でも、鉄骨造や鉄筋コンクリート造(RC造)より優れています。

国土交通省が行った建築着工統計調査報告(2021年度)による費用の違いは次の通りです。

構造1平方メートルあたりの
工事費予定額
1坪あたりの工事費予定額
木造19万円約63万円
鉄骨造29万円約96万円
鉄筋コンクリート造29万円約96万円

上記の表をみると、木造の1坪あたりの工事費予定額は鉄骨造や鉄筋コンクリート造の約3分の2になっていることがわかります。

木材は材料費が抑えやすく、また建築にかかる手間も少ないことからコストが削減しやすいとされています。

木造建築物の防火性の高さについての魅力

木造建築物は燃えやすいと思われがちですが、じつは耐火性や防火性にも優れています。

枝のような細い木材は簡単に燃えてしまいますが、柱のように太さのある木材は表面が炭化するだけで内部は燃えにくいことがわかっています。

一方、鉄骨は熱に弱いので火災が起こると変形する可能性が高く、木造建築物より倒壊するリスクが高いとされています。

木造住宅でおしゃれな高級感を出すポイント

木造住宅をおしゃれで高級感のあるものにするためのポイントは開放感と素材、そして生活感をなくすことです。

詳しく解説していきます。

斜めになった勾配天井を取り入れる

勾配天井を取り入れることで空間に開放感をもたせ、おしゃれで高級感のある家にすることができます。

勾配天井とは斜めになっている天井のことで、空間のアクセントになると同時に、天井が高くなることで部屋を広く見せられます。

スペースが限られたなかでも、できるだけ開放感を出したいという人におすすめです。

大きな窓を設置する

大きな窓も部屋に開放感をもたせられます。

日当たりがよくなり室内が明るくなるだけでなく、中庭や車庫など窓から見える景色のデザインにもこだわることで、より高級感のある雰囲気にできるでしょう。

壁や天井はシンプルにする

高級感のある空間にしたいときは、壁や天井はシンプルなデザインのものにするのがおすすめです。

壁や天井が目立つデザインだと、空間全体が雑然とした印象になり、高級感を出すのが難しくなります。

内装をシンプルにしておくことで生活感が表れにくくなり、おしゃれなインテリアも楽しみやすくなるでしょう。

オーダーメイドの造作家具をつくる

造作家具とは、オーダーメイドでつくる家具のことです。

家具を造作のものでそろえると、空間に統一感が生まれ、おしゃれで高級感のある印象になります。

既製の家具や内装のデザインに合わせてこだわりたい部分のみ造作家具にするなどメリハリをつけることで、費用を抑えつつ統一感のある空間が作れるでしょう。

木材にこだわる

おしゃれな高級感を出したいときは、使用する木材にもこだわりましょう。

例えば、ウォールナットのような落ち着いた色の木材を使うと高級感を出しやすくなります。

そのほか、ヒノキのような高級とされる木材もおすすめです。

同じ木材でも木目によって大きく印象が変わるので、高級感にこだわりたい場合は、木目を統一するなど内装だけでなく家具の木材にもこだわるとよいでしょう。

木の家を建てるときの4つの注意点

木の家はコストが安かったりデザイン性が高かったりする点が魅力的ですが、木の家だからこその注意点もあります。

ここでは、木の家を建てるときの注意点を4つ紹介します。

木材は限られた資源である

木材は自然素材のため、生産量に限りがあります。

鉄骨より安価であるとはいうものの、世界的な木材不足により価格が高騰していた時期もあります。

時期によっては価格が変動したり、木の種類によっては入手が難しかったりする可能性があり、必ずしも希望の木材が使えるとは限りません。

木材の扱いは難しい

木材は経年により反ったりヒビが入ったりすることがあるため、扱いが難しい素材です。

また、温度や湿度の変化によって伸縮する性質もあります。

木材の種類によって特性が異なるので、それぞれの特性を把握したうえで使用する必要があります。

また、木材はシロアリ被害を受けやすいので、定期的にチェックしたり事前に防虫処理したりなどの対策も必要です。

職人による技術の差

木の家は、職人の技術により仕上がりが左右されやすいので注意が必要です。

特に内装や造作家具は仕上がりの差が目に見えてわかりやすくなるので、木材の特性を熟知していて適切に扱えるところに依頼しましょう。

遮音性・耐震性・防火に配慮する

木造住宅を建てるときは、遮音性・耐震性・防火に配慮しましょう。

木造は鉄骨コンクリート造と比べると遮音性が低いため、子どもの泣き声や飛びはねている音のほか、外からの騒音が響きやすくなることがあります。

環境に合わせて窓や壁などに防音対策が必要になります。

耐震性や防火性については法律で基準が決められているので、それほど気にする必要はありません。

ただ、基準を満たしたなかでも業者により住宅の性能には差が出るので、こだわりたい場合は耐震性や防火性にこだわっている業者を選ぶとよいでしょう。

木材の種類によって異なるメリット・デメリット

一口に木材といっても、種類により特徴はさまざまです。

木造住宅に使われることが多い木材の種類と、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

ひのき

ひのきは、土台や柱などの構造部分のほかフローリングなどの内装、浴室などさまざまな用途で使われています。

耐水性や耐久性が高い、加工しやすいなどのメリットがあります。

ひのきは優れた木材ですが、油分があるので塗装がしにくく、比較的高価なのがデメリットです。

においが強いため、苦手と感じる人もいるかもしれません。

杉も構造材として使われますが、ひのきほどの強度がないので、柱ではなく土台として使用されることが多い木材です。

杉は安価でにおいが強くなく、調湿性や断熱性に優れ、加工しやすいなどのメリットがあります。

一方、合板と比べると高価であること、重度の杉アレルギーの人は使えないなどのデメリットがあります。

また、杉は調湿性が高いため湿度による伸縮が大きく、湿度が下がりやすい冬には収縮しやすいです。

そのため、床材などで使用していた場合はすき間が目立つことがあります。

松は、国産のほか海外から輸入されているものが多くあります。

欧州アカマツはパイン材とも呼ばれ、床材や壁材、梁などのほか、家具の材料としても使用されています。

柔らかく加工しやすい、調湿性や断熱性が高いなどのメリットがあります。

また、欧州アカマツは安価です。

傷つきやすいことなどがデメリットです。

松はシロアリに好まれやすいので、しっかり対策をとっておく必要があります。

また、杉と同じく湿度の影響を受けやすいので、空気が乾燥する時期には縮みやすくなります。

ヒバ

ヒバは耐久性や防虫性が高いため、土台や柱などによく使われています。

耐久性や防虫性が高いこと、消臭・脱臭効果があることなどがメリットです。

デメリットとしては、においが強いことなどが挙げられます。

ヒバはひのきや杉に比べると国内の分布量が少なく、成育スピードも遅いため、希少な資源とされています。

そのため、高価になりやすく、優れた木材であるものの使いづらいのが難点です。

ナラ

ナラは北欧風のインテリアに馴染むナチュラルな色合いが特徴で、いすやテーブルなどの家具のほか、床材としても使用されています。

北海道産のナラはジャパニーズオークとも呼ばれ、北米やヨーロッパのオークに見た目がよく似ています。

耐水性や耐久性に優れていますが、高級木材とされているため、コストがかかるのが難点です。

他には、防虫性が高いこと、塗装しやすいことがメリットです。

加工が難しいというデメリットもあります。

けやき

けやきは古くから構造材や家具材などとして使われてきました。

けやきも耐久性が高く、傷がつきにくい優れた木材です。

和風の木造建築に合いますが、かたいので加工が難しいとされています。

また、木目がきれいなこともメリットの一つです。

栗の木

栗の木も構造材や家具として広く使用されています。

耐水性に優れているため、水回り内装材としても使われることがあります。

栗の木は木目がはっきりしていて、木材らしさを感じることができます。

ただ、乾燥させるのが難しく希少性が高いため、価格が高くなりやすいのがデメリットです。

他には、耐久性に優れているというメリット、加工が難しいというデメリットがあります。

木造建築の住宅を建てるためにかかる費用相場

木造住宅を建築するときにかかる費用の平均は次の通りです。

面積2階建て戸建て平屋
1坪あたり約60万円~約80万円約60万円~約90万円
30坪約1,800万円~約2,400万円約1,800万円~約2,700万円

平屋は2階建てに比べるとやや費用が高くなる傾向があります。

これは、平屋のほうが基礎や屋根の面積が大きくなるためです。

ただ、注文住宅にかかる費用は、依頼先や設備のグレード、使用する素材などさまざまなことに影響され大きく変動します。

複数の業者から見積もりをとり、相場を見きわめることが大切です。
 

引き渡しまでの流れ

実際に木造住宅を建築するときの流れは以下の通りです。

予算とイメージ像を作り、施工会社を検討

まずは予算とイメージ像をつくり、施工会社を検討しましょう。

ローンの仮審査を行うと、おおよその借入可能額がわかるので、予算が組みやすくなります。

また、どのような家を作りたいかをイメージしておくと施工会社が検討しやすいです。

施工会社によってできることや費用が異なるので、複数社に目星をつけ見積もりを依頼しましょう。

「施工会社を一から探すのは面倒だ」という人には、ハピすむの活用がおすすめです。

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3社まとめて見積もりがとれるので、時間がない人や施工会社のことがわからなくて困っているという人にぴったりです。

まずは、信頼できそうな業者を見つけて絞り込んでいきましょう。

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施工先が決まったら細かな打合せ

施工先が決まったらいよいよ打合せが始まり、間取りや内装・外装のデザインなど細かい部分を決めていきます。

打ち合わせには約3カ月~約6カ月かかることもあるので、余裕をもって計画を立てておくことが大切です。

工事請負契約の締結、着工

プランが確定したら正式に工事請負契約を締結し、工事が始まります。

希望があれば、着工前に地鎮祭や上棟式などを行うこともあります。

工事にも約3カ月〜約6カ月かかります。

建物の完成と市町村の検査、引き渡し

建物が完成したら、建築基準法など各法規を守って建築されているかの確認を市町村が行います。

引き渡し前には、施主も完成検査を行い、図面通りに建てられているか、不備がないかなどを確認します。

必要に応じて修正を行い、正式に引き渡しとなります。

デザインにこだわった木造住宅を建てる

注文住宅の依頼先には、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などがありますが、デザインにこだわった住宅を建てるときは設計事務所がおすすめです。

注文住宅の依頼先とそれぞれの特徴を解説していきます。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、全国など広いエリアに拠点をもつ大規模の住宅会社です。

大手ならではの安心感があります。

家の構造がパターン化されていることが多いので、デザインにこだわって独自性の高い家を作りたいという人には不向きかもしれません。

ただ、ハウスメーカーによって自由度は異なっており、もともとデザイン性にこだわっていることもあります。

モデルハウスで雰囲気がつかめるので、事前に確認してみるとよいでしょう。

ハウスメーカーの魅力は、倒産のリスクが低かったり、モデルハウスでイメージがつかみやすかったりする点です。

また、土台となるプランがあることから、打ち合わせ回数は比較的少ないとされています。

ただ、テレビCMなど宣伝などにお金をかけていることが多く、その分が建築費にも上乗せされるので費用が高額になりがちです。

工務店

工務店は、ハウスメーカーより小規模の住宅会社です。

地域密着型である場合が多いです。

ハウスメーカーより設計や設備の選択肢が多く、コスト重視やデザイン重視など希望通りの家を作りやすいというメリットがあります。

その分打ち合わせ回数は多くなる傾向があります。

また、宣伝にはそれほどお金をかけないことから、ハウスメーカーに比べると費用が抑えやすいでしょう。

ただ、ハウスメーカーより倒産などのリスクが高い場合が多く、技術力やデザイン性も業者による差が大きいことから、優良業者を見極める必要があります。

建築家/設計事務所

設計事務所は建築家が在籍している事務所です。

設計事務所では、パターン化された図面があるわけではなく、施主の希望に合わせて一から図面を描き起こします。

そのため、希望を実現しやすく、オリジナルの家が作れるのが大きな魅力です。

また、建築家は専門知識が豊富なため、建築基準法など各法規に詳しいのはもちろん、家の性能についてもプロの目線から的確なアドバイスがもらえます。

ただ、設計事務所はデザインや間取りが個性的な場合が多いので、希望に合うところを探す必要があります。

自由度が高い分、打ち合わせにも時間がかかるので、入居までの時間が限られている人には不向きと言えるでしょう。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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