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2018年12月18日更新

寝室のリノベーションを成功に導いた事例とは

寝室のリノベーションを成功に導いた事例をベースに、リノベーションのポイントをピックアップして解説しています。また、寝室をリノベーションする際にかかる費用、おおよその期間、気をつけておきたいポイントをお伝えします。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

寝室をリノベーションした事例

寝室 リノベーション

寝室リノベーションに際して、気をつけたいポイントについてお伝えします。ポイントを押さえて、自分の理想の寝室にリノベーションしましょう。

窓から入ってくる太陽

寝室の窓をどの方角に設置するかは、一日の生活リズムに大きな影響を与えます。最近のトレンドは東の方角です。これは日が昇るとともに太陽の光が寝室に入り、気持ち良い朝を迎えることができると考えられているからです。

朝の日差しは人間の体内時計をリセットする効果がありますので、朝から行動するにはぴったりです。

逆に日々の生活リズムで起床が遅くなる方には、東向きは不向きでしょう。別の方角に窓を設置するか、カーテンで光を遮断することで十分な睡眠を取れる環境にすることができます。

特に昼夜逆転するような生活サイクルを送っている方には、北側の窓がおすすめです。北側からは、一日を通して一定の穏やかな光が入ってくることが知られています。

リノベーションで窓を増設する場合は約50万円ほどの予算があればいいでしょう。サイズにもよりますが、小窓であれば約15~20万円がひとつの目安となります。

物音が響かない静かな空間

快適な睡眠は静かな空間から生まれます。そのため、物音が出やすいトイレやキッチンなどの水回りからはなるべく遠ざけた位置に寝室を配置するのが基本になります。

ほかにも物音が出やすいスペースとしてリビングが挙げられます。他の部屋との兼ね合いもありますが、できれば寝室とリビングも離して配置したいところです。

また、交通量の多い道路側や子供部屋とも離して、周囲から音が伝わりにくい位置にあると良いでしょう。

そうは言っても、間取りがありますので、すべての条件を満たすのは現実的には難しいかもしれません。その場合には、リノベーションで寝室の壁の防音性能を高めることで、寝るのに適した寝室にすることができます。

壁の防音工事費用の目安は6畳間で(約18~30万円)ほどです。

ほかにも、廊下側からの音が気になる場合には、室内ドアを防音用(約15~20万円)のものにすることもできます。窓からの音の場合には、窓を小さくしたり、防音窓(約5~10万円)にすることも考えられます。

キレイな空気

寝室の環境で見逃しがちなのが、寝室の空気の質です。リノベーションの際に機能性の高いエアコンや空気清浄機の購入を考えるのもいいかもしれません。

最新のエアコンには温度だけでなく湿度もコントロールしてくれる機能がついているものもあります。

防臭効果が期待される漆喰や珪藻土などの「塗り壁」を採用するのも、選択肢のひとつです。塗り壁には調湿効果もありますので、湿度を保つことにも役立ちます。費用としてはビニールクロスの約2~5倍程度です。

また、壁のリノベーションをすることで、温度の問題も改善できます。夏は暑く、冬が寒い部屋には壁に「断熱材」を導入することをおすすめします。費用は寝室の広さにもよりますが、目安として約25~50万円を考えておくといいでしょう。

寝室をリノベーションする際に掛かる費用

寝室の広さやリノベーションのレベルによって費用はばらばら

寝室のリノベーション費用については、寝室の広さやどの程度のリノベーションを行うか、また現在の住まいの状況によって、大きく変わってきます。

あくまで、ひとつの目安としては、以下のようなパターンが考えられます。

約50万円前後

6畳前後の小さめの寝室をリノベーションした場合です。クローゼットの収納や壁紙、天井の張替えを行って、寝室の雰囲気を変えることができます。

約50~150万円

8畳以上の大きめの空間をリノベーションして寝室にする場合が考えられます。空間が大きくなりますので、その分使用する部材も多くなります。ダウンライトなど照明を変えることで雰囲気のある寝室となります。

約150万円以上

間取りの変更を伴う寝室のリノベーションが考えられます。大きめの寝室に収納や造り付け家具を施工します。壁を造作したり、照明を変更したりなど、大規模なリノベーションで快適な寝室を手に入れることができます。

マンションの寝室リノベーションの場合のおおよその費用

マンションの寝室リノベーション費用は、上記のようにリノベーション内容によって費用が大きく変わります。費用の目安としては壁紙の変更などで約30万円から、大きく間取りを変える場合には約100万円以上を見越しておいた方がいいでしょう。

戸建ての寝室リノベーションの場合のおおよその費用

戸建ての寝室リノベーションはマンションよりも自由度が高く、窓の設置や増改築も視野に入れたリノベーションが可能です。費用の目安は、簡単なものでは約30万円から、増改築を伴いますと約100万円以上の費用が想定されます。

寝室をリノベーションする際に掛かるおおよその期間

寝室 リノベーション

寝室の広さやリノベーションのレベルによって期間はばらばら

寝室をリノベーションする際の期間は、寝室の広さ、リノベーションのレベルによって大きく変わります。

また、住まいの状態によっても違ってきますが、ひとつの例として、リノベーションの期間は以下のようになります。

約1~3日

壁紙の張替え、床の張替えはそれぞれ約1~3日で完了します。機能性壁紙などに変えて寝室の雰囲気を変えるだけならこれぐらいです。ただ、塗り壁ですと乾く時間も必要になりますので、最低でも3日はかかります。

約2~4週間

間取りの変更を伴うようなリノベーションの場合には約2~4週間かかります。収納を追加したり、壁の位置やドアを変更したりなど、かなり自由にリノベーションをすることができます。

約1カ月以上

マンションの場合はスケルトンリフォーム、戸建ての場合には増改築を伴う全面リノベーションをする場合、1カ月以上の期間を要します。大規模なリノベーションになりますと、1部屋のみとは限りませんので、これぐらいの期間が目安となります。

マンションの寝室リノベーションの場合のおおよその期間

マンションの寝室リノベーションでも上記のように、リノベーション内容などによって、期間が変わってきます。壁紙や床の張替えで約3日前後、間取りの変更や収納追加で約1カ月ほど、全面リノベーションの場合には1カ月以上かかるでしょう。

戸建ての寝室リノベーションの場合のおおよその期間

戸建ての寝室リノベーションは自由度がマンションよりも高いため、大きな変更をする場合には、その分期間も必要となります。室内の全面リノベーションで約1カ月ほど、増改築をする場合には、それ以上の期間を見越しておくといいでしょう。

寝室をリノベーションする際の留意点

寝室をリノベーションする場合は、いくつか留意しておいた方がいい点があります。事前に確認して、スムーズなリノベーションを行いましょう。

リノベーション中は別室の寝室を用意する

寝室のリノベーション中は、当然寝室を使うことはできません。リノベーション中はどこで寝るかについて、事前に考えておきましょう。

大規模なリノベーションを考えている場合には、ビジネスホテルに泊まったり、短期間向けの賃貸マンションで寝泊まりすることも考える必要があるかもしれません。

また、新しい寝室には、新しい寝具を持っていきたい方も多いと思います。そのような場合は、リノベーション完成時までに寝具の手配を忘れないようにしましょう。

他の部屋との間取りを意識する

リノベーションで間取りも変更する場合には、寝室と他の部屋との関係も意識してみましょう。ライフステージによって、理想的な位置関係も変わっていきます。

たとえば、年齢を重ねると、夜にトイレに行く機会も増えてくるものです。音の関係で、寝室から遠ざけておきたいと思っていたトイレですが、老後のことを考えたリノベーションであれば、寝室との距離を近づけることも考慮するといいでしょう。

人生の3分の1を過ごす寝室なので寝室のリノベーションは特に重要

ひとは一日の約3分の1を寝て過ごすと言われています。つまり人生の3分の1は寝室で過ごしていることになります。そんな人生の大半を過ごす寝室は心と身体の健康を整える大切なお部屋です。しっかりと考えて良い寝室にしてください。

最後に、快適な寝室を作るポイントをいくつかお伝えします。

  • 寝室をゆったりと感じるためには8畳ほどあるといい
  • ベッドで寝る場合には大きめのベッドを使う
  • ベッド周辺には60センチほどの通路スペースを空けるようにする
  • 災害に備えて、家具は最低限にする

将来のことを考えて、バリアフリー化も検討する各部屋個別工事であれば大手ハウスメーカーより地域の身近な工務店の方が何かと行き届いた相談に乗ってくれるでしょう。電話セールスや飛込み営業の場合ほとんどが外注工事の営業会社なのでお勧めできません。いずれにしても工事会社には必ず一度は訪問し経営者の人柄や設備の整理整頓状況など確認しておきましょう。

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