2023年12月14日更新

監修記事

エコバスリフォームとは?

お風呂のリノベーションについて費用や相場をお伝えします。お風呂のリノベーションをするメリットやその際の注意点をしっかり押さえておきましょう。また風呂を安くリノベーションするコツや今人気のエコバスリフォームについても解説しています。

お風呂リノベーションの費用

お風呂のリノベーションを考えた場合、はじめに気になることの一つとして費用があると思います。

お風呂のリノベーション費用は、リノベーション前のお風呂の状態やリノベーション内容やグレードによって大きく変わります。

一般的な工事費用は約50万円~約300万円と幅広くなっています。

ただ、一般的なお風呂リノベーションの平均工事費用は約100万円~約120万円前後となっていますので、こちらの価格を目安にするといいでしょう。

お風呂の工法と特長

お風呂は施工する方法から2つに分けられます。1つはユニットバスと呼ばれる、壁・床・浴槽が一体となっているものです。

もうひとつは在来浴室といって、防水処理をした室内に浴槽などを設置した昔からある工法のものです。

近年は、多くのお住まいがユニットバスになっています。

そのため、お風呂のリノベーションには大きく3つのパターンがあります。

  • 在来浴室のままリノベーション
  • 在来浴室からユニットバスにリノベーション
  • ユニットバスを新しいユニットバスにリノベーション

ここで費用面を考えますと、もっとも高くなりがちなのは「在来浴室からユニットバスにリノベーション」になります。

これは、他のリノベーションに比べて、下地処理をする必要が出てくるケースが多いためです。

なお、お風呂リノベーション費用の中で多くを占めるのは浴槽(ユニットバスであればユニットそのもの)と工事費用です。

そのため、費用を抑えたい場合にはこの2点をどのようにするかがポイントになります。

お風呂リノベーションのパターン別費用相場

お風呂をリノベーションする際、費用はどのくらいかかるのでしょうか。お風呂リノベーションのパターン別に費用相場を見ていきましょう。

お風呂リノベーション パターン別費用相場

工事内容 費用相場
ユニットバス全体交換 約60万円〜約120万円
在来浴室からユニットバス 約80万円〜約120万円
在来浴室から在来浴室 約110万円
バリアフリー対応 約150万円

在来工法から在来工法へリノベーション

在来工法から在来工法へリノベーションする場合、タイル貼り・浴槽の交換・床や壁の仕上げなどを行います。

その際、ユニットバスより現場に必要な業者の数が多くなるため、費用はユニットバスに比べて高額になる傾向にあります。

在来工法から在来工法へリノベーションする費用は、約110万円が相場です。

在来工法の場合、浴槽・部品・デザインなどによっても費用は異なります。

在来工法からユニットバスへリノベーション

お風呂のリノベーションで多いのが在来工法からユニットバスへのリノベーションです。

こちらはユニットバスのグレードや追加設備などによって費用が異なります。

在来工法からユニットバスへリノベーションする費用は、約80万円〜約120万円が相場です。

ユニットバスから新しいユニットバスへリノベーション

古くなったユニットバスを新しいユニットバスへ交換する工事は、マンションなどの共同住宅で比較的多いケースとなります。

既存のユニットバスの広さが足らない場合、コンクリートの躯体ではない木造部分の壁を撤去してから新しいユニットバスを入れることもあります。

ユニットバスから新しいユニットバスへリノベーションするときの費用は、ユニットバスのグレードによっても異なりますが、約60万円〜約120万円が相場です。

バリアフリーのお風呂へリノベーション

浴室をバリアフリー仕様にするリノベーションでは、お風呂のドアを引き戸にする・バリアフリー仕様の新しいユニットバスに交換する・断熱材を入れてヒートショック対策を行うなどの方法があります。

バリアフリーのお風呂へリノベーションするときの費用は約150万円が相場です。

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浴室を拡張する場合の費用と工期の相場

お風呂のリノベーションは浴槽を替えるだけでなく、間取りを変更して浴室を拡張する方法もあります。

たとえば、増築によって室内のスペースを広げたり、室内の間取りを少し変えたりして浴室のスペースを拡張する方法です。

浴室に洗面所や脱衣所が隣接している間取りのお家は多いと思いますが、この洗面所や脱衣所との間の間仕切り壁を移動させて浴室のスペースを広げる方法もあります。

その他の方法として、間仕切り壁の厚みを薄くすると、今より少し広いユニットバスに交換できることもあります。

間仕切り壁の厚みを薄くする方法だと、浴室の大幅な拡張ができない傾向にありますが、間仕切り壁を移動できないときの手段として有効だとされています。

このような拡張工事の場合、間仕切り壁の移動や間仕切り壁の厚みを薄くするのに、約15万円〜約30万円の追加費用と約1週間程度の工期が相場です。

浴室の位置を移動する場合の費用相場

間取りの使いにくさや、介護の必要性などの理由から、浴室の場所を移動させたいという場合は、工事費は約100万円〜約250万円程度、工期は約2週間〜約1カ月程度が相場となっています。

浴室を移設させるには、部屋の構造だけでなく給排水管や給湯器なども関わってくるため、大がかりな工事になることが多いです。

また、給排水管に水をスムーズに流すためには勾配が必要なため、長い距離の移設になると、それだけの床下の高さが必要になり、マンションなどでは難しい場合もあります。

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100万円以下の風呂のリノベーション事例

100万円以下でお風呂をリノベーションした事例をご紹介します。

費用を抑えたリノベーション

リフォーム費用 約80万円(税込)
施工期間 約6日
施工会社 みやこリフォーム

中古マンションの購入に伴う浴室リフォームの事例です。

「費用を抑えたい」というご要望から、最低限の機能を満たしたシンプルな造りのユニットバスを採用していますが、シャワーヘッドと水栓はメタル調のものを取り付けることでデザイン性がアップ。

水栓は、別メーカーのものを取り寄せてメタル調を実現することができました。

手入れのしやすい素材へのリノベーション

リフォーム費用 約87万円(税込)
施工期間 約6日
施工会社 みやこリフォーム

リノベーション前もユニットバスでしたが、経年劣化と長年蓄積した汚れが落ちずお掃除の手間がかかっていました。

リノベーション後は、取り外して丸ごとすっきり洗えるカウンターや、水垢などの汚れが付きにくい壁や床、凹凸の少ない水栓など、お掃除しやすいお風呂になりました。

また、保温性や節水機能などその他の機能に加え、白を基調としつつも一部に木目調のパネルを使ったナチュラルテイストのデザインで、明るく清潔感のある浴室を演出しています。

浴槽をサイズアップしたリノベーション

リフォーム費用 約87万円(税込)
施工期間 約6日
施工会社 みやこリフォーム

マンションのユニットバスを交換し、ワンサイズ大きな浴室にサイズアップした事例です。

最新のユニットバスは、古いタイプのものよりも空間を有効活用できるようになっているため、ユニットバスを交換するだけでワンサイズアップすることがあります。

ただし、それには入念な現状確認が必要であるため、リフォーム会社の担当者だけでなくメーカーによる確認も行い、ワンサイズ大きなユニットバスを入れることができました。

新しいユニットバスには、頭の真上からシャワーを浴びることができるシャワーフックを取り付けました。

150万円以下の風呂のリノベーション事例

続いて、150万円以下でお風呂をリノベーションした事例をご紹介します。

温水式浴乾と給湯器も交換したリノベーション

リフォーム費用 約146万円(税込)
施工期間 約7日
施工会社 みやこリフォーム

中古マンションの購入に伴う浴室リノベーションの事例です。

ゆったりとした1620サイズのユニットバスに、グレードアップした人工大理石の浴槽は、高級感が漂っています。

このお風呂のリノベーションに伴って、浴室暖房乾燥機と給湯器の交換も行いました。

お天気が悪く外に洗濯物を干せない日の洗濯や、冬場の入浴も快適で、古い給湯器の故障の心配もなく安心して利用できるお風呂になりました。

タイルのお風呂からユニットバスへリノベーション

リフォーム費用 約150万円(税込)
施工期間 約7日
施工会社 みやこリフォーム

古い在来浴室からユニットバスにリノベーションしたことで、お掃除のしやすさと断熱性がアップした戸建ての浴室工事の事例です。

また、プロパンガスを使った給湯器から追い炊き機能付きのエコキュートに交換したことで、光熱費や水道代の節約も大いに期待できます。

新しい浴槽は、サイズは以前と同じながらも人間工学に基づいた設計になっているので、ゆったりとリラックスできるようになりました。

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150万円以上の風呂のリノベーション事例

最後に、浴室リノベーションの中では高額な150万円以上の事例をご紹介します。

浴室暖房乾燥機を導入したリノベーション

リフォーム費用 約188万円(税込)
施工期間 約8日
施工会社 みやこリフォーム

古いタイルのお風呂からユニットバスへのリノベーション事例です。

既存の浴室スペースに合うユニットバスのサイズ選びに苦労する、間口が狭くて奥行が深い住宅でしたが、2.5cm刻みで調節できるタカラスタンダードのユニットバスを採用し、ぴったり合わせることができました。

このユニットバスは、浴室全体が保温材でくるまれていて冬場でもひんやりしないのですが、さらに新しく浴室暖房乾燥機を導入したことで寒い季節の入浴も快適な上に、雨が続く日のお洗濯も心配ありません。

ジェットバスやヘッドシャワーを付けたリノベーション

リフォーム費用 約286万円(税込)
施工期間 約1週間
施工会社 みやこリフォーム

リクシルの最上級グレードユニットバス「スパージュ」を採用し、ガス式の浴室暖房乾燥機も交換したリノベーション事例です。

高級感あふれる石目調のタイルは、最上級グレードならではのセラミック製。

耐久性と清掃性に優れた素材です。

また、浴槽にはオプションで、肩からお湯を流す肩湯とジェットバスを追加し、お風呂でのリラックス度がさらに高まりました。

シャワーは手をふさがないヘッドシャワーと、ミストやマッサージ水流などを選べるエコアクアシャワーSPA。

毎日、贅沢なバスタイムを堪能できる浴室に仕上がりました。

風呂をリノベーションする際の見積書の内訳

お風呂をリノベーションする際の費用は、概ね以下の内訳になっています。

ユニットバス製品代 約30万円~約80万円
既存の浴室の解体・撤去費 約3万円~約13万円
仮設工事費 約1万円~約3万円
基礎・土間打設工事費 約2万円~約7万円
排水・配管工事費 約3万円~約10万円
電気工事費 約3万円~約6万円
新規ユニットバス組み立て費 約8万円~約10万円
ドア・壁補修費 約5万円~約10万円
その他補修費(場合によって) 約2万円~約15万円
産廃処分費 約2万円~約3万円
諸経費・管理費 約5万円~約8万円程度
(施工費の5%~15%)

ユニットバスの本体価格は、グレードが3段階となっています。

ベーシックグレードで約30万円前後、ミドルグレードで約50万円前後、ハイグレードで約80万円前後となり、どのグレードのユニットバスを選ぶかで、金額が大きく変わってきます。

仮設工事は、搬出入費や養生費と記載されていることもあります。

搬出入費とは、駐車場と現場の間を、材料や解体した廃材などを運ぶのにかかる費用です。

養生費とは、工事場所までの通路や作業場所の壁や床が傷つかないように保護するための費用です。

諸経費や管理費は、現場をスムーズに進行するためにかかる経費で、通信費や現場周辺の駐車場代などが含まれています。

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風呂をリノベーションする際のオプションと料金

お風呂をリノベーションする際には、以下の内容と費用で追加できるオプションがありますので、参考にしてみてください。

手すり・握りバー 約4,000円~約1万円(1本あたり)
浴室テレビ 約3万円~約14万円
ジェットバス 約12万円~約30万円
追い焚き機能 約5万円~約30万円
浴室暖房乾燥機 約10万円~約40万円

オプションを付けると費用が一気に高額になることもありますので、予算や今後のライフスタイルも含めて検討しましょう。

たとえば、忙しくてゆっくり浴槽で過ごす時間がないのにジェットバスや浴室テレビをつけて、ほとんど使わなくて後悔したというケースや、お子さまの独立に伴って追い焚き機能がすぐに必要なくなったというケースなどがあります。

また、ショールームでさまざまな機能を体験すると魅力的に感じてしまい、いろいろなオプションを付けたくなるものです。

ご家族でしっかり相談したうえで、慎重に考慮することをおすすめします。

風呂をリノベーションする費用が変わる要因

お風呂のリノベーションは、以下の要因によって費用が大きく異なってきます。

ここでは、それぞれの要因について解説します。

在来工法かユニットバスか

在来工法のお風呂は、浴室自体の広さやデザイン、浴槽の種類や素材、床・壁などの素材、窓の大きさや位置などを自由につくることができます。

しかし、すべてがオーダーメイドで現場作業によって仕上げるため、工期は長く、費用も高くなりやすい傾向にあります。

ユニットバスの場合は、工場で製造されている既製品のため、細かい仕様やデザインなどはある程度決まっているものから選ぶことになります。

そのため、現場ではすでに出来上がっているパーツを組み立てる工事となり、在来工法と比べ工期が短く、費用も安くすみやすいです。

戸建てかマンションか

ユニットバス本体は、戸建て用とマンション用を比べるとマンション用のほうが少し高い傾向にありますが、そこまで大きな差はありません。

しかし、戸建て住宅の浴室は、マンションよりも広いスペースが確保されているケースがあります。

その場合、大きなサイズの浴槽またはユニットバスを入れることになるため、費用が高くなる可能性があります。

また、マンションの浴室工事は、構造や管理規約などの問題から自由度が低い傾向にあるため、大掛かりな工事を行うケースは少ないです。

それに比べ、戸建てでは増築や間取り変更、移設など大掛かりな工事になることもあるため、マンションの浴室工事よりも費用が高くなりやすいです。

ユニットバスのグレード

現在、浴室の工法で主流となっているユニットバスですが、グレードが3段階ほどに分かれていて、どのグレードを選ぶかで数十万円単位で価格が異なります。

安価なものなら約30万円程度ですが、高級品のユニットバスを選んで、さらにオプションの機能をつけたり、素材のグレードアップなどをしていけばその価格は約100万円を優に超えることもあります。

どんなユニットバスを選ぶか、どんなオプションをつけるかは、工事費用を大きく変動させる要因です。

ユニットバスのサイズ

ユニットバスの価格は、サイズによっても大きく異なります。

たとえば、戸建て用のユニットバスで0.75坪サイズのものであれば、約40万円〜となりますが、1坪や1.25坪のものなら約50万円〜、1.5坪のゆったりサイズのものなら約60万円〜となっています。

お風呂のリノベーションを検討するなら、まずは現状のお風呂のサイズ確認から始めて、予算感を掴んでおくといいでしょう。

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お風呂のリノベーション 工事期間の目安

工事内容 期間
ユニットバス全体交換 約4日前後
在来浴室からユニットバス 約1週間前後
在来浴室から在来浴室 約2週間~1カ月

在来浴室からユニットバスへリノベーションする場合、多少オプションなどによって変動することもありますが約1週間前後が工事期間の目安となります。

在来浴室から在来浴室へリノベーションする場合は1枚ずつタイルを貼っていくなどの工程が発生するので、他のケースより工事期間が長くなりがちです。

場合によっては約1カ月ほどかかることもあります。

逆にユニットバスを丸ごと新しいユニットバスへリノベーションする場合は、それほど長くかかりません。

約4日前後が工事期間の目安となるでしょう。

お風呂のリノベーションを安く抑える3つのコツ

お風呂のリノベーションを安く抑えるために3つのコツがあります。

適切な費用で理想のお風呂リノベーションをしましょう。

コツ1. グレードの低い浴槽を選ぶ

お風呂リノベーションを安く抑える1つ目のポイントは「浴槽」です。

浴槽には、一般的なものとしてFRP、人工大理石、ホーロー、ステンレスの4つの種類があります。

FRP

繊維強化プラスチックとも呼ばれ、浴槽に多く用いられています。

ほかにもヨットの船体にも使われるなど、防水性に優れており、樹脂であるためサビが出づらく、比較的安価です。

デメリットとしては、耐久性がやや低く、寿命目安は約20年程度と言われています。

人工大理石

大理石のような温かみのある質感が特徴です。

表面がなめらかでカラーやデザインが豊富、また見た目の高級感があります。

デメリットとしては、傷がつきやすいことが挙げられます。

ホーロー

ホーローは、金属素材の上にガラス質のコーティングがなされたものです。

樹脂や人工大理石とは違った上質な光沢が魅力で耐久性もあり、保温性もあります。

デメリットは、大量生産ができないため価格が高めであることです。

ステンレス

在来浴室で主に用いられ耐久性が高く、金属光沢が特徴です。

デメリットは、水垢やキズが目立ちやすい点などがあります。

これらの中で、FRPがもっとも安価となっています。

FRPは安いものであれば約2万円台で購入可能です。

また、価格の安さ以外にも「種類の豊富さ」「補修工事のしやすさ」などのメリットもある素材となっています。

お風呂リノベーションを安く抑えるなら、FRP浴槽がおすすめです。

コツ2. 浴室工事リフォーム専門の業者を探す

お風呂リノベーションを安く抑える2つ目のポイントは「業者選び」です。

浴室リノベーションの工事実績がある業者は「仕入れ力(メーカーから大量に資材を仕入れている)」と「技術力」があります。

リノベーションした後もそのお風呂を使い続けるわけですから、工事費用が安いだけでは意味がありません。

しっかりと実績に基づいた技術力がなければ、不完全なリノベーションを行われる可能性があります。

そのような場合、再工事が必要になることも考えられます。

そこで、浴室リノベーション実績と実力を見極めるためにも「最低でも3つの業者に見積もり」を行い、費用と実績を比較することが大切です。

こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。

コツ3. オプションを厳選する

せっかくお風呂をリノベーションするのなら、いろいろオプションを付けたい!と思う人も多いでしょう。

しかし、リノベーションにかかる費用を抑えたいのなら、どのオプションを付けるのか厳選することをおすすめします。

欲しいオプションがたくさんあるのなら、まずそれらに優先度をつけてみましょう。

優先度が高いものから選ぶのがオプションを厳選するコツです。

付けたいオプションがたくさんあるという人も本当にそれが必要なのか、一度ぜひ冷静になって考えてみてください。

コツ4. 補助金・減税制度を活用する

リノベーションにかかる費用を抑えたいのなら、補助金や減税制度を活用できるかどうか検討してみるのも良いでしょう。

必要条件を満たすことができれば、これらの制度を活用することも可能です。

お風呂のリノベーションなら「エコリフォーム」や「バリアフリーリフォーム」についての補助金を受けられる可能性があります。

また投資型減税やローン型減税、固定資産税に関する減税制度も。

ただし、補助金や減税制度の利用が可能かどうかはリフォーム会社に相談し、確認するようにしてください。

これらの制度が受けられるかどうか、条件が複雑になっていることが多々あります。

また時期により受付が終了している制度もあるので、確認することが大切です。

補助金や減税制度の活用を検討している場合は、プロに相談するのが確実なのです。

※2020年12月時点での情報です。

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快適なお風呂にリノベーションするためのポイント

1日の疲れを癒すことができる快適なお風呂にリノベーションするためには、どのようなポイントに気をつければいいのでしょうか。

具体的な内容を見ていきましょう。

お風呂の内装とカラーにこだわる

お風呂をリノベーションする際、内装とカラーにこだわることがポイントです。

お風呂のカラーは、明るいホワイト系の色とシックなブラック系の色に大きく分けられます。

明るいホワイト系であれば、膨張色のためお風呂が広く見えたり、水アカが目立ちにくいなどのメリットがあります。

一方、シックなブラック系の場合、重厚感や高級感を感じさせる内装になるため、まるでホテルのような落ち着いた雰囲気の内装が可能でしょう。

ホワイト系やブラック系ではそれぞれの色がもたらす特徴や効果が異なるため、理想とするお風呂に近い色を選ぶのがポイントです。

また、どちらであっても、アクセントとして木目調のパネルを導入したり、大理石調のパネルを選んだりすることでよりおしゃれなお風呂にリノベーションすることができます。

快適に使用できる浴槽設備を選ぶ

お風呂の浴槽といえども様々な種類があります。

浴槽の種類とメリットは以下の通りです。

変形ワイド浴槽:半月型の浴槽で複数人で入ることができる広さがメリット。

お子さまとご一緒など、家族で入る機会が多い人におすすめです。

ステップつき浴槽:半身浴や介護で座った状態で入浴したい場合におすすめの浴槽。

反対向きに入ると足を伸ばしての入浴も可能です。

小柄な方やお子様の場合は脚をかけられるので沈み込みの防止にもなります。

また、浴槽の湯量の節約にもなります。

高断熱システムバス:お湯の温度が下がりづらい高断熱の浴槽です。

高断熱で湯温を保つため、光熱費も抑えられます。

入浴方法や誰が使うかによって適した浴槽のデザインが異なるため、家族とよく話し合って浴槽を決めていくといいでしょう。

お手入れしやすい設備を選ぶ

お風呂はほぼ毎日使う場所のため、可能な限りお手入れしやすい設備を選ぶのが重要です。

特にお風呂は湿気を伴うため、水アカやカビが気になりやすくなります。

お風呂の設備では、汚れにくく乾きやすく加工されている床があります。

床が乾きやすくなることでカビが発生しにくくなり、お手入れが楽になるでしょう。

また、乾きやすい床は滑りにくいため、お風呂での転倒防止にも役立ちます。

その他にも、排水口にたまりやすいゴミを処理しやすい形状にした排水口や、浴槽の表面を滑らかにすることで汚れや水アカが溜まりにくくお手入れしやすくなるなどの工夫がされているお風呂もあります。

お風呂のドアの種類とそれぞれのメリット・デメリット

お風呂のドアには中折れ戸・引き戸・開き戸の3種類があります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。

中折れ戸のメリット・デメリット

中折れ戸は、ドアの真ん中が縦に中折れするタイプのドアです。

中折れ戸は狭いスペースでも設置できるのがメリットです。

一方、中折れ戸は、長期間使用していると中折れ部分が壊れやすくなるのがデメリットとなります。

引き戸のメリット・デメリット

引き戸は、横にスライドさせて使用するタイプのドアです。

軽い力で開閉できるため高齢者や体が不自由であっても使いやすいのがメリットでしょう。

比較的開口幅も広く取れます。

しかし、ドアのレール部分にゴミが溜まりやすくなるのがデメリットとなります。

開き戸のメリット・デメリット

開き戸は、奥に押したり手前に引くことで開閉するタイプのドアのことです。

簡単に開閉できるのがメリットですが、開いた際ドア部分のスペースが必要になるのがデメリットとなります。

また、入浴中に人が倒れてしまった場合、ドアが開かなくなるという危険性が伴うため、開き戸を設置する際はドアの取り外しなどの対策をしておくようにしましょう。

浴槽を選ぶポイント

浴槽の種類は豊富で、さまざまなサイズや形、素材、機能などがあるため、どれを選ぶか迷っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは浴槽を選ぶポイントをご紹介しますので参考にしてみてください。

家族構成に合ったサイズか

まず、浴槽のサイズは、快適な入浴や水道光熱費の節約につながる大きなポイントです。

小さすぎても快適性を損ないますし、反対に大き過ぎるのも水道光熱費などの無駄になってしまいます。

たとえば、一人でも手狭に感じるような浴槽は、お子さんと一緒に入浴するご家庭には不向きな傾向にあります。

また、介助の必要なご家族がいる場合、浴槽が深すぎたり狭すぎたりすると入浴の際に不便を感じやすいです。

家族に合った安全性は確保されているか

高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では、浴室の床に滑りにくい素材のものを選んだり、手すりを設置したりと、安全性の確保も大切なポイントです。

浴槽へ出入りする際に転倒しにくくするには、またぎの高さが高すぎないものがいいでしょう。

また、溺れにくくするために、浴槽内の一部がベンチのようになっていて腰掛けられたり、浴槽のフチが握りやすくなっていたりするものを選ぶことで安全性が高まります。

厚生労働省の人口動態統計(2020年)によると、家庭内でもっとも事故が起きやすいのは浴室です。

そのため浴槽を選ぶ際には、快適な入浴のためだけでなく、安全性を高めるためのサイズや形、素材、機能などにも目を向けることをおすすめします。

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風呂をリノベーションするタイミング

お風呂をリノベーションするタイミングとしておすすめなのは、新築や前回のリノベーションからの年数を指標にすることです。

目安として約15〜約20年経過したらリノベーションを検討するといいでしょう。

その頃には、コーキングといってユニットバスやタイルのつなぎ目を埋めている部分が劣化してきたり、壁や床部分にひびが入ってきたりする状態が起こりやすいです。

それを放置すると、水分や湿気が構造材を腐食させるなど、家全体の重大な劣化につながってしまいます。

できれば、そういった劣化が深刻になる前にリノベーションを行うことで、構造材などの補修費用がかからなくなったり、最新機器によって水道光熱費の節約になったり、お掃除の手間が減ったりする可能性が期待できます。

エコバスリフォーム

浴室リノベーションは思ったよりも費用がかかります。

ユニットバスの交換だけでも約60万円以上は必要となります。

もっと安く手軽にリノベーションが出来ればいいと思いますよね。

そこでおすすめなのが「エコバスリフォーム」です。

エコバスリフォームは既存の浴室を修理して新品同様にするリノベーション方法で、費用と工期を短くできると近年人気が出てきています。

エコバスリフォームについて、工法や費用をお伝えします。

エコバスリフォームの工法

既存の浴室の壁や浴槽を塗装、シート、パネルを使ってリノベーションします。

ユニットバスを入れ替えることはしないため、新品になるわけではありません。

しかし、浴槽にある不具合であるカビや変色、ヒビについては補修して新品のように仕上げることができます。

ただし水漏れの可能性がある場合は根本的な防水工事が必要なのでお勧めできません。

また、塗ったり貼ったりする工法となりますので、ユニットバスも在来浴室もどちらにも対応が可能ですが施工技術によって耐久年数に大きな差が出ます。

最近の工法だけに経験値の少ない業者も多いため数社の話は聞きましょう。

エコバスリフォームの費用

浴槽、天井・壁、床について、どの程度のリノベーションを行うかによって費用が変わってきます。

工法は塗装とシートまたはパネルという方法があり、塗装、シート、パネルの順に費用が上がっていきます。

浴室全体をエコバスリフォームする場合の目安は約20万円~約40万円です。

また、エコバスリフォームの場合は「浴室のみの施工」や「床と壁だけシートを貼る」といった、部分的なリノベーションができることもメリットの一つでしょう。

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風呂をリノベーションする際の注意点

お風呂をリノベーションする際に、あとあと「失敗した!」「こうしておけばよかった!」と後悔しないための注意点をご紹介しておきます。

介護・バリアフリー対応のリノベーションをする際

介護やバリアフリー対応のリノベーションの場合、どの程度の介助が必要かによっても異なりますが、以下のようなポイントがあります。

  1. 出入り口の段差をなくす
  2. 引き戸か折れ戸にする
  3. 浴槽の深さ
  4. 浴室の断熱性を高める
  5. 手すりの設置
  6. 介護保険による補助金についてチェックする

昔のお風呂は、密閉性などの問題から浴室内部に向かって開く開き戸が多かったのですが、浴室内で倒れてしまった場合に、倒れた人の体によってドアが開かなくなってしまいます。

最近は、引き戸や折れ戸でも密閉性の問題はクリアできるようになっているので、出入り口は段差の解消とともにドアの開き方にも注意が必要です。

また、ヒートショック対策のために断熱性の高いユニットバスを選んだり、浴室乾燥暖房機などをつけて浴室内部を暖めたりするだけでなく、脱衣所に暖房器具を置いて気温の変化を軽減させるといいでしょう。

また、家族に介護や支援が必要な方がいて、介護やバリアフリー対応のリノベーションをする場合は、介護保険などによる補助金を受けられる可能性がありますので、事前にケアマネージャーや自治体に相談してみてください。

浴室の面積と浴槽のサイズ

浴室リノベーションの際に、よくある要望は「足を伸ばしてお湯につかりたい」というものです。

しかし、家族の中で一番体の大きな方に浴槽のサイズを合わせると、小さな方にとっては足を支えにくくなるため、すべって体が沈んでしまいやすい問題も起こります。

また、浴室は広ければ広いほどいいという訳でもなく、広すぎる浴室は寒さ対策や掃除が負担になりやすい可能性もあります。

逆に、お子さまとの入浴や介助の必要性がある場合は、大きめの浴槽や浴室の方が利便性が高い傾向にあるので、家族構成やライフスタイルに合わせて必要に応じた広さを検討するといいでしょう。

追加料金が発生する可能性

新築と違って、リノベーション工事には予想外のトラブルや追加費用が発生する可能性があります。

お風呂だけでなく、水回りのリノベーションでよくあるのが「解体してみたら予想以上に土台や下地、構造材が傷んでいて補修費用が必要になった」というケースです。

こういったケースは、見た目には分かりにくいため難しいのですが、築年数や浴室内の傷み具合などによっては、事前にそのリスクについても考えておいたほうがいいでしょう。

また、ショールームで最新のユニットバスの便利な機能を見て体感すると、さまざまなオプションをつけたくなり、その分費用が大幅に高くなってしまうことがあります。

基本の仕様内のものと、オプションで追加費用がかかるものについては、よく確認しておきましょう。

マンションの管理規約上の制約

マンションでは多くの場合、共用部分の工事を個人の判断で行うことはできません。

そのため、給排水管や排気ダクト、給湯器などの交換はできても、大幅な移設などはできない可能性が高いです。

そのほかにも、電気やガスの容量についての規定や、搬出入経路の規定、工事の作業時間に関する規定などが定められていることもあります。

マンションなどの集合住宅で浴室リノベーションを検討する際は、必ず管理規約を確認しておきましょう。

お風呂に入れない期間の対策

お風呂のリノベーション工事を行っている間は、お風呂は使用できません。

多くの場合、最低でも3〜4日間の工事期間がかかるため、その間の入浴をどうするか、以下のような対策を考えておく必要があります。

  1. 銭湯を利用する
  2. スポーツジムのシャワーやお風呂を利用する
  3. 親戚や知人宅のお風呂を借りる

近くに銭湯などの入浴施設があれば、工事を機に利用してみるのも楽しいかもしれませんし、普段から利用しているスポーツジムがあれば、そこで済ませてしまうのもいい方法です。

近くに入浴施設やスポーツジムなどがない場合は、知人や親戚などに頼んでおく方法があります。

その場合は、お互いの都合のいい時間を話し合っておいたり、手土産やお礼を用意したりするなど、気持ちよく貸してもらえるような配慮も忘れないようにしましょう。

お風呂・浴室リフォームで、優良な会社を見つけるには?

本記事の浴室リフォームは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なり」ます。複数社の見積もりを「比較」をすることが重要です!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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