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2018年12月18日更新
窓の断熱リフォームで省エネ対策!方法・費用や補助金制度までご紹介
窓の断熱リフォームを行うことで、冬は暖かく夏は涼しい快適な生活を送ることが可能になります。省エネにも繋がる窓の断熱リフォームを国も推奨しており、補助金制度を用意しています。窓の断熱リフォームの方法と費用の相場、補助金制度について紹介します。
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- 監修者下久保彰
窓の断熱リフォームの方法
窓の断熱性能を高める方法として、窓サッシの交換リフォーム、内窓の取り付けリフォームやガラスを断熱ガラスに交換するリフォームなど様々あります。それぞれのリフォームの方法をまとめました。
窓サッシの交換リフォームの方法
断熱性の低いアルミサッシから、熱を伝えにくい樹脂サッシへと交換することによって、断熱効果を高めることが可能です。既存のサッシの寸法を正確に測った後、古いサッシを枠ごと外し新しいサッシに交換する工事を行います。
熱の伝わりが小さい樹脂サッシは気密性がよく、高い断熱効果を持っています。また、室外側は耐久性の強いアルミニウム、室内側は断熱効果の高い樹脂という構造の「複合サッシ」も人気があります。
内窓の取り付けリフォームの方法
既存の窓の室内側に樹脂サッシなどの内窓を追加し二重窓にする方法は、施工が比較的簡単で、防音や防犯対策にも適しています。2つの窓の間にできる空気層が熱を伝えにくくし、断熱効果を発揮します。
また、内窓のガラスを複層ガラスなどにすることによって、更に断熱効果を高めることが可能です。特に、外側に向かって出っ張っている形状の出窓の場合、内窓の設置による断熱リフォームが効果的です。
断熱ガラスへの交換リフォームの方法
今ある窓はそのままに、単体ガラスを複層ガラスなどに交換することによって、断熱効果を高めることができます。複層ガラスは、2枚のガラスと中空層からできており、空気層が熱を伝えにくく、断熱効果を発揮します。
交換するガラスの種類によって、断熱効果や費用も異なります。サッシは、ガラスだけの交換ができない場合がありますので注意が必要です。
窓を断熱リフォームするメリット
空気は温度の高い方から低い方へと移動するため、冬場、暖められた室内の空気は外気と接する窓の方へ流れていきます。窓を断熱することで、暖気が外に逃げるのを防ぐことができるでしょう。
冬場だけでなく、夏に暑い空気が室内に侵入するのを防ぐ効果もあります。家の中で熱の出入りが最も大きい場所である窓の断熱性を高めることで、快適な室温を保ち冷暖房の使用を減らせるでしょう。
その結果、省エネ効果を得ることができます。
また、断熱性に優れた内窓や厚みのあるガラスにリフォームすることで、防犯性や防音性の高い窓が実現されます。
断熱リフォームの費用の相場
断熱リフォームの方法ごとに、リフォームにかかる費用の相場をまとめました。
外窓をリフォームする場合の費用の相場
外窓のリフォームを行う場合、既存のサッシと窓を撤去した後に、新しいサッシを取り付ける「はつり工法」と、既存の枠を利用して新しい窓枠を取り付ける「カバー工法」の2つの施工方法が主流です。
「はつり工法」
窓周りの壁の補修が必要になるなど「カバー工法」と比べると大掛かりな工事となるため、費用は高額になります。材料費と施工費込みで約30万円〜50万円が相場です。
「カバー工法」
全てを新しいものに交換する場合とくらべると、比較的費用を抑えることができますが、新しいサッシを被せるために、開口部が少し小さくなるため注意が必要です。
費用は窓の大きさやガラスの性能などにより異なり、材料代と施工費込みで約10万円〜20万円が目安です。
内窓を設置する場合の費用の相場
内窓の取り付けリフォームにかかる費用の相場は、材料代と施工費を合わせて約15万円〜30万円です。窓の大きさやガラスの性能などによって価格は変わります。
断熱ガラスへの交換を行う場合の費用の相場
サッシの枠は既存のものを使い、既存の窓の単体ガラスを複層ガラスや真空ガラスなどの断熱性の高いガラスに交換する場合の費用は、約5万円が目安となります。
マンションの窓の断熱リフォーム
マンションをリフォームする場合には、基本的に管理組合への届け出が必要となります。玄関ドアや窓サッシなどは共有スペースと定められているケースが多く、簡単にはリフォームすることができません。
マンションの管理規約を事前に確認した上で、窓の断熱リフォームを行うようにしましょう。規約上で窓の交換が許可されていない場合でも、管理組合への申請を行うと協議が行われ、許可がおりることもあります。
マンションの窓を断熱リフォームする場合には、内窓の設置や既存の窓枠に新しい窓を取り付けるリフォームがおすすめです。
内窓の設置
サッシの内側は占有スペースと見なされ、一般的に、既存の窓の内側に新しい窓を付ける内窓の設置は、個人でのリフォームが可能です。ただし、マンションごとに規約が異なるため、事前に確認を取るようにしましょう。
窓が二重になると窓の間に空気層ができるため、断熱性に優れた窓になります。
既存の窓枠に新しい窓を取り付けるリフォーム
既存の窓枠に新しい窓を取り付けるリフォームは、室内から工事ができ、マンションにおけるリフォームに適しています。
既存の窓枠の下レールをカットして開口部を広く保つ「GRAF工法」や、既設の窓枠に補助材を取り付け新しい窓を取り付ける「カバー工法」などの工法があります。
窓の断熱リフォームに関する補助金制度
住宅の省エネルギー化を促すために、窓や断熱材などを高性能な断熱建材を用いて改修した場合には、その一部の費用が補助されたり、税金が減額されるような公的優遇制度が用意されています。
住宅省エネリノベーション促進事業費補助金制度
住宅の省エネリフォームを促進するために、省エネルギー性能の高い断熱材や窓を使った断熱改修を支援する制度が、「住宅省エネリノベーション促進事業費補助金制度」です。
対象となる住宅は、既存の戸建て住宅及び集合住宅で、賃貸物件も申請することができます。申請を行うことができるのは、個人の所有者(所有予定者)、管理組合等の代表者、賃貸住宅の所有者、買取再販業者です。
補助率は補助対象経費の2分の1以内で、補助金の上限額は戸建て住宅の場合1戸につき120万円、集合住宅の場合は1戸につき15万円です。
補助対象の製品一覧などの詳しい情報は「環境共創イニシアチブ」のホームページで確認することができます。
省エネリフォーム減税
省エネリフォームを対象とした税の優遇措置には「特定増改築等住宅借入金等特別控除」と「住宅特定改修特別税額控除」があります。
合計所得金額が3000万円以下であること、改修工事費用から補助金などを差し引いた金額が50万円(居住開始日が平成26年3月31日までの場合は30万円)を超えることなどの要件を満たしている必要があります。
特定増改築等住宅借入金等特別控除
住宅ローンなどを利用して、一定のバリアフリー工事や省エネ改修工事をした場合には、所得税額から一定額を控除できる「特定増改築等住宅借入金等特別控除 」が適用されます。
決められた要件を満たす省エネ改修工事を行った場合、年末ローン残高を上限に、工事費用の2%または1%が5年間、所得税額から控除されます。
住宅特定改修特別税額控除
決められた要件を満たすバリアフリー工事や省エネ改修工事を行った場合、控除対象限度額を上限として、10%の控除を受けることができます。これは住宅ローンなどの利用がなくても適用されます。
あわせて太陽光発電設備を設置する場合は、限度額が増額となります。
断熱リフォームとは、言わば室内の密閉度を高める事です。湿気や換気対策も十分配慮される必要があります。
断熱リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた断熱リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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