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2018年12月27日更新

屋根リフォームの費用相場を工事内容別に解説!

屋根のリフォームの費用相場や見積もり費用を、具体的な価格を紹介しながら解説しています。屋根修理や屋根の葺き替えリフォームの種類について、屋根材の種類別価格相場や屋根塗装リフォームの価格相場も紹介します。

屋根リフォームの費用相場について

屋根 リフォーム 相場

屋根は、住まいを雨や日差しなどから守ってくれる大切な部分です。リフォームもしっかりと行い良い状態を維持したいですよね。

ここではまず、屋根をリフォームする場合の全体的な費用相場についてお伝えします。

屋根リフォーム全体の費用相場

屋根全体をリフォームする方法として「屋根塗装」、「屋根重ね葺き(カバー工法)」、「屋根葺き替え」の3つが一般的です。リフォーム方法ごとに費用相場をご紹介します。

屋根塗装

屋根材を綺麗に洗浄して塗装します。塗料の種類によって費用が変わります。リフォーム費用を抑えることができることとリフォーム期間が短いことがメリットです。

費用相場は約25~40万円ほどです。

屋根重ね葺き(カバー工法)

既存の屋根の上に、新しい屋根材を設置するリフォーム方法です。屋根葺き替えに比べて短時間かつ費用も低く抑えることができます。

費用相場は約50~120万円です。

屋根葺き替え

既存の屋根材を取り外して、新しい屋根材を設置するリフォームです。屋根全体のリフォームとしては一番費用がかかりますが、耐用年数も一番長いです。なお、新しい屋根材によって費用が大きく変わります。

費用相場は約70~140万円が想定されます。

屋根リフォームの中心価格帯と費用目安

屋根リフォームの事例の中心価格帯は約50~100万円です。上記のようにリフォーム方法によって価格は大きく変わります。

屋根のリフォームを検討する場合、おおよその目安として約100万円ほどを想定しておくと良いでしょう。

屋根リフォームの工事内容別費用相場について

屋根に対するリフォームは、屋根修理といって屋根の部分的なところを修復するリフォームと、一般に屋根リフォームと呼ばれる屋根全体に対して大きなリフォームを施すものの2つがあります。

修理では、不具合があった場所を直すだけですので、費用が安くすみます。屋根リフォームだともっと大きな変更となるため、住まいの快適さが上がったり、デザインが良くなったりするなどの効果が見込めます。

修理と屋根リフォーム、それぞれについて費用相場をご紹介します。

屋根の修理費用の相場や見積もり費用の例

棟板金の取替えの費用相場

スレート系屋根の屋根材を棟の部分で固定している金属を棟板金といいます。屋根と屋根の面が合わさる頂点(棟)の部分にあり、雨水の浸入も防いでいます。

金属ですので腐食や劣化をしていきますので、浮き上がってきた場合などには修理が必要となります。

費用相場は約10~30万円です。

雪止め設備費用の相場

雪止めとは、屋根に積もった雪が地面に落ちないようにするために屋根に設置するもので雪止め金具とも呼ばれます。
近年は、予想外に雪が降り積もることがあり、落雪による隣地の家やカーポートなどを破損させてしまう例が増えています。そのため、雪国でなくとも取り付ける事例が多くなっています。

雪止め設置費用の相場は約3~10万円ほどです。

漆喰補修費用の相場

屋根で漆喰が使われるのは日本瓦の場合です。目地の補強と接着に使われています。漆喰は徐々に劣化していきますので、補修が必要になります。点検や補修時期の目安は約15年と言われています。

漆喰補修費用の相場は約30~80万円です。漆喰の必要量や足場の有無などで費用は変わります。

スレート屋根の差し替え費用の相場

スレート瓦が外れたりずれたりした場合やヒビが入ってきた場合には、スレート瓦の差し替えが必要になります。そのままにしておくと雨漏りをする可能性もありますので、早めの修理が大切です。

費用は、1枚当たり約1~5万円です。足場などを設置する場合には、足場費用などが追加でかかります。

瓦の差し替え費用の相場

瓦屋根が傷んで、瓦にヒビやズレなどが生じた場合に差し替えをすることになります。前項のスレート屋根と同様に、そのまま放置していると雨漏りが発生する可能性があります。

瓦の補修費用は1枚当たり約2~6万円です。瓦1枚から補修を受け付けてくれるリフォーム会社もありますので、問い合わせてみましょう。

雨漏り修理費用の相場

雨漏りの修理にはコーキング補修という方法があります。コーキングとは固まるとゴムのようになるパテです。コーキング補修では、このコーキング剤で雨漏り箇所を塞ぎます。

雨漏りの修理費用の相場は約5~30万円です。しかし雨漏りの場合には、どこが雨漏りしているのかの調査がとても重要になり、別途費用がかかります。

雨漏り調査費用の相場

雨漏りの修理は、基本的に雨漏り調査がセットになります。きちんと雨漏り箇所を特定して雨漏りを修理すれば、雨漏りを直すことができます。

雨漏りの調査方法と費用相場は以下の通りです。

  • 目視:無料
  • 発光液調査:約5~20万円
  • 散水調査:約10~30万円
  • 赤外線サーモグラフィー調査:約10~40万円

このほかに報告書作成費などがかかることもあります。

屋根修理のポイント

屋根修理は、あくまで応急処置的な屋根のメンテナンスです。費用をおさえて最低限直したい場合や雨漏りのように急いで修理したい場合に行うと良いでしょう。

ただ、修理は部分的なものですので、屋根の根本的な問題を解決するには屋根全体のリフォームを検討するようにしましょう。

屋根の葺き替えリフォームの費用相場や見積もり費用の例

屋根の葺き替えとは

屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を取り外して付け替えることで屋根を全面的に新しくするリフォームです。屋根の問題を解決し、デザイン面でも良い効果が得られるでしょう。

なお、屋根の状況によっては、屋根全体ではなく一部だけ葺き替える「一部屋根葺き替え工事」を行う場合もあります。

新しい屋根材の施工費用の相場

屋根材には、スレート瓦、ガルバリウム鋼板、瓦などの種類があり、屋根材によって費用が大きく変わります。
施工費用の目安は以下の通りです。

  • スレート瓦:約5~9千円/平方メートル
  • ガルバリウム鋼板:約6~9千円/平方メートル
  • 瓦:約1~2万円/平方メートル

屋根の規模や勾配と呼ばれる角度も費用に影響します。
また既存の屋根と違う材料を用いる場合、垂木(たるき)という木下地の量やピッチも確認する必要があります。

既存屋根の撤去費用の相場

既存屋根を撤去する際には、廃棄する必要があり廃材処分費が発生します。
既存屋根の撤去費用の相場は約30~50万円ほどです。廃材処分費は約1~2万円/立方メートルです。

また、古いスレート屋根の場合には、アスベストを含むものもあります。アスベストが含まれているスレートの処理はアスベストを扱うことが可能な施工業者に依頼しなければなりません。

アスベストを含む屋根を撤去する費用相場は約50~200万円程度、見越しておく必要があります。

なお、これらの費用は既存の屋根の大きさや重さによって変動します。

その他費用の相場

上記以外にも以下のような費用が必要になります。

  • 下地補修:約8~11万円
  • 防水シート:約8~10万円
  • 足場の設置:約10~30万円

屋根の葺き替えリフォームで使用できる補助金について

屋根の葺き替えリフォームでは、条件が合えば補助金が受けられる可能性があります。
補助金を支給しているのは市町村で、規定はそれぞれの地域によって異なっていますが、全体的な傾向として以下のような条件に合う場合に対象となるようです。

・省エネ性能向上、断熱改修のリフォームであること
・居住するための家のリフォームであること

リフォーム前にお住まいの地域のリフォーム補助金について、一度チェックしてみることをおすすめします。

屋根リフォームの見積もり費用の例

具体的な費用の事例として、以下のような施工事例があります。

  • 屋根の葺き替え 大きさ:約15~30坪 費用:約130万円
  • 屋根の葺き替え 大きさ:約15坪以下 費用:約90万円
  • 屋根塗装 大きさ:31~45坪 費用:約100万円
  • 屋根板金 大きさ:15~30坪 費用:約58万円
  • 屋根工事 大きさ:15~30坪 費用:約180万円

リフォームする屋根材の種類別価格相場について

屋根 リフォーム 相場
屋根のリフォームでは、屋根材によって費用が大きく影響を受けます。
屋根材の種類別に特徴と価格相場をご紹介します。

ガルバリウム屋根材の特徴と価格相場

ガルバリウム鋼板とはアルミニウム、亜鉛、ケイ素の合金でメッキされた鋼板です。アルミニウムと亜鉛によって高い防食性と耐久性を持ち合わせています。

また、独特の光沢があり、熱反射性能に優れています。耐久年数は25年以上と言われています。

デメリットとしては、薄い板であるため衝撃に弱いという点があげられます。

価格相場は1平方メートル当たり約6~8千円ほどです。

スレート屋根材の特徴と価格相場

スレート瓦とは、薄い板状の瓦です。スレート瓦の種類は「天然スレート」、「石綿スレート」、「無石綿スレート」などです。以前は石綿スレートが使われていましたが、現在は天然繊維や人工繊維などを使った無石綿スレートに切り替わっています。

シンプルな見た目で、色も24色以上から選べるほどです。形や模様にもバリエーションがあります。種類が豊富なため和風にも洋風にも無難に合わせることができます。また、スレート瓦自体が軽量であるため、屋根が軽くなり耐震性が高くなります。

耐久年数は20~25年と言われていますが、色が落ちやすく10年に1度は塗装のメンテナンスが必要です。また、薄い板状であるため割れやすいこともデメリットのひとつです。

価格相場は1平方メートル当たり約5~7千円です。

セメント瓦の特徴と価格相場

セメント瓦はセメントと川砂を混ぜて、加圧形成して乾燥後に塗装したものです。厚形スレートと呼ばれることもあります。セメント瓦自体には防水性がないため、こまめに塗装メンテナンスをする必要があります。

日本瓦に比べて安価なため、以前は屋根材としてよく用いられていました。しかし、耐用年数が日本瓦に比べて半分ほどであり、定期的は塗装メンテナンスが必要なため、現在ではあまり施工例がありません。

耐久年数は20年程度で、10年ごとに塗装メンテナンスが必要です。

和瓦の特徴と価格相場

和瓦はガラス質の釉薬を塗って窯で焼いた釉薬瓦、釉薬を使用せずに焼き上げた無釉薬瓦、無釉薬瓦を焼き上げる最後の工程でいぶして瓦表面に炭素の膜をつくるいぶし瓦の3種類があります。

耐水性が高く、強度が強い特徴があります。表面は塗装されていませんので、再塗装などのメンテナンスは不要です。また、和風の住宅との相性が良く、高級感があります。

デメリットは、費用が高いこと、瓦を支えるための漆喰は定期的なメンテナンスが必要なこと、ほかの屋根材に比べて重いため耐震性が低くなることなどがあります。今まで和瓦を使用していない場合は、柱や梁などの強度を事前に調べ構造上問題がないかを検討しましょう。

耐久年数は50~100年以上で、価格相場は1平方メートル当たり約8千~1万円です。

リフォームする屋根塗装剤の種類別価格相場について

屋根を塗装によるリフォームをする場合、塗料によって特徴と費用が異なります。
塗料の特徴と価格相場をご紹介していきます。

アクリル塗装の特徴と価格相場

アクリル塗料は、シリコンを添加したシリコンアクリル塗料があり、無添加ものよりもシリコンを添加したものの方が主流です。

塗料の価格相場は1缶あたり約5千~1万円で、耐久年数は約5~8年程度です。

費用は経済的で良いのですが、耐久年数が短いため塗り直しの頻度が高くなります。

ウレタン塗装の特徴と価格相場

幅広い屋根材に塗装できるメリットがあります。耐水性や密着性に優れており、施工例も多く使いやすい塗料です。

価格相場は1缶あたり約5千~2万円ほどです。耐久年数は約8~10年と言われています。

シリコン塗装の特徴と価格相場

近年多く施工されているのがシリコン塗装です。耐久性が高く、安定性があります。また光沢感が出るため人気があります。

塗料の価格相場は1缶あたり約2~4万円です。耐久年数は約8~15年ほどです。

フッ素塗装の特徴と価格相場

耐久性、防汚性が非常に高い塗料です。しかし価格も高価であるため、一般的な住宅ではあまり利用されていないのが現状です。

塗料の価格相場は1缶あたり約4~8万円で、耐久年数は約15~20年です。

断熱塗装の特徴と価格相場

断熱塗装とは、塗料中に熱伝導率の低い樹脂を含ませることで断熱する効果を付加した塗料です。また冬の寒い時期などに室内の熱を外に逃さない効果も期待できます。

塗料の価格相場は1缶あたり約5~8万円と高価です。耐久年数は約15~20年程度からそれ以上とも言われています。

屋根のリフォーム例別費用相場について

屋根のリフォームについて、具体的な例と費用相場についてご紹介していきます。

化粧スレート屋根を塗り替えるリフォームの費用相場

塗り替えるリフォームを屋根全体に対して行うリフォームの中では、最も手軽なものです。スレート屋根全体に塗料を塗布してリフォームします。塗り替えはスレート屋根がそれほど傷んでいない場合に行う方法となります。

使用する塗料によって耐久性や機能に違いがあり、費用相場も選択する塗料によって大きく変動します。

費用相場の例として、建坪が約30坪の住まいにシリコン系塗装をした場合は、約40~60万円ほどです。

屋根をカバー工法で葺き替えるリフォームの費用相場

カバー工法(重ね葺き)とは、既存の屋根をそのままにしたままで、その上に新しい屋根材をかぶせて施工する方法です。既存屋根の下地が傷んでいない場合に施工することができます。

屋根を葺き替えるリフォームに比べて、廃材が出ないため廃材処分費がなく、工期が短いため職人の方の費用が低くなるため、リフォーム費用を抑えることができます。

また、屋根材が二重になりますので、断熱性や遮音性が高まります。外観も一変しますので、リフォームしたことが実感しやすいと思います。

デメリットしては、屋根全体が重くなるため建物強度や耐震性に影響が出る可能性があります。そのため事前の確認が重要です。また、もし目視できない内部で雨漏り等の問題が発生している場合、その発見が送れる可能性があります。安易に価格だけで判断することは避けるべきでしょう。

費用相場の事例は、建坪が約30坪の住まいのカバー工法による屋根の葺き替えリフォームの費用は、約50~120万円ほどです。

屋根を遮熱塗料で塗り替えるリフォームの費用相場

屋根を塗装するリフォームの中に、遮熱塗料を塗装する方法もあります。遮熱塗料とは、太陽の近赤外線を反射しやすい成分を含んでおり、屋根材の受ける熱を軽減する効果があります。

遮熱塗料の耐用年数は約15~20年ほどです。通常の塗料と比較して耐久性が高いものが多くあります。

費用相場としては、建坪が約30坪の建物の屋根を遮熱塗料で塗り替えリフォームした場合の費用は、約80~100万円です。

屋根のリフォーム費用はリフォーム会社によって異なるため相見積もりを

屋根は雨漏りなど建物全体の耐久性に関わる部分のため、リフォームでもしっかりとした判断をする必要があります。

屋根のリフォームを検討する場合には、部分的なリフォームで修理するだけで十分なのか、屋根全体を葺き替えた方が良いのかなど、十分に吟味しましょう。

どのような屋根リフォームをするか方向性が決まったら、リフォーム会社に相談しましょう。
できれば複数のリフォーム会社から相見積もりを取って検討することをおすすめします。

屋根リフォームは業者の得意分野や事業形態などにより価格が異なる

リフォーム会社は屋根や塗装など、専門分野によって費用が変わります。また、足場の設置を自社で行っているか、下請け会社に任せているかでも費用が変わることがあります。

ほかにも、依頼したリフォーム会社が作業などを外注している場合には中間マージンがかかることも考えられます。

このように同じリフォーム内容でもリフォーム会社側の事情によっても、見積もりが変わってくるとこが往々にしてあります。そのため、複数のリフォーム会社から見積もりを取って、比較すれば費用を抑えることができるでしょう。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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