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2021年09月09日更新
トイレのリフォーム費用とトイレの選び方
リーズナブルな工事費用で快適なトイレにリフォームするためには、トイレリフォームの種類や最新機器の機能などを知るなどの事前準備が欠かせません。この記事では、トイレリフォームの費用相場や価格を抑えてリフォームを成功させるポイントなどをご紹介します。
目次
トイレリフォームの費用相場は?
トイレリフォーム自体の費用相場は約20~50万円ですが、トイレのリフォームといっても工事の規模や選んだ機器のグレードによって費用は変動します。
以下は、トイレリフォームの例とそれぞれの費用相場です。
※部材のグレードやトイレの広さによって価格は異なります。
- 便器の交換(シンプルタイプ):約5~15万円
- 便器の交換(高機能タイプ):約20~40万円
- 和式トイレから洋式トイレに変更:約40~70万円
- 手洗い・キャビネットの追加設置:約10~30万円
- 壁・床などの内装リフォーム:約5~25万円(2畳のトイレの場合)
トイレリフォームの見積書で確認したい費用内訳とは
トイレのリフォームを業者に依頼する際、提出された見積書で確認しておくべき点とはどのようなことなのでしょうか?見積書に記載されることの多い項目と、その工事内容や金額について見ていきましょう。
解体撤去費用
写真提供:藤建設
トイレをリフォームするためにはまず既存の機器を撤去する必要があります。撤去費用はトイレのタイプによって異なりますが、洋式であれば約2万円~3万円、和式であれば約3万円~4万円が相場でしょう。
新規機器費用
トイレの機器は時代と共に進化しており、汚れが付きにくいものや便座が温かいもの、ウォシュレット機能が付いたもの等、さまざまなタイプが存在します。
多機能で高性能な機器ほど価格が高くなるのが一般的です。
取付費用
新しい機器の取り付け費用です。機器を購入した店舗で取り付け工事もまとめて依頼すると割引を受けられることもあるようです。
費用としては約5万円が目安となります。
廃材処分費用
撤去した古い機器は廃棄物業者やごみ処分場で処分してもらう必要があります。自治体によっては粗大ごみとしての処分を受付けていない場合もあるため、業者へ処分を依頼するのが一般的です。
ほとんどの場合工事業者がまとめて処分するため費用の別途請求はありませんが、あったとしても1万円程度が相場でしょう。
内装工事費用
施工:バレッグス
便器などの機器を交換するタイミングでトイレの内装も一新するケースが少なくありません。その場合はクロスの貼替えやコーキング等の作業が発生し、内装工事費用が必要となります。
給排水工事費用
機器のタイプによっては既存の給排水管との接続位置が異なり、追加で配管し直す必要が出てくるケースがあります。
特に配管の延長等が必要ない場合であれば、給排水工事費用の相場は約1万円と言われています。
電気工事費用
古いトイレの機器は電気が不要なタイプもありますが、最新の機器はウォシュレット機能が付いていたりと電気を必要とするものが多く存在します。
トイレのリフォームを行う際に新たに電源を新設する必要がある場合は電気工事費用として約2万円が必要となるでしょう。
リフォームするトイレの選び方
リフォーム用のトイレを選ぶ時は必ず、
- 排水方式
- タンクの有無
- 機能
の順に商品情報をチェックすることが重要です。
リフォーム前に必ずトイレの排水方式を調べる
トイレには「床排水方式」と「壁排水方式」という排水方式の違いがあり、排水方式が違う機器を購入すると追加部材が必要になったり、リフォーム自体が行えなくなったりしてしまいます。
トイレリフォームの見積もりを取る時は、見積もりの中に排水方式まで明記されているかチェックして、ご自宅の排水方式に対応した商品が選ばれているか調べておきましょう。
「床排水方式」のトイレとは
床排水方式とは、便器本体の下部と床が繋がっているタイプのトイレです。壁排水方式のトイレと違ってトイレの背後に排水管がなく、すっきりした見た目をしています。
古いトイレは床の排水管と壁までの距離が遠い場合が多いため、リフォームの際は長さ調節用のアジャスターを追加しなければなりません。
「壁排水方式」のトイレとは
壁排水方式は、便器の排水口が壁に繋がっているタイプのトイレです。便器によって壁の排水口の高さが異なるため、新しいトイレが既存トイレの排水口高さに対応しているか調べておきましょう。
トイレのタンクの種類で選ぶ
トイレには「タンク付き」と「タンクレス」という2種類のタイプがあり、見た目だけでなく機能にも違いがあります。
タンク付きトイレのメリット・デメリット
施工:バレッグス
タンク付きトイレは便器の後方にタンクが付属しており、タンクの上が手洗いになっているタイプと何も付いていないタイプがあります。
手洗い有りのタンク付きトイレであれば、便所内に手洗いを別途設置する必要がなく、停電や断水が起きてもタンクに溜まった水で洗浄が可能です。
ただしタンクの分だけ場所を取るため、トイレ前方のスペースが少し窮屈な印象になってしまう点はデメリットでしょう。
タンクレストイレのメリット・デメリット
施工:バレッグス
タンクレストイレとは、便器の後方にタンクが付いていないスリムなトイレのことです。
見た目もスタイリッシュで便所内の空間も広く使え、タンクがないため拭き掃除が楽になるなどの様々なメリットがあります。
タンクレストイレのデメリットは、手洗いが別途必要になる点です。特に、タンク付きトイレからタンクレスにリフォームすると、手洗いをトイレ内や廊下などに設置しなければなりません。
トイレの機能で選ぶ
近年は、従来のトイレにはない様々な機能付きトイレが発売されていますので、排水方式とタンクの有無が決まった後は、機能で新しいトイレを比較してみると良いでしょう。
掃除がラクな構造
フチがない、凹凸が少ない設計のトイレや、拭き掃除だけで汚れが落ちる素材、汚れや黒ずみが付着しにくい素材など、最新のトイレは日々の掃除を楽にする機能に特化しています。
洗浄方式
独自の水流で汚れを浮かせて落とすトイレや、少ない水量で効率よく汚れを落とすトイレなども登場しています。トイレでの一日の水使用量は、浴室に続く第二位と言われています。最新のものは選ばないにしてもや極端に古くない型番であれば、少しでも節水・節約を期待できるでしょう。
汚れ防止機能
泡の膜で水はねを抑止するトイレや、水で便器内を除菌するトイレ、便器と便座の隙間に汚れが入り込みにくいトイレなどを選ぶと、毎日のトイレ掃除がぐっと楽になるでしょう。
抗菌機能
菌の増殖を防ぐコーティングが施されたトイレや、プラズマイオンクラスターで便器全体を除菌するトイレなどがあります。
脱臭・消臭機能
便器内だけでなく便所内の臭いを脱臭または消臭するトイレです。抗菌機能を兼ねているタイプもあります。
節水機能
1回の洗浄で使用する水量が従来品に比べて少なく、かつ効率的に汚れを洗い流すトイレです。
オート節電機能
使用時は便座を暖め、使わない時間帯はオートで暖房がオフになるトイレです。
オート開閉機能
人が近づくとセンサーに反応してトイレの蓋が自動で開閉するため、しゃがむ動作が辛い高齢者や蓋を開閉できない小さいお子様がいるご家庭におすすめです。自動で蓋が閉まることによって、閉め忘れを防ぎ便座を暖める機能の電力を節約することもできます。
温風乾燥機能
ウォシュレット使用後に温風が発生するトイレです。
便器内の照明
人が近づくと、便器内と本体背後に付いているLEDライトが点灯するトイレです。
トイレリフォームの費用を抑えるコツ
トイレリフォームを安くおさえたい場合は、
- トイレリフォーム後の節約効果で工事費用の元を取る
- 工事をできるだけ1回にまとめる
- 型落ちや在庫品など安い商品からトイレを選ぶ
などの方法を検討すると良いでしょう。
節水・節電機能が付いているトイレを選んで節約効果を狙う
節水機能や節電機能が付いているトイレは部材代も高いため、リフォーム費用は割高になってしまいます。
しかし、年間の水道代や電気代も減るため、初期費用がかかったとしても、長期的に見ると大きな節約効果が期待できるでしょう。
トイレの内装もリフォームするなら工事を1回にまとめるとお得
施工:バレッグス
トイレ本体の交換だけでなく、便所内の壁紙や床材交換といった内装工事も行いたい場合は、トイレ本体の交換と内装工事を同時に行って工事費用を抑えると良いでしょう。
工事を1回でまとめると、運搬費用や養生費用、職人の日給といった諸費用も1回分でまとまり、2回に分けて工事を行うよりもトータルの工事費用が安くなります。
費用差をイメージできないという場合は、リフォーム会社に「工事を1回でまとめたとき」と「工事を2回に分けたとき」それぞれの見積もりを作ってもらって、金額を比較すると良いでしょう。
型落ちや在庫処分セールのタイミングでリフォームする
型落ち商品とは、新しい商品が発売されたために古くなってしまった機種のことで、新商品に比べると機能や性能で劣る部分もありますが、価格を下げて販売されるため安く手に入れることができます。
トイレも各メーカーがどんどん新商品を開発していますので、新商品が出て型落ち商品が安くなったタイミングでリフォームを検討しても良いでしょう。
また、家電量販店やリフォームショップの中には決算前に在庫品の一掃セールを行うところもあります。
トイレリフォーム費用に利用できる補助金はあるのか?
トイレのリフォームを行う際、特定の条件を満たしている場合は補助金制度を利用できる場合があります。
ただし、あくまでも補助金という位置付けであるため、リフォーム費用の全額を補助金で賄うということはできません。一定金額の自己負担が必要であるという点については留意しておきましょう。
介護リフォーム
トイレの危険箇所をなくし、要介護者でも安心して利用しやすいようにリフォームを行うのが介護リフォームです。
補助金を受けるためには要介護者が施設等に入居中でなく、リフォームを行う自宅に在宅していること等の条件があります。認定を受けることができれば最大20万円の補助金を受けることができます。
省エネリフォーム
住宅の断熱性能の向上させるなどして、住宅を省エネ化するために行うリフォームが省エネリフォームです。トイレに関して言えば節水型トイレを設置することが補助金を受けるための条件となります。
ただし、補助金を受けるためにはトイレリフォーム単体ではなく、同時に給湯設備などの省エネリフォームも必要となる点には注意が必要です。
耐震リフォーム
建物の耐震性を高めるために行うのが耐震リフォームです。耐震改修だけでなく耐震診断にかかる費用も条件を満たせば費用の一部を補助金で賄うことが可能です。
条件については建物の種類や築年数等が関係します。
一般のリフォーム
上記の他にも自治体ごとに補助金の交付を行っているケースもあります。
たとえば、住宅の性能を向上させてより良い住環境を整えるためのリフォームや、住宅による危険を避けるためのリフォームなどです。詳しくはお住まいの自治体に確認してみると良いでしょう。
トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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