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2021年09月09日更新

監修記事

和室を洋室にリノベーション!全額費用はいくらになる?

和室から洋室へリノベーションすることで、家の雰囲気が大きく変わりますが、それ以外にもさまざまなメリットがあります。今回は、和室から洋室へリノベーションするメリットから、具体的な費用や施工期間、留意点についてまとめてご紹介します。

和室から洋室へのリノベーションの3つの魅力


和室から洋室へのリフォーム例(施工:藤建設)

年式の古い住宅やマンションに多く見られる和室は、リノベーションによって洋室に変更されることが多くなっています。

和室から洋室へ変えることで、家全体の雰囲気が一気にモダンになる他にも、次のようなメリットが見込めます。

  1. 衣替えの自由度が高い
  2. 日頃の掃除が簡単
  3. ベッドやソファーなど重い家具の設置も可能

メリット1  衣替えの自由度が高い


施工:システムアート湘南

まず、洋室にすることによって内部のアレンジ幅が大きく広がります。現在流通している家具の多くは、洋室を想定して作られていることが多いため、家具の選択肢も増えます。

カーペットなどの床材、ソファやベッド、テーブルといった家具は種類が豊富なので、カスタマイズしやすく、好みのコーディネイトを楽しめるでしょう。

また、高齢化社会の中で、車椅子使用者や足腰が弱い人用にベッドを配置できるかどうかはとても重要です。介護の必要性を感じ、和室から洋室へリフォームした事例も少なくありません。

あらかじめ和室から洋室に変更しておけば、将来考えられるこうしたケースにも対応しやすくなるでしょう。

メリット2 日々のお掃除や手入れが簡単

日常生活の中で掃除が楽にできる点も、洋室のメリットです。フローリングの床では掃除機だけでダニやホコリを取り除き、清潔に保つことができます。

一方、和室の畳はダニが発生しやすく細い隙間にたまりやすくなっています。そのため、こまめな手入れが必要となり、日々仕事などで時間が取れない場合には困ることも多いでしょう。

また、障子、ふすまなどは傷みやすく、細かなケアを施していないと1年ほどで新しいものと交換する羽目になることもあります。

小さな子どもやペットがいる家庭の場合、デリケートな障子を破いてしまうことは想像に難くありません。洋室であればドアや壁で仕切られており、比較的傷つきにくいので安心です。

メリット3 ベッドやソファなど重い家具の設置も問題なし


施工:ライズワークス

ソファやベッドは大きさだけではなく重量もあるため、和室の畳の上に置くとへこみや跡が残ってしまいます。

フローリングはへこみにくい素材が多いので、家具による影響の心配が少なく、多少重さのある家具も配置しやすいでしょう。

押入れではなくクローゼットに変更すれば、スーツケースなどの荷物も置きやすく、部屋の整理整頓が容易になります。日々の暮らしを考えると、普段は必要ない大きな荷物を置ける収納があると便利です。

こういった面からみても、和室から洋室へのリノベーションはメリットが大きいと言えます。

和室から洋室へリノベーションする費用

和室 リノベーション

和室から洋室へのリノベーション費用についてです。和室リノベーションの総額は、約80万円前後が相場と言われています。部分的な施工について、具体的に見ていきましょう。

畳をフローリングへ変更:約20万円


施工:システムアート湘南

床を畳からフローリングへ変更することで、使い勝手はほぼ洋室と同じになるでしょう。この施工における費用目安は、約20万円となっています。

フローリング材には大きく分けて、複合フローリングと無垢フローリングの2種類があり、複合フローリングの方が無垢フローリングよりも手頃な価格でバリエーションも豊富です。

フローリング以外にも、コルクやカーペット、クッションフロアなどの選択肢もあります。

クッションフロアは畳を除去せず、上から敷くだけでもフローリング風に使用することができ、費用も約15万円前後と安くなります。

施工時には防音や断熱にも注意が必要です。

畳だとそれ自体の厚みによって吸音性や遮熱性を発揮できますが、外してフローリングだけを敷くと足元が冷えやすく、下のフロアに足音などが響きやすくなるので気を付けましょう。

壁・天井のクロスの張り替え:約30万円


写真提供:バレッグス

完全に洋室として完成させるには、床に加えて天井と壁のリフォームが必須です。両方合わせた目安費用は約30万円前後となります。壁紙を洋室仕様のクロスにすると、一気に雰囲気も洋室に変わります。

クロスも多くの種類があり、中でも汚れに強いメンテナンスを考慮したタイプや抗菌作用があるタイプ、通気性壁紙や珪藻土壁、吸放湿性壁紙などのカビや結露対策ができるタイプといったものが一般的です。

天井は、和室の下地に洋室施工はできないので、下地から新しくしてその上にクロスを張る方法が用いられます。※現代の天井の仕様に和室・洋室の大きな差はありません。削除してもよい文面かと思います。

ちなみに、施工業者によっては床と壁、天井を同時にリフォームすると費用が割引されることもありますので、事前に相談してみましょう。

クローゼットの設置:約20万円


施工:藤建設

より快適に使えるように、押入れからクローゼットへ変更した場合、この費用は約20万円前後が相場です。

和室の押し入れは布団をしまえるように作られていますが、クローゼットはハンガーをかけられるハンガーレールが設けられたものが多く日頃の使い方を考えると、棚や収納ユニットなどを取り付けるのもおすすめです。

ふすまを折れ戸に変更すると、間口が広くなり荷物を出し入れしやすくなります。収納内は通気が悪く、湿度が高くなりがちですので、カビを避けるためにもクロスに吸放湿性壁紙や珪藻土壁などを採用するといいでしょう。

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賃貸でも和室のリノベーションは可能?

賃貸は退去の時に原状回復をして引き渡すという契約条件が多いです。

賃貸で和室のリノベーションを行うのなら、退去時のために原状回復可能な状態に留めておかなければなりません。

逆にいえば現状回復できる状態にしておけば、賃貸でも和室へのリノベーションを行えます。

畳の上におしゃれなラグを敷くだけでも、部屋の雰囲気を洋室っぽく一変させることができます。

業者に依頼すれば畳を剥がしたり、押し入れをリノベーションすることも可能です。

畳を剥がしてしまえば、今人気の足場板を埋め込むなどしてフローリングの部屋のような雰囲気を出すこともできます。

押し入れはリノベーションして、食器棚やクローゼットに改造してしまうことも多いです。

ここまでやってしまえば、元の和室の面影はほとんどなくなってしまうでしょう。

本格的なリノベーションを行うのであれば、費用は約100万円程を見込んでおくと良いかと思います。

自力でどこまでできるかを考えて業者に依頼してみましょう。

洋室を和室にリノベーションできる?

逆に洋室を和室にリノベーションすることも可能です。

その場合も賃貸だと原状回復の義務が発生することがあるので注意しましょう。

こちらも天井や壁紙を張り替えることで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。

日本古来の和室というと塗り壁を使用していることも少なくありません。

しかし壁を一から塗るのは手間も費用も掛かります。

塗り壁はちょっとハードルが高いという方はクロスで和の雰囲気を演出するのもおすすめです。

クロスというと洋室のイメージが強くありますが、中には和室に合うデザインの物もあります。

天井も統一してクロスも変えれば、かなり和室に近い雰囲気の部屋になると思います。

和室へリノベーションするのなら、やはり床は畳に変えたいところですよね。

最近は畳と一口に言っても琉球畳やカラー畳など、様々な商品があります。

畳も部屋の雰囲気を大きく変えることができるので、好みのスタイルに合わせて色々な物を選んでみましょう。

ただし和室に使われる畳や障子、ふすまなどは洋室で使う家具と比べて傷みやすいので注意してください。

小さなお子様やペットがいるご家庭は障子やふすまなどが破れやすくなります。
また特に畳の部屋はホコリやダニが入りやすく、掃除がしにくいという難点があります。

最近は低アレルゲンの畳などもあるので、興味のある方は業者に聞いてみるのも良いでしょう。

本格的なリノベーションでなくても、モダンな家具を選ぶだけでグッと和の雰囲気は出ると思います。

簡単なリノベーションなら約6万円程で施工できるものもあるので、ぜひ問い合わせしてみてください。

まとめ

和室から洋室へのリノベーションは人気の高いリフォーム工事です。洋室向けの家具のバリエーションが豊富なため、コーディネイトの幅が広がり、ライフスタイルや好みのインテリアを容易に実現できます。

また、日々の掃除や手入れも和室に比べて手軽になる上、畳がなくなることで、家具による跡や傷みも残りにくくなります。

リノベーション費用の相場として、部屋を丸ごと洋室にするには約80万円が無難です。もちろん、床材やクロス、クローゼットやドアなどの材質やグレードによって値段は上下します。

施工業者は、リノベーションやリフォームを専門で行っている会社だけではなく、建材メーカーや工務店が取り扱っている場合もあるので、迷ってしまうかもしれません。

見積もりを依頼する際には複数の会社に一括依頼を出し、対応や費用の内容などを比較しながら決めるようにしましょう。

和室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた和室リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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