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2019年07月08日更新

外壁リノベーション前に考えるべき2つの工事ポイントとは?

外壁のリノベーション方法には、塗り壁やサイディング張り、タイル張りなど様々な種類があります。リノベーションを行う際に選択できる外壁材の種類や工事方法、費用の目安など、理想の工事を行うために知っておくとよい情報をまとめました。

デザイン重視と機能重視、どちらが合う?

外壁 リノベーション

家の外壁は時が経つにつれて劣化していくため、外壁リノベーションが必要となります。

外壁リノベーションでは外壁の外観を美しくするだけではなく、外壁による保護力も向上するため、結果的に家の耐用年数を長くすることができます。

では、外壁リノベーションを行う際は、デザインと機能のどちらを重視したら良いのでしょうか。デザイン重視の場合と機能重視の場合をそれぞれ比較してみましょう。

デザイン重視の場合

外壁は家の印象を決める重要な要素となります。そのため、外壁が汚れていたり劣化していたりすると、家の印象に悪影響を与えてしまう恐れがあります。

外壁リノベーションでは、家の外壁をまるで新築時のようにきれいにできるため、どうせなら外壁をおしゃれにしたいと希望する人も多いのではないでしょうか。

外壁リノベーションでおしゃれにする場合、塗料の色を何色か使用してツートンカラーにしたり、装飾タイルを貼り付けたり、柄や模様のあるサイディングを貼り付けたりと様々な方法があります。

また、上記の他にも塗り壁にして模様を楽しんだり、サイディングを塗装するときにグラデーション工法を用いて濃淡をつけたりしたデザインもあります。

工法や外壁材、塗料などの組み合わせで多種多様なデザインを楽しむことができるため、家のイメージに合わせたデザインを選ぶことができるでしょう。

機能重視の場合

外壁リノベーションでは様々なデザインで施工できるとご説明しましたが、デザインだけで外壁リノベーション方法を決めて良いのでしょうか?

家の印象を決める外壁のデザインはとても大切で、デザインを重視することは自然なことでしょう。しかし、外壁は住宅を保護するために重要な部分のため、外壁リノベーションでは機能も重視すべき点となります。

外壁は本来、雨や風、太陽光などから住宅を守るための機能が備わっています。しかし、劣化した外壁はこれらを防ぐことができずに、雨漏りや住宅内部の劣化に繋がる可能性があります。

そのため、劣化した外壁は放置せず、できる限り早めの外壁リノベーションが必要となります。

そして外壁リノベーション時に、デザインの他にも耐久性や防水性、防汚性などの機能が備わった外壁材などを利用することで外壁の機能も向上するでしょう。

また近年では、デザイン性や機能性どちらも備わった外壁材が多く販売されており、両方ともバランスが取れた外壁材を選ぶことができます。

外壁リノベーションに使用する外壁材やデザインなどについては、知識の豊富な外壁業者に相談しながら決めていくと良いでしょう。

外壁リノベーション前にじっくり考えるべき2つのポイント

外壁 リノベーション

外壁のリノベーション方法には様々な種類があります。リノベーション方法を選択する際に重要なポイントとなる、外壁材の種類と外壁塗装に使う塗料の特徴、それぞれにかかる費用の目安についてまとめました。

外壁材の種類

主な外壁材の種類として、「塗り壁」と「サイディング」「外壁タイル」の3種類があります。それぞれの特徴を比較、検討した上でリノベーション方法を選択することをおすすめします。

塗り壁

塗り壁はセメントや砂、水を混ぜて作ったモルタルを下地にして、漆喰や珪藻土などを塗装する方法です。仕上げ方法や材料によって様々なデザインになるのが魅力ですが、仕上がりが業者の腕に左右されるというデメリットがあります。

また、塗り壁は約3〜5年で亀裂が発生することがあり、部分的な補修が必要なケースがあります。通常は約7〜10年程度で部分的な塗り替えや吹き替えを、約15〜20年を目安に全体的に再塗装を行うとよいでしょう。

セメントモルタル塗りの場合の費用の目安は、1平方メートルあたり約6000円が相場です。

サイディング

工場で量産されたサイディングボードを張り付ける工法です。金属やセラミック、セメントなどの種類があり、中でもセメントなどを焼き固めた窯業系サイディングが主流です。

材料の大量生産が可能で、他の工法と比べて作業が比較的簡単なため、初期費用を抑えることができます。

サイディング本体や目地に施したコーキングの劣化が進むと、家自体に大きなダメージを与えるため、約10年程度で大掛かりなメンテナンスが必要となります。メンテナンスにかかる費用の相場は約100万円〜200万円です。

サイディングの1平方メートルあたりの価格は、素材によって大きく異なり約3000円〜1万円が相場となります。

外壁タイル

高温で焼き固めたタイルを、モルタルの上に張り付けていく湿式工法と、専用の金物に引っ掛けて施工する乾式工法があります。

水を吸いにくい材質であるため汚れが付きにくいことや、高級感のあるデザインが人気ですが、重量が重くなるというデメリットがあります。

タイルは土や石、粘土を焼き固めたもので、紫外線や風雨の影響を受けにくく、耐久性に優れているのが特徴です。特に乾式工法の場合、タイルの浮きも少なく、メンテナンスに比較的手間がかかりません。

目地のシーリング部分の定期的な点検とメンテナンスを行っていれば、他の外壁材と比べて比較的耐久性が高いと言えます。しかし、初期費用が高いのがデメリットです。

外壁タイルの1平方メートルあたりの価格は、約9000円が相場です。

外壁塗装に使う塗料の特徴と費用の目安

外壁塗装に使用する塗料は、主に「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「ラジカル」「フッ素」の5種類です。それぞれの塗料の特徴と費用の目安についてまとめました。

アクリル系塗料

アクリル系塗料は、軽量で色をはっきり見せる効果があります。比較的低価格ですが、紫外線に弱く耐用年数が低いのがデメリットです。耐用年数は約4〜7年で、1平方メートルあたりの価格は約1000〜1200円です。

ウレタン系塗料

ウレタン系塗料は、アクリル系塗料と比べると防水性、耐水性に優れています。比較的安価で、密着性があります。耐用年数は約6〜10年で、1平方メートルあたりの価格は約1800〜2000円です。

シリコン系塗料

シリコン系塗料は、耐久性、耐候性、仕上がりの良さに優れた上質な塗料です。耐用年数は約8〜15年で、1平方メートルあたりの価格は約2500〜3500円です。コストパフォーマンスに優れている塗料と言えます。

ラジカル系塗料

ラジカル系塗料は、2015年に発売された比較的新しい塗料で、コストが比較的低い上に、耐用年数が長いのが特徴です。耐用年数は約8〜15年で、1平方メートルあたりの価格は約2500〜3500円です。

フッ素系塗料

フッ素系塗料は、耐久性、耐候性、撥水性に優れています。耐用年数は約15〜20年で、1平方メートルあたりの価格は約3500〜4500円と高額なため、一般住宅ではあまり使われていません。

同じ種類の塗料でも、メーカーによって特徴が異なります。事前に調べておくことをおすすめします。また、実績のある信頼性の高い塗料メーカーの材料を選ぶとよいでしょう。

外壁リノベーション費用を抑えるには

外壁リノベーション費用を抑えるには、劣化症状の早期発見が大切です。

外壁の劣化状態が進行すると、外壁内部まで雨水が侵入して木材などが腐食する恐れがあり、外壁リノベーション時に全て交換しなければならない可能性があります。

そうなると、本来外壁塗装のみで済んだ工事が外壁材の交換などの大規模な工事に発展する可能性があり、その分費用も高額になってしまいます。

そのため、少しでも外壁リノベーション費用を抑えるためには、外壁の劣化症状が重症化する前に計画的に外壁のメンテナンスをするのが望ましいと言えます。

また、外壁の劣化症状は目視で確認できることが多いため、普段から外壁の状態をチェックすることも、外壁リノベーション費用を抑える近道となります。

外壁の汚れが気になったり、手で外壁を触ったときに白い粉が付着するようであれば、外壁メンテナンスのタイミングと言えるでしょう。

その他にも、外壁リノベーションを行う際、今後のメンテナンスのことを考え機能面を意識したリノベーションが大切になります。

費用やデザインで選ぶのも大切ですが、外壁リノベーションの効果がどのくらいまで続くのかを考慮した上で工事内容を選んでいくと良いでしょう。

最後に

外壁のリノベーションに於いては、デザイン性だけでなく、機能性にも注目することが重要です。機能性を保つために必要なメンテナンスの周期や費用などを考慮して、予算を準備する必要があります。

自分の理想に近いリノベーションを行うために、事前に外壁材の特徴や価格などを把握し、比較した上で工事計画を立てるようにしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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