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2019年01月15日更新
リフォームで寒い冬を乗り切る方法、紹介します
冬の寒さをリフォームで乗り切るためには、どのような工事が効果的なのでしょうか?建物や建材別に、冬の寒さ対策に効果的なリフォーム方法と、冬対策リフォームを行うことによって得られるメリットなどについてご紹介していきます。
冬の寒さ対策をリフォームで行なうメリット
電気代などの光熱費の節約になる
冬の寒さ対策を目的としたリフォームを行うと、光熱費を抑えることができます。
これは、断熱リフォームによって室温の変化が緩やかになることで、エアコンやヒーター等の空調機器が稼働する時間が短くなることが理由です。
また、断熱によって部屋の温かさを保ちやすくなるため、季節によっては生活の中で発生する電化製品や調理器具の熱だけで快適な室温を保つことができるでしょう。
部屋ごとの気温の変化が小さくなるので病気の誘発を防ぐことが出来る
冬期は暖房機器を使用した部屋と、暖房機器を使用していない廊下やトイレ、浴室では大きな気温差が生まれてしまいます。
人間の体は暖かい場所から寒い場所に移動すると、体の熱が急激に下がらないよう血流を調整する仕組みがあり、あまりに急激な変化は心臓や血管に負担を与えてしまいます。
これにより、冬期は入浴時やトイレなどで「ヒートショック」という症状が起こりやすいとされています。
ヒートショックとは、寒暖差による循環器系への負荷が原因で起こる心筋梗塞や脳卒中などの病気の総称です。
実は、日本の住宅におけるヒートショックによる死亡数は交通事故による死亡の4倍以上というデータもあります。
冬の寒さ対策リフォームで室内の寒暖差が小さくなれば、このヒートショックによるさまざまな病気の発生も抑えることができるでしょう。
どんなリフォームが冬の寒さ対策になるのか
気密性や断熱性を上げるのが効果的
冬の寒さ対策リフォームでは、室内の暖かさが屋外に漏れてしまわないようにすることが重要です。
屋内の熱が屋外に漏れないようにするためには、室内の空気が外に漏れないよう気密性を高めるのも重要ですが、窓ガラスや窓サッシ、壁などからおこる熱伝導も防がなければなりません。
窓サッシ・ペアガラスに変更して断熱性を高める
窓は空気が漏れやすく、ガラスなどから熱伝導によって熱が逃げてしまうため、防寒リフォームでは特に重要な部位とされています。
窓サッシを断熱材入りで気密性の高いものに交換し、窓ガラスを断熱フィルムが内蔵されているペアガラスに交換することにより、室内の温度変化を抑えることができるでしょう。
また、窓サッシと窓ガラスを断熱性・気密性に優れたものに交換することで、屋外と屋内の温度差で発生する結露を防ぐ効果もあります。
床や壁、屋根などの外装部分に断熱材を設置する
床や壁、屋根などは屋外に面している部分のため、熱伝導によって室内の熱が奪われてしまいます。
これらの部分に断熱材を配置し、熱が伝わらないようにすることで屋内の温度変化を抑えることができるでしょう。
また、断熱材の設置工事を行うことで壁などの隙間を埋める効果も期待できるため、空気の漏れによる気温の変化もある程度予防することが可能です。
その他、外装の断熱として、熱伝導を抑える塗料も開発されていますので、内装の解体といった大がかりなリフォームが難しいという方はこのような塗料を用いた対処をするのも良いでしょう。
浴室をリフォームして寒暖差を抑える
浴室は服を脱いで利用するため、どうしても寒暖差による体への影響が大きくなりやすい場所です。
そのため、浴室に寒さ対策リフォームを施すことにより、冬の寒い時期でも快適に利用することができるでしょう。
浴室の寒さ対策リフォームでは、床面を冷えない素材のものに変更したり、浴室暖房機を導入したりして浴室内をあらかじめ暖められるようにする方法が主に用いられています。
特に浴室暖房機については、乾燥機能がセットになっている製品が多く、天気が悪い時期でも洗濯物を干せたり、浴室内の湿気を除去してカビの発生を抑えられたりするなどのメリットもあるため、人気のようです。
浴室の構造にも左右されますが、工事内容も比較的簡単で短期間での施工が可能なため、浴室の寒さにお悩みの方は浴室暖房機を導入すると良いでしょう。
建物や部屋別の冬の寒さ対策方法
家全体ではなく部屋に合わせて冬の寒さ対策を行う場合には、どのようなリフォーム方法があるのでしょうか?
和室をリフォームして冬の寒さ対策を行う
和室は床面の畳や、壁面の土壁といった比較的断熱性が高い建材が用いられていますが、襖の通気性が高いため、室温が外部に逃げやすく、寒さを感じやすい部屋と言えます。
そのため、和室をリフォームして冬の寒さ対策を行う場合には、襖などの通気性が高い部分の工事を行い、気密性を高めると良いでしょう。
その他、床暖房を導入するのもおすすめです。
畳敷きの和室の場合、畳に床暖房を導入することができませんでしたが、近年では床暖房に対応した畳製品が多く開発されており、床暖房ユニットの上に畳を敷くことが可能となっています。
気密性を向上させても寒さが残っているという場合には、畳床暖房を導入して部屋を足元から暖めるのも効果的です。
木造建築向けの冬の寒さ対策リフォーム
木造建築の住宅は構造上、どうしても気密性と断熱性が鉄筋コンクリート造の住宅に比べて劣るため、壁や床、屋根や天井などの建物そのものに施す断熱リフォームが効果的です。
壁や床、天井に断熱材を設置し、隙間にシリコン製のシーリング剤を充填して気密性を高めれば、室温の変化を抑えることができるでしょう。
また、壁以外にも窓やドアなどの開口部分をリフォームするのも重要です。
これらの開口部は、建物の隙間から抜ける空気ほどではありませんが、熱伝導によって熱が逃げやすい部位のため、断熱機能を持った製品に交換すれば、より室内の温度を安定させることができます。
ただし木造建築の住宅では、構造上、家全体に冬の寒さ対策リフォームを行うと費用も工期も長くかかってしまいます。
費用を抑えつつ快適な環境を作りたい場合には、寝室や居間などの利用頻度が高い部分に絞って断熱工事を施す「部分断熱」を導入するのも良いでしょう。
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この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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