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2019年07月09日更新

マンションのキッチンリフォームの注意点

マンションでもキッチンのリフォームをすることができます。しかし、戸建て住宅とは違い制約が多いのも事実。リフォームできる範囲をしっかりと理解し、マンションリフォームに慣れたリフォーム会社に依頼するようにしましょう。

キッチンの種類

リフォーム キッチン マンション

まずは、キッチンの種類について理解を深めましょう。

対面式キッチン

キッチンユニットと、ダイニングやリビングが向き合っているタイプのキッチン。家族の顔を見ながら料理ができる、人気のタイプです。

【メリット】

  • 家族の存在を感じながら料理ができる
  • 小さい子どもがいる家庭では料理をしながら様子を確認できるので安心

【デメリット】

  • キッチンがダイニングやリビングから丸見えになるので常に片づけておく必要がある
  • コンロも居室側を向いているので、ニオイが広がりやすい

オープンキッチン

キッチンのスペースと居室が壁で仕切られていないタイプのキッチンを指しています。カウンターに段差や腰壁のない対面式キッチンや後述するアイランドキッチンなどもこのタイプ。

【メリット】

  • LDKに一体感を持たせることができ、広々とした空間を実現できる
  • 居室側から配膳した料理を受け取りやすく、片づけも楽になる

【デメリット】

  • 腰壁など仕切るものがないので、キッチンの中まで居室から丸見えになる
  • ニオイや水の音がリビングに伝わりやすい

アイランドキッチン

キッチンユニットが壁に接しておらず、対面式になっているキッチンがアイランドキッチンです。「島」のようにコンロとシンクが並んでおり、カウンターの奥行が広いという特徴があります。

【メリット】

  • 家族の顔を見ながら料理をすることができる
  • キッチンを仕切る壁がないので、開放的なLDKになる
  • キッチンを家具の一つとして捉える事ができスタイリッシュな印象となる

【デメリット】

  • 居室からキッチンが丸見えになる
  • コンロ廻りの油ハネ処理に注意が必要
  • 音やニオイが居室に伝わりやすい
  • カウンターの奥行が広いので、LDKにおけるキッチンの占める割合が高くなる

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラは「半島」という意味で、対面しているキッチンユニットの片側(ほとんどがコンロ側)が壁についているタイプのキッチンです。

【メリット】

  • 壁側にコンロを設置することで、換気扇の種類を選びやすくなる
  • LDKを一体化させた広々とした空間を作ることが可能

【デメリット】

  • 間仕切壁がないので音やニオイが広がりやすい
  • コンロに面している壁が油などで汚れやすい

※壁には専用のキッチンパネル貼ることができるためアイランドと比較すると
メリットです。判断をお任せします。

セミオープンキッチン

対面式ですが、キッチンの半分が壁に隠れたタイプ。マンションにはこのタイプが多く、コンロの前に壁があります。

【メリット】

  • コンロの前に壁があることで、ニオイが居室に広がりにくい
  • 壁にキッチンパネル(メラミン化粧版)を貼ることで油汚れなどのふき取りが簡単になる
  • キッチン廻りの物をリビングから隠すことができる

【デメリット】

  • オープンタイプのキッチンに比べて、壁があるので居室の開放感という点では劣る
  • コンロの目の前に壁があるので、コンロ調理中には居室の様子を見ることができない

I型キッチン

頭文字のローマ字がキッチンユニットの並びを示しています。I型キッチンは、シンクとコンロがローマ字の「I」のように一直線に並んだタイプで日本のキッチンの主流です。

【メリット】

  • コンロからシンクへと動線が一直線になるので、料理の一連の流れのなかで無駄な動きを省くことができる
  • ほかの型のキッチンに比べてキッチンスペースを小さくすることができる

【デメリット】

  • 選ぶキッチンの幅によっては、コンロとシンクに挟まれた「調理スペース」が少なくなることもある

L型キッチン

キッチンユニットがローマ字の「L」のように配置されたキッチンです。

【メリット】

  • キッチンの動線に最も優れている配置
  • コーナーを利用した広い調理スペースを確保できる

【デメリット】

  • 居室におけるキッチン全体の占める面積の割合が広くなる
  • 2人で作業することが比較的容易
  • I型キッチンに比べて高価

Ⅱ型キッチン

コンロユニットとシンクユニットを平行に並べてローマ数字の「Ⅱ」のように配置したキッチンで、欧米の家庭に多く採用されています。

【メリット】

  • キッチンの省スペースが可能。
  • 作業スペースが広く取れる

【デメリット】

  • コンロ・シンク、それぞれのユニットの幅が狭くなるため収納が少なくなる

壁付キッチン

キッチンの型にかかわらず、キッチンユニットがすべて壁に向かって設置されたキッチンです。

【メリット】

  • 料理に集中できる
  • ニオイや音が居室側に伝わりにくい

【デメリット】

  • 料理中や片づけ中に家族の様子をうかがうことができない
  • 壁面が汚れやすい

マンションのキッチンリフォームでできることは?

マンションは戸建てと違い、キッチンリフォームにさまざまな制約があります。どこまでリフォームできるのかを事前にしっかりと確認しておきましょう。

マンションのキッチンリフォームでできる間取りの変更

キッチンの間取りを大幅に変更することは可能です。例えば独立型のキッチンを対面式キッチンに変更するなど、間仕切壁を撤去することができれば、キッチンの間取りを変更しても問題ありません。

撤去したい壁がコンクリートであれば、壁はマンションの構造の一部となりますので、壊して撤去することはできません。その場合は、壁を残したままキッチンの位置を変更することになります。

マンションのキッチンリフォームでできるキッチン自体の移動

壁を撤去しなくても、キッチンの位置を移動することは可能です。

ただし、排水や給水配管の位置を移動することになりますので、管理規約などを確認して、どこまで移動できるのかを事前にしっかりと調査しておく必要があります。

マンションのキッチンリフォームでできる内装の変更

キッチンに使われている壁紙やキッチンパネルを変更するリフォームはマンションでも可能です。

ただし、間取りがLDKになっている場合、キッチンだけの内装を変更するとLDKの一体感が損なわれることがありますので慎重に検討してください。

マンションのキッチンリフォームでできる設備の新調

マンションのキッチンに使われている設備を個別に変更(新調)することも可能です。

【レンジフード】

  • 既存のレンジフードと同じ幅・高さであれば変更可能
  • 位置や寸法を変更する場合は天井下地組みやクロス等の仕上げ工事が必要

【水栓金具】

  • 既存の水栓金具と同じ径の水栓金具であれば変更可能
  • 配管を外して取り替えるので、水漏れなどを防ぐためにもプロに任せたほうが安心
  • 蛇口に取りつけるタイプ(外付け)の浄水器を使用している場合は、新しい水栓金具も浄水器取り付け可能な吐水口かどうかを確認すること

【コンロ】

  • ガスコンロからガスコンロ、IHからIHへの変更は可能
  • ガスコンロからIHへの変更は、電気工事が必要になる(電気容量が足りているという前提で工事が可能)
  • ガス管がきていないマンションではIHからガスコンロへの変更は不可能
  • 既存のコンロと同じ幅のコンロにしか変更できない

【家具の新調】

  • 食器棚やカウンターなど、新築から設置されていた家具の背面は壁紙が貼られていないことがあるため、同じ高さと幅の家具を選ぶ必要がある

マンションのキッチンリフォームの費用の相場

リフォーム キッチン マンション

マンションのキッチンリフォーム工事にかかる費用の相場の一部をご紹介します。

キッチンの取替え

  • I型キッチンの新調:約20~80万円
  • L型キッチンの新調:約40~90万円
  • 対面型キッチンの新調:約30~100万円

間取りやキッチンタイプの変更

  • 独立キッチンから対面型へ:約60万円~200万円
  • 壁付けキッチンから対面型へ:約50万円~150万円

キッチン内装の変更

  • キッチンの壁紙張り替え:約5万円~
  • キッチンの床材張り替え:約10万円~

キッチン設備の新調

  • レンジフード交換(本体価格+工事費):約5万円~30万円
  • コンロ交換(本体価格+工事費):約3万円~15万円
  • 水栓金具交換(本体価格+工事費):約4万円~8万円

リフォームに関する補助金

マンションのリフォームでは、「省エネ」や「バリアフリー」を目的にした補助金が利用できる可能性があります。

また、各自治体で実施しているリフォーム助成金についても、条件が合えば利用できるかもしれません。

キッチンのリフォームを検討する前に、助成金や補助金が利用できそうかどうかを調べておくことで、予算が立てやすくなり、リフォームの内容も決めやすくなります。

助成金や補助金は年度ごとに内容や助成対象が変わりますので、こまめに国や自治体のホームページをチェックしてください。

助成金や補助金だけでなく、税制の優遇についてもメリットが大きいので事前にチェックしておきましょう。

国土交通省<各税制の概要>
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr2_000011.html

住宅金融支援機構<地方公共団体が行う支援制度リンク>
https://www.jhf.go.jp/sousei2/shienseido.html



マンションのキッチンリフォームを行う前にすべきこととは

マンションのキッチンリフォームを行う場合、マンションならではの事前に確認すべき事項がいくつかあります。
たとえば、リフォームを行う予定のマンションにおける専有部分と共用部分の確認です。
マンションは区分所有者が自由にできる専有部分と他の区分所有者と共有して利用する共有部分に分けられます。
一般的には居住空間内が専有部分となり、エントランスや廊下、エレベーターなどといった専有部分以外の場所が共有部分となります。

居住空間を囲う壁や床の内部にある建物の構造体や玄関の扉などは共有部分となるため、勝手に改変を加えることができません。
キッチンリフォームを行う際には壁の内側などに給・排水管を通し、その際に壁や床に穴を開けて作業しなければならないことがあります。
専有部分を超えてリフォームを行うことはできないため、どの部分までが専有部分であるかの事前確認が必要です。

他にも、マンションの管理組合規則も確認しておいた方が良いでしょう。
マンションによっては管理組合規則で専有部分の処分方法についても規定されている場合があります。
場合によってはたとえ居室内の専有部分であったとしても、業者を入れてのリフォームには管理組合の許可が必要であることあります。

マンションでのキッチンリフォームの進め方

マンションでキッチンリフォームを行う場合の流れについて紹介します。

1.業者に相談

まずはキッチンをリフォームするにあたり、どのようなキッチンにしたいのかといった要望を洗い出して整理しましょう。
この時に将来のことを見据えてリフォーム内容の優先順位を付けると良いでしょう。
まずは家族間で話し合い、その後で業者に相談するとスムーズです。
ほとんどの分譲マンションには販売当初から窓口となっている不動産業者が、そのまま管理組合の補佐役として関わっている場合が多いでしょう。先ずはその不動産業者を通じて管理組合への相談を進めて行くことが早道と言えるでしょう。

2.下見

同じ内容のリフォームであっても既存のキッチンの形態や施工条件によって費用に差が生じることがあります。
そのため、正確なリフォーム費用を知るためには業者に下見をしてもらう必要があります。
実際に業者へ下見をしてもらう際に、希望のリフォームが可能かどうか確認すると良いでしょう。

3.プランニングと見積もり

プランニングは複数の業者と同時並行で進めていき、見積もりは必ず2社以上の業者から貰うようにしましょう。
業者によって得意とするリフォームが異なるため、業者の提案内容を比較しながらより希望に沿ったプランを選択します。

4.管理組合にリフォーム申請

マンションのリフォームを行う場合は管理組合へ工事申請を行い許可を得る必要があります。
通常は工事を行う2~3週間前には書面で申請書を提出する必要があるため、リフォームを行うことが決定したら早めに申請しましょう。

5.審査

管理組合は提出された工事申請書の内容を基に工事が可能であるかどうかについて審査します。
審査でチェックするポイントは管理組合によって様々ですが、建築基準法に適合しているか等、基本的な内容がしっかりしていれば問題ないでしょう。

6.申請者へ回答

申請した工事内容に問題が無ければリフォームが許可され、申請者はリフォームを行うことができるようになります。
仮に審査で不合格となった場合は工事内容を見直して再度申請するようにしましょう。

7.近接住民への挨拶と事前承諾

工事中は騒音や振動が発生したり、住人以外の関係者がマンション内を行き来することになります。
許可を得て工事を行うとはいえ、近隣住民へ迷惑を掛けることもあるため、工事前に挨拶をして承諾を得ましょう。

8.契約

業者と相談して決めたリフォーム内容に納得し、管理組合の許可も得ることができたら工事を依頼する業者を決定します。
単純に見積もり金額の高低だけでなく、工事内容に納得できる業者を選んで契約を結びましょう。

9.リフォーム工事

まずは業者からリフォーム工事の流れについて説明を受けましょう。
その後、養生をして既存のキッチンを撤去し、新しいキッチンを組み立てたり配管を通したりする作業を行います。
立ち合いが必要となるため、工期やスケジュールについて事前によく確認しましょう。

10.工事完了と確認

工事が完了したらプランと実際に工事を行った内容に差異が無いか確認します。
キッチンについて確認することは当然ですが、資材の運搬中に玄関など別の箇所を傷つけていないかについてもそっと確認しておくと良いでしょう。

マンションのキッチンリフォームの注意点

マンションのキッチンをリフォームする際に覚えておきたい注意点を実際の事例とともにご紹介しましょう。

マンションリフォームでは、共同住宅という特性上、小さなきっかけでもすぐに大きなトラブルへと発展してしまうことがあります。

事前に注意点をリフォーム会社と共有し、トラブルのないリフォーム計画を立てることが大切です。

周辺住民への配慮

<上階の住人に挨拶を忘れリフォームが中断して工期が延びた例>

「規約にも目を通し、下の階と2軒隣の住居にリフォーム工事の通知と挨拶に行った。しかし、上の階の住人に挨拶を忘れ、工事が始まってから騒音のクレームが。

工事は中断し工期が延長となり、費用が当初の見積額の1.3倍に膨らんだ。上階の住人との関係も悪いままで居心地が悪くなった」

マンションのリフォームでは、周辺住民への騒音対策が大きな課題となります。工事では必ず「騒音」が発生するものですが、事前の通知と挨拶で理解を得ることができるものです。

上記のトラブルは「上の階」へ騒音の影響はないと施主が判断して起こったもの。音は壁を伝って上階にも響いていきますので、上階への配慮も忘れないようにしましょう。

電気容量

ガスコンロをIHに交換するリフォームでは、電気工事が必要になります。これは戸建て住宅でも同じですが、マンションの場合は電気工事の前に、契約している電気容量を確認することが大切です。

マンション全体に電線を通って供給されている電気容量は決まっており、マンション新築時には各戸でマンション全体の電気容量を分配しています。

電気容量の大きさによって家庭内で使える電化製品の数(電力)には限りがあり、まだIHコンロが普及していなかった時代に建てられたマンションでは、IHコンロを使用するための電気容量が不足するケースもあります。

各家庭が各自の判断で電気容量を増やしてしまうと、マンションに供給される電気が足りなくなってしまうので、管理組合の規約で電気容量について厳しい基準を設けているマンションが少なくありません。

電気容量が足りなくては電気工事で配線を増やすことができませんので、IHコンロは取りつけられないことになります。

ガスコンロからIHへの交換を考えたら、まずはリフォーム会社や電気工事会社に電気容量が足りているかを確認してもらいましょう。不足しているのであれば、増設工事ができるかどうかを管理組合に相談してください。

床材の防音仕様

多くのマンションでは、管理組合の規定の中に「防音規定」が定められています。使用する床材についての防音機能を定めたものであり、リフォームで床材を交換するときにはこの規定に準じた材料を選ばないといけません。

建材メーカーが販売するフローリング材の多くは、どのマンションでも対応できるように防音基準をクリアした商品になっています。

しかし、無垢材のフローリング材に防音性能はありません。そのため、無垢材を使いたいときには、無垢材の下に防音マットを敷くなどして防音規定を満たすような工事をする必要があります。

キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。

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