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2020年12月14日更新
マンションの子供部屋をリフォームする際のポイントを徹底解説!
マンションでも、リフォームによって子供の成長に合った子供部屋が手に入ります。この記事では子供の年齢に合ったリフォームのポイントを紹介するとともに、管理組合との連携やリフォーム会社選びなど、マンションの子供部屋リフォームに欠かせない注意点も解説します。
目次
子供の成長に合わせた子供部屋リフォームのポイント
マンションで子供の成長に合わせて子供部屋をリフォームする際のポイントをご紹介します。
【小学校入学前】子供に合わせたリフォームのポイント
子供が小学校入学前であれば、「キッズスペース」を用意すると良いでしょう。
小学校入学前の子供には「キッズスペース」がおすすめ
小学校入学前であれば、宿題をやる勉強机や教科書を置くスペースを確保する必要がありません。
リビングの一角などに、ジョイントマットやブロッククッションを購入してキッズスペースを作るだけでも子供部屋を用意できます。
キッズスペースを家族共有スペースに設けると目が届きやすく安心
リビングや和室など家族の共有スペースにキッズスペースを設けておくと、家事や団らんの最中でも遊んでいる子供に目が届くため、壁や扉で仕切られた子供部屋よりも安心して遊ばせることができます。
キッズスペースを設ける際のポイント
キッズスペースは、子供が成長するほど物足りなくなってしまいます。キッズスペースはあくまでも小学校入学前の遊び場と考え、小学校に入学後を想定して子供部屋を準備した方が良いでしょう。
【小学校低学年】子供に合わせたリフォームのポイント
小学校低学年の段階では、独立した子供部屋を用意しても使いこなせないかもしれません。独立した子供部屋とは別に、リビングなどに遊び場や勉強スペースを用意してあげましょう。
既存の部屋を子供部屋として使う
勉強に集中できる本格的な部屋が必要ない場合、小学校低学年であれば、寝室や和室の一部にお子様用の勉強机やランドセルを置くスペースを作るだけでも、立派な子供部屋として機能します。
使わない押入れやクローゼットがあれば、リフォームで扉を撤去して内装材を張り、勉強机に代用する方法もあります。
リビングの一角に子供部屋を設ける
リビングの対面キッチンのカウンターや棚を利用して簡易な子供用の勉強机を用意してあげると、宿題に取り掛かる様子が確認でき、お子様も保護者の目が届く範囲でのびのびと過ごせます。
注意点として、カウンターや棚を勉強机として利用する場合は、イスやテーブルがお子様の身長や座高に合っているか確認してあげましょう。
【小学校高学年】子供に合わせたリフォームのポイント
小学校高学年になれば、子供部屋を本格的に使い始める年齢に差し掛かります。高学年のお子様用に子供部屋を作る際は、プライバシーや間取りに配慮してあげましょう。
高学年の子供部屋はプライバシーを尊重してリフォームする
小さなお子様であれば、子供部屋は親の目が届きやすい位置に置いた方がお子様も安心できますが、高学年の子供は親の視線が反対にストレスになってしまいます。
子供部屋に家族の荷物置き場を作らない
- 勉強に集中できるように、リビングの話し声やテレビの音が聞こえにくい位置に設ける
- 子供部屋に出入りできる扉は1つだけにする
など、プライバシーに配慮して間取りを考えてあげましょう。
子供部屋を分割リフォームする場合のポイント
「子供部屋は欲しいけれど、子供が巣立った時の使い道がない」という方は、既存の部屋を分割リフォームして子供部屋を作ってみると良いでしょう。
分割リフォームのパターンとそれぞれのメリット
分割リフォームにはいくつかのパターンがあります。
- 間仕切り壁を造作して分割
- 収納家具を設置して分割
- パーテーションを設置して分割
最も手軽に行えて復旧しやすいパターンはパーテーションの設置ですが、話し声や明かりが隣の部屋に漏れやすいという欠点があります。
背の高い収納家具で部屋を分割するパターンであれば、収納不足も解消でき復旧も簡単ですが、家具のスペースだけ部屋が狭くなりやすい点に注意が必要です。
間仕切り壁で分割するパターンは、3つの中で最も立派な部屋ができます。しかし、マンションの場合、管理規約で間仕切り壁の造作が禁止されていることもあるため、実施前に管理組合へ確認しなければなりません。
建物の構造に配慮してくれるリフォーム会社に依頼する
構造や内装に配慮してくれないリフォーム会社に分割リフォームを依頼してしまうと、
- 撤去するつもりで間仕切り壁を設置したのに、数年後に「撤去できない」と言われた
- パーテーションを撤去したところ、床が釘で穴だらけになっていた
などのトラブルが起きることがあります。
管理規約や建物図面にも目を通して、お住まいのマンションの構造に適した分割方法を考えてくれるリフォーム会社に依頼しましょう。
子供部屋にリフォームで「ロフト」を設ける場合のポイント
隠れ家のような「ロフト」はお子様にも人気が高く、ベッドや収納などにも幅広く使えます。ただし、設置する際はメリットだけではなく注意点も把握しておきましょう。
子供部屋にロフトを設けるメリット
間取りの都合で広い子供部屋が作れない場合は、ロフトを設けて空間を上下に有効活用することも可能です。お子様が巣立った後も、上下のスペースを収納や書斎として再利用できます。
子供部屋にロフトを設ける時の注意点
ロフトは熱がこもりやすいため、最上階の部屋では設置は避けることをおすすめします。また、ロフトを移動するはしごは意外にも場所を取りますので、リフォーム前にはしごの大きさも把握しておきましょう。
子供部屋をリフォームする前に考えておきたいこと
子供部屋を作る際は、「お子様が成長した時」と「使わなくなった時」を事前によくシミュレーションすることが大切です。
子供部屋は他の部屋から独立して作るべき?
将来的にお子様が大きくなることを考えれば、独立した子供部屋を設ける必要があります。ただし、小学校入学前や低学年で手がかかるお子様には、リビングの一角にキッズスペースを設けてあげると良いでしょう。
子供部屋に収納を設ける時のポイント
お子様が高学年になれば荷物も増えますので、子供部屋にも収納は必須です。お子様がまだ小さくて荷物が少ないようであれば、家族の荷物を子供部屋に収納することもできます。
ただし、お子様が大きくなると子供部屋への出入りが難しくなってしまいますので、家族用の荷物は子供部屋の収納に入れ過ぎないよう注意しましょう。
子供が巣立ったあとの子供部屋の使い道も考えておく
子供部屋を作る時は子供が巣立ったあとを想定して、
- お父さんの書斎として再利用するので、本棚が置けるスペースを確保する
- お母さんの趣味の部屋として再利用したいので、後々リビングと一体化できるようリビングの隣に設置する
など、将来の使い道も踏まえてリフォームを実施すると良いでしょう。
マンションの子供部屋リフォームにかかる費用の目安
マンションで子供部屋を作るリフォームの費用相場は、以下の通りです。
マンションの内装リフォーム費用の目安
- 間仕切り壁の追加:約10万円~約25万円
- 壁紙のリフォーム:約1,000円~約2,000円(平方メートルあたり)
- 床材のリフォーム:約5,000円~約1万円(平方メートルあたり)
- 造作カウンターの設置:約5万円~約10万円
子供部屋を分割リフォームする費用の目安
- 間仕切り壁を設置して分割:約10万円~約25万円
- 収納家具を設置して分割:約15万円~約30万円
- パーテーションを設置して分割:約3万円~約8万円
子供部屋にロフトを設置するリフォームの費用の目安
マンションの一室にロフトを設ける費用は、約20万円~約40万円が相場です。なお、価格には内装仕上げや梯子代なども含みます。
梯子で昇降する簡易なロフトではなく、階段で昇降するロフトや下部に扉が付いたロフトを設置する場合は、さらに約10万円~約15万円かかると見込まれます。
マンションで子供部屋リフォームを行う場合の流れ
マンションで行う子供部屋リフォームは、施工の流れが戸建て住宅とやや異なります。
子供部屋リフォームの流れと日数
- 管理組合にリフォーム実施の連絡:約1日
- 現地調査:約1日
- リフォーム会社に見積もり依頼:約1日~約3日
- リフォーム会社との打ち合わせ、管理規約の確認:約1日~約5日
- リフォーム会社との契約:約1日
- マンション住民にリフォーム実施の連絡:約1日
- 工事開始~工事完了確認:約1週間~約2週間
マンションリフォームでは、初めに必ず管理組合へリフォーム実施の連絡を入れる必要があります。管理組合の許可が取れた後、本格的にリフォーム業者の選定や見積もり依頼を始めましょう。
マンションの子供部屋リフォームは余裕を持って取り掛かろう
子供部屋リフォームは早ければ約2週間程度で終わることもありますが、間取りの大きな変更や子供部屋以外のリフォームも行うと約2カ月かかることもあるため、スケジュールに余裕を持って動きましょう。
子供の成長にリフォームが追い付かない恐れがある
リフォームを成功させようとプランニングや業者選びに時間をかけていれば、半年や一年という長い時間を費やしてしまうことも珍しくはありません。しかし、その間も子供はどんどん成長します。
「無事にリフォームが終わりやっと子供部屋を手に入れたと思ったら、プランニング時よりも子供が成長していて使いにくい子供部屋になった」という失敗を招かないよう、リフォーム終了時点のお子様の年齢も考慮しましょう。
春はリフォーム会社の繁忙期で予約が取りづらい
春になり、入学や進学などで子供の成長を実感してリフォームを検討する方もいるかもしれません。
しかし、気候が落ち着いている春は多くの人がリフォームを済ませようとするため、リフォーム会社側が繁忙期に入って予約が取りづらくなります。
長い時は工事が2カ月以上先になるケースもありますが、予約が取れるからといって不本意な見積もりのリフォーム会社に発注してしまわないよう、希望する条件のリフォーム会社に出会えるまで冷静に待ちましょう。
マンションの子供部屋リフォームを行う上での注意点
マンションの子供部屋リフォームでは、施主・管理組合・リフォーム会社の連携が欠かせません。
管理組合に工事の申請を行う
マンションでは、リフォーム前に必ず管理組合に工事の申請を行います。工事を行ってはいけない時間帯や、エレベーターや駐車場の使用許可等についてもこの時に確認しましょう。
なお、申請時には、リフォーム会社の立ち合いや工事図面の提出を管理組合から求められることもあります。
マンションのリフォームでは管理規約を必ず確認する
マンションでリフォームを行う場合は、管理規約に従わなければなりません。子供部屋リフォームでは、管理規約で以下の点を必ず確認しておきましょう。
床材の張替え許可
マンションによってはカーペットからフローリングへの張替えを防音上禁止している所や、一定の防音性能を持つ床材しか使用が認められていない所などがあります。
間取り変更の許可
間仕切り壁の撤去や追加が行えないマンションや、天井や壁に手を加えられないマンションでは、子供の成長に合わせた可変性が重要な子供部屋リフォームに、大きな支障が出てしまいます。
リフォーム会社に丸投げせず管理組合と話し合って進める
マンションには、建物に住んでいる人にしかわからない内部事情も沢山あります。リフォーム会社に工事を丸投げしてしまうと、居住者の生活をないがしろにした工事で迷惑をかけてしまうかもしれません。
リフォーム会社がマンションリフォームに慣れた業者だった場合も、必ずお住まいの管理組合を介してリフォームの計画を進めましょう。
子供部屋リフォームを依頼する業者選びのポイント
マンションの子供部屋リフォームを成功させるためにも、マンションのルールに則って動いてくれる、相談しやすいリフォーム会社を選びましょう。
リフォーム会社別の特徴を知っておく
リフォーム会社の選択肢としては、工務店、リフォーム専門会社、ハウスメーカーがあります。
地域密着型の工務店の特徴
地域に根差して長年リフォーム業を営んでいる工務店であれば、同じマンションでリフォームを実施したことのある業者が見つかるかもしれません。
ただし、マンションリフォームの経験が全くない業者という可能性もあるため、地元の工務店でも、管理規約や管理組合との話し合いに慣れているかどうか確認しておきましょう。
大手リフォーム専門会社の特徴
大手リフォーム会社はマンションの施工実績が豊富な所も多く、マンション専門でリフォームを行っている会社などもあります。
子供部屋リフォームのプランニングに必要な情報も、リフォーム会社の方から聞き出してくれますので、打ち合わせがスムーズに行えるでしょう。
注意点として、大手リフォーム会社は自社に工事部門を持たない所が多く、工事は別の会社のスタッフが下請けで派遣されることがあります。
元請けのリフォーム会社と下請け業者との連携が取れていないと、せっかく打ち合わせた管理規約のルールや管理組合からの指示がリフォームに反映されないかもしれません。
外注業者を雇うリフォーム会社に依頼する際は、元請けのリフォーム会社の社員が現場に来てくれることを確認しておきましょう。
ハウスメーカーの特徴
新築住宅をメインに行うハウスメーカーでも、マンションリフォームを依頼できることがあります。
ハウスメーカーも大手リフォーム会社と同様に、工事部門を持たない会社が多いため、外注業者との連携は過去の施工事例などから調べておきましょう。
2~3社にリフォームの相見積もりを取る
リフォームする業者を選ぶ時は、複数社に相見積もりを取ることが鉄則ですが、5社や10社から見積もりを取ってしまうと、情報が多すぎて見積もりの正当性がどんどんわからなくなってしまいます。
複数社の相見積もりは、依頼を検討しているリフォーム会社の中で特に気になる2~3社に留めましょう。
リフォーム会社紹介サイトを利用して選ぶ
リフォーム会社の選び方がわからない、電話では多少緊張してしまうという場合は、リフォーム会社紹介サイトを利用してみましょう。
事務所まで足を運ばなくても、自宅でメールやインターネットの受付フォームから子供部屋リフォームの詳細を相談でき、複数社の相見積もりまで自宅にいながら完了します。
部屋リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた部屋リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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