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2021年01月07日更新
外壁塗装リフォーム会社を探す際の留意点と探し方ガイド
外壁は家の性能を保つために、定期的に塗装リフォームをする必要があります。外壁塗装リフォームはどんな工事なのか、リフォーム会社はどこにお願いしたらいいのか、業者選びはどうしたら良いのかなどを理解し、納得のいく外壁塗装リフォームにしましょう。
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- 監修者樋田明夫
目次
外壁塗装リフォームはなぜ業者選びが肝心なの?
外壁塗装リフォームを行う業者には、ハウスメーカー・リフォーム会社・外壁塗装専門業者などがあります。外壁塗装リフォームを依頼する前に業者選びが肝心な理由を知っておきましょう。
外壁塗装リフォームは、塗装の知識や高い技術・正しい施工が工事品質の良し悪しに大きく影響する工事です。
知識・技術がないと、塗装工程を省略したり、必要な補修に気が付かなかったりなど、後々工事をするうえでトラブルとなり、塗装の早期劣化をまねくケースがあります。
外壁塗装のリフォーム工事中に、雨漏りの修繕が必要なケースもあります。雨漏りの修繕は外壁塗装前に行いますので、工事作業者には雨漏りの発見や雨漏り修繕の知識・施工技術も必要です。
また、外壁塗装リフォームは、訪問販売業者のトラブルが多い工事です。自宅に訪問してきた担当営業のノルマによる過度な値引きや訪問販売業者の知識不足などが原因として挙げられます。
このような工事トラブルにあわないためには、品質の高い業者に工事を依頼するのが肝心で、また、適正な価格で工事を依頼できるかも大事なポイントです。
良い業者選びをするために、リフォーム会社それぞれの特徴やメリット・デメリット・知識や技術の高い業者の見極め方を知り、信頼のおける業者に工事を依頼して、満足のいくリフォームにしましょう。
外装塗装リフォームの優良会社を装う悪徳業者の特徴と手口とは?
外壁塗装は、悪徳業者による被害が多いリフォームの一つとも言われています。このような業者には共通する特徴や手口があります。あらかじめ知っておけば、対応の仕方を変えることもできます。
飛び込み訪問営業
突然の訪問営業には、特に注意が必要です。無料で建物診断ができる、キャンペーンで安くできるなど、低価格や親切心を強調します。名刺や資料を持たず、口頭だけで説明したがる業者は特に注意が必要です。
会社の所在地が不明瞭
社名も名乗らず名刺も持たない、会社の所在地を尋ねても明確な答えが返ってこない、こんなケースは、会社の実体がない詐欺かもしれません。営業だけして、あとは責任を持たない悪徳業者の可能性があります。
脅しや緊急性をあおる営業トーク
すぐに契約を取りたがる業者には要注意です。質問しても的確な回答がなく、今すぐ塗装しないと危険、即決しないと二度とチャンスがないなど、脅しや緊急性をあおって契約に持ち込もうとする業者には気を付けましょう。
大幅な値引き提示
10万円以上の値引きや大幅な低価格を提示して、契約を取ろうとする業者にも注意が必要です。大幅な値引きを実現するためには、手抜きや安い塗料の使用、素人職人の作業など、不満足な塗装結果を招く原因になります。
建物調査
正確な価格を提示するためには、外壁面積を見積もる必要があります。通常なら1時間程度かかりますが、目視や10分程度の調査で終わったとすれば曖昧な見積もりの可能性がありますので注意が必要です。
面積や数量など他社の見積もりと比較してみるとよいでしょう。
業者のオリジナル塗料を使う
外壁塗装の費用は塗料の価格に左右されます。このことを利用して「米国や欧州で宇宙船に使われている塗料だ」などと偽って、塗料価格を調べられないように装う業者がいます。
塗料の種類は多く、価格も様々ですので騙されやすい手口の一つですが、価格が適正かどうかはきちんと確認することが必要です。
一式表記の見積書
工程をまとめて「一式」の金額だけしか書かれていない見積書は、見積もりがないことと変わりません。工事の内容や塗料の種類・数量も分からなければ、全て業者の都合で決めることができ、別の業者に丸投げされる可能性もあります。
工事内容や工程を確認できる工程表や見積書を出してもらうようにしましょう。
工事費用の先払い
料金は、完成した塗装に対して工事完了後に支払いましょう。工事費用を先払いしたけれど、外壁塗装が完了しないうちに業者と連絡が取れなくなってしまうケースもあります。
工事が始まってから発生した追加工事費用の請求
新たに不具合を発見したなど、工事が始まってから契約時の見積額を吊り上げる手口があります。追加対応の記載がない契約書や見積書のない、または、不正確やあいまいな見積もりのままの契約は、詐欺に遭う原因になります。
追加費用が発生する可能性などについて事前に確認しておきましょう。
リフォーム業者を探す前に知っておきたい外壁塗装リフォームの流れ
リフォーム業者を探す前に、外壁塗装リフォームの流れを事前に知っておきましょう。流れを知っていると、業者との打合わせや見積もりの内容が理解できます。また、業者の選定でも役立ちます。
1.足場の設置
外壁塗装をする場合、まず足場を設置します。足場は、安全で確実な施工をするために必要です。出来た足場に飛散防止ネットをかけ、近隣への安全対策を行います。足場の設置は約1日で終わります。
2.高圧洗浄
外壁塗装リフォームは、まず高圧洗浄機を使って外壁の洗浄を行います。外壁表面についた汚れ・カビ・苔などを落とします。
高圧洗浄をすることで、塗装のつきがよくなります。洗浄が不十分で汚れなどが残っていると、新しい塗料の耐久性が保てず、塗装後の早期劣化や剥がれの原因になります。高圧洗浄は約1日で終わります。
3. 乾燥期間
高圧洗浄後、外壁を十分に乾燥させる必要があります。外壁表面の乾燥が不十分な場合、塗装の剥がれや早期劣化の原因になります。乾燥は、最低でも約24時間必要で、天候や気温・湿度によっては約48時間かかることもあります。
4.下地処理
外壁の塗装をする前に下地処理を行います。下地処理では、外壁の傷やへこみ・ひび割れの補修や外壁間やサッシまわりのシーリングの劣化部分(隙間や欠けなど)のシーリング充填を行います。
下地処理を適切に行わないと、塗装をした時に塗装膜がうまく形成されず劣化を早めたり、塗装仕上がりが雑になるので、丁寧な下地処理が大事です。下地処理は下地処理の範囲や程度によりますが、約半日~約1日かかります。
5.養生
塗装を行う前に塗料がついてしまっては困る場所をビニールのシートで覆う養生作業を行います。主に、サッシまわりや換気扇のフードなどに養生をします。養生作業は、約半日で終わります。
6.下塗り
外壁塗装のリフォームは、1回の塗装で終わることはありません。2~3回塗装を行います。下塗り・中塗り・上塗りです。
下塗り塗装の役目は、新しい塗料が外壁材によくのるように下塗り専用の塗料で塗装します。下塗りの種類は、外壁の劣化状態や現在の塗装の種類により選びます。
下塗りは、塗装する時間と中塗りまでの乾燥時間が必要なため、約2日ほどかかります。
7.中塗り
下塗りの上に塗装する中塗りは、上塗りの塗料の発色をよくするために行う塗装です。
8.上塗り
中塗りの塗料がある程度乾いたら、仕上げの塗装を行います。(完全に乾燥させる必要はありません)上塗りの塗料の色が、選んだ色の塗料になります。中塗りと上塗りで約2~3日かかります。
9.足場の解体
塗装が全て終了したら、養生のビニールをはずし、足場を解体します。足場の解体は、約半日で終わります。
外壁塗装リフォームの相場は、塗装の種類や塗装面積・塗装場所により違いますが、延べ床面積40坪ほどの住宅で足場も含め、約100万円~約200万円ほどかかります。
外壁塗装リフォームは、外壁以外に雨戸や軒天・樋等をいっしょに塗装するケースもあります。また、シーリングの劣化が激しい場合はより費用がかかります。
外壁塗装リフォームはどのような会社がしているの?
外壁塗装リフォームを行う会社や業者は、ハウスメーカーやリフォーム会社・外壁塗装専門業者があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見てみましょう。
ハウスメーカーの特徴
ハウスメーカーの多くは、住宅を建築したお客様に対する定期点検やアフターフォローを行う中で、外壁塗装リフォームをしたり、ハウスメーカーの別部門でリフォーム事業を行っています。
ハウスメーカーのメリットは、大手の信頼と安心感にあります。建てたハウスメーカーで外壁塗装リフォームをお願いすれば、外壁の素材など色々なことがわかっているので安心です。保証やアフターケアも充実しています。
また、外壁塗装リフォームの実績も多いため、口コミや施工現場の情報も得られやすく、業者選定の判断材料が得られやすい傾向にあります。
外観のデザインを変える外壁塗装リフォームを得意とするのもハウスメーカーです。新築の実績からデザイン性のよい外観デザインの提案力を持っています。
デメリットは、リフォーム会社や外壁塗装専門業者と比較すると見積もりが割高となることです。また、担当営業によっては地域特性や塗装の知識が不十分なケースもあります。
リフォーム会社の特徴
リフォームを専門とするリフォーム会社にはいろいろな形態があります。不動産会社をベースとしたリフォーム部門や給排水設備業者がリフォームを行っているケース、塗装業者がリフォーム会社を行っているなど様々です。
外壁塗装リフォームをリフォーム会社にお願いする場合は、塗装業者が行っているリフォーム会社に依頼するのが良いでしょう。
リフォーム会社のメリットは、ハウスメーカーよりリーズナブルに塗装工事ができることと、保証やアフターケアが充実していることです。
デメリットは、リフォーム会社の種類によっては外壁塗装リフォームを別会社に依頼する会社もあることです。リフォーム会社に依頼する場合、どんなリフォーム会社なのか確認しておくと良いでしょう。
ホームセンターの特徴
地域のホームセンターでも外壁塗装を行なっているところもあります。ホームセンターにより特徴は異なりますが、一般的なホームセンターによる外壁塗装の特徴を紹介していきます。
ホームセンターに外壁塗装リフォームを依頼する場合の一番のメリットは、価格が安いことです。一般的な塗装の業者より材料が割安で支給できるなど、相場より約1~2割工事費用が安いことが多くあります。
また、外壁塗装リフォームにおける保証も充実しています。ホームセンターにより保証内容や期間に差はありますが、大手ホームセンターなどでは保証制度を採用しているところもあり、施工後は安心できます。
しかしここで問題なのが、施工するのは下請け業者だということです。一般的なホームセンターの外壁塗装リフォームは、地域の下請け業者に工事を依頼する形になります。本来であれば工事費用は高くなるのですが、そこを安く下請けに依頼している点にリスクがあります。
ホームセンターに外壁塗装リフォームを依頼する際は、実際の施工現場の見学や、使う材料、何度塗りなのかなどきちんと確認しておくことをお勧めします。また、施工後に不具合があった場合の対応なども合わせて確認しておきましょう。
外壁塗装専門業者の特徴
外壁塗装専門業者は、塗装を専門とする職人を自社でかかえ、塗装工事を専門に行っている地域密着の会社です。
外壁塗装専門業者のメリットは、塗装業専業で地域に密着しているため、地域の特性にあった塗料選びと施工ができます。また塗装技術が高く、様々なことに迅速な対応ができることが多いです。
また、自社で職人をかかえているため、見積もりがリーズナブルです。
デメリットはハウスメーカーと比較すると実績がわかりにくいため、良い業者を探すことが大変なことと、工事中の保険や保証・アフターケアが不十分な会社があることです。
また、外観デザインの大きな変更をするリフォームは不得意な場合もあります。
外壁塗装リフォーム会社選定の決め手となり得る2つのものとは?
外壁塗装のリフォーム会社を選定するにあたり、決め手となり得るものとして「外壁リフォームの工法」と「塗料の種類と価格」があります。
外壁リフォームの工法
外壁は、サイディングやモルタルなどの外壁材を外側に使用します。サイディングなどの外壁材の継ぎ目は、気密性や防水性を高めるために、隙間をコーキングなどの目地材で充てんした上で、塗装を施します。
外壁リフォームでは、外壁材のつなぎ目などの雨水が浸入しやすい部分や、防水処理を施してある目地、異常が発生しやすい窓枠回りを中心に、定期的なメンテナンスを施しておけば耐久性を高めることができます。
しかしながら、メンテナンスでも防ぐことができない経年劣化は避けられません。外壁素材ごとの耐用年数にも左右されますし、立地条件や環境によっても外壁の劣化が進む状況が異なります。
クラックやはがれ、白い粉が出るチョーキング、汚れや破損、苔、カビなど、外壁の異常を示すサインが現れた場合は、リフォーム時期の訪れを知らせています。
外壁リフォームを行う場合、施工の工法には大きく「塗り替え」「張り替え」「カバー工法」の3つがあります。
塗り替えは、外壁の補修が可能な場合に行う工法です。破損やクラックを補修して、外壁塗装により防水性を回復させます。張り替えは、既存の外壁を解体し、新しい外壁材に張り替える工法です。
塗り替え工法や張り替え工法の場合、使用する塗料や外壁材の種類によって大きく費用が異なります。
これに対し、カバー工法では、外壁補修が困難な際に既存の外壁をそのまま残し、既存の外壁材の上に新しい外壁材を貼り付けます。外壁カバー工法は、費用を抑えることができることで注目を集めています。
外壁リフォームを請け負う業者は多く存在しますが、塗り替え工法のみを扱う業者や、他の工法も扱っていて塗装も得意な業者、塗装実績の少ない業者など様々です。適切な工法を熟知した業者がベストです。
また、塗装リフォームを扱う業者でも、使う塗料が異なるため費用に差が生じます。使用する塗料の種類や価格も選定のポイントです。
外壁塗装リフォームで用いる主な塗料の種類と価格相場
外壁のリフォームを行う場合、リフォームにかかる費用は、塗料の種類によって大きな差が生じることになります。業者任せにせず、費用対効果を検討することが大切です。
以下では、主な塗料の特徴や耐用年数、また、1平方メートル当たりの塗装料込み単価の相場を解説します。
アクリル塗料
アクリル塗料の耐用年数は約4年~約8年です。低価格や発色の良さなどで広く普及しましたが、汚れや耐久性に劣るため使用頻度が減少しています。価格は1平方メートル当たり約1,000円~約1,200円が相場です。
ウレタン塗料
ウレタン塗料の耐用年数は約6年~約10年です。密着性に優れるほか、価格や耐久性、機能性などのバランスが優れています。コストパフォーマンスの良さで人気があります。価格は1平方メートル当たり約1,500円~約2,000円が相場となっています。
シリコン塗料
シリコン塗料の耐用年数は約8年~約15年です。耐熱性や耐候性に優れるだけではなく、汚れや色落ちの面でも優れているため、外壁塗装に多く使用されています。価格は1平方メートル当たり約2,000円~約3,500円が相場です。
フッ素塗料
フッ素塗料の耐用年数は約15年~約20年です。耐熱性や耐候性に優れるほか、汚れや色落ちにも優れた耐久性を持つため、高層ビルなどに多く使用されています。価格は1平方メートル当たり約3,000円~約4,500円が相場です。
ピュアアクリル塗料
アクリル塗料の耐久性を改善した特殊な塗料で、耐用年数は約15年~約20年です。豪州のアステック社が開発したもので、フッ素と同程度の高い耐久性があります。価格は1平方メートル当たり約4,000円〜約4,700円が相場です。
光触媒塗料
光触媒塗料の耐用年数は約10年~約15年です。太陽光で汚れを分解し、雨水で汚れを流す特殊塗料で、光があたるかあたらないかで効果に差が出ます。価格は1平方メートル当たり約5,000円~約5,500円が相場です。
外壁リフォームを検討しリフォーム会社と契約するまでのステップ
外壁のリフォームをするなら、全体の流れを知っておけば冷静に検討することができ、悪徳業者にひっかかってしまう心配も軽減されます。主なステップごとに概要を紹介します。
1.リフォームの目的を具体化
まずリフォームの検討段階では、インターネットや専門誌、ショールームなどで情報を収集します。望ましいリフォームの方法や種類、予算などについて、大まかな色など完成イメージを固めていくことから始めます。
2.リフォームについてリサーチ
希望するリフォームについて、ウェブサイトや専門誌などの情報から、固めたイメージを実現するための工事内容や価格相場、外壁のリフォームを得意とする会社などを調べます。
3.机上査定の実施
よりイメージに近い費用相場を知るためには、ウェブ上で提供されている机上査定サービスを利用すると便利です。大まかな条件を入力するだけで、概算費用額が提示されます。複数社にまとめて依頼できる一括査定もあります。
4.リフォーム会社の候補選定
およその金額に見当がついたら、依頼する会社の候補を3社くらい選定します。契約前には 見積もりを依頼しますが、3社程度の見積もりがあれば、妥当なリフォーム費用の相場が分かり、冷静に判断できます。
5.相談と現地視察
見積もりの前段階で、契約する1社を選ぶために机上査定などで絞り込んだ3社程度に相談します。現地を実際に視察してもらい、外壁面積を測定し、補修の有無などの状況が確認できれば、正確な見積もりが期待できます。
6.相見積もりの実施
契約候補の業者に、相見積もりであることを伝えながら、同じ条件で見積もりを依頼します。条件が違えば、工事内容や使用する材料、工事費も異なります。比較するためには、同じ条件にそろえることが大切です。
また、気になる部分などを相談して、どのような提案や答えが出てくるか聞いてみるのもよいでしょう。
7.施工会社の選定
相見積もりは、金額だけではなく、それぞれの会社の専門性や対応を比べることも重要です。業者との相性は仕上がりの満足度に大きく影響します。見積額が安ければいいという訳ではないことに、注意が必要です。
8.契約
見積額や対応に満足した業者と、書面で契約を交わします。疑問を残さず、納得した上で署名、押印しましょう。細かいことでも、気になることは全て文章にしておくことが大切です。契約書への記載ができない場合は、覚書を別途作成します。
外壁塗装リフォーム会社を探す際にガイドとなることとは
外壁塗装リフォーム会社を探す時には、実績や施工技術の確認が大切です。また、見積もりを数社とり、工事内容や金額を比較して、優良業者なのかを判断しましょう。判断するガイドになることをまとめました。
外壁塗装リフォームの実績
リフォーム会社の技術や外観のデザインを確認するために、リフォーム会社の実績を確認しましょう。実績を確認する方法は3つあります。
1つ目は、塗装リフォームを行った家族や友人・知人から、工事の内容や社員の対応・見積もり金額などがどうだったか、聞くことです。
2つ目は、インターネットの口コミサイトで実績を確認しましょう。口コミサイトでは、多くの実例を確認できます。塗料の種類と価格・工事中の感想・完成写真を見ておきましょう。
3つ目は、依頼しようとするリフォーム会社から実際に施工した家を紹介してもらい、見せてもらいましょう。実際に施工した家を見ることは、大きな判断材料となります。
建設業許可の確認
ある程度の規模を工事する場合「建設業許可」が必要になります。塗装工事で建設業許可を取得するには、経営業務の管理責任者と塗装工事業の専任技術者が常勤でいる必要があります。
また、建設業許可は5年ごと更新があり、長年保持している場合は、長い工事経験があることになります。
塗装工事業での建設業許可を保持している会社は、工事実績があり、更新回数を重ねている会社は安定経営していると判断できます。
有資格者がいる
外壁の塗装リフォームの知識や技術を確認できる資格があります。塗装技能士(1級・2級)・外壁劣化診断士・外壁塗装マイスター・雨漏り診断士です。
「塗装技能士(1級・2級)」は国家資格の技能検定制度で、塗装に関する学科と実技試験に合格して得られる資格で、一定の知識と塗装技術がないと取得できない資格です。
塗装技能士の資格を持っている塗装職人がいるリフォーム会社は、塗装技術が高いと判断できます。
「外壁劣化診断士」は、外壁の劣化状況を診断できる人が持っている資格です。外壁のひび割れの状態やどのぐらいの傷み具合なのか判断し、補修の方法や建物の改修が必要あるかどうかアドバイスや提案をしてくれます。
「外壁塗装マイスター」は、日本外壁塗装マイスターズが認定する資格です。外壁塗装の技術や施工の知識、設計能力が一定基準以上あると認められる熟練した技術者に認められる資格です。
「雨漏り診断士」は、民間の雨漏り診断士協会が定める資格です。
雨漏りは建物の劣化を早めたり、長く放置すると健康被害にもつながります。しかし、建築業に長く携わっている人でも雨漏りの診断はむずかしく、雨漏りの原因を特定し雨漏りを防ぐのは困難な仕事だといえます。
雨漏り診断士は、雨漏りに特化した資格で、雨漏りの状況を診断して、的確な提案と補修を行える人が持つ資格です。
相見積もり
外壁塗装リフォームの見積もりは複数社に依頼しましょう。それぞれの会社の塗装工事の提案内容・見積もり金額・担当者の能力・熱心さなど複数社見積もりをとることで、比較することができます。
複数社見積もりを取ることは煩雑ですが、1社だけではこの塗料が良いのか、見積もり価格は適正なのか、なかなか判断できません。また、自分たち家族と相性の良い会社かどうかもわかりません。
色々な会社と打合わせをする中で、家族に必要なことがわかってきます。デザイン性重視なのか、価格重視なのか、地域密着の会社が良いのかなど、考えながら業者を選定しましょう。
リフォーム瑕疵保険に加入している登録事業者か
リフォーム工事を行う際、金額が大きい工事の場合「リフォーム瑕疵担保保険」を利用するリフォーム会社があります。
リフォーム瑕疵担保保険は、リフォーム会社が保険会社と保険契約を結びます。工事中の瑕疵による保証と、リフォーム後の外壁に事故があった際、既にリフォーム会社が倒産している場合の保証が約束され、保険金が支払われます。
また、リフォーム瑕疵担保保険の保証は、工事中の検査が必要です。そのため、施工の品質を確認できます。
リフォーム瑕疵担保保険に加入している登録事業社は、高い工事品質が確保でき、工事中の瑕疵保証とリフォーム会社の倒産保証があるため、安心できます。
Webサイトを有効に活用する
外壁塗装リフォームを検討する時に、活用したいWebサイトは主に3つあります。
1つ目はリフォーム会社探しをするために「リフォーム会社一括紹介サイト」を利用する方法です。インターネットからサイトを使って、複数社を探しながら比較検討することができます。
2つ目は各リフォーム会社のホームページです。ホームページでは、施工実績や所有する資格の確認やブログで施工状況なども確認すると良いでしょう。
3つ目は「リフォーム一括見積りサイト」の利用です。必要事項を一度入力するだけで、複数社から見積もりを取ることができます。見積もり金額の妥当性を検討するためや費用相場を知るために利用すると良いでしょう。
外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、外壁リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
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この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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