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2019年02月20日更新
和室リフォームの値段、見積もりはどのくらい?
近年、和室のリフォームが増加傾向にあります。和室を洋室に変えるだけでベットが置けたり、バリアフリーになるなどのメリットがたくさんあります。この記事では和室をリフォームする際にかかる費用やどのようなリフォーム内容があるのかをご紹介します。
和室リフォームにはどのような種類があるのか
和室をリフォームすると言っても、様々な工事内容のリフォームがあります。では実際にどのような種類があるのか、リフォームの種類と内容などをご紹介します。
畳の交換
畳は経年劣化するため、「裏返し」「表替え」「畳の張り替え」の順でリフォームを行います。畳の裏返しは畳表を裏返して縫い直し、畳縁のみを交換するリフォームのことです。畳の裏返しは通常約3年~約5年で行われます。
次に畳の表替えは、既存の畳の表面を剥がし新しい畳表で包むリフォーム方法です。裏返しを一度行った後や、裏返しをしてもたわんだり凹んだりした場合は畳の表替えが必要です。一般的に約6年~約7年でリフォームを行うことが多くなります。
最後に畳の張り替えです。畳の張り替えは既存の畳を全て処分し、基盤の畳床から畳全てを新しく交換するリフォームです。
収納スペースのリフォーム
小上がりの和室を作る場合、段差を利用して床下に収納スペースを設けることができます。小上がりの段差の部分に引き出しを設置したり、跳ね上がる扉をつけるなど余った空間を有効活用できるでしょう。
リビングルームの広さを変えずとも収納スペースを増やすことができるため、人気のリフォームです。
ふすまや障子のリフォーム
元々ふすまや障子を設置している場合は、穴が空いたり経年劣化や日光などによって変色する可能性があるため、約3年を目安にメンテナンスを行うといいでしょう。障子であれば、DIYで貼り替えることも可能です。
また、ふすまのリフォームは、柄や色などによって部屋の雰囲気が変わるため和室のリフォームの中でも人気があるリフォームです。
和室の壁や天井のリフォーム
一般的に和室の壁や天井が劣化した場合、クロスの貼り替えを行います。昔ながらの和室では壁が塗り壁のケースがありますが、その場合でもクロスの壁に変えることによって部屋が明るくなり雰囲気も変わるでしょう。
和室の壁や天井のクロスを貼り替える目安は約3年~約5年で、シミや色落ちなどが気になった場合に行うといいでしょう。もし天井にシミがあった場合は雨漏りの可能性もあるため、クロスの貼り替え時に業者に調査してもらうといいでしょう。
和室に掘りごたつを設置するリフォーム
既存の和室に掘りごたつを設置するリフォームもあります。この場合、畳の交換や床板を切る工程が必要になり、また設置する掘りごたつのサイズによっても費用が変わります。
和室から洋室へのリフォーム
ライフスタイルや家族構成の変化によって和室から洋室にリフォームする場合、畳をフローリングに張り替えたりふすまを外してドアなどに交換するリフォームがあります。
床を畳からフローリングに張り替える際に段差を解消することができるので、車椅子でも楽に移動できるバリアフリーの空間を作ることができるでしょう。また、畳がないことでハウスダストの軽減にもつながるケースがあり、人気のあるリフォームです。
また、畳からフローリングに変える場合、壁や天井も併せて洋室仕様にすると違和感を残さずリフォームできるでしょう。特に壁が塗り壁の場合はクロスなどに変更することで洋室としての一体感をより演出できます。
洋室を和室へリフォーム
リビングスペースに和室でくつろげる空間を作りたい場合などに、小上がりの和室を設置する方法があります。柱や障子はリビングと色合いを揃えることで、違和感なくリビングに溶け込ませることが可能です。
また洋室の部屋のフローリングを畳に変え、畳の上に布団を敷いて眠れるようにしたり、くつろぎの空間として利用できるようにするリフォームもあります。
和室リフォームはそれぞれの生活や家族構成などで様々なリフォーム方法があるため、家族と話し合って快適な空間づくりを行うにするといいでしょう。
和室のリフォームにかかる費用相場
和室のリフォームにかかる費用相場を事例と価格別にご紹介します。
リフォーム費用相場が50万円未満の場合
リフォーム費用が約50万円未満で行えるリフォーム事例には以下のようなものがあります。
【事例1:和室の壁を格子にしてリビングとつながる空間にリフォーム】
和室の壁は構造上取り除くことができないケースで、壁を木製の格子にすることで和室の趣を残しつつリビングとの一体感を感じられる空間にリフォームした例です。リビングを広く見せたい場合などに有効なリフォームでしょう。
- リフォーム費用相場:約30万円
【事例2:和室を洋室にリフォーム】
荷物置き場だった和室を洋室にリフォームしベットを設置できるようにしたリフォームです。床の間をクローゼットにして、段差をなくしバリアフリー仕様にリフォームしています。将来高齢になっても、1階ですべての生活ができるようにしている例です。
- リフォーム費用相場:約50万円
※広さや選ぶ建材などによって費用は異なります。
リフォーム費用相場が51万円~100万円の場合
リフォーム費用が約51万円~約100万円で行えるリフォーム事例には以下のようなものがあります。
【事例1:押入を撤去しホワイトをふんだんに使用した和室にリフォーム】
ほとんど使用していなかった和室の押し入れを撤去して昔ながらの塗り壁をホワイトのクロスに貼り替え、床もホワイトの床材へ張り替えたリフォームです。古風な和室をホワイトを基調とした明るい個室に変更しています。
- リフォーム費用相場:約67万円
※広さや選ぶ建材などによって費用は異なります。
【事例2:仕切られた和室をリビングと合体させ、畳スペースも増設したリフォーム】
元々壁やふすまで仕切られていた和室をリビングにして、LDKの横に3畳の畳コーナーを増設したリフォームです。フローリングのリビングに畳コーナーを設けることで、リラックスできる場にしています。
- リフォーム費用相場:約75万円
※広さや選ぶ建材などによって費用は異なります。
リフォーム費用相場が101万円~150万円の場合
リフォーム費用が約101万円~約150万円で行えるリフォーム事例には以下のようなものがあります。
【事例1:寝室に和風の小上がりを設けたリフォーム】
ベットが並ぶ寝室の奥に和風の小上がりを設けたリフォームです。アジアンテイストと和が融合し、南国の雰囲気が感じられる部屋にリフォームした例です。
- リフォーム費用相場:約120万円
※広さや選ぶ建材などによって費用は異なります。
リフォーム費用相場が151万円~の場合
リフォーム費用が約150万円以上で行えるリフォーム事例には以下のようなものがあります。
【事例1:和室を増築して広げ掘りごたつを設置したリフォーム】
家族5人でゆったりとくつろげるように和室を増築して広げて、堀り座卓を設置したリフォームです。琉球畳と間接照明で旅館のように仕上げています。
- リフォーム費用相場:約200万円
※広さや選ぶ建材などによって費用は異なります。
和室をリフォームする際のポイントとは?
和室は洋室にはない雰囲気や趣の良さがあります。
また、和室でよく使用される畳は調湿機能があり遮音性能やリラックス効果も期待できます。
床暖房を設置できる畳もあるため、近年和室の良さが再度見直されています。
では和室をリフォームする際のポイントとは、どのようなものなのでしょうか。
最終的にどのような部屋にしたいのか明確にする
和室にリフォームする際、最終的にどのような部屋にしたいのかを明確にすることがポイントです。
例えばリビングに畳コーナーを設置したいのか、それとも押入れをクローゼットに変えるだけでいいのかなど、具体的にどのようにしたいのか明確にしましょう。
部屋全体をリフォームするとなるとリフォーム費用も高額になってしまいます。
部分的に和風にリフォームしたいなどと目的を確認することで、リフォーム費用も抑えられるでしょう。
局所的なリフォームはなるべく避ける
畳や障子が経年劣化で古くなっている場合、どちらか一カ所だけをきれいにしたとしてもリフォームしていない箇所が余計に目立ってしまう可能性があります。
そのため、局所的なリフォームはなるべく避けた方がいいと言われています。
既存の和室の畳を交換したり障子を貼り替えする際に、古くなった場所だけをリフォームするより、できるだけ部屋全体をリフォームした方が、より統一感のある空間にすることができます。
きれいに蘇らせることができるのでリフォームの満足度も高くなるでしょう。
和室リフォームが得意な業者に依頼する
最後のポイントは、和室リフォームが得意な業者に依頼することです。
リフォーム業者によってそれぞれ得意分野が違うため、内装や和室のリフォームを重点的に行っている業者を選ぶといいでしょう。
また現在、様々なリフォーム業者がありますが、和室リフォームが得意な業者に依頼すれば、畳の種類が豊富だったり様々な和室のリフォームに対応してくれるためリフォームの満足度も高くなるでしょう。
和室リフォームが得意な業者の探し方として、インターネット上でリフォーム事例を見たり、複数のリフォーム業者に見積もりを依頼できるサイトを利用する方法などがあります。
これらを上手に利用して、気になった業者に見積もりを依頼してみましょう。
また、見積もりをもらったら何にどれくらいの費用がかかっているのかなど、詳細がしっかりと記載されているかどうかも確認しましょう。
そうすることでより信頼できる業者を見分けることができるでしょう。
和室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた和室リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、和室リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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