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2019年02月12日更新

監修記事

洗面台をバリアフリーにリフォームする方法と費用とは?

洗面台をリフォームしてバリアフリー化するには、将来のことを見据えた計画が必要です。車椅子生活や体が不自由になった場合でも、使いやすいような配慮ができるようにアレンジしましょう。今回は洗面台リフォームの方法や費用の相場などについてご紹介します。

洗面台をバリアフリーにする方法は?

洗面 台 リフォーム バリア フリー

洗面台のバリアフリー化リフォームには、主に下記のような方法があります。

車椅子や高齢者対応など、それぞれの特徴を具体的に見ていきましょう。

段差をなくす

洗面台の手前に段差がある場合は、なくすための床のリフォーム工事を行います。段差がなくなることで、車椅子もスムーズに通ることができ使用しやすくなるでしょう。

また、杖などで移動するお年寄りの方にとっても、負担となる段差がない方が良いでしょう。

洗面台の高さを調整する

車椅子使用者にとって、通常の洗面台は高すぎて使えないことが多いです。

そのため、高さを下げるか、自由に変えられるカウンタータイプの洗面台に変更するリフォームをおすすめします。

鏡や収納も同じように高さが変えられるものを、取り付けると良いでしょう。

利用者に併せて高さを変えることができる電動昇降式洗面台もあるので、実際の使い勝手を比較して検討しましょう。

車いすでも使える洗面台にする

洗面台の下に足が入ると椅子に座った状態で使用できるので、車椅子のままで使いやすくなります。

マンションによくある洗面台の下に扉付きの収納があるようなものではなく、洗面台の下はあっても配管だけくらいに空間を空けておきます。

立って使う時よりも、座って使う時の方が奥まで手が届きにくくなるので、水栓の位置を手前に移動するなど、調整が必要でしょう。

水栓までの縦方向の長さが比較的短く、横幅が大きめで平たい底を持つ洗面台が理想的と言えます。

最近は、自動水栓機能が搭載可能なものや、スイッチやコンセントの位置をアレンジしやすいタイプなども登場しています。

手すりを設置する

足腰が弱く、視力が低下している高齢者にとっては、手すりがついていると安全に移動できます。

洗面台まわりの手すりの取り付けも、バリアフリーリフォームの有効な方法です。

車椅子利用者にとっても、手すりがあれば立ち座りがしやすいので、メリットとなります。

ただ、手すりの施工には下地があることや、洗面台使用時に手すりが邪魔にならないかどうか、といった点を考慮する余地があるでしょう。

洗面台まわりのスペースを広げる

車椅子が方向転換できるくらいのスペースを洗面台まわりに設けておきましょう。

切り返しがしにくいと、洗面台自体が車椅子用にリフォームされていても、使い勝手は良くありません。

一般家庭における洗面所は省スペースになっていることが多いので、必要に応じて間取り自体の変更も出てきます。

浴室とトイレ、洗面台をひとつの部屋としてまとめる工事が代表的です。

入り口を引き戸に変更

洗面台スペース全体をリフォームする際、一緒に扉を変更すると良いでしょう。

車椅子だと、一般的な開き戸よりも引き戸の方が開閉にスペースを要しないため、扱いやすくなります。

床の変更

洗面台まわりの床には、あらかじめ耐水性のある材質が施工されているはずです。

しかし、車椅子や杖などを使うにあたっては、弾性がある床材が向いています。

また、耐水性がより高く、すべりにくい素材の床に変更することが望ましいでしょう。

代表的な材質としては、クッションフロアやコルクなどがあります。

それぞれ色やデザインも種類がありますので、用途や好みに応じて選べびまょう。

この他にも、洗面台にどのような機能やオプションを付けたいかについて、あらかじめ明確にすることが、リフォームを進めるにあたり重要になります。

バリアフリー洗面台へのリフォーム費用と工期は?

では実際に洗面台をバリアフリー化するために、どのくらいのリフォーム費用と工期がかかるのでしょうか。

洗面台バリアフリー化リフォームの費用相場

施工費用の相場は、次のようになっています。

  • 洗面台変更:約25〜50万円(本体約10〜35万円、既存の洗面台撤去と新しい洗面台取り付け施工費用約10〜15万円)
  • 床材の変更:約5〜10万円
  • 段差解消:約5万円〜
  • 手すり設置:〜約10万円
  • 引き戸への変更:約3〜5万円
  • 出入り口の拡張:約20〜25万円
  • 浴室とトイレ、洗面所を一部屋に:約50万円〜

全体としては、約20〜30万円が中心価格帯となっており、約40万円以内でリフォームを行う事例が6割以上となっています。

費用の相場は上記のようになっていますが、現在の洗面台にどの程度手を加えるかで、費用は大きく変わることを覚えておきましょう。

また、洗面台自体のグレードや床材の種類などによって、相場よりも高額になる可能性もあります。

洗面台バリアフリー化リフォームの工期

リフォーム工事の工期は、洗面台の変更や手すりの設置が約半日、床材の変更や段差の解消、引き戸への変更、出入り口の拡張は約1日以内で終わることが多いです。

洗面所とトイレや浴室をひとつの部屋にまとめる工事は、最低でも3日以上かかります。

洗面台をバリアフリーにリフォームする際の注意点とは

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バリアフリー洗面台へとリフォームする際、次のような注意点に気を付けましょう。

動線を充分に確保する

車椅子でも使いやすい動線を確保する必要があります。

出入りしやすい間口や切り替えができる充分なスペースがないと、車椅子では洗面台は使いにくくなってしまいます。

計画段階から配慮すべきポイントです。

全員が使いやすい洗面台にする

車椅子利用者を含め、使用する人全員にとって使いやすい洗面台を実現しなければなりません。

足腰が弱い高齢者にも負担が軽くなるよう、手すりの位置などもじっくりと検討しましょう。

バリアフリーリフォームの実績が豊富な業者に依頼

リフォーム工事では、業者選びも重要なポイントのひとつです。

バリアフリーリフォームの実績が多い業者に依頼しましょう。

腕の確かな信頼できる業者を見つけるには、複数社に相見積もりを依頼し、比較検討して決めるのがポイントです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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