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2019年02月07日更新

雨樋の修理や交換工事にかかる価格相場と業者の選び方

雨樋リフォームは、選んだ雨樋の種類やリフォーム方法次第で、価格だけでなくリフォーム後の住み心地も大きく変わります。雨樋リフォームの種類や価格と併せて、お住まいに合った雨樋リフォームを行ってくれる、信頼できるリフォーム会社の選び方も知っておきましょう。

雨樋は種類によって価格や特徴が異なる

雨 樋 価格

雨樋には様々な種類があり、価格や耐久性も「形状」や「素材」によって異なります。

各種類の特徴やメリット・デメリットについて把握しておきましょう。

【形状別】雨樋の種類と価格

雨樋を形状別に分けると、

  • 丸樋タイプ
  • 角樋タイプ
  • 特殊タイプ

のいずれかに分類されます。

丸樋タイプの雨樋

半円型は、昔から日本の住宅に使われてきた雨樋です

成形しやすい形をしているため、角型や特殊形状に比べると価格は少し安くなります。

近年は排水量が多く見た目もシャープな角樋タイプを取り付ける家も増えていますが、和風デザインの住宅では、和のデザインに馴染みやすい丸樋タイプが使われることもあります。

角樋タイプの雨樋

角樋タイプの雨樋は、丸樋タイプより多くの雨水を溜められるため、降雨量が多い地域に適しています。

また、シャープですっきりした見た目も角樋タイプの特徴です。

特殊形状の雨樋

  • 雨樋は設置エリアや住宅
  • 雪が樋に落ちない積雪エリア向けの雨樋
  • 軒先と一体化して外から見えない雨樋
    屋外側が半円、住宅側が角型など向きによって使い分けできる雨樋(リバーシブルタイプ)など

特殊形状の雨樋は、丸樋や角樋に比べて生産コストがかかることから、価格相場がやや高い傾向にあります。

【素材別】雨樋の種類と価格

雨樋は主に6種類の素材で作られており、素材によってコストや見た目にも大きな違いがあります。

※記載している金額は、雨樋一本(約3.6m)あたりの相場価格です。

塩化ビニール製の雨樋価格

  • 価格相場:約1,000~2,000円
    塩化ビニール製の雨樋は昭和30年代に登場し、金属よりも錆びに強く成形しやすいことから、多くの住宅に普及しました。

プラスチックを素材とするため価格は安価ですが、紫外線に弱いため変色しやすく、他の素材で作られた雨樋に比べるとひび割れや変形が起きやすいというデメリットがあります。

非塩ビ系合成樹脂製の雨樋価格

  • 価格相場:約1,500~3,000円
    塩化ビニール以外の合成樹脂で作られた雨樋は、紫外線への耐久性が高く、塩化ビニール製雨樋よりも耐久性に優れます。

ただし、施工コストは塩化ビニール製よりもやや高額です。

銅製の雨樋価格

  • 価格相場:約8,000~1万円
    銅製の雨樋は、重厚感が和風デザインの住宅と非常にマッチします。衝撃に強い素材ですが錆びに弱く、価格も他の雨樋より割高です。

ステンレス製の雨樋価格

  • 価格相場:約6,000~1万2千円
    ステンレス製の雨樋は塩化ビニール製よりも耐久性が高く、銅製よりも錆びに強いため、メンテナンス次第では大きな劣化を起こさずに長持ちさせられます。

ただし、ステンレス製の雨樋は施工価格が非常に高額です。また、絶対に錆びないわけではなく、他の金属部材で発生した錆から「もらい錆び」を受ければ錆びてしまうこともあります。

アルミニウム製の雨樋価格

  • 価格相場:約7,000~1万円
    アルミは他の金属に比べると錆びにくく、特有のシャープな質感と継ぎ目のないデザインが、外装をスタイリッシュに演出してくれるでしょう。

軽量で支持金具が少ないため施工性にも優れていますが、戸建て住宅ではアルミニウム製雨樋の普及があまり進んでいないため、施工価格はやや割高です。

ガルバリウム鋼板の雨樋価格

  • 価格相場:約5,000~7,000円
    ガルバリウム鋼板とは、亜鉛、アルミ、シリコンでメッキされた鋼板のことです。衝撃に強く、傷が付いても亜鉛が溶け出して鋼板の錆びを防ごうとするため、耐久性に優れています。

合成樹脂製の雨樋と比較すると施工コストは高額になってしまいますが、雨樋リフォームの頻度を減らせるという意味では、コストパフォーマンスに優れた素材と言えるでしょう。

雨樋リフォームの内容別・価格相場

雨樋リフォームは、大きく分けると

  • 清掃
  • 部分補修
  • 全体交換

のいずれかに分類され、実施するリフォームの内容によって施工価格にも大きな差が生じます。

お住まい行うべき雨樋リフォームの種類と、それぞれのメリット・デメリットを知っておきましょう。

雨樋をリフォームで清掃するときの価格相場

  • 施工価格:約5,000~1万円
  • 工期:約1日

雨樋に詰まった、葉っぱや鳥の巣などのゴミを取り除き、樋の水はけを良くするリフォームです。

清掃は約1日で終わり、少額の費用で将来的な雨樋の故障や不具合を防ぐことができるでしょう。

雨樋の詰まり対策としては、落ち葉よけネットや落ち葉よけシートを設置すると良いでしょう。

ただし、清掃中に雨樋の破損や軒樋の勾配不良が見つかった場合は、部分補修または全体交換に発展する可能性もあります。

雨樋の部分交換、修理リフォームの価格相場

  • 施工価格:約5~10万円
  • 工期:約1日

樋のひび割れや継ぎ手のずれ解消など、雨樋の壊れた箇所を部分的に修理するリフォームです。

雨樋全体を交換するよりも安価で済み、リフォームも約1日で終わります。

ただし築年数が古い家の雨樋は、部分交換をしてもすぐに別の部分が劣化してしまうかもしれません。

何度も部分交換を繰り返し続ければ、部材運搬費などの諸経費がかさみ、全体交換よりも割高になってしまう恐れがあります。

雨樋全体を交換するリフォームの価格相場

  • 施工価格:約20~50万円
  • 工期:約2〜3日

部材の錆びやひび割れが雨樋のあちこちで発生している場合は、雨樋全体をリフォームで交換した方が良いでしょう。

お住まいの気候に適した種類の雨樋と交換すれば、雨樋本体だけでなく外壁や屋根も長持ちさせられます。

雨樋全体を交換するリフォームでは足場設置工事が発生し、雨樋の部材価格もかさむため、施工価格は高額です。

また、足場の設置に約1日、雨樋補修に約1日で、最低でも約2日の工期が必要となります。

雨樋全体を交換する時は、外壁塗装工事や屋根の葺き替えといった足場設置を伴うリフォームとできるだけセットで行い、足場代を一回分でまとめると良いでしょう。

雨樋リフォームで失敗しないための業者選びのコツ

雨 樋 価格

雨樋をリフォームしても、「すぐにゴミが詰まった」「リフォームした部分とは別の場所で不具合が起きた」となれば、せっかくのリフォームも残念な結果に終わってしまいます。

雨樋リフォームで失敗しないためにも、お住まいに適した雨樋リフォームをしてくれる業者選びのコツを知っておきましょう。

地元で営業を長年続けており雨樋リフォームの実績がある

地元密着で長年営業を続けてきたリフォーム会社であれば、降雨量や風の強さといった地域の気候的な特徴を把握しています。

海に近いエリアなら錆びにくい雨樋を選んでくれたり、積雪エリアなら積雪エリア仕様の雨樋を紹介してもらえたりと、お住まいの気候に合った雨樋リフォームを考えてもらえるでしょう。

雨樋劣化の原因を特定して適切なリフォームプランを提案してくれる

雨樋リフォームを成功させる重要なポイントは、リフォーム後に劣化を再発させないことです。

劣化の再発を防ぐためには、雨樋が劣化した根本の原因を補修しなくてはなりません。

その場しのぎではない確実な雨樋リフォームを行ってもらうためには、見積もり作成時に、お住まいの現地調査を必ず実施してくれるリフォーム会社を選びましょう。

現地調査によって雨樋劣化の原因がわかり、適切なリフォームプランが組めるだけでなく、無駄な工事が発生せず最低限の価格でリフォームを行えます。

雨樋リフォームの種類や価格差について説明してくれる

お住まいの雨樋を調査もせずに高額な雨樋を押し付けたり、何のために行う作業か説明を省いたりするようなリフォーム会社では、雨樋がきちんと補修されたかわからず、工事後も不安なまま過ごさなくてはなりません。

現地調査にもとづいて、お住まいに適した雨樋リフォームを提案してくれるリフォーム会社であれば、行うリフォームの作業内容だけでなく、デメリット面も工事前に説明してくれるはずです。

「雨樋を部分交換すべきか、全体交換すべきか」「合成樹脂製にすべきか、金属製にすべきか」など、お住まいで行うべきリフォーム方法について、価格差も交えながら納得行くまで説明してくれるでしょう。

リフォーム後に雨樋のアフターケアを必ずしてくれる

屋外に設置されている雨樋は、大雨や大雪、強風、紫外線などで破損しやすい設備です。

雨樋が自然現象で再び破損した時に備えて、リフォーム後にアフターケアも行ってくれるリフォーム会社を選んでおきましょう。

アフターケアを実施してくれる業者なら、雨樋が破損してもすぐに訪問してくれ、万が一リフォーム箇所に施工ミスがあった場合も、保証期間内であれば無償で補修に応じてもらえます。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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