2024年01月24日更新

監修記事

エクステリア工事とは?外構工事との違いや工事費用を解説!

外観をイメージを変えるにはエクステリア工事がおすすめです。エクステリアとは、門扉やガレージ、ウッドデッキなどのことを指します。この記事では、エクステリア工事の種類や外構工事との違い、費用相場について解説していきます。

目次

エクステリアについて

エクステリア 工事 業者

エクステリアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

いざ自分の家を持ったら、インテリアだけではなくエクステリアにまでこだわりたいところです。快適なエクステリア空間を作ることで生活がより豊かになることでしょう。

エクステリアとは?

「インテリア」という言葉は、本来英語でありながら日本でもカタカナ語として定着している単語です。日本では室内装飾という意味で使われています。

インテリアという単語ほど世間に浸透していませんが、インテリアの対語にあたるのが「エクステリア」です。家の外側の環境や構造物、空間などを指します。

外構とエクステリアは違うの?

エクステリアは外構と訳されることもあり、同じ意味で捉えられることもあります。実際にエクステリアという単語が多用される前はすべて外構工事と言われていました。

しかし、現在は、狭義では外構とエクステリアは異なるものとして使われています。外構は門や車庫など構造物を設置することで防犯や生活の利便性を高める機能を重視する意味合いが強いものです。

一方のエクステリアは、機能性にデザイン性を加えて家の外の空間全てをコーディネートすることだと考えるとわかりやすいでしょう。

エクステリアは家の外観をデザインすること

インテリアによって部屋の雰囲気が全く異なるように、エクステリアによって家の雰囲気は変わってきます。

エクステリアはインテリアの戸外版であり、家の外観を自分好みにデザインしたり装飾したりすることで理想の居住空間を作ることができます。

エクステリア工事とはどういうもの?

エクステリア 工事 と は

「インテリア」は室内の照明や家具、壁紙、キッチン、洗面所等、建物内部の空間全般を表します。

対して「エクステリア」は門扉や車庫、庭に設置されるウッドデッキや植栽、また外水道などのことです。

「エクステリア」を構成する主要部分は、内外から出入りする「門扉」があり、外部からの侵入を防ぐ「フェンス」、門扉から玄関に続く「アプローチ」があります。

庭側に転ずると掃き出し窓から続く「ウッドデッキ」や「三和土(たたき)」があり、「カーポート、ガレージ」のスペースを作ることもあるでしょう。

また、屋内と続く「テラス」、「サンルーム」などの寛ぐ場と洗濯物の乾燥スペースを作る場合も含まれます。

「エクステリア」には「クローズデザイン」と「オープンデザイン」があります。

「クローズデザイン」の場合、家の内部を外から見えないようにする為に視線を遮断する「フェンス」や「植栽」などで敷地周りを取り囲みます。

但し、「クローズデザイン」のデメリットは死角が多くなるので侵入犯に狙われやすいことです。

「オープンデザイン」は極力「フェンス」や「塀」を作らず、敷地を広く使える状態を言います。

「オープンデザイン」を採用して「表札」「ポスト」「インターホン」だけを門柱に取り付けた戸建て住宅も存在しています。

門周り

門周りは住まいの顔と呼ばれることもある、とても重要なエクステリアです。門扉・門柱・ポストなどのリフォームできる部分があります。

家に入るためのアプローチですので、見栄えだけでなく使いやすさも考えましょう。また、防犯機能を追加するリフォームも大変有用です。

フェンス

フェンスは内と外を区切る構造物で、生垣・ウォール・ブロック積などの種類があります。プライベートな空間を維持するために人の目線を遮る目的や防犯対策として、フェンスのリフォームを行うことができます。

デザイン面では、門扉との統一性にも配慮すると素敵に仕上がりやすくなります。

ガレージ・カーポート

敷地内にある駐車スペースもリフォームができます。車が道路に出入りする際に、安全で楽になるような配慮をすることが重要です。

駐車スペースの種類としては、建物の内部に駐車スペースがある「ビルトインガレージ」や、車や人を雨などから守るために支柱と屋根をつけた「カーポート」などがあります。

庭・テラス

庭のリフォームとして、テラスの設置などがあります。たとえば、室内と同じ高さでつながったウッドデッキのテラスを設置すると、広々としたリビングのように使うこともできます。

また、天井と壁をガラス張りにしたサンルームを庭に設置すれば、とても明るいリビングとして楽しんだり、洗濯物を干すためにも使えて便利でしょう。

ほかにも庭から玄関へつづくアプローチをリフォームすることもできます。

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エクステリア工事と外構工事は何が違う?

「エクステリア工事」を一言で言い表すなら、寛ぐ空間や憩いを味わう空間を作る工事と言えます。一方、「外構工事」は建物周りの舗装や排水、造園工事などのことです。

エクステリアは見せるもの、外構は隠すもの

少し前までは「外構」も「エクステリア」も同じ意味合いで使われていました。

「外構工事」は建物の外部の構造物の工事全般を呼ぶことがあります。極端に言い方をするなら「外構」は「構造物」と言えるでしょう。

「エクステリア」が「外構」と違う点は、「インテリア」の様に装飾的に建物外部を捉え、空間や環境を演出することです。

少し前までは「エクステリア工事」と「外構工事」は同じ意味合いで使われていましたが、近年明確に違う意味として使用されています。

外部におしゃれな感じを見せることが「エクステリア工事」となり、「外構工事」は機能性重視の傾向が強まり、防犯や目隠しを目的としたものをいうようになりました。

デザイン性や装飾性を重視するエクステリア

「門扉」で一例をあげると「門扉」には「開閉式」と「スライド式」があり、前後に開閉できるか否かでどちらかを選ぶことになります。

材質は軽量なアルミ製や重量感のある鉄製、その他木製やステンレス製などがあります。

家の顔と呼べる門扉は家のデザインとの調和を考慮し、プライバシーを確保しながら、閉鎖的にならないものが選択されることが多いようです。

デザイン的には格子タイプやスリットに見られるシンプルなものから自然な風合いを醸し出す木製タイプがあります。

つづいて、「門扉」を開けると玄関までの「アプローチ」があります。

コンクリートの打ちっぱなしにするか「煉瓦」や「テラコッタ」で床面を装飾するかいろいろな素材から選べます。

この時に気を付ける点は、雨などで濡れている時に滑りやすくならないか注意することです。

「フェンス」も同様に完全に外からの視線を遮断する場合や、外がよく見えるタイプと多種あります。

材質もアルミ製や鉄製、木製等、色々な種類から選べます。

「エクステリア」はデザインや装飾性だけでなく防犯、機能性も含めて考慮することで快適性や満足感が格段に向上するものです。

選ぶときの基準もただ、外から眺めるだけでなく、室内側からも視線を変えて十分検討することで納得のいく形に収めることが出来るでしょう。

50万円以下の場合

主なリフォーム内容は次のとおりです。

  • 門扉の取り付け、交換
  • 玄関アプローチの施工(砂利、コンクリートなど)
  • 照明やライティングの施工、交換
  • 庭の植栽
  • バルコニーやベランダの修繕
  • テラスの床交換
  • ウッドデッキの取り付け
  • カーポートの取り付け
  • 手摺やスロープの設置

50万円以下の予算でも、かなり幅広い工事が可能だということがわかります。

カーポートをはじめ、部材や商品の種類によっては高額になるので、この限りではありません。

以上のような、エクステリアの部分的なリフォームであれば、費用を抑えることが可能です。

どれも概ね1〜2日以内に完成するので、工期も短く済みます。

100万円以下の場合

50万円以上100万円以下でできるエクステリアリフォームには、次のようなものがあります。

  • フェンス取り付け
  • 塀の施工
  • カーポートの設置(2台以上)
  • ガーデンルームやサンルームの取り付け
  • テラス設置

フェンスや塀の施工では、どの素材を選ぶかによっても費用は左右されます。

また、家のまわり全体に設置するか、道路側や隣接する敷地との境だけか、など範囲の違いも影響します。

多くの場合、ブロックを積んでその上にフェンスを取り付けるため、工期も数日かかります。

車2台以上用のカーポートなど大きなものは、50万円以上かかると思っておいて良いでしょう。

もちろん1台分のカーポートでもこのくらいの値段になるケースがあります。

庭の一部にガーデンルームやサンルームや、テラスを新たに設ける場合は、比較的大掛かりな工事となり、金額も上がります。

また、フェンスを撤去してカーポートを設置する、アプローチと植栽を整えるといった複合的なリフォーム工事も、50万円以上の予算が無難です。

100万円以上の場合

100万円以上になると、エクステリア全般におけるリフォームが可能です。

先に述べた工事をさらに組み合わせた工事もでき、施工範囲も大幅に広がります。

例えば、フェンスと門扉を設置し、アプローチを設け、植栽を植え直す工事や、カーポートを設置し、照明を取り付け、アプローチを変更する工事、といった具合です。

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エクステリアリフォームの見積もりを抑えるポイントについて

エクステリア リフォーム 見積もり

エクステリアリフォームは意外と費用がかかることがわかりました。

できる限り予算を抑えて、リフォームをするために、どのようなポイントがあるのでしょうか。

複数のリフォーム会社から見積もりをもらう

リフォーム工事では業者選びは非常に重要です。

住宅の新築時にも言えることですが、どの業者を選ぶかによって工事が成功するか否かが分かれるといっても過言ではありません。

そのため、慎重に見極めて最適な業者を選ぶ必要があります。

まずは、複数のリフォーム会社に相見積もりを依頼してください。

金額や工事内容の内訳などは、企業ごとに異なるため、比較検討することで適した業者を見つけられます。

早まって業者を決める前に、相見積もりを取ることを徹底しましょう。

同じ条件で見積もりを取ること

相見積もりでは、同じ条件を提示するようにします。

見積もり項目自体にも、業者ごとに社内のやり方で違いがあるので、同じ条件を伝えても異なる項目表示となっていることもあります。

見積もり金額を正しく比較検討するためには、同じリフォーム施工でどのくらい違いがあるか確認しなければなりません。

わからないことがあれば、理解できるまで担当者に質問し、確認するようにしましょう。

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エクステリア工事の費用相場とは

エクステリア 工事 と は

主な「エクステリア工事」は

  1. 門扉
  2. アプローチ
  3. フェンス・塀
  4. カーポート・ガレージ
  5. ウッドデッキ・テラス
  6. 植栽

等があります。
これ以外にも「ベランダ・バルコニー」や「照明・ライトアップ」などの設置も可能です。

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1:門扉工事は幾ら位掛かる

門扉の取り付け工事には、土台となる地面の基礎工事が含まれます。門扉の基礎工事の相場は、約2~3万円くらいです。

これに門扉の材料費と取り付け工事費、表札・ポストの取り付け、門塀工事が加算されるので約20万円前後の見積もり金額になるでしょう。

これに、既存の門を撤去処分する場合には、処分費用が上乗せされます。

2:門から玄関に続くアプローチの工事費用とは

門から玄関に続くアプローチが土の場合、置き石や30cm角のタイルを置いたり、砂利を撒くだけもアプローチが作れます。

その場合、ホームセンターで材料を購入してDIYをするなら、材料費だけで済みます。

コンクリートを流し込み、石材を配置したいとなると基礎工事が必要になります。

コンクリート打ちの工事費は1㎡当たり6千円~を相場価格として、石材の材料費を加算して頂ければ相応の金額になると思います。

タイル貼り工事でおおよそ1㎡当たり約2万円くらいです。

3:フェンス・塀の工事費を知るには

防犯や目隠しを目的とした「塀の設置」に関しては、囲う部分の長さや高さによって違い、施工業者の見積りが塀の長さで計算したり、面積で金額を算出するなど統一されていません。

ブロック工事の場合ですが、隣家との境界線のブロック工事で相場価格は約20万円前後又は超えるかもしれません。

「フェンス」の設置の場合は、材質がアルミ製か木製・鉄製かで費用も変わります。

スチールフェンスは安価ですが、雨に弱く錆が発生し、劣化を早めます。

木製フェンスも耐久性に難があり、防腐処理がされていないと腐食するでしょう。

アルミ製のフェンスは腐食に強く、長期劣化しないので多くの戸建て住宅で採用されています。

アルミフェンスの相場は、80cmの高さで1mあたりと3500円から5000円くらいが目安です。

他の材質のフェンスはこのアルミフェンスの相場価格の前後と思ってください。

4:カーポート・ガレージの工事費用は

屋根付きのカーポートは、半透明のポリカ-ボネートと柱・屋根枠の取り付け工事になり、ホームセンターなどで取り扱っている安価なもので約10万円くらいからメーカー品だと約20万円を超えるものまであります。

地面にコンクリートを流し屋根用の柱を立てての材料と施工費を含んだ工事費用は約50万円くらい~100万円超まであります。

屋根付きのカーポートで気を付ける点は、強風時に屋根が飛ばされるかもしれない事と大雪で屋根が割れて落下することです。

日常、雨に濡れることがないものでも、災害による被害を受けることがあるので気を付けなければなりません。

5:ウッドデッキの種類と工事費について

リビングなどの掃き出し窓からウッドデッキが続いていると、晴れた小春日和の日には窓全開で広々と使える気持ち良さが利点だと思います。

ウッドデッキには天然木と樹脂製の人工木があります。

天然木の場合は紫外線と雨や風で劣化したり、反ったりするので定期的に手入れをしなければなりません。

主に使用する木材はウエスタンレッドシダーやウリンなどのハードウッドと呼ばれる種類です。

1年に1度防水塗装と白アリ駆除の薬剤散布は最低必要になります。

樹脂製の人口木は反りや劣化がないので1度設置すると手間をかけることはありません。

ただし、夏場は熱を受けて熱くなったり、衝撃に弱い面があるのが難点です。

ウッドデッキの設置工事には地面がコンクリートか、土かで金額が変わります。土の場合はウッドデッキの束柱を支える為に、束石を埋め込まなければなりません。

束石の設置には約5千円前後かかり、束の数だけ加算されます。

コンクリとの地面の場合は特に何もせず、ウッドデッキの束柱を立てます。

人工木のウッドデッキの設置工事は、3.6m×1.8m位の広さで約15万円~25万円くらいがメーカー相場です。

天然木のウッドデッキの設置工事は、1㎡位のヒノキで約2万円くらい、ウリン材で約4万円くらいです。

6:植栽を植える

植える木や本数により金額は大きく変わります。2m位のハナミズキで1万5千円ほど、シマトリネコで約8千円です。

これに土壌改良費と人件費、諸経費の凡その金額が3万円くらい別途かかります

その他工事について

「ベランダ・バルコニー」の新設又は全交換工事は、大きさによりますが、約50万円~100万円ほどです。

アプローチや庭に「照明器具」を取り付ける工事は、センサー機能付きを設置すると想定した場合、1カ所当たり5万円前後かかります。

新築時の工事と違い後付けのリフォーム工事は若干割高にはなりますが、いざ工事をしてみると、快適性と満足感を味わえることが多いのもリフォーム工事をするメリットです。

家は生き物ですから、どうしても劣化したり、交換を要するものが出てしまいます。そんな時がリフォームをするチャンスかもしれません。

より快適な生活を送れるよう、リフォーム工事を考えてみてはいかがでしょうか。

主なフェンスリフォームの費用相場

フェンスは外部からの視線を遮ることでプライベートな空間を演出します。特に高めのフェンスや視線を大きく遮るタイプのものは、よりこの効果を発揮するでしょう。

フェンスはその素材によって特徴や費用が異なります。代表的なウォールタイプのフェンスとしてアルミ製と木製、併せてブロック積タイプのブロック塀についてご紹介します。

アルミ製

隙間の間隔によって、視線を緩やかに遮るタイプ、大きく遮るタイプなどがあります。アルミは素材として錆びにくく耐久性が高いです。塩害を受けやすいため海辺のエリアには向いていません。

費用相場はフェンス本体1枚:約1~3万円、柱1本:約2千円/1本が目安です。工事費相場は支柱工事1本:約4千円、組立1枚:約5,000円を見込んでおくと良いでしょう。

木製

木製は見た目に優しく、人気のあるフェンスです。自然の素材であるため防腐処理や雨風から守るための定期的な塗装などのお手入れが必要です。

費用相場はフェンス本体1枚:約2万円、柱1本:約4千円ほどです。工事費用としては、支柱工事:約3千円(基礎を地面に埋める場合)、塗装費用1平方メートル当たり:約2千円が目安です。

ブロック塀

昔からよく使われている素材です。非常に頑丈で、施工方法によっては高級感を出すこともできます。
費用相場は1平方メートル当たり:約1万円~1万5千円が目安です。

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ガレージ・カーポートの主なリフォーム費用相場

エクステリア リフォーム 会社

ガレージやカーポートを設置するリフォームは、内容によって費用が大きく違います。それぞれの特徴とリフォーム費用相場をご説明します。

カーポートの設置・交換

屋根と柱のみを組み合わせたカーポートは、壁がないため通気が維持でき開放感があります。屋根が車を雨や雪・日光から守ります。
また、カーポートがあれば、悪天時の乗り降りの際にも雨などが体に当たりにくくなります。

設置・交換リフォームの費用相場は約18~100万円程度です。設置するカーポートの大きさ(カーポートの屋根をかける自動車の台数)や種類、設置場所、既存カーポートの撤去費用などによって変化します。

カーポートの屋根の修理・交換

カーポートの屋根部分は透明な素材として強度が強いポリカーボネートと比較的安価な塩化ビニールやアクリルがよく使われます。ほかにも、光は通しませんが丈夫な金属板などの素材も使われます。

屋根の耐用年数は、ポリカーボネートは20年と長いですが、塩化ビニールやアクリルは10年ほどです。修理・交換費用の相場は大きさによって変わりますが、約1万5千~3万5千円ほどを想定するとよいでしょう。

ガレージの設置・交換

ガレージ・車庫は一般的に屋根・柱・天井がある構造物で、しっかりとした建物を指します。内部には駐車スペースが1台~2台と収納スペースを設置することもできます。

ガレージの設置や交換のリフォームの相場は約80~150万円前後が目安です。

ビルトインガレージの設置

ビルトインガレージは建物の一階部分に駐車スペースを設置したものです。

メリットしては、防犯性が高いこと、直接ガレージに出入りできるようにすれば雨の日でも濡れることなく車に乗れること、車の汚れなどを防げることなどがあります。

ビルトインガレージをリフォームで設置する場合、1階部分の使っていない部屋をガレージに作り変えることが一般的です。

設置費用の目安は約200~300万円です。建物の一部解体費用、ガレージ工事費、シャッターの種類などによって変わります。

庭エリアの主なリフォーム費用相場

庭エリアでリフォームは、テラス・サンルームの設置やアプローチ、庭に芝生を敷くなどがあります。リフォームの特徴と費用相場は以下の通りです。

テラス・サンルームの設置

テラスとは庭などの屋外に設置した台のような構造物です。素材としてはウッドデッキ材・モザイクタイル・石張り・レンガなどの種類があります。

また、ガラス張りの天井や壁でできたサンルームも設置することができます。

テラスやサンルームは室内の延長のように活用することができます。設置場所の雑草対策にもなりますので、庭の手入れが楽になります。

テラスのリフォーム費用相場は工事費込みで約15万円~50万円、サンルームの場合には約20万~100万円ほどが目安です。

アプローチ

敷地外から玄関まで続く通路をアプローチといいます。タイルやレンガ、コンクリートなどを使っておしゃれに演出することができます。

費用相場は約10万~15万円です。使用する素材や通路の長さによって費用は変わります。

庭に芝生を敷く程度の簡単なリフォームの場合、費用相場は1平方メートル当たり約1万円です。

庭全体を造り変えるような大規模なリフォームの場合には100万円以上の費用がかかることもあります。

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エクステリア工事の流れと施工期間

エクステリア工事を業者へ施工を依頼する場合、まずは完成形のイメージをしっかりと固め、見積もりを取得することから始まります。

また、依頼する工事内容によって施工期間が異なりますが、約2週間~1カ月を目安とすると良いでしょう。

ここからはエクステリア工事の流れについて詳しく見ていきましょう。

完成形をイメージする

エクステリアは依頼主によって内容やデザインなどが大きく異なるため、住宅の建物と比べて完成形がイメージしにくく、注文住宅を建てる際にも後回しにされやすい部分です。

しかし、満足度の高いエクステリアに仕上げるためには大まかでも良いので完成形をイメージしておく必要があります。

色や形状といった見た目に関する点だけでなく、住む人が使いやすいよう機能性についても家族でよく話し合って決めましょう。

情報収集し予算を決める

ある程度のイメージが膨らんだら次は情報収集です。イメージしたエクステリアを実現させるために必要な予算や、使用したい資材についてカタログやウェブサイト等を利用して情報収集を行います。

既に使用したい資材が決まっている場合はインターネットなどで商品の詳細や金額について調べておくと良いでしょう。

そうすればより精度の高い予算立てができるほか、後に業者へ工事を依頼する際の工事費の妥当性についても判断しやすくなるでしょう。

ショールームでより鮮明に完成形を決める

完成形のイメージをより鮮明にするためにも、ショールームを利用しましょう。

近くにショールームが無い場合は面倒に感じるかもしれませんが、多少遠くても足を運んでみることで、実際のサイズを確認することができ、カタログなどでは気が付かなかった点を発見できるかもしれません。

施工店を決める

エクステリアの工事を依頼する業者を決めます。住宅のエクステリア工事は頻繁に行うものではないため、工務店などと普段から付き合いがあるという人はあまり多くはないでしょう。

そのため業者選びはインターネットなども利用しながら、慎重に行う必要があります。

見積もり依頼

工事を依頼する候補となる業者がいくつか見つかったら見積もりを依頼します。

はじめから1社に絞って見積もりを依頼するのではなく、必ず複数の業者から見積もりを取得する「相見積もり」を行いましょう。

優良な業者へ一度にまとめて見積もりを依頼できるウェブサービス「ハピすむ」を利用すると簡単に相見積もりを取得することができます。

現地調査

金額や提案の内容を参考にして工事を依頼したい業者が見つかったら、施工に向けて詳細な打合せを進めていきます。

より具体的なプランを立てるため業者による現地調査が行われるのが一般的です。

プランの詳細を設計・最終見積もり

現地調査の結果をもとに依頼主と業者が話し合って詳細なプランを決めていきます。

相見積もりを依頼した時から工事内容に変更が生じている場合は工事費用が変更となることがあるため、変更点を踏まえて再度見積もりを作成してもらいます。

契約

工事内容、金額に納得したら契約を締結します。疑問点や不明点がある場合は些細なことでも業者に相談し、内容に納得してから契約するようにしましょう。

施工

事前に工事内容やスケジュールについての説明を受け、工事が開始されます。

引き渡し

工事が完了したら引き渡しを受けて一連の流れは完了となります。

引き渡しを受ける際には事前の計画と完成したものに差異が無いかチェックします。もし何か不備や不具合等を発見した場合はただちに業者へ伝えて対応してもらいましょう。

エクステリア工事の必要性について

エクステリアは住宅外回りの比較的人目に付きやすい場所に位置しています。そのため、住宅の顔としての役割を担っています。

また、それだけではなく、エクステリアをおしゃれに演出できれば毎日エクステリアを行き来する住人の満足度向上にも繋がるでしょう。

さらに、エクステリアはおしゃれさや美しさを演出するだけではありません。

見通しの良いエクステリアデザインにしたり屋外照明を設置することによって、空き巣の侵入や車上荒らしなどの被害を防ぐ防犯効果も期待できるのです。

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エクステリア工事を行うタイミング

エクステリアの工事は新築時に行うのが最も良いタイミングだと言われています。

居住後ににエクステリアのリフォームを行う場合は、スペースの関係で重機など大型の機械を使用することができない場合もあるためです。

その場合は手作業での作業になるため、通常よりも工期が延び、人件費が割高となってしまう可能性もあります。

また、居住を開始してからエクステリアの工事を行う場合は玄関付近が泥で汚れたり、建物を傷付けてしまう恐れもあります。

エクステリア工事の依頼先

エクステリア工事はどこに依頼すれば良いのでしょうか?ここでは代表的な4つの依頼先のメリット、デメリットをご紹介します。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは建築資材の一部を規格化することで、注文住宅の大量生産を行っている企業です。

そのため、規格内のエクステリア工事で満足できるのであれば、割安に感じるかもしれません。素材も規格化されているので、現場による施工の完成度にばらつきがないのもメリットです。

また、アフターサービスもきちんと整備されているため、定期的な点検と保守をお知らせしてくれたり、修理が必要な際には迅速に動いてくれるのもメリットのひとつです。

しかし、設計の自由度は低く、扱っている規格以外の素材を取り寄せたりすると、コストが一気に上昇するという点はデメリットです。

ほとんどのハウスメーカーは、植栽などガーデニング工事は協力造園業者に外注しています。工事契約は一括になるでしょうが、ガーデニングへのこだわりがある場合は建築設計当初から造園業者との直接打ち合わせを要請しておきましょう。

工務店

ハウスメーカーより規模が小さく、地域密着型である工務店。広告費、展示場の建設・維持費、営業マンの人件費などの経費がハウスメーカーよりかからないため、材料費は割安になります。

また、ハウスメーカのように、規格内の素材で工事をしなくてはいけないという制限がないため、デザインなど自由に設計ができるのもメリットです。

ただし、工務店によっては使い慣れた素材や施工、自社の持つ特定工法や特定設備、安く仕入れられる素材にこだわる工務店もありますので、見極めが重要です。

ハウスメーカーのフランチャイズに加入している場合も、素材や施工の制限はありますので、事前に確認しましょう。

特に、知り合いの建築士に名前だけを借りる「代願」をして、現場には建築士が一度も足を運ばない悪質な業者もありますので注意が必要です。

建築士は常駐しているか、地元で評判の会社であるか、過去の施工事例を詳しく共有してくれるかなど慎重に選びましょう。

エクステリア工事専門店

エクステリア工事専門店の一番のメリットは、イメージ通りのエクステリアが完成することでしょう。家族構成、間取り、生活スタイルなどを考慮して最適な提案をしてくれます。

特に、デザインと施工管理者のプロの資格である「エクステリアプランナー」が常駐している専門店では、安心して設計を相談できるでしょう。

ハウスメーカーや工務店と比較して、施工まで自社で行うエクステリア工事専門店では、工事代金も割安になることが多いのもメリットです。

一方で、造園や外構の設計・管理だけを行っている業者は、デザインは優れていますが、工事は外部業者に依頼することもあり、望み通りに仕上がらないリスクがあります。

また、補修・管理のアフターサービスは各社によって異なります。依頼するときはしっかりとメンテナンスについても話を聞いておき、契約書に盛り込んでもらうようにしましょう。

リフォーム会社

リフォーム会社では、補修・管理を中心に行っている会社なのか、エクステリア工事を積極的に手掛けている会社なのかでメリットデメリットが異なってきます。

またリフォームを行う部分が、外構や庭などのエクステリア工事なのか、キッチンやバスルーム、トイレなど内装を専門にしているのかも注目すべきポイントです。

エクステリアプランナーが在籍しているようなリフォーム会社ならば、その道の専門家がいるため、望み通りのエクステリア工事ができるでしょう。

しかし、内装専門のリフォーム会社や、補修・管理専門のリフォーム会社では、資材の取り寄せなどで割高になったり、デザイン性や機能性に納得がいかなかったりする場合もあります。

エクステリ工事の内容が単純でデザイン性が低ければ、内装や他の補修・管理で厚意にしているリフォーム会社に相談してみると費用を抑えられるかもしれません。

いずれにしても業者選定の場合は、営業を呼付け話を聞くだけではなく積極的に会社を訪問し、社内の雰囲気や設備状況、施工実績などを確認することが大切です。

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失敗しないエクステリアリフォームとは?

エクステリアのリフォームで失敗しないために抑えておきたいポイントをお伝えします。

ゾーニングを考える

ゾーニングとは、どこに何を配置するのかを大まかなゾーンで図面などに描いていくものです。

ゾーニングをすることで、玄関アプローチや庭の動線・風通し・周囲の環境との関係などを考慮してリフォームすることができます。

デザインと防犯性

エクステリアは周辺環境との境界をデザインすることによって、防犯性を向上させたり、プライバシーを保護しやすくしたりすることができます。

ただし、防犯性だけを考えてしまうと、圧迫感のあるデザインになってしまったり、周囲に対して閉鎖的なイメージのエクステリアになってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

エクステリアのスタイルは、境界をどのように扱うかという観点で大きく3つに分けることができます。それぞれに異なった特徴やメリット・デメリットがありますので、エクステリアのリフォームを考える際に参考にしてください。

クローズドデザイン

プライバシーや防犯性を重視したスタイルです。視線を遮るフェンスや門などを用います。重厚で高級感のあるイメージになります。

周辺には圧迫感を与える可能性がある点と、侵入した不審者も周囲から容易に隠れられてしまう点がデメリットとして考えられます。

オープンデザイン

境界をフェンスなどで囲まずに、機能性門柱などの最低限のものを設置するスタイルです。開放感があり、エクステリアの費用が少なくて済みます。また、敷地を広く感じることができるので、比較的小さな敷地にも向いています。

デメリットは、開放されているため侵入が容易であること、外から家の中が見やすくなるためプライバシーの確保が難しいことなどがあります。

セミオープンデザイン・セミクローズドデザイン

オープンスタイルとクローズドスタイルの中間のスタイルです。例えば敷地境界をフェンスで囲みますが、その高さを目線より低くしたり、視線が抜けるフェンスにするなど、やわらかく敷地を仕切ります。

ほかにも庭やガレージ部分はオープンにして、ほかの部分はクローズにするなど組み合わせることができるなどバリエーションが豊富です。このスタイルであれば、防犯性やプライバシー面、ライフスタイルなどを考慮して決めることができます。

エクステリア工事の費用を安く抑えるコツ

ここではエクステリア工事の費用を安く抑えるためのコツについて見ていきましょう。

直接エクステリア業者に頼む

ハウスメーカーなどにエクステリア工事を依頼する場合、実際に工事を行う施工業者は別な下請け業者になるためハウスメーカーのマージンがかかってしまいます。

しかし、直接エクステリア業者へ工事を依頼することによって中間マージンなしで工事を依頼することができます。

工事依頼が直接できるかどうかは業者によってさまざまなため、費用を安く抑えたい場合は一度相談してみると良いでしょう。

デザインにこだわらないのならば安価な素材を選ぶ

同じような商品であってもメーカーによって価格が異なります。また、色や形状が似通ったものでも素材が異なれば価格にも差が出てきます。

デザインへのこだわりよりも、とにかく費用を安く抑えたい場合は、デザインやメーカーにこだわりすぎず、安価な素材を用いた商品を選ぶと良いでしょう。
ただし中には耐久性の低い商品もあるので注意する必要があります。

助成金を利用する

エクステリア工事の目的や地域によっては助成金を利用できるケースがあります。

例えば「生垣緑化助成制度」は、主に道路に面したエクステリアに植物などを植えて緑化する場合、施主へ助成金が交付されるという制度です。

しかしこれは、都市部を中心に導入されている制度であるため、地域によっては助成制度自体が無い場合もあるでしょう。

助成金の詳しい金額や助成金を受けるための条件などは自治体によって異なるため、まずはお近くの自治体に確認してみると良いでしょう。

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エクステリアをおしゃれにするポイント

人によってエクステリアの理想像は異なるでしょう。

工事に必要なお金も少額ではないため、できるだけ失敗なくおしゃれにしたいと思う気持ちは誰にでもあるはずです。

どうすればセンスよく仕上がるのかを心配する人もいるかもしれませんが、エクステリアをおしゃれにする誰でもできるポイントがあります。

ポイントをおさえて、自分の理想通りのエクステリアを実現しましょう。

家の雰囲気と合わせる

立派な家であっても、エクステリアの印象がいまいちだと見劣りしてしまいます。

エクステリアは家の魅力を引き立てますし、家全体のイメージを作る大事な要素です。

しかし、おしゃれにしたいからといって何も考えずにただ好きな色や高級素材のエクステリアを選んでしまっては、家との統一感がなくなり、ちぐはぐな仕上がりとなってしまいます。

個性も大事にしながら家の雰囲気に合うような色味を選んだり、家や周辺環境に溶け込むようなデザインとなるよう意識するだけでおしゃれ度がアップします。

門扉やフェンスを凝ったデザインにするだけでもおしゃれになる

エクステリアといっても色々な種類がありますが、住人だけが楽しむ空間と外から見られる部分があります。特にこだわりたいのは外部から目に付きやすい部分です。

家の顔ともいわれる門扉、境界の明確化や目隠し機能も備えたフェンスのデザインはこだわってみましょう。

もし予算に限りがあってエクステリア工事の種類を絞らなければならないという場合も、門扉やフェンスなどに力点をおいてその分凝ったデザインにするだけで、家全体をおしゃれに見せることが可能です。

自分が持つ外構のイメージを明確にする

他人の家のエクステリアを見て素敵だと感じたり、自分だったらこうしたいという理想を持つかたもいらっしゃるかもしれません。

その自分ならではのイメージは、エクステリアをデザインする上で大切になってきます。

例えば、家族や友人達で家に集まってバーベキューをしながら賑やかで楽しい時間を過ごしたい、飼っている愛犬を庭で自由に遊ばせたい、趣味のガーデニングで庭を華やかにしたいなどさまざまな希望があることでしょう。

自分の持つ外構イメージを明確にすることで、業者にもイメージが伝わりやすくなります。

業者はオーダーに沿ってプランを考えてくれるので、イメージ通りのエクステリアの完成が期待できます。

失敗しないエクステリア業者の選び方を知りたい

人によってエクステリアにかける予算に幅はありますが、せっかくお金をかけて工事をした人の中には失敗したと感じている人がいるのも実情です。

失敗しないエクステリア業者を選ぶことが大切です。

エクステリアでよくある失敗

エクステリアでよく聞かれる失敗の一つが、動線の考慮や配置決めが不十分だったため生活に支障が生じるということです。

例えば、多くの家庭では駐車場を設けていますが、大きな車を想定していない場合は将来買い換える際に狭くて不便に感じられるでしょう。

また、車を降りてから玄関までのスムーズな動線が確保できなくなってしまった人もいます。

洗車したくても水栓が無かったり、コンセントを使いたくても位置が悪かったりと、エクステリアにまつわる失敗談は意外に多いのです。

きめ細かい仕事をしてくれない外構業者を選んでしまった場合、満足な仕上がりにはならないということを肝に銘じておきましょう。

積極的にデザインを提案してくれる

業者には予算や自分の持つ完成後のエクステリアのイメージ、理想のライフスタイルなどを伝えましょう。

きちんとした業者であれば、エクステリアをデザインする上で必要となる情報を聞き出すための質問をしてくれます。

エクステリアのデザインや設計は多種多様に作ることができますので、聞き取った情報を元に希望に沿うようなデザインを積極的に提案してくれるのが優良業者です。

提案したデザインに対して理由を聞いてみる

信頼できる業者かどうかを見極めるために、業者が提案してきたエクステリアデザインに対して理由を聞いてみましょう。

例えば、色や素材についてどうしてこのデザインになったのかという質問を投げかけてみます。

「家の外観に合っているから」「こういうご希望があるから」など明確な理由を教えてくれる業者は信用できると判断して良いでしょう。

更に、コストを抑えるために別の方法もあるというような情報やより耐久性に優れている素材の紹介など顧客の立場に立った助言をくれる業者なら安心して任せられます。

逆に、業者の一押しや流行、多くの顧客が選んでいる人気のデザインというような曖昧な理由を挙げる場合は注意が必要です。

本当に信じて任せても良いエクステリア業者かどうかは質問の答えや誠実さで判断することをおすすめします。

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エクステリア工事を依頼する際に最適なプランを出してもらう方法

エクステリア 工事 業者

イメージ通りのエクステリアに仕上がる最適なプランを出してもらうため、エクステリア工事を依頼する際にできることをご紹介します。

使ってほしい素材や色を明確にする

エクステリアで使われる素材は種類が多いので、色に関してはどんな色でも希望を言えば対応してくれるでしょう。

自分が好きでこだわりたい色や使ってほしい素材があったりする場合は明確にして業者に伝えましょう。

迷っている場合は、業者が相談に乗ってくれます。

イメージ写真を自分で用意して業者にわかりやすく伝える

自分の中で大体のエクステリア像は想像できていたとしても、言葉だけで相手に伝えるのは容易ではありません。

相手が専門業者であったとしても、顧客の数の分だけイメージや希望は異なります。

より明確でわかりやすく理想のエクステリア像を伝えるためには、自分でイメージ写真を探して用意しておくとより確実です。

予算はしっかり伝える

エクステリア工事をする上でデザインの他に気になるのが予算です。

予算はしっかり伝えましょう。

予算内で可能な希望に沿うエクステリア工事のプランを出してくれます。

希望がたくさんある場合は「予算内ではできない」と言われることもあるでしょう。予算をアップする、質を下げる、規模を縮小する、一番こだわりたい部分に絞るなどを検討して、適切な価格で工事してもらうことを考えていきましょう。

エクステリアの工事業者を比較

エクステリアを取り扱っている業者はたくさんあります。基本的には工事業の許可を受けているか、技能士の資格を有している作業者はいるのかなどは当然確認しておく必要があります。

それ以外にも比較するポイントがいくつかありますので紹介していきたいと思います。

真摯に相談に乗ってくれるか

当たり前のように思いますが一番重要なことです。

意外と業者の好みを押し付けてくる担当者もいるため、自分の話を聞いてくれるかや悩み事に関して的確に回答してくれるかなど相談事に対して分かりやすくきちんと対応してくれるかを確認しておきましょう。

希望する工事やデザインにあった業者か

エクステリアといっても工事にも種類がありその工事に対応できる業者かを判断する必要があります。これは会社のホームページで確認することもできますし、確認できない場合は打ち合わせ時に過去の施工事例を確認させてもらうようにしましょう。

工事の実績がない業者に頼んでしまうと希望の仕上がりにならない可能性があります。

それと同時に重要なのは自分がイメージしているデザインに近い工事を行ってくれるかどうかです。これは施工事例を見せてもらったり打ち合わせ時にイメージをしっかりと伝えて話が通じるかどうかを確認しておくといいでしょう。

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エクステリアの工事業者を探す方法は?

それではエクステリアの工事業者をどうやって探したらいいのでしょうか。優良業者を探すための方法を紹介します。

ただし、業者を探す際は紹介する方法をいくつか使用して1社だけではなく複数社から見積もりや話を聞くようにしましょう。

新築時のハウスメーカーに紹介してもらう

一般的に新築時に対応してくれたハウスメーカーに相談することが多いと思います。どのリフォームでもそうですが家の構造を把握しているので相談に乗ってくれやすいですしハウスメーカーであれば業者も複数持っているので安心です。

ただし、ハウスメーカーを通す形になりますので若干割高になりやすいので注意しましょう。

インターネット・口コミで探す

インターネットを使用して探す方法です。実際に施工を受けた人の口コミや生の声が聞けるのがメリットです。施工事例も確認できるので実際の工事のイメージをしやすいのも特徴です。

デメリットとしてはホームページだけでは判断しきれない部分もあるため悪徳業者に引っかかる可能性があるので知識が少ない人は注意が必要です。

知り合いの紹介

実際にエクステリアの工事を行った知人がいる場合は業者を紹介してもらうと良いでしょう。知人からその業者の評価を直接聞けることや紹介の場合、割引をしてくれる可能性もあるのでメリットが多いです。

エクステリアのリノベーションにかかる費用について

エクステリアのリノベーションでは、施工する部位によって費用が変わってきます。

部位別にどのくらいの費用がかかるかご紹介していきます。

植栽のリノベーションを行う場合にかかる費用

生け垣や植え込みなどの植栽に関するリノベーションを行う場合の費用は、2m程度の植木を1本植える場合で約6万円からが相場です。

費用は植える木の品種や本数、生育度合いなどによって大きく変わりますので、希望する品種や範囲の希望を伝え、業者に見積もりを立ててもらうと良いでしょう。

電気工事にかかる費用

照明の設置などの電気工事にかかる費用は、約2万円からが相場です。

センサー付きのものを複数設置する場合や、ライトアップを目的としてデザイン性の高い製品を設置する場合については、約20万円からを目安とすると良いでしょう。

駐車場のリノベーションにかかる費用

駐車場のリノベーションでカーポートを設置する費用は、約30万円からが相場です。

対象駐車台数にもよりますが電動式のシャッターを設置したり、ガレージを設置したりする場合については約80万円から、シンプルな屋根を設置するだけなら約10万円からが目安とされています。

塀のリノベーションにかかる費用

塀のリノベーションは使用する製品と囲う範囲で価格が決まります。

アルミや樹脂、木材系のフェンスで家の外周を囲う場合の費用は、基礎工事を含めて約40万円からが相場です。

RC造の塀なら1平方メートルあたり約5万円から、コンクリートブロックを用いる場合は1平方メートルあたり約1万円が目安とされています。特に高さを要する塀の場合、安全を考慮した基礎工事にかかる費用が大きくなることに注意してください。

DIYでエクステリアリノベーションを行う場合の費用

DIYでの施工では、使用する設備や資材の購入費用だけでリノベーションを行うことができます。

しかし、DIYでの施工は業者による施工に比べて手間がかかるだけでなく、トラブル発生時のリスク対処も自力で行わなければならなくなるため、あまりおすすめはできません。

賃貸物件でエクステリアをリノベーションすることはできるか?

賃貸物件の場合、一戸建てでもエクステリア部分は大家の所有物となるため、自由にリノベーションを行うことはできません。

もし、エクステリア部分に不具合があり、生活に影響を及ぼしている場合には、管理会社などに連絡し、大家が修繕または改修を行います。

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エクステリアのリノベーションで注意するべきこと

エクステリア リノベーション

エクステリアのリノベーションでは、さまざまな注意点があります。

施工開始後、完成後に混乱しないよう、工事を依頼する前に知っておきましょう。

エクステリアリノベーション工事に関する注意点

エクステリアリノベーションは屋外での工事となるため、どうしても天候に工期が左右されてしまいます。

特に、コンクリートの敷設は雨中での作業が難しいため、梅雨時など雨が多い時期では工期が遅延すると考えておいた方が良いでしょう。

工事中の立ち会いについては、屋外での作業となるため、特に立ち会いを行う必要はありません。

クローズドスタイルのエクステリアで敷地内に入るのに鍵が必要な場合などは工事開始と終了時に立ち会いが必要ですが、それ以外では必要ないでしょう。

ただし、電気工事などで室内の配電盤から配線を引く場合など、宅内工事や建物に関係する工事を行う場合には立ち会いが必要です。
外部の作業であるためどうしても大きなトラックを道路に駐車したり、一時的に道路を封鎖する必要等があるかもしれません。必ず近隣の方に事前に連絡し理解を獲得しておくことも必要です。

あらかじめ工事の流れについて十分に協議しておき、立ち会いのスケジュールをたてておきましょう。

メンテナンスに関わる注意点

エクステリアは屋外のため、設備に使われている素材によってメンテナンスの頻度や方法が変わってきます。

特に木製品については定期的な清掃と腐食防止のための塗装が必要ですので、メンテナンスをどうするかについてもあらかじめ考えておくことが望ましいと言えます。

また、植木についても定期的な剪定等を行わなければなりませんので、施工後のメンテナンス費用についても考えておきましょう。

施工費用をローンで支払う場合の注意点

小規模なエクステリアリノベーションでは一括で施工費用を支払うことも多いのですが、敷地全体をリノベーションする場合には多額の費用がかかるため、ローンを組む場合もあります。

ローンについては、新築時なら住宅ローンでまとめて施工することができますが、リノベーションの場合は個別にリノベーションローン、リフォームローンを組まなければなりません。

銀行などの金融機関では、リノベーション、リフォームを目的としたローン商品が用意されています。

ローンの申し込みについては、金額次第ではありますが、見積りや図面等の提出が必要な場合もありますので、申し込み前に業者に見積りや設計を依頼しておきましょう。

業者によっては自社でリフォームローンを用意している場合もあり、この場合は見積りからローン契約までまとめて任せることができるので便利です。

エクステリアの修理でできることは?

エクステリア 修理

門扉

門扉で発生する故障の多くは、錆などによる錠の故障や開閉の不良などの事例です。

開閉の不良については、日常的な利用による蝶番部分の歪みや、車両の接触などによる門扉本体の歪みなどが原因で起こることもあります。

どちらの場合も、門扉をスムーズに利用することができなくなるため、早めの修理が必要です。

伸縮門扉

伸縮門扉とは、アコーディオンドアなどと似た形状で、左右どちらかに折りたたまれる形状の門扉です。

駐車スペースの入口などに用いられることが多く、蝶番部分の劣化や車輪の劣化による故障により、スムーズな開閉が難しくなるといった事象が起こります。

故障すると、自動車の出し入れ時に門扉が斜めに動いたり、大きな音を立ててしまったりするため、車に傷を付けてしまう前に修理しておいた方が良いでしょう。

駐車場

駐車場が狭くて自動車への出入りが難しい、カーポートの柱などにぶつけてしまった、カーポートの屋根が壊れてしまったなどの不具合が起こります。

駐車場が狭いと荷物の出し入れが難しくなりますし、カーポートの屋根が破損すると自動車を雨や日差しからカバーできなくなってしまいます。

また、カーポートの柱の破損の場合は、将来的な倒壊事故の可能性がありますので、一刻も早い修理が必要です。

玄関アプローチ

玄関アプローチのタイル破損などが主な故障ですが、階段部分などにコケが生えてしまい、滑りやすくなるといった問題も起こります。

タイルの破損は、見た目も悪くなり、歩行時のつまずきの原因となったりします。

コケによるグリップの低下の場合は、雨天時に転倒する危険性も増すため、早めの対処が必要です。

テラス

テラスの基礎や柱が錆などによって崩れたり、歪んだりしてしまうと、テラスが傾いてしまうことがあります。

多少の傾きなら気にならないことも多い場所ですが、基礎や柱の劣化によって歪みが起きている場合、将来的に屋根部分が倒れたり、テラス部分が崩れたりといった事故が起こる可能性があるので、早めの修理が必要です。

また、ウッドテラスの場合、木材部分にささくれが起こると不意に怪我をしてしまう恐れもあります。

適切なメンテナンスを行って状態を保つようにしましょう。

フェンス

基礎部分の劣化や事故などでフェンスが歪んでしまったり、台風や地震でフェンスが倒れたりしてしまうことがあります。

このような場合には、室内の目隠しが不十分になってしまいますし、何より倒壊したフェンスをそのままにしておくのは危険です。

早めの修理を行い、プライバシーと安全の両方を回復させましょう。

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エクステリアの修理にかかる費用

エクステリアの修理、交換にかかる費用は、

  • 門扉の交換:約10万円
  • フェンスの交換:約20万円(長さによる)
  • カーポート交換・設置:約20~30万円
  • 玄関アプローチタイルの修繕:約3万円
  • 駐車場の拡張:約10万円
  • テラスの交換:約20万円

が相場です。

新設に比べれば、交換や修理は、部品や施工時の基礎などを流用することで比較的安価に行うことができます。

ただし、修理は故障の状態が把握できなければ費用の計算ができないためません。現地調査の上で見積りを立ててもらう必要があります。

また、交換についても、使用しているエクステリア製品によっては、交換部品が残っていなかったり、交換できない部品だったりする場合があります。

こちらも確認後に見積りの作成や修理の可否判断が行われます。

駐車場の拡張やエクステリアの新設については、工事内容によってある程度の相場があるため、前もって概算見積もりの入手が可能です。

インターネット上には、エクステリアの修理やリフォームを行っている業者に無料で見積もりを依頼できるサイトがありますので、このようなサービスを利用して見積もりを依頼すると良いでしょう。

エクステリア修理に火災保険は適用されるのか?

火災保険では、特約を付けることで火災以外の台風や落雷などの災害による被害にも適用させることができます。

例えば、台風や地震でフェンスやカーポートが倒れてしまった場合や、雹によってテラスやカーポートの屋根が破損した場合、風災特約を付けていれば、保険の適用を受けることができるでしょう。

ただし、火災保険による補償は、保険会社によって適用される災害の範囲に違いがあるため、もし災害でエクステリアが破損してしまった場合には、契約書の内容を確認し、対象となるかどうかを問い合わせるようにしてください。

もし、破損原因及び破損箇所が加入している火災保険の対象となる場合、まず保険会社に連絡して現地調査の上で適用となるかを判断してもらいます。

災害後のリフォーム営業に注意

大きな災害が発生した後には、リフォーム業者の営業が火災保険で修理できると謳って営業をかけてくる場合があります。

しかし、火災保険が適用できるかは保険契約の内容と保険会社の調査員による現場確認がなければ判断することができません。

リフォーム業者がいくら保険を使えると言っていても、経年劣化による破損と判断されて保険が適用されない場合もあるため、火災保険を使った修理を行う場合には、リフォーム業者ではなく保険会社にまず連絡してください。

このような営業を行うリフォーム業者は、保険を利用して相場より高い金額で施工したり、必要のない工事まで行ったりする悪徳業者に多く見られます。

優良なリフォーム業者は、火災保険が使用するまでの手順を知っているため、飛び込み営業で顧客を囲い込むような営業は行いません。

災害でエクステリアが破損していると、このような業者の営業が訪問してくる場合がありますが、まずは断りましょう。

保険会社に保険利用の確認をとってから、改めて評判の良いリフォーム業者へ修理を依頼するようにしましょう。

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エクステリアの修理・リフォームで気を付けるべきこと

エクステリア 修理

業者が行える工事の範囲を理解しておく

エクステリアのリフォームや修理はリフォーム会社の範疇ですが、芝や植栽の植え替えについては造園業者、庭師の範疇です。

もちろん、両方に対応している業者も多くありますが、会社によっては対応していない場合もありますので、依頼する際にはその会社がどこまでの工事に対応しているか確認しておきましょう。

修理より交換の方が安い場合もある

基礎部分やエクステリア全体の老朽化や故障が見られる場合には、修理より交換の方が安い価格で施工できる可能性があります。

また、老朽化が酷いエクステリアの場合は、交換してしまった方が将来的な修理や交換のコストを抑えることができるでしょう。

エクステリア修理を依頼する業者の見つけ方

エクステリアの修理を依頼する業者を見つける方法には、近隣の業者を調べて依頼する方法と、一括見積もりサイトを利用する方法とがあります。

近所に評判が良い業者があるなら、そちらに依頼するのも良いのですが、一括見積もりサイトなら、無料で相見積もりの依頼が可能です。

複数の会社に問い合わせる相見積もりを行えば、業者による価格や工事方法の違いを把握できるため、より適正な価格での修理、リフォームが可能な業者を見つけることができるでしょう。

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エクステリア工事を行う際の留意点

エクステリア工事を行う際には、いくつか留意点があります。依頼する側もしっかりと事前に知識を持って、スムーズに設計・工事を進めることが大切です。

まず最初に、費用の最低ラインを設けましょう。いざ工事のプランを進めていくと、色々な機能を取り付けたくなってしまい大幅に予算オーバーすることがあります。

「今回は外壁のメンテナンスをする」「洋風の庭を作る工事をする」などはっきりとエクステリア工事の目的とテーマを家族で決めておくと、予算の範囲内で工事することができます。

要介護認定者がいる場合はバリアフリーや手摺工事が保険適用(1割負担)されます。

また、業者を選ぶ際には、業者の実績を確認し、過去の施工事例はもちろんのこと、必ず見積もりも提出してもらってから工事を依頼するようにしてください。

これまでの実績に自信のある業者は、必ず過去の施工事例を詳しく共有してくれます。そのなかで類似した施工事例を見ながらイメージを伝えることで、より理想に近いエクステリ工事が可能となります。

先ほどもご紹介した「エクステリアプランナー」が在籍しているかどうかも業者を選ぶ基準になるでしょう。

最後に、業者との取り決めは些細なことも文章(契約書)にしておくことがおすすめです。素材や工程などで不明点などが出た際に、解決しやすくなります。

まとめ

いかがでしたか?エクステリア工事についてご紹介しました。家のメンテナンスができるとともに理想の暮らしに近づけるエクステリア工事ですが、工事の目的や予算、テーマを明確にして、理想の外観を手に入れてください。

芝生や植栽は生き物です。季節ごとにきちんと手入れをして行かないとエクステリア全体がだいなしになってしまいます。当初から管理のし易さを念頭に設計して行きましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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