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2019年05月30日更新
エクステリアの修理にかかる費用や、火災保険の適用について
エクステリアを破損させてしまった場合や故障した場合、修理にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?エクステリアが故障する原因や、修理の方法、修理にかかる費用のほか、修理に火災保険が適用される条件と修理を依頼する方法についてご紹介します。
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- 監修者亀田融
目次
エクステリアの修理でできることは?
門扉
門扉で発生する故障の多くは、錆などによる錠の故障や開閉の不良などの事例です。
開閉の不良については、日常的な利用による蝶番部分の歪みや、車両の接触などによる門扉本体の歪みなどが原因で起こることもあります。
どちらの場合も、門扉をスムーズに利用することができなくなるため、早めの修理が必要です。
伸縮門扉
伸縮門扉とは、アコーディオンドアなどと似た形状で、左右どちらかに折りたたまれる形状の門扉です。
駐車スペースの入口などに用いられることが多く、蝶番部分の劣化や車輪の劣化による故障により、スムーズな開閉が難しくなるといった事象が起こります。
故障すると、自動車の出し入れ時に門扉が斜めに動いたり、大きな音を立ててしまったりするため、車に傷を付けてしまう前に修理しておいた方が良いでしょう。
駐車場
駐車場が狭くて自動車への出入りが難しい、カーポートの柱などにぶつけてしまった、カーポートの屋根が壊れてしまったなどの不具合が起こります。
駐車場が狭いと荷物の出し入れが難しくなりますし、カーポートの屋根が破損すると自動車を雨や日差しからカバーできなくなってしまいます。
また、カーポートの柱の破損の場合は、将来的な倒壊事故の可能性がありますので、一刻も早い修理が必要です。
玄関アプローチ
玄関アプローチのタイル破損などが主な故障ですが、階段部分などにコケが生えてしまい、滑りやすくなるといった問題も起こります。
タイルの破損は、見た目も悪くなり、歩行時のつまずきの原因となったりします。
コケによるグリップの低下の場合は、雨天時に転倒する危険性も増すため、早めの対処が必要です。
テラス
テラスの基礎や柱が錆などによって崩れたり、歪んだりしてしまうと、テラスが傾いてしまうことがあります。
多少の傾きなら気にならないことも多い場所ですが、基礎や柱の劣化によって歪みが起きている場合、将来的に屋根部分が倒れたり、テラス部分が崩れたりといった事故が起こる可能性があるので、早めの修理が必要です。
また、ウッドテラスの場合、木材部分にささくれが起こると不意に怪我をしてしまう恐れもあります。
適切なメンテナンスを行って状態を保つようにしましょう。
フェンス
基礎部分の劣化や事故などでフェンスが歪んでしまったり、台風や地震でフェンスが倒れたりしてしまうことがあります。
このような場合には、室内の目隠しが不十分になってしまいますし、何より倒壊したフェンスをそのままにしておくのは危険です。
早めの修理を行い、プライバシーと安全の両方を回復させましょう。
エクステリアの修理にかかる費用
エクステリアの修理、交換にかかる費用は、
- 門扉の交換:約10万円
- フェンスの交換:約20万円(長さによる)
- カーポート交換・設置:約20~30万円
- 玄関アプローチタイルの修繕:約3万円
- 駐車場の拡張:約10万円
- テラスの交換:約20万円
が相場です。
新設に比べれば、交換や修理は、部品や施工時の基礎などを流用することで比較的安価に行うことができます。
ただし、修理は故障の状態が把握できなければ費用の計算ができないためません。現地調査の上で見積りを立ててもらう必要があります。
また、交換についても、使用しているエクステリア製品によっては、交換部品が残っていなかったり、交換できない部品だったりする場合があります。
こちらも確認後に見積りの作成や修理の可否判断が行われます。
駐車場の拡張やエクステリアの新設については、工事内容によってある程度の相場があるため、前もって概算見積もりの入手が可能です。
インターネット上には、エクステリアの修理やリフォームを行っている業者に無料で見積もりを依頼できるサイトがありますので、このようなサービスを利用して見積もりを依頼すると良いでしょう。
エクステリア修理に火災保険は適用されるのか?
火災保険では、特約を付けることで火災以外の台風や落雷などの災害による被害にも適用させることができます。
例えば、台風や地震でフェンスやカーポートが倒れてしまった場合や、雹によってテラスやカーポートの屋根が破損した場合、風災特約を付けていれば、保険の適用を受けることができるでしょう。
ただし、火災保険による補償は、保険会社によって適用される災害の範囲に違いがあるため、もし災害でエクステリアが破損してしまった場合には、契約書の内容を確認し、対象となるかどうかを問い合わせるようにしてください。
もし、破損原因及び破損箇所が加入している火災保険の対象となる場合、まず保険会社に連絡して現地調査の上で適用となるかを判断してもらいます。
災害後のリフォーム営業に注意
大きな災害が発生した後には、リフォーム業者の営業が火災保険で修理できると謳って営業をかけてくる場合があります。
しかし、火災保険が適用できるかは保険契約の内容と保険会社の調査員による現場確認がなければ判断することができません。
リフォーム業者がいくら保険を使えると言っていても、経年劣化による破損と判断されて保険が適用されない場合もあるため、火災保険を使った修理を行う場合には、リフォーム業者ではなく保険会社にまず連絡してください。
このような営業を行うリフォーム業者は、保険を利用して相場より高い金額で施工したり、必要のない工事まで行ったりする悪徳業者に多く見られます。
優良なリフォーム業者は、火災保険が使用するまでの手順を知っているため、飛び込み営業で顧客を囲い込むような営業は行いません。
災害でエクステリアが破損していると、このような業者の営業が訪問してくる場合がありますが、まずは断りましょう。
保険会社に保険利用の確認をとってから、改めて評判の良いリフォーム業者へ修理を依頼するようにしましょう。
エクステリアの修理・リフォームで気を付けるべきこと
業者が行える工事の範囲を理解しておく
エクステリアのリフォームや修理はリフォーム会社の範疇ですが、芝や植栽の植え替えについては造園業者、庭師の範疇です。
もちろん、両方に対応している業者も多くありますが、会社によっては対応していない場合もありますので、依頼する際にはその会社がどこまでの工事に対応しているか確認しておきましょう。
修理より交換の方が安い場合もある
基礎部分やエクステリア全体の老朽化や故障が見られる場合には、修理より交換の方が安い価格で施工できる可能性があります。
また、老朽化が酷いエクステリアの場合は、交換してしまった方が将来的な修理や交換のコストを抑えることができるでしょう。
エクステリア修理を依頼する業者の見つけ方
エクステリアの修理を依頼する業者を見つける方法には、近隣の業者を調べて依頼する方法と、一括見積もりサイトを利用する方法とがあります。
近所に評判が良い業者があるなら、そちらに依頼するのも良いのですが、一括見積もりサイトなら、無料で相見積もりの依頼が可能です。
複数の会社に問い合わせる相見積もりを行えば、業者による価格や工事方法の違いを把握できるため、より適正な価格での修理、リフォームが可能な業者を見つけることができるでしょう。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、外構・エクステリアリフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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