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2021年01月07日更新
外構工事にかかる費用や相場と予算を抑えるポイント
お家がどんなに立派でも、外構が残念だと家の印象も良く思われないことがあります。外構工事にはいくつか種類があり、それぞれのデザインによって費用や雰囲気も変わります。外構工事にかかる費用や相場を知ってお家の外構を上手にリフォームしましょう。
目次
外構工事とはどのようなものか
外構とは、建物の外側を構成する構造物のことを意味します。ですので外構工事とは、それら建物の外側を構成する構造物を造る工事のことを言います。アプローチの舗装なども外構工事ということです。
具体的には、造園工事や植栽工事、それに伴う周辺の工事など装飾的な工事も外構工事と言います。これは機能性というより装飾性に重点を置いていますが、建物との相性など大切な外構工事の一つと言えます。
機能性面で言うと、門やフェンス、カーポートなどの工事も外構工事に当てはまります。これらは機能的に建物と関わるものであり、大切な外構工事です。
一般的にはこのようなものが外構工事と言われるものですが、業者によっては認識が違う場合がありますので、事前に確認することをお勧めします。
外構費用の相場は住宅本体の建設費用の10%ほど
一般的に外構費用の相場は、住宅本体の建設費用の10%と言われています。もう少し具体的にいうと、
「建物価格+工事費用+諸経費」×10%
が外構費用の上限と考えるのがいいかもしれません。
実際に、外構工事を行う方の中で多い費用相場は約100万円~約300万円です。敷地の規模や住宅環境により異なりますが、このくらいの費用で外構工事をする人が多いということです。
タイプ別の外構費用の目安も紹介していきます。
シンプル+駐車場のみ:約170万円~約250万円
シンプル+こだわりの庭+ウッドデッキ:約200万円~約250万円
クローズドタイプの外構+カーポート:約250万円~約350万円
このように、外構工事といえども費用には大きな差があります。外構工事を検討する際は、きちんと予算を考えた上で、どこに重点を置くか考えることが大切になります。
外構工事にかかる費用や相場について
外構工事とは、住宅周りの駐車スペースや塀、門、フェンスなどの設置工事のことを言います。
外構工事を行う場合は、自分の行いたい箇所の工事や予算などによって工事内容を決めていきます。
具体的にどのような種類があるのか見ていきましょう。
塀
昔からあるブロック塀やコンクリートなどの塀は外からの目線を完全にシャットアウトできるため、プライバシーの確保や防犯用としてよく取り入れられています。
一般的なコンクリートブロック塀の設置方法は、鉄筋や型枠で基礎を作った後にブロックを積んでいく方法となります。
塀を設置するときの費用相場は約100万円となりますが、実際の費用は大きく異なる可能性があります。
塀を設置するときにかかる費用は一般的に平方メートル単位で計算されることが多く、塀の高さや長さなどによって費用が決まるからです。
見積もりを依頼して初めて費用を把握することができます。
フェンス
近年は、塀に変わってフェンスを設置する家が増えています。
フェンスも塀同様に目隠しをすることができますが、塀のような閉塞感があまりないことを理由によく選ばれているようです。
フェンスには樹脂・木材・アルミなどの素材があり、ブロックやコンクリートなどで土台を作ったものにフェンスの支柱を立てて取り付けていきます。
フェンスを設置する費用相場は塀より安く、約40万円~約60万円で設置が可能です。
フェンスの素材にどれを選ぶか、全長はどのくらいあるのかによって費用は変わるでしょう。
生垣
塀やフェンスではなく、生垣でも目隠しが可能です。
四季折々の様子が感じられる生垣は、プライバシーの確保と同時に自然を楽しむことができます。
塀の場合、劣化すると倒壊する恐れがあるためこまめなメンテナンスが必要ですが、生垣は水やりや枝の剪定くらいのメンテナンスでよく、倒壊の恐れも少ない安全な外構のため、一部の自治体では生垣に対して補助金制度を用意しているところもあります。
生垣の費用相場は1mあたり3~4本で約1万円が一般的です。
例として5mの生垣を作りたい場合、約5万円に作業料やその他の経費などを含め約8万円の費用となるでしょう。
駐車スペース
車を所有している場合、車を置くスペースは必須です。
駐車スペースを設置する場合は、コンクリートやインターロッキングなどを敷きカーポートを設置する工事となります。
駐車スペースを設置する費用相場は約100万円となりますが、何台分の車を駐車するのかによってカーポートの設置台数やスペースが決まるため、実際の費用は異なる可能性があります。
外構工事の種類とメリット・デメリット
次に、外構工事の種類とそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
クローズド外構
クローズド外構とは、フェンスや塀などで敷地を囲み、外からの視線を遮断する外構のことです。
防犯性や安全性が考慮された外構となります。
敷地を塀などで囲むことで閉鎖的になるため、敷地が広い住宅に向いている外構と言えるでしょう。
クローズド外構にかかる費用相場は、約200万円~約300万円と、外構の種類の中で最も費用が高額になります。工期は約2週間~約1カ月程度です。
クローズド外構のメリット・デメリット
クローズド外構のメリット・デメリットは以下の通りです。
【クローズド外構のメリット】
- プライバシーが確保できる
- 子供やペットの安全が確保できる
- 防犯性が高い
- 収納スペースが増える
- 隣地との境界が明確になる
【クローズド外構のデメリット】
- 費用が高額になる
- 死角があると、防犯上逆効果になる場合がある
- 敷地が狭い場合は閉塞感を感じる
オープン外構
オープン外構とはクローズド外構と対照的に、構造物などをほとんど設置しないか低めの構造物を設置する外構スタイルのことです。
基本的に目線の高さにある構造物がないため、開放的な雰囲気を感じられるデザインとなります。
敷地を塀などで囲まないためプライバシーの確保が難しいものの、オープン外構でかかる費用は外構の種類の中で最も安い約100万円~約150万円が相場となり、工期は約2日間~約40日間と、工事内容で大きく変わるようです。
オープン外構のメリット・デメリット
オープン外構のメリット・デメリットは以下の通りです。
【オープン外構のメリット】
- 開放的で見晴らしが良い
- 費用があまりかからない
- 防犯上気にすべき死角がない
- どこからでも敷地内に入れる
- 敷地が広く見える
【オープン外構のデメリット】
- プライバシーが確保されない
- 敷地内に簡単に侵入される可能性がある
セミクローズド外構
セミクローズド外構とは、クローズドとオープンの両方を併せ持った外構のことです。
通りに面している部分はクローズドで、死角になりやすい所はフェンスにするなど、部分的にクローズド外構をとりいれたデザインとなります。
セミクローズド外構にかかる費用は約150万円~約250万円が相場で、工期は約2週間~約1カ月、価格もクローズドとオープンの中間となるでしょう。
セミクローズド外構のメリット・デメリット
セミクローズド外構のメリット・デメリットは以下の通りです。
【セミクローズド外構のメリット】
- 人通りがある面にフェンスや扉などを設置することでプライバシーが確保できる
- 部分的な構造物設置なので費用も抑えられる
- 開放感がある
【セミクローズド外構のデメリット】
- クローズド外構よりプライバシーが確保できない面がある
- オープン外構より開放感が劣る
外構工事費用をできる限り抑える3つのポイント
外構工事を検討する場合、費用をできる限り抑えるためにはどのようにしたらいいのでしょうか。
工事費用を抑える3つのポイントを見ていきましょう。
外構工事にかける資金計画をしっかり作る
外構工事費用を抑えるためには、資金計画をしっかり作ることが大切です。
一般的に外構工事の費用は建物の1割程度になるとバランスが良いと言われています。
そのため、外構工事を依頼する前にどのくらいの工事費用が適正なのかを知ったうえで、外構工事の計画を進めていきます。
ところが、実際計画した費用よりも見積もり費用が大幅にアップしていたというケースは少なくありません。
見積もり段階で計画よりも費用が高くなっていたら、どのような工事を行いたいのかを明確にし、工事費用が計画通りになるようにしてから工事の契約をすると良いでしょう。
外構工事費用の相場は個々の構造物ごとで把握する
外構工事と言っても、個々の構造物の工事が合わさったものなので、個々の構造物の設置費用の相場がどれくらいなのか把握しておきましょう。
業者の中には見積もり時の表示が「外構工事一式」とだけ記載されているケースがあります。
この場合は、業者に何にいくらかかるのかきちんと詳細を表示した見積もりを提示してもらいましょう。
また、個々の構造物ごとに見ていくと、相場より工事費用が割高だったり、余分な工事が含まれていたりする恐れがないかどうかも確認できるため、工事内容も確認しておきましょう。
いくつかの専門業者の相見積もりを取る
外構工事費用を抑えるための最大のポイントは、見積もりを1社だけではなく複数社に依頼することです。
外構工事は庭の状況や範囲、選ぶ建材によって費用が大きく異なるため相場自体が掴みづらいもの。
そのため、1社のみに見積もりを依頼したとしても費用相場を把握しきれずに、工事費用が割高なのにも関わらず契約してしまったということも起きかねません。
複数の業者に見積もりを依頼することで、希望の外構工事の費用相場を知ることができるため、見積もりを依頼するときは複数社に依頼しましょう。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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