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2019年02月27日更新

住宅壁の断熱リフォームの種類や費用を解説!

住宅壁の断熱リフォームを行う場合、どのような工法で行えばいいのでしょうか。「完璧な断熱にしたい」「生活に支障のない方法で工事をしてほしい」「費用を抑えたい」など、要望は人によって異なります。希望に合った壁の断熱リフォームはどれか、探っていきましょう。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

住宅壁の断熱リフォームの種類について

壁 リフォーム 断熱

住宅壁の断熱リフォームには、さまざまな施工方法があります。リフォームの場合、それぞれの家の実情に合った施工方法を選択することがとても重要なポイントになります。まず、どのような施工方法があるのか順に紹介していきましょう。

住宅壁の断熱を単体でとらえずに、外壁や内壁など関連リフォームを一緒に計画することで全体的に割安なリフォーム費用が可能となります。
家を守る以上やらなければいけないリフォームを洗い出し、優先度を考えて断熱リフォーム工事とうまく組み合わせて計画しましょう。

既存の壁を撤去して断熱壁を施工するリフォーム

既存の壁に断熱材を充填したい場合、室内側の壁を撤去して、断熱材を充填する施工法があります。

断熱材が一般的でなかった時代の建物は、土壁、砂壁、繊維壁といった左官仕上げの内壁が多く、また耐震性も筋交いによって支えるものがほとんどでした。

このため内壁を撤去すると、いきなり外壁の下地である木摺が見えます。この木摺と内壁の空間に断熱材を充填し、その上から内壁の下地となるプラスターボードを張り、下地処理の後にクロスを張って仕上げます。

断熱工事と同時並行して耐震性能も高めたい場合は、外壁を撤去して、内壁の裏側に断熱材を充填する方法があります。

外壁がモルタル塗りなどの左官仕上げの場合は、外壁を全面的に撤去する方法が一般的です。断熱工事施工後に補強金物や構造用合板によって建物を補強したうえで、外壁を仕上げます。

メリット

  1. リフォーム後も壁厚がほとんど変化しません。
  2.  壁内が目視できるために、構造材の腐食や施工不良が発見でき、適切な補修により建物の延命を図ることができます。
  3.  外壁全体を撤去した場合、建物の耐震性能を知ることができるので、効果的な耐震補強が可能になります。

デメリット

  1. 内壁を撤去した場合、工事期間中は部屋が使用できなくなります。
  2. 壁の撤去にともない廃材やほこりが発生するため、部屋全体の養生が必要になります。
  3. 養生や部屋の使い勝手の関係を考慮しながら施工していくため、全体の工期が長くなる傾向があります。
  4.  壁を撤去するため、工事費が他の工法に比べて高くなります。
  5. 内壁が真壁だった場合、パネルの厚さ分だけ室内が狭くなります。

既存の壁を撤去せず断熱壁を施工するリフォーム

既存の壁を引き続き活用したい場合は、吹き込み工法による断熱リフォームが適しています。

これは天井裏や壁の一部に穴を開けて機械によって、セルロースファイバーや粒状になったグラスファイバーを吹き込んでいくものです。

メリット

  1. 室内を汚すことがないので、最小限の養生で施工ができます。
  2. 工事中も室内の一部使用は可能です。
  3. 他の工法に比べて工事費が安価です。

デメリット

  1. 目視できないため、すべて充填できたか確認ができません。
  2. 充填ムラが生じることがあります。
  3. コンセントなどの隙間から断熱材が漏れることがあります。
  4. 断熱材が水分を吸うと、自重で下がってくることがあります。

住宅の外側から断熱材を施工するリフォーム

住宅の外側から断熱材を施工するリフォームは、一般的に外張り断熱と呼ばれています。これは家の外側をすっぽりと断熱材で覆う工法です。

メリット

  1. 断熱効果が他の工法と比べて高くなります。
  2. 柱、土台の周囲が空洞の状態のまま維持できるので、木材の通気性が良く腐食の心配がありません。
  3. 工事の影響が室内にはほとんどないため、工事期間中も生活スタイルを変える必要がありません。

デメリット

  1. 他の工法に比べて、工事費が高くなります。
  2. 常に外気にさらされているため、経年劣化や災害時のメンテナンスが必要です。
  3. 壁厚が厚くなるため、狭小宅地の工事には適しません。
  4. 内張り断熱に比べて工期が長くなります。

リフォームの流れ

  1. 外壁の外側全体に外部足場を組みます
  2. 外壁全体に断熱材を張ります。
  3.  断熱材の上からサイディングボードを張ります。
  4.  足場を解体します。
  5. 完成

費用相場

延べ床面積120平方メートル、木造二階建ての標準的な住宅に外張り断熱を施工した場合の費用用場は、100万円~150万円です。

住宅の内側から断熱材を施工するリフォーム

住宅の内側から断熱材を施工するリフォームは、既存の壁を残したまま、そのうえから断熱材を張る工法です。

家全体の断熱だけでなく、リビングなどの生活空間に限定した断熱も可能です。

メリット

  1. 外張り断熱に比べて工事費が安くなります。
  2. 必要なゾーンのみの断熱が可能です。
  3. 工事中も一部を除き室内の使用ができます。
  4. 工期が2日程度と短期間です。

デメリット

  1. 外張り断熱に比べて断熱効果が劣ります。
  2. 断熱パネルの厚さ分だけ室内が狭くなります。

リフォームの流れ

  1. 室内の寸法取りをします。
  2. 室内の形状に合わせて断熱パネルをカットします。
  3. 断熱パネルを張ります。
  4. 断熱パネルに下地処理をします。
  5. 断熱パネルにクロスを張ります。
  6. 完成

費用相場

延べ床面積120平方メートル、木造二階建ての標準的な住宅で、外周部の内壁に断熱を施工した場合の費用用場は70万円~100万円です。

住宅壁の断熱リフォームに使用する断熱材の種類について

住宅壁の断熱リフォームにおいて、どのような種類の断熱材があるのかみていきましょう。

グラスウール断熱材

グラスウールはリサイクルガラスからできた製品です。ガラスを高温で溶融した後、綿菓子製造のように遠心力で飛ばして繊維状に生成し、それらを絡ませてできた空気層によって断熱効果を発揮します。

ロックウール断熱材

ロックウール断熱材は、玄武岩などの天然岩石を高温で溶融した後、遠心力で吹き飛ばして繊維状に生成した鉱物繊維です。断熱効果が高いのはもちろん、水をはじく効果があるので、結露に強いのが特徴です。

リサイクル素材の断熱材

  1. グラスウールは原料の85%にリサイクルガラスや使用済みのグラスウール及び製造中に発生した端材を使用して作られています。
  2. 発泡スチロールは、リサイクルによって活用されている断熱材です。
  3. セルロース断熱材は、古新聞を粉砕した後に綿状に生成した断熱材です。

ポリスチレンフォーム

ポリスチレンフォームは、発泡プラスチック系の断熱材です。燃えやすい素材なので難燃剤を混ぜて生成しています。

繊維系の断熱材に比べて水に強いのが特徴ですが、面積当たりの単価は高くなります。床や外張り断熱で多く用いられています。

フェノールフォーム

フェノールフォームは断熱性が高いのが特徴です。かつては外断熱には専らウレタンフォームが使われていましたが、今やフェノールフォームが主流となっています。

フェノールフォームは、鍋やフライパンの取っ手にも使われており、熱に強く、燃えないという点でも優れた製品だといえます。火災の際にも、煙や有害物質はほとんど排出しません。

ウレタンフォーム

ウレタンフォームは、内部に泡を含んだ軽量の断熱材です。現場で発砲させることで、吹き付けによる施工が可能になります。このため細かな部分の断熱にも適しています。

また耐久性に優れているのも大きな特徴です。

住宅壁の断熱リフォームを行うことで得られるメリットについて

壁 リフォーム 断熱

住宅壁の断熱リフォームには、いろいろな工法があることは分かりました。それでは断熱リフォームを行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。

冷暖房効率が上がる

断熱を行えば、確実に冷暖房効率が上がります。

断熱工事を施工していない住宅の場合、外部の気温の変化がそのまま室内に伝わってきます。このため、いくら高性能の冷暖房機器を設置しても、その能力を十分発揮することはできません。

断熱を施していない場合、真夏の直射日光による外壁温度の上昇により、その熱はたちまち内部の壁に伝わります。

このため室内の気温にむらが生じてくるので、たとえ室内の温度計が設定気温を表示していても、冷房が効かない感覚になるのです。

反対に真冬は、暖気が壁を伝わってどんどん失われていくため、暖房効果がなかなか上がりません。

その点断熱工事を完了した住宅は、外部の気温の影響をほとんど受けないことから、室温のむらがなく、快適に過ごすことができます。

光熱費の節約に繋がる

断熱効果により、外部の気温の影響を受けることがほとんどなくなります。このため、断熱工事施工後は、冷暖房機の効率は飛躍的に上昇します。

また室内の温度むらが解消されることから、設定温度を夏は高目に、冬は低目に設定していても快適に過ごすことができます。

熱効率もよくなることから、冷暖房の稼働時間も減少します。これらの要因により、光熱費の節約につながります。

結露を防止できる

断熱工事をしていない住宅は、冬の時期に壁際や押し入れの中で結露が発生することがあります。断熱工事をした後は、結露とは無縁の生活を過ごすことができます。


住宅壁の断熱リフォーム費用を抑える方法

住宅壁の断熱リフォームをしたいけれど、費用の点で課題があるという場合、施工に踏み切ることができるいい手立てはないでしょうか。

実は、今後予定している他のリフォーム工事と時期を重ねることで、トータル工事費用をかなり削減することができます。

他のリフォームと一緒に行うとトータルコストの削減

外側断熱を行う場合、外部足場を組むための費用が加算されています。もし近い時期に屋根や外壁の塗装替えを計画しているのなら、この際断熱工事と同時に行ってはどうでしょうか。

たとえば外部足場代が20万円とすると、外部断熱、外壁塗装、屋根塗装をそれぞれ分けて実施すると60万円の費用がかかります。これを一度に施工することで工事費用の節約になるのです。

もし内部のクロス張替えを計画しているのであれば、内部からの断熱を行い、断熱パネルの上から、クロスを張り替えることで、室内リフォームと断熱が同時に行え、工事費用の削減になります。

また間仕切りの撤去によって室内の構成を変更しようと考えているのであれば、合わせて内壁を撤去する工法で断熱工事を行うことで、撤去費、処分費の節約ができます。

さらに、かねてから住宅の耐震性能を危惧していて、耐震補強をしたいと考えているのであれば、室内側の壁を撤去して断熱をする工法と耐震補強を同時進行させることで、工事費用の削減できます。

住宅壁の断熱リフォームを行う際の注意点

住宅壁の断熱リフォームを行う際には、どのような点に注意をすればいいのでしょうか。

鉄骨系、木質系、コンクリート系、ユニット系など構造材質によっても断熱リフォームの方法と費用は大きく変わってきます。
信頼おける建築士など専門家を交え、工事優先度や予算などしっかりした計画が必要です。

結露対策を施しながらリフォームする

住宅壁の断熱リフォームの目的は、室内の断熱はもちろん、結露を防止することも大きな目的のひとつです。

結露は温まった空気が冷たい物体と触れて急激に冷えることで発生します。そのため、外壁部にはすべて断熱工事を行うのが基本です。

また外部に接している建具も結露発生の原因になります。壁の断熱リフォームに合わせて外部のサッシを樹脂製サッシにしたりガラスをペアガラスに変更したりすることで、結露を防ぐことができます。

既存の建具をそのまま使用したい場合は、内側にサッシを新たに取り付けて、二重サッシにすることでも、十分な結露対策効果が得られます。

壁紙・壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた壁紙・壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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