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2019年02月13日更新

屋根の修理・リフォームの種類や費用相場を詳しく解説!

屋根のリフォームと修理には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。屋根のリフォーム・修理にはどのような種類があり、どれくらい費用がかかるのか、内容や費用相場などについて解説します。

リフォームと修理の主な違いについて

リフォーム 修理

リフォームと修理の施工内容による違い

まずは「リフォーム」と「修理」の施工内容による違いを確認しましょう。

一般的に修理の場合は、破損した部分のみを直して原状復帰させる目的で行われます。

例えば瓦に、ひびが入った部分のみを接着剤などで補修する場合には「修理」。新調する場合は「リフォーム」といった解釈です。

デザイン性の高い瓦に変えたり、現状屋根に防水塗装をするなどデザイン性や機能性を高めるといった目的で行われるのがリフォームです。

リフォームは、住宅を今ある状態よりもバージョンアップさせる目的が強いと言えます。

リフォームと修理の費用による違い

リフォームと修理には、費用による違いもあります。

前述のように、修理の場合は破損した部分のみを直すことが多いため、リフォームよりもかかる費用は少なくなります。

したがって、住宅に何か破損などが見つかった場合には、リフォーム業者に修理だけで済むのか、リフォームが必要なのかを相談してみると良いでしょう。

修理のみで済む場合には、最低限の部分補修のみ行うことで費用も安く抑えることができます。

一方リフォームの場合は、修理よりも大規模な施工になるため、その分費用も高くなります。

グレードが高い内外装材で仕上げたり、利便性をアップさせるために住宅設備をリフォームするなど、使用する材料や施工内容によっても費用は上がります。

屋根の修理・リフォームの種類と費用相場

屋根の修理については、軽微な損傷に対して接着・補強程度の対処で済ませるもので雨漏りなど深刻な事態になるものではないことから、ここからはリフォームについて解説します。

屋根の葺き替えリフォームの方法と費用相場

屋根のリフォーム工事には大きく分けて以下3つの工法があります。

  • 屋根の葺き替えリフォーム
  • 屋根のカバー工法によるリフォーム
  • 屋根の塗り替えリフォーム

この中の「屋根の葺き替えリフォーム」とは、既存の屋根材を撤去したあと、新たな屋根材を設置する工法です。

下地ごと取り換えるのが一般的で、その場合は野地板や防水シートも取り替えます。

瓦屋根の住宅で多く取り入れられている工法です。

近年では、瓦から軽量のガルバリウム鋼板への葺き替えリフォームが多く行われているので、リフォームの手順と費用を見ていきましょう。

1.既存の瓦屋根材を撤去する

既存の瓦屋根を撤去する作業は、瓦が落下しないよう細心の注意を払って行われます。この工程にかかる費用は、屋根面積1㎡あたり約3,000円程度です。

2.葺き土を撤去する

築年数が経った瓦屋根では、葺き土という粘度の強い土が敷いてあるため、葺き替えリフォームの際には瓦と一緒に撤去します。

3.屋根の下地の状況を確認し修繕する

屋根の下地の状況を確認し、傷みがあれば補修します。この工程にかかる費用は、屋根面積1㎡あたり約1,500円程度です。

4.野地板を補修する

補修した下地に野地板を張ることで、強度を高めます。

5.防水シートを取り付ける

防水シートを野地板に取り付けることで、雨の侵入をしっかりと防ぐことができます。この工程にかかる費用は、屋根面積約1㎡あたり約500円程度です。

6.屋根材を設置し防水対策を行う

新たな屋根材を設置し、仕上げに防水対策を施します。工程にかかる費用は、屋根面積1㎡あたり約6,000円程度です。

これらの費用に加え、その他の工事費用として50,000円前後。管理費と諸経費としてさらに工事費用の約5%が上乗せされます。

屋根面積が100㎡の住宅でこのリフォームを行う場合の合計金額は、約1,207,500円となります。

屋根の塗り替えリフォームで使用する塗料の種類と費用相場

屋根の塗り替えリフォームは、経年劣化や雨風により屋根がダメージを受けないように行う大切なリフォームです。

定期的に行うことで、屋根からの雨漏りを未然に防ぐことができます。

有効な屋根材は「スレート屋根」「金属屋根」「セメント瓦」の3つで、古くからある「粘土屋根瓦」に関しては塗り替えリフォームの必要はありません。

また、屋根の塗り替えリフォームでは、使用する塗料の種類によってかかる費用が変わります。

使用する主な塗料は以下の4種類です。

  • フッ素塗料
  • シリコン樹脂塗料
  • ウレタン塗料
  • アクリル塗料

アクリル塗料は屋根塗料の中で一番グレードが低く、耐久性が弱いという特徴があります。

費用は安いですが、塗り替え工事を5~8年に一度のペースで行う必要があるため、長い目で見るとコストパフォーマンスは良くないと言えます。

次に「ウレタン塗料」は、費用と性能のバランスが良いという特徴があります。

耐久年数は7~10年で、屋根の細かな部分の塗装にも向いている塗料です。

屋根面積100㎡のスレート屋根に、ウレタン塗料で塗り替えリフォームを行う場合の費用相場は、約370,000円です。

続いて「シリコン塗料」は、屋根の塗り替えリフォームで多く取り入れられており、汚れに強いという特徴があります。

4つの塗料の中で費用はやや高めですが、耐久年数は10~15年と長いため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

屋根面積100㎡のスレート屋根に、シリコン塗料で塗り替えリフォームを行う場合の費用相場は、約400,500円です。

最後に「フッ素塗料」は、耐久性に大変優れています。

費用は4つの塗料の中で一番高く、耐久年数は15~20年と非常に長いですが、一般的な住宅の屋根にはあまり使用されていません。

また、屋根の塗り替えリフォームでは、塗料のグレードの他に費用が大きく変わるポイントがあるため、1つずつ解説します。

まず、業者によって費用が大きく変わるのが、足場組立工事費用です。

業者により費用の算出方法が異なる上、足場の設置には専門性が必要であり、自社で行うことができない業者も存在します。

足場の設置を他に委託している業者の場合、その分費用が高くなります。

続いて、屋根の塗り替えリフォームで費用が大きく変わる場合があるのは、高圧洗浄にかかる費用です。

屋根の塗り替えリフォームでは、塗装の前に屋根の汚れを高圧洗浄機で落とします。

このとき、塗膜の状態などから特殊な洗浄が必要になると、費用も上がるケースがあるので注意しましょう。

そして、屋根の塗り替えリフォームでは、下地処理の段階でひび割れや傷が見つかると、その補修費用がかかります。

錆などの特殊な処理が必要になる劣化が見られる場合には、さらに費用がかかるため、ポイントとして押さえておきましょう。

屋根の修理・リフォームを成功させるためのポイント

リフォーム 修理

できれば最低3年に1度は細かなヒビや色あせなどの検査をやってもらうと良いでしょう。
検査と簡単な修理程度なら半日で1~2万円で済むし、劣化部位の早期発見によりリフォーム費用も抑えられます。

詳細な見積書を提示してくれる業者に依頼する

屋根の修理やリフォームを成功させるためには、優良な業者へ施工を依頼することが大切です。

そこで、優良な業者か否かを判断する材料として、見積書の書き方があります。

優良な業者は、見積もり書の金額を細かい部分までしっかりと記載しているので注目して見ましょう。

見積書の中でしっかりと記載されているかチェックすべき項目は、以下6点です。

  • 作成日は明記してあるか
  • 商品名は明記してあるか
  • 単価は明記してあるか、妥当であるか
  • 数量は明記してあるか、妥当であるか
  • 諸経費のパーセンテージは総工費の何割に設定されているか
  • 合計金額は間違っていないか

見積書の中で、商品の単価や数量が妥当であるかも重要なポイントです。

相場に近い数字であるかしっかりと確認しましょう。

屋根塗装の塗り替えでカラーオーダーする際のポイント

屋根の塗り替えリフォームでは、塗料の色見本を見る際の注意点があります。

屋根の塗装は広範囲に及ぶため、色見本よりも実際の仕上がりが薄い色合いに感じることが多いのです。

屋根の塗装が終わったあとで、想定と仕上がりの違いにショックを受けないためには、事前のカラーシミュレーションが大切になります。

カラーシミュレーションとは、パソコンに住宅の外観の写真を取り込み、専用のソフトを使って屋根に色を合わせる方法です。

最近ではほとんどの屋根塗装業者が、このカラーシミュレーションに対応しています。施行前に確認させてもらうと安心でしょう。

一度は会社を訪問しておくべきでしょう。資材置き場や工事車両などが小規模でもキチンと整備され、責任者が工事実績などをしっかり具体的に説明してくれるような業者であれば、ほぼ安心ですが、中にはデスクと電話だけで100%外注工事の営業専門会社もあるので要注意です。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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