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2021年03月09日更新

監修記事

和風リフォームのアイデア&ポイント

現在は洋室が主流ですが、落ち着ける和風にリフォームしたいと考える人は少なくありません。和風リフォームならば思い出の詰まった家具なども活用しながら風情のある空間にすることができます。今回は和風リフォームのアイディアやポイントなどについてご紹介します。

和風リフォームにするメリット・デメリットとは?

和風リフォームのアイデア&ポイント

和風リフォームと言えば和室の畳やふすまなどを思い浮かべますが、和風にリフォームをすることのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

和風リフォームのメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

和風リフォームのメリット

畳の香りが漂い、障子から柔らかな光が差し込む和室は、昔から日本人に親しまれてきた落ち着きのある空間です。

このような和風の空間にリフォームする際のメリットを見ていきましょう。

日本の風土に適した空間にすることができる

日本は季節による湿度や温度の差が激しいため、快適に過ごすためにはそれに対応できる建具や建材を用いることが理想的でしょう。

和風にリフォームする際に使用される畳や木材、塗り壁などは、調湿性などの機能性にも優れているため、日本特有の気候に適した素材だと言えます。そのためより快適に過ごせる空間へすることができるでしょう。

限られたスペースを有効活用できる

日本の住宅は限られたスペースの中で建てられることが多いため、部屋が狭いことも少なくありません。

しかし、畳を取り入れた和風の空間にリフォームすることで、昼間は広々とした空間として利用し、夜は押入れから収納していた寝具などを取り出すことで寝室としても利用できます。

ベッドやソファなどの大型家具を設置する必要がなく、限られたスペースを有効活用できるでしょう。

既存の家具など思い出のあるものを活かせる

昔から使用している和箪笥など古い家具がある場合、洋室にリフォームしてしまうと、和風の家具と洋風の空間との間に違和感が出てしまう場合があります。

しかし、和風にリフォームすることで、思い出の詰まった家具等をそのまま活かすことができます。リフォーム後も新しい空間で新たな思い出を積み重ねることができるでしょう。

和風リフォームのデメリット

一方で、和風リフォームのデメリットは以下のようなものが挙げられます。

傷つきやすい建具が多い

和風リフォームのデメリットは、傷つきやすい建具が多いことです。例としてふすまや障子、畳などが挙げられます。

しかし、近年プラスチック製で穴が開かない障子や、傷がつきにくいふすまなども販売されているため、このようなデメリットも軽減されています。

和風リフォームのアイデア

和風リフォームにはどのような建具やアイテムを取り入れればいいのでしょうか。「素材」「建具」「インテリア」に分けてそれぞれご紹介します。

素材

和風リフォームでは、主に木や竹、土などの自然素材が用いられます。これらの自然素材は使用するにつれて趣が増すだけでなく、調湿作用や消臭作用など機能面でも優れているため、和風リフォームの際にはおすすめの素材です。

また和室で多く用いられる畳も自然素材であるい草から作られています。畳は夏は涼しく冬は暖かく過ごせるという特徴があり、近年その効果が見直され、選ぶ人も増えています。

また、和風リフォームで自然素材は主に下記のような場所で使用されます。

  • 木:障子の枠や格子戸、柱、梁など
  • 竹:天井や仕切り、内壁の装飾など
  • 土(漆喰、珪藻土など):塗り壁、天井など

建具

先程も少し触れましたが、ふすま・障子・梁・引き戸などは代表的な和風の建具です。リフォーム前の住宅が和風だった場合、以前使用していた建具をそのまま再利用することもできるでしょう。

特に梁などは築年数が経過しているほど味わいが出てくるため、以前の住宅の梁をそのまま利用することで古民家のように趣のある空間に仕上げることもできるでしょう。

一口に和風といっても取り入れる建具によって空間の印象が変わるため、理想とするデザインに合った和風建具を選ぶことがポイントです。

インテリア

和風と言えども近年は洋風なテイストをミックスさせた和モダンのデザインも人気があります。和モダンのデザインでは、低めの木製家具を使用し全体的な色味はモノトーンで統一したものが代表的です。

例えば壁はホワイト系で建具などを木製にし、和柄のクッションなどをプラスするなどするとより味のあるおしゃれな空間になるでしょう。

その他に和紙やラタンなどの自然素材を取り入れた照明器具や間接照明を使用したり、床の間などに和風の小物を置くなどすることで部屋全体を落ち着いた和風の雰囲気で統一することができます。

和風リフォームのポイント

和風リフォームのアイデア&ポイント

和風リフォームを行う際のポイントをご紹介します。

現在の住まいを活かす

「和風リフォームのアイデア」でもご紹介しましたが、和風リフォームを行う場合、現在使用している建具などを活用できる場合があります。そのため、リフォームする前にどの部分を残して活用したいのかを考えておきましょう。

また、リフォーム後のデザインやレイアウトを考えたときに使用できそうな家具や建具などがあれば、それらを活かしたデザインにすることでオリジナルの和風リフォームにすることができ、費用も抑えられる可能性があります。

リフォーム後のデザインやレイアウトがなかなか決まらない場合は、リフォーム会社にどのようなデザインにしたらいいのか相談してみるのも1つの手段でしょう。

使いやすさも重視する

和風にリフォームする際、使いやすさも重視したリフォームを行うことが大切です。例えばトイレやお風呂、キッチンなど毎日使うような場所は和風テイストを取り入れつつ、使い勝手が良いものを選んでいきましょう。

水回りを和風にしたい場合、木目調のものを選んだり和テイストの小物を置くことで、和の雰囲気を感じられる空間にできるでしょう。

また、玄関を和風リフォームする場合、ドアから引き戸の玄関に変更する方法がありますが、玄関ドアを設置する際は耐火性のある玄関ドアを選ぶようにしましょう。

その他に「和風リフォームで畳の部屋にしたいが座るのは椅子がいい」などの希望がある場合は、収納ができるベンチを和室に設置するなど、家族のニーズや希望に合ったリフォームをしましょう。

修繕が必要な箇所がないかをチェックする

住宅をリフォームするときは、住宅の劣化部分を修繕する良い機会にもなります。例えばフローリングを畳に変える場合、床下の下地を確認することができるため基礎部分に腐食などがないか業者にチェックしてもらうことができます。

また、リフォーム前の住宅の梁をそのまま使用する場合、天井部分が目視できる可能性があるため、そこでもカビが生えていないか雨漏りはしていないかを確認できます。

もし、雨漏りの痕跡が残っているようであれば原因を特定し、リフォーム時に業者に修繕してもらいましょう。

洋風の家から和風にリフォームはできるの?

洋風の家を和風にリフォームすることは結論から言うと可能です。逆に和風から洋風へとリフォームすることもできます。和風、洋風問わず好みの雰囲気へと変えることができるのがリフォームの魅力の一つでしょう。

フローリングを畳に変えたり天井や壁だけを和風にするなど、部分的なリフォームをするだけも雰囲気を大きく変えることができます。

しかし、こだわった分だけ費用もかかってしまうため、自分の理想とするイメージに優先順位をつけながら、しっかりと検討して決めていくようにしましょう。

洋風から和風にする上で注意すべきポイント

洋風から和風に変える上で注意が必要なポイントもあります。

まずは構造の違いです。例えば、フローリングを畳に変える場合、下地の構造が異なるため、畳にすることで段差が生まれるケースがあります。リフォームをする際には業者と構造を確認をしながらプランを詰めていきましょう。

次に、マンションの場合は戸建て住宅に比べて制約があるため希望するリフォームが行えない場合があるという点です。事前に規約を確認し、管理組合等への確認等も行った上でリフォームを行うようにしましょう。

また、リフォームの際の業者選びにも注意が必要です。洋風から和風に変える場合は業者の提案力や技術力が問われるため、実績のある業者を選びましょう。打ち合わせをして不安があれば別の業者を新たに探すことも重要です。

和風の家をリフォームする際、外壁塗装はできる?

和風の家でも外壁塗装は可能です。しかし、洋風住宅と違い和風住宅の特徴である柱や壁の素材、屋根瓦とのバランスを考えて配色や塗装を行っていく必要があります。

また、材質ごとに塗装の塗料を変える必要がありますし、塗装する前の処理にも気を使わなければなりません。そのため、和風家屋の塗装の実績が豊富な業者を選ぶようにすると良いでしょう。

外壁に漆喰を使っている伝統的な家屋で、漆喰を新たに塗り替える場合には、古い漆喰を全て剥がす必要があります。また、漆喰を施工できる職人が昔に比べて少なくなっているため、工事前の業者との打ち合わせの際にしっかりと確認しておく必要があるでしょう。

漆喰でもモルタルでも、屋根瓦とのバランスを配慮して自然な色調にすると落ち着いた雰囲気に仕上がります。事前の打ち合わせで業者とイメージの擦り合わせをしておきましょう。

和風リフォームでもおしゃれなキッチンにできる?

和風のリフォームでもおしゃれなキッチンにすることはできます。例えば、無垢材を使用したキッチンや木目調のデザインのシステムキッチンを選ぶことにより、「和」のイメージを残しつつも、木の温もりを味わえるモダンなキッチンへと仕上がります。

また、床材が暗めの色の場合、キッチン本体も床材に合わせて暗い色調のものを選べば、落ち着いた和の雰囲気に仕上がるでしょう。全体的な色を統一してシンプルに仕上げることにより、おしゃれで和風なキッチンにすることができます。

ただし、濃い色を選択した場合、上手く合わせないと圧迫感が出てしまうため注意が必要です。色選びに自信がない場合は濃い色ではなく、白に近い色を使えばまとめやすく失敗しづらいので一度検討してみてはいかがでしょうか。

室内は和風なのにモダンな外壁へリフォームできる?

外壁だけ洋風な外壁にリフォームすることは可能です。外観のみ雰囲気を変えてしまうと室内とアンバランスになりがちですが、外壁に暗めで落ち着いた色を選ぶと、内装が和風でもそこまでバランスが崩れることはないでしょう。

また、外観を洋風にする際には住宅の屋根材とのバランスにも注意しましょう。例えば瓦の屋根で、外壁を洋風のサイディングに張り替える場合には、配色に気を付けてバランス良く仕上がるように心がけると良いでしょう。

外壁のみなどの部分的なリフォームをする際はイメージがわきにくいことがあります。業者との打ち合わせ時に、似た施工例がないかを尋ね、可能ならば写真を見せてもらいながら打ち合わせをすることで、完成後のイメージがわきやすくなるでしょう。

和室リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた和室リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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