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2023年01月04日更新
屋根リフォームや修理の費用相場・修理のタイミングについて解説
屋根は住宅の寿命を守る重要な場所です。経年劣化などで屋根の機能が低下している場合、できるだけ早めの修理が必要となります。今回は屋根の修理とリフォームの内容やメリット・デメリット、屋根リフォームにかかる費用などの詳細をご紹介します。
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- 監修者久田麻里子
屋根は建物を保護する重要な役割があります。
適切なリフォームをしなければ、かえって建物を損傷させてしまう原因になりかねません。
この記事では屋根リフォームの方法や費用相場、よくあるトラブルやリフォーム業者の選び方、太陽光パネル設置についてなど、屋根リフォームを検討している方に役に立つ情報を詳しく解説します。
目次
屋根リフォーム・修理のために屋根に関する基礎知識
ここでは屋根に関する基礎知識として、代表的な屋根の部位を紹介します。
部位の名称 | 解説 |
---|---|
棟(むね・ぐし) | 屋根の頂上にある水平部分。 |
屋根平面部 | 一般的な屋根部分。 |
軒天 | 屋根の軒先の裏面の天井部分。 |
軒先 | 屋根の先端で外壁より外側に突き出た部分。 |
谷 | 屋根と屋根のつなぎ目で谷状の部分。 |
雨おさえ(あまおさえ) | 屋根と壁のつなぎ目を防水するために取り付ける部材。 |
雨樋(あまどい) | 屋根上を流れる雨水を集めて地上まで流す筒状の排水設備。 |
垂木(たるき) | 屋根と野地板を支え、棟から桁まで斜めに取りつける木材。 |
野地板(のじいた) | 垂木の上に取り付ける板状の下地材。木材が一般的。 |
ルーフィング | 野地板の上に張る防水シート。 |
屋根リフォームや修理において屋根の部位の名称などを知っておくことは大切です。
屋根の部位の名称を知っておくことで、業者の方との打ち合わせなどのやり取りがスムーズに理解することができます。
屋根リフォームの方法と費用相場
屋根リフォームの方法は主に「塗り替え」「葺き替え」「重ね葺き(カバー工法)」の3種類あります。それぞれのメリット・デメリットとどのような屋根に適しているのかを見ていきましょう。
屋根の塗り替え費用の相場とメリット・デメリット
屋根の塗り替えとは、既存の屋根に塗装するリフォームのことです。屋根の塗り替え費用相場は30坪あたり約40万円~約80万円です。屋根の葺き替えや重ね葺きよりも比較的安価でリフォームを行うことができます。
屋根の塗り替えのメリット・デメリットは以下の通りです。
【塗り替えのメリット】
- 選ぶ塗料によって遮熱効果があるため節電効果を得ることができる
- 費用が比較的安価
- 屋根の外観がきれいになる
- カラーバリエーションが豊富
- 工期が短い
【塗り替えのデメリット】
- 月日が経過すると色あせやひび割れが発生する場合がある
- 定期的なメンテナンスをする必要がある
- 定期的な塗り替えのための費用が必要
屋根の葺き替え費用の相場とメリット・デメリット
屋根の葺き替えとは、既存の屋根を撤去し新しい屋根に取り替えるリフォームのことです。屋根の葺き替えの費用相場は30坪あたり約60万円~約200万円です。
既存の屋根を処分する費用もかかるため屋根の塗り替えより比較的高額になる傾向があります。
屋根の葺き替えのメリット・デメリットは以下の通りです。
【葺き替えのメリット】
- 既存の屋根を撤去するため屋根内部のメンテナンスを行うことができる
- 次のメンテナンスまでの時間が長い
- 軽い屋根材を選ぶことで耐震性を上げることができる
- 既存の屋根と違った材質などを選べる
【葺き替えのデメリット】
- 費用が比較的高額になる
- 廃材処分費がかかる
- 工期が長くなる
- 施工に伴うほこりが出やすい
- 屋根を一時的に取り払うため雨漏りのリスクが高い
屋根の重ね葺き費用の相場とメリット・デメリット
屋根の重ね葺き(カバー工法)とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ね張りするリフォームのことです。カバー工法の費用相場は30坪あたり約80万円~約120万円です。
屋根の重ね葺き(カバー工法)のメリット・デメリットは以下の通りです。
【重ね葺きのメリット】
- 廃材処分費がかからない
- 工期が短い
- 二重の屋根になることで遮音性や断熱性が上がる
- 工事中でも普段通りに生活できる
【重ね葺きのデメリット】
- 屋根の状態によってカバー工法ができないことがある
- 太陽光発電設備の設置等が難しくなる
- 選べる屋根材が少ない
- 瓦屋根の場合は施工できないことがある
屋根のリフォーム・屋根材と塗料別の価格相場はどれくらい?
屋根の塗料別価格相場とメリット・デメリット
屋根の塗料には、主にウレタン系・シリコン系・フッ素系・無機系・光触媒系の5種類があります。それぞれの価格相場とメリット・デメリットを見ていきましょう。
ウレタン系塗料
ウレタン系塗料はウレタン系樹脂で作られた塗料のことで、鉄部や雨どいなどに塗装されることが多い塗料です。ウレタン系塗料の価格相場は1缶あたり約5,000円~1万円で耐用年数は約7年~約10年です。
ウレタン系塗料のメリット・デメリットは以下の通りです。
【ウレタン系塗料のメリット】
- 密着性が高い
- 種類が豊富
- 弾性があり柔らかいためひび割れしにくい
- 塗膜に光沢があり高級感がある
- 比較的安価
- メンテナンスが楽に行える
【ウレタン系塗料のデメリット】
- 耐用年数が比較的短い
- 配合されている成分に毒性がある
- 紫外線に弱い
- 他の塗料より防汚性が劣る
シリコン系塗料
シリコン系塗料とはシリコン系の樹脂で作られた塗料のことを言います。シリコン系塗料の価格相場は1缶あたり約1万5,000円~約4万円で耐用年数は約10年~約13年と言われています。
シリコン系塗料のメリット・デメリットは以下の通りです。
【シリコン系塗料のメリット】
- 耐用年数が比較的長い
- 耐熱性に優れている
- 防汚性に優れている
- コストパフォーマンスが良い
- 塗料の種類が豊富
- 塗膜に光沢感がある
【シリコン系塗料のデメリット】
- 塗料の扱い方が難しい
- ひび割れしやすい
- 重ね塗りには向いていない
フッ素系塗料
フッ素系塗料とは主成分である合成樹脂の中にフッ素が含まれている塗料のことです。フッ素系の価格相場は1缶あたり約4万円~約8万円で、耐用年数は約15年~約20年と言われています。
フッ素系塗料のメリット・デメリットは以下の通りです。
【フッ素系塗料のメリット】
- 耐久性が高くメンテナンスの回数が少ない
- 耐候性に優れている
- 親水性があり汚れが付着しにくい
- 保証期間が長い傾向にある
【フッ素系塗料のデメリット】
- 費用が高額
- フッ素系塗料の中には質の悪いものもある
- ツヤが強く出てしまう
- 施工会社の中には塗料の施工ができないこともある
無機系塗料
無機系塗料とは、セラミックなどの無機物を主成分として作られた塗料のことです。無機系塗料の価格相場は1缶あたり約5万円~約12万円で、耐用年数は約20年~約25年と言われています。
無機系塗料のメリット・デメリットは以下の通りです。
【無機系塗料のメリット】
- 不燃性がある
- 耐久性が高い
- コケやカビが発生しにくい
【無機系塗料のデメリット】
- ひび割れしやすい
- 単価が比較的高額
光触媒系塗料
光触媒塗料とは太陽の光で汚れを浮かせ雨などの自然の力で汚れを落とすことが可能な塗料のことです。光触媒系塗料の価格相場は1缶当たり約5万円~約10万円で、耐用年数は約15年~約20年と言われています。
光触媒系塗料のメリット・デメリットは以下の通りです。
【光触媒系塗料のメリット】
- 汚れがつきにくい
- 耐用年数が長い
- 環境にやさしい
- 遮熱効果がある
【光触媒系塗料のデメリット】
- 比較的高額
- サビには効果がない
- 土や砂などは分解できない
- 光が当たらないところでは効果を発揮しにくい
- 塗装する人によって性能に差が出る
屋根材別の価格相場とメリット・デメリット
次に屋根材別の価格相場とメリット・デメリットをご紹介します。
瓦
粘土を成型して作られた和瓦は古くから使われている屋根材です。瓦の価格相場は1平方メートルあたり約8,000円~約1万2,000円で、耐用年数は約50年です、100年持つものもあると言われています。
瓦のメリット・デメリットは以下の通りです。
【瓦のメリット】
- 耐用年数が長い
- 変色しない
- 断熱性や遮音性が高い
- 結露しにくい
【瓦のデメリット】
- 初期費用が高額
- 重量があるため耐震性に劣る
- 寒冷地では凍害が発生する可能性がある
スレート屋根
スレート屋根はセメントで作られた平らな屋根材のことです。スレート屋根の価格相場は1平方メートルあたり約4,500円~約8,000円で、耐用年数は約30年と言われています。
スレート屋根のメリット・デメリットは以下の通りです。
【スレート屋根のメリット】
- 費用が比較的安価
- 軽量で加工しやすい
- ほとんどの住宅に使用することができる
- 施工できる業者が多い
【スレート屋根のデメリット】
- 割れやすい
- 紫外線に弱く塗膜が劣化する
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛を混合させて錆びにくくした鋼の板のことです。ガルバリウム鋼板の価格相場は1平方メートルあたり約6,000円~約9,000円で、耐用年数は約20年~約30年と言われています。
ガルバリウム鋼板のメリット・デメリットは以下の通りです。
【ガルバリウム鋼板のメリット】
- 軽量
- 防水性が高い
- 加工が比較的容易
【ガルバリウム鋼板のデメリット】
- 熱が伝わりやすい
- 雨音が響く
- 凹みや傷がつきやすい
- サビることがある
主な屋根修理と費用相場
ここでは主な屋根修理の内容と費用相場をご紹介します。
漆喰の補修
漆喰の補修とは、瓦と瓦のすき間を埋めてある漆喰が崩れている場所に再度漆喰を塗布し補修することです。漆喰の補修費用相場は1mあたり約2,500円~約7,000円が一般的です。
瓦の差し替え
瓦の一部が割れてしまった場合、同じサイズの瓦と割れた瓦を差し替えます。瓦の差し替えの費用相場は1枚あたり約5,000円~約3万円です。
瓦の葺き直し
瓦の葺き直しとは既存の瓦を一度すべて外し、屋根の上に積み上げたまま、下地をメンテナンスした上で既存の瓦を再度利用して設置することを言います。
瓦自体は耐久性に優れており劣化することは少ないのですが、下地の部分が瓦より先に傷んでしまうことがあります。そのような場合は既存の瓦を再利用して葺き直しを行います。
瓦の葺き直しの費用相場は1平方メートルあたり約5,000円です。
板金の修理
板金の修理には主に4種類あります。それぞれの内容と費用相場は以下の通りです。
棟板金の取り替え
スレート屋根などの場合、下地の木材が腐食し棟板金が浮き上がることがあります。そのような場合、既存の棟板金を剥がし下地の木材を新しいものへ変えた後に新しい棟板金を設置します。
棟板金の取り替え費用相場は1mあたり約3,000円~約5,000円です。
谷板金の交換工事
屋根の水が流れる部分を「谷」と呼びますが、この「谷」は板金で作られており酸性雨などで穴が開くことがあります。谷板金を交換する費用相場は1mあたり約5,000円です。
雨押え板金工事
外壁と屋根の境目の板金のことを「雨押え」と呼びます。この雨押えも雨水によって劣化するため、修理が必要になる場合があります。雨押え板金工事の費用相場は1mあたり約3,000円です。
軒先板金の修理
軒先に取り付けてある板金が劣化した場合、軒先板金の修理が必要になります。主な修理内容は、釘などが飛び出ている場合は釘の打ち付け、錆びてしまっている場合は新しい板金への交換などが行われます。
軒先板金の修理費用相場は、1mあたり約1,500円です。
屋根修理工事にかかるその他の費用相場
屋根修理工事では屋根材や塗料にかかる費用の他に、下記のような費用が発生する場合があります。それぞれの相場は以下の通りです。
- 仮設足場の設置:約500円~約1,500円/平方メートル
- 屋根の下地の補修(コンパネ):約1,500円~約2,500円/平方メートル
- 防水シート設置:約500円~約800円/平方メートル
- 既存屋根材の撤去費用(廃材処分費含む):約2,000円~約3,500円/平方メートル
- アスベスト処理費:約2万円~約8万5,000円
※古いスレート屋根の場合
【屋根の塗り替えの場合】
- 高圧洗浄:約200円/平方メートル
- ケレン:約500円
- 錆止め:約600円/平方メートル
- 諸経費:施工費用の約5%
屋根リフォームと修理のタイミングは?
屋根のリフォームや修理を行うタイミングはいつなのでしょうか。瓦屋根・スレート屋根・金属屋根のリフォームと修理のタイミングを見ていきましょう。
瓦屋根
瓦本体は耐久性の高い屋根材であるため、他の屋根材のように塗装は必要ありません。しかし、下地が劣化していり瓦の割れや破損している場合は雨水が内側に流れ込む可能性があるため修理をした方がいいでしょう。
また下記のような症状が現れた場合は修理またはリフォームを検討しましょう。
- 瓦が割れている部分がある
- 漆喰が剥がれていたり崩れている
- 瓦がずれている
- 瓦が変色している
スレート屋根
スレート屋根は近年人気の屋根材ですが、2004年以前に設置していた場合、アスベストが含まれている恐れがあります。アスベストは人体に有害なため、可能であれば葺き替えや重ね葺きを検討した方がいいでしょう。
また、スレート屋根は約10年~約15年毎に塗装が必要になります。割れやすい屋根材であるため約5年に一度は点検を行うといいでしょう。
その他に下記のような症状が現れた場合は修理またはリフォームを検討しましょう。
- コケやカビが発生している
- ひび割れている
- 塗料が剥がれているまたは変色している
- 釘が抜けている
金属屋根
金属屋根にはトタンやガルバリウム鋼板などがありますが、金属屋根の場合、サビが発生すると腐食して穴が空いてしまう可能性があります。そのため、サビや腐食が見られたらできるだけ早めに専門業者に修理してもらいましょう。
また、金属屋根は塗膜で金属本体を保護しているケースが多いため、塗膜が劣化する前に塗装リフォームが必要になります。
その他にも下記のような症状が現れた場合は修理またはリフォームを検討した方がいいでしょう。
- 釘が抜けている
- 屋根の塗料が剥がれている
- 新築時と比べ変色している
- 屋根材が浮いている
屋根リフォーム・修理でよくあるトラブルとは?
屋根リフォームや修理でよくあるトラブルについて紹介します。
修理した後すぐに雨漏りしてしまう
修理した後に施工不良や手抜き工事により、雨漏りや屋根材の剥離が発生してしまうトラブルがあります。
そうならないためには施工実績が豊富な業者に依頼すること、リフォーム前に保証やアフターメンテナンスについてしっかり確認することが大切です。
高額な費用を請求される
訪問販売などで相場からかけ離れた高額な見積もりで強引にリフォームの契約をせまったり、本来必要のないリフォームをすすめたりするような悪徳業者も少なからずいるので、十分気をつけましょう。
工事後の保証が使えない
工事後にトラブルが発生しても、保証がされずにトラブルに発展するケースがあります。
たとえば屋根リフォーム後に太陽光パネルを設置した場合などは、保証対象外となってしまうことが多いです。
その他にも業者と連絡がつかなかったり、すでに倒産しており保証が使えなくなるトラブルもあります。
火災保険が適応されない
業者から火災保険が使えると聞いて工事したにもかかわらず、火災保険が適用されず自己負担となってしまうトラブルがあります。
そうならないためにも事前に保険会社へ確認し、保険が適用されることを確定してから工事を行うようにしましょう。
近隣とのトラブル
工事中によくあるトラブルは近隣からのクレームです。
工事の騒音や砂埃などの飛散が原因でトラブルとなる場合があるので、事前に近隣挨拶など念入りに対応するようにしておきましょう。
災害で屋根が壊れてしまった!やるべきことと注意点
台風などの災害で屋根が壊れてしまった場合に備えて、事前にするべきことや注意点を確認しておくと良いでしょう。
保険の契約を確認
台風などの自然災害で屋根が壊れた場合は「風災」という補償項目で火災保険が適用できる場合があります。そのため加入している火災保険の補償内容を事前に確認して理解しておくようにしましょう。
早めに業者へ連絡
屋根が破損した状態で放置すると、雨漏りなど被害が拡大するおそれがあります。
破損した場合は信頼できる業者に、早期に点検や見積もり依頼をすることが大切です。
屋根へ上がるのは危険
屋根は高所作業となり、素人がむやみに上がると大変危険です。
転落すると命にかかわるので、プロの業者に点検や工事を依頼するようにしましょう。
屋根のリフォームで太陽光発電パネル設置する費用はどれくらい?
近年、屋根のリフォームにおいて太陽光発電パネルの設置も注目されています。
太陽光発電パネルの詳細について、以下で解説していきます。
太陽光発電パネルを設置するのにかかる費用相場と工事期間
太陽光発電パネルの本体価格はメーカーやパネル枚数にもよりますが、約60万円〜約90万円かかります。
そして太陽光発電パネルの設置費用総額は本体価格込みで約90万円〜約150万円かかり、設置にかかる工事期間は約1日〜約1週間です。
設置にかかる費用や工事期間は概算となるので、詳しく知りたい場合はリフォーム業者に見積もりを依頼したり、ヒアリングしたりするようにしましょう。
太陽光発電パネルのメリット・デメリット
太陽光発電パネルのメリットは電気代の削減や自然災害による停電時にも電力を使うことができることです。
他にも売電収入を得ることができたり、電気代高騰の影響を受けづらくなったりなどがあげられます。
太陽光発電パネルのデメリットは初期費用が高額であり、定期的なメンテナンスが必要になることです。
太陽光発電パネルを設置する際の注意点
太陽光発電パネルを設置する際に注意すべき点を3つ紹介します。
まずは太陽光発電パネルの設置面に十分な日射量があるか、木や建物などで日陰となっていないか注意しましょう。
屋根の耐久性に問題があれば、屋根の補強工事もする必要があります。
また施工業者の保証内容や太陽光発電パネルメーカーの自然災害補償の有無など確認しておくことで、万が一不具合が発生した場合でも、きちんと対応してもらうことができます。
これらの内容は太陽光発電パネルを設置する前に確認しておくようにしましょう。
屋根の修理に利用できる保険や補助金制度について
屋根の修理をする際にいくつかの条件をクリアすることによって利用できる保険や補助金制度があります。
火災保険を利用する
火災保険はほとんどの住宅で加入していると思いますが、火災の他に台風などの自然災害の被害にも適用されるケースがあります。例えば強風で瓦が飛ばされたり軒先が剥がれてしまったりした場合に適用されることがあります。
この場合、経年劣化による瓦の破損や自然災害の被害に遭い3年以上経過している場合などは適用外になる可能性がありますので、契約している火災保険の内容をよく確かめましょう。
インターネットなどで火災保険適用の申請代行業務を行う業者がありますが、高額な手数料がかかるなどのトラブルが多数報告されています。申請代行業務を依頼する場合は業者選びに注意が必要です。
リフォームの補助金制度を利用する
各自治体では住宅リフォームを行う際に利用できる補助金制度があります。
屋根のリフォームを行う場合、屋根を軽量化するなどの耐震改修屋根リフォームや、アスベストが含まれた屋根材の除去工事に対して補助金制度が適用される自治体もあります。お住いの地域の自治体に問い合わせてみるといいでしょう。
屋根のリフォーム業者の選び方
ここでは優良な屋根のリフォーム業者の選び方をご紹介します。
専門業者に依頼する
屋根のリフォームを行うときは屋根の専門業者に依頼しましょう。しかし、屋根の専門業者と言っても「板金専門業者」や「屋根専門業社」、「瓦専門業者」などそれぞれに得意分野があります。
そのため屋根のリフォーム内容によって依頼する業者も異なるでしょう。あらかじめインターネットなどで業者の特徴を把握し、依頼したいリフォーム内容の実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。
複数社に見積もりを依頼する
屋根のリフォームを依頼する業者がいくつかある場合は同じ条件で複数社に見積もりを依頼しましょう。複数社に見積もりを依頼することで屋根リフォームの相場が分かったり、見積り内容を比べることが可能になります。
また、見積りについて分からないことなどを質問することで、業者の対応を見ることができます。見積もりの金額、工事内容、対応などを比較することで優良な業者を選びやすくなるでしょう。
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屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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