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2019年03月04日更新

玄関ドアの断熱リフォームのメリットや費用相場を解説!

家全体の断熱効果を高めるためには、優良業者の手による確実な玄関断熱リフォームが有効です。玄関の断熱リフォームは、ドアの断熱仕様や工法によって費用が大きく変わります。断熱ドアの仕様や工法別のリフォーム費用の相場、費用を抑えるポイントを知っておきましょう。

玄関ドアの断熱リフォームを行うべき理由とメリット

玄関ドアの断熱リフォームのメリットや費用相場を解説!

住宅の寒さ対策には、建物の断熱リフォームが効果的です。

しかし、玄関や窓などの開口部を放置したまま壁や屋根に断熱材を入れただけでは、住宅の根本的な寒さ対策にならない恐れがあります。

家の寒さ対策は玄関ドアの断熱がポイント

住宅の暖かい空気のうち、約40~50%は玄関や窓などの「開口部」から外に出ているというデータがあります。

壁や屋根に断熱材を入れても、玄関ドアの断熱リフォームをしていなければ家全体がすぐに寒くなり、断熱リフォームの効果が得られないかもしれません。

特に、築年数が経った住宅の玄関ドアは、断熱性だけでなく気密性も低くなって空気が外に逃げやすくなっている可能性があります。

玄関の断熱リフォームを行うメリット

「断熱」とは、熱の移動を防ぐはたらきです。

断熱性が高い家では、暖かい空気が外に移動しにくいため寒い冬でも部屋が温まりやすく、暖房効率が上がって電気代の節約効果も期待できます。

同時に夏場には冷やした外部に空気を逃がさず冷房効率を高めることができ、暑さ対策にも有効です。

住宅の熱の大半が逃げてしまう玄関ドアを断熱リフォームすることによって、リビングだけでなく、廊下や階段といった住宅全体に高い断熱効果がもたらされるでしょう。

さらに、玄関だけでなく窓も一緒に断熱リフォームを行うことで、お住まいの住宅の開口部から失われる熱が大幅に減り、より高い断熱効果が得られます。

玄関ドアの断熱仕様の違いについて

玄関ドアの断熱リフォームを成功させるために、お住まいに最も適した断熱仕様の玄関ドアを選びましょう。

断熱タイプの玄関ドアと非断熱タイプの違いを比較

玄関ドアの断熱性は、主に以下の要素で決まります。

ドアの素材
  • 断熱性が高い:銅板、樹脂、木材
  • 断熱性が低い:アルミ
ドアの断熱材の有無ドア本体にウレタンなどの断熱材が入っており、断熱材に厚みがあるほど断熱性は高くなる
(断熱ドアの厚さは約40~80mm)
ドアの気密性熱が漏れないように、隙間が生じない設計になっている

玄関ドアを交換する前に、まずはお住まいの既存の玄関ドアに使われている素材を調べてみましょう。

既存の玄関ドアに不足している断熱の要素がわかれば、新しく購入する玄関ドアの種類も選びやすくなります。

断熱タイプの玄関ドアは採光ガラスも断熱仕様

採光ガラス付きの断熱玄関ドアでは、ガラスからの熱損失を防ぐために、複層ガラスが取り付けられています。

複層ガラスとは、二枚のガラスの内側に空気の層が設けられているガラスのことです。

室内や屋外の空気が採光ガラスから通り抜けようとしても、複層ガラスであれば、空気の層でシャットアウトできます。

遮熱機能付きの断熱玄関ドアなら反りや結露も防げる

断熱性が高い家は、室内と屋外の寒暖差でドアが反る「熱反り」が起きることがあります。

熱を跳ね返す「遮熱機能」が付いている玄関ドアを選んでおくと、ドアが熱くなりすぎないため、寒暖差による玄関ドアの「熱反り」も防止できるでしょう。

玄関ドアの断熱仕様は大きく分けて3タイプ

玄関ドアの断熱仕様は、メーカーごとに「D」や「K」などの数値で表示されています。

アルファベットの違いはありますが、数字ごとの断熱仕様はほぼ同等です。

断熱仕様は、数値が低いほど断熱性が高く、数値が高いほど標準仕様に近くなります。

断熱仕様特徴
D2仕様
(K2仕様)
  • ドアの素材:銅板
  • ドアの断熱材:厚い(約40~60mm)
  • ドアの気密性:高い
  • ガラス窓:Low-E複層ガラス(※)
  • 設置に適した地域:北海道や東北など寒さが厳しいエリア

(※)Low-E複層ガラス…複層ガラスのうち、片側のガラスに断熱・遮熱コートが施されたタイプ

D3仕様
(K3仕様)
  • ドアの素材:銅板
  • ドアの断熱材:やや厚い(約40mm)
  • ドアの気密性:高い
  • ガラス窓:複層ガラス
  • 設置に適した地域:比較的寒いエリア
D4仕様
(K4仕様)
  • ドアの素材:銅板
  • ドアの断熱材:(約40mm)
  • ドアの気密性:標準
  • ガラス窓:複層ガラス
  • 設置に適した地域:冬でも比較的暖かいエリア

なお、非断熱仕様の玄関ドアは、主に以下の仕様になっています。

標準仕様
(非断熱仕様)
  • ドアの素材:アルミ
  • ドアの断熱材:なし
  • ドアの気密性:標準
  • ガラス窓:合わせガラス(ガラス内部に空気の層がないため断熱効果はない)
  • 設置に適した地域:暖かいエリア

玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用相場と工期

玄関ドアの断熱リフォームのメリットや費用相場を解説!

玄関の断熱ドアリフォームには、以下2種類の方法があります。

  • カバー工法によるリフォーム
  • 外装工事や内装工事が必要なリフォーム

どちらのリフォームを行うかによって費用と工期は大きく異なるため、メリット・デメリットをしっかり比較しておきましょう。

「カバー工法」で玄関の断熱リフォームを行う費用と工期

  • リフォーム費用:約20~45万円 ※材工含む
  • 工期:約1日

玄関ドアのカバー工法とは、既存の玄関ドア枠を撤去せず、上から新しい枠とドアを取り付けるリフォーム方法です。

既存のドア枠を撤去する必要がないため、産廃処分費用や外壁・内装の補修費用が発生せず、工事費用を抑えられるというメリットがあります。

また、ドアの取り付け作業も約4~5時間で終わるため、ほぼ1日で新しい玄関ドアにリフォームできる点もカバー工法の利点です。

外装工事や内装工事を伴う玄関断熱リフォームの費用と工期

  • リフォーム費用:約30~65万円 ※材工含む
  • 工期:約3~7日

適合するサイズの玄関ドアがないなどの理由でカバー工法が行えない場合は、既存の玄関ドア枠と周辺の壁・床を解体して、新しい枠とドアを取り付けなくてはなりません。

約3~7日かけて玄関まわりの外壁や床のはつり・補修作業が行われるため、産廃処分費用や補修費用でリフォーム費用は高くなってしまいます。

ただし、ドアの撤去と取り付けは1日目に行われ、2日目以降は玄関ドア周りの外装や内装工事が行われますので、リフォーム工事中も普段通り玄関ドアから出入りが可能です。

玄関の断熱リフォーム費用を抑えるポイント

玄関ドアの断熱リフォーム費用を抑えるポイントは、複数のリフォーム会社に相見積もりを取ることです。

玄関ドアの断熱リフォーム費用は主に、以下の合計金額で決まります。

  • 玄関ドアの価格…高断熱仕様のドアほど高くなる
  • 工事費用…外装や内装工事が増えるほど高くなる

見積もり内の「ドアの断熱仕様」や「作業内容」の違いを比較し、内容に対して価格が妥当か、複数業者の見積もりを見て比較しましょう。

玄関ドア・玄関リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた玄関ドア・玄関リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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