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2019年02月27日更新

屋根・屋上のシート防水工事についてご紹介します!

家を雨風から守ってくれる屋根や屋上。雨風を防ぐためには定期的にメンテナンスを行い、雨漏りなどないようにしたいですよね。そのためには、屋根や屋上のシート防水がとても有効です。この記事では、シート防水の工事やシートの種類、工法や費用相場をご紹介します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

屋根・屋上のシート防水工事とはどのような工事?

屋根 防水 シート 工事

屋根・屋上のシート防水工事は、シート状に加工された合成ゴムや塩ビなどを使用し、雨風にさらされやすい屋根や屋上からの雨漏り、風・空気の漏れを被害を防ぐ工事です。
ベランダやバルコニーなどは水はけが悪く、雨水などにさらしたままにしておくと劣化しやすくなったり、雨漏りの原因となったりするため、定期的にシート防水のメンテナンスが必要です。

シート防水にはウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP(繊維強化プラスチック)防水と大きく分けて4種類あり、それぞれに耐用年数、伸縮性や耐久性も異なります。

シート防水は伸縮性や耐久性があり、屋根の広さや形の違いにもに柔軟に対応できるため、比較的簡単に取り入れることができます。

耐用年数は、シートの種類にもよりますが約10~20年が一般的でしょう。また、シート防水は、FRP防水やアスファルト防水よりも厚みが薄いため、工期・コストをおさえることができます。

屋根・屋上のシート防水工事に使われるシートに種類はあるの?

屋根・屋上のシート防水工事には、様々なシートの種類があります。シートによってそれぞれ特徴がありますので、順にご紹介します。

加硫ゴム系シート

ゴムタイヤなどの原料としても知られる加硫ゴムは、合成ゴムを主原料とし、ゴム補強剤、充填剤、軟化剤・加硫剤を混合し、弾力性を高めるために加硫(硫黄を加える)防水シートのことです。

この加硫ゴムを下地に接着剤で貼り付け、シート同士のつなぎ目(ジョイント部)を貼り合わせます。連続的に水分に対する被膜を作る防水工法です。

加硫ゴム系シートは、密着工法、ペーパーフリー工法、断熱工法、の3種類があり、状況に応じて工法を選びます。どの工法でも仕上げには、仕上用塗料を塗ります。

ある程度時間が経過すると、防水層の下に雨や空気が入り込んで膨張したり、ジョイント部がはがれたり、端に亀裂が入ったりといった不具合が生じてきます。定期的なメンテナンスは必要です。

非加硫ゴム系シート

非加硫ゴムは、加硫ゴムと同じように合成ゴムを主原料とし、ゴム補強剤、充填剤に老化防止剤を配合した防水シートのことを指します。

加硫ゴムとの違いは、ジョイント部分を同質化できるので、経年によるシートのズレや剥離が起こりにくいことです。

塩化ビニル樹脂系シート

塩化ビニル樹脂系は防水性が高く、プールサイドの防水などにも使われているものです。素材に着色が施されているので、保護塗装、仕上げ用塗装を使う必要がなく、デザイン性の幅も広がります。

また、耐熱性にも優れており、紫外線による劣化が少ないこともメリットのひとつです。
シートを溶剤で溶着するため、接合ジョイント部がはがれにくいことも特徴です。

耐圧縮性、耐摩耗性も高く、バルコニーなど人やペットが歩く場所に向いています。

エチレン酢酸ビニル樹脂系シート

エチレン酢酸ビニル樹脂系シートは、エチレン酢酸ビニル樹脂をシート状に成型し、その上にセメントやモルタルなどを流して固めていくものです。シート、セメント両方のメリットが享受できます。

また、モルタルやセメントがシートにしっかりと接着するため、シートが剥離するのを防止してくれます。下地が湿っていても工事ができるため、工期の短縮ができます。

斜めになった屋根にも使用できます。壁の防水にも対応できたり、タイル張り仕上げにも対応可能なので、屋根や地下室の内壁などに使用されます。

熱可塑性エラストマー系シート

熱可塑性エラストマー系シートは、環境保全型シートともいわれています。約10年前に欧米で使用され始め、日本においてもここ近年大きな注目を集めているシートです。

シートは、常温ではやわらかくて軽量、ゴム製の弾力があります。同時に風や水、紫外線への耐性も強く、野外での使用に向いているため、学校や工場の屋上によく使用されています。

ポリプロピレンやポリエチレンなどの樹脂を主成分とし、環境汚染や人体への悪影響が少ないので、小さな子供やペットがいる家や施設に向いています。

また熱可塑性があります。つまり熱を加えると形が変わり、別の場所に再度利用することができるのでリサイクルも可能で、資源の有効活用ができます。


屋根・屋上のシート防水工事の工法と費用相場

シート防水の施工方法は、シートの素材や、下地にシートを固定する方法の違いにより主に5種類あります。

ペーパーフリー工法

ペーパーフリー工法は、ゴム製のシートに通気シートを重ねた特殊なシートを使った工法です。下地の湿気を拡散するため、雨風の湿気でシートが膨らんでしまうのを防止してくれます。

すでにある防水層を撤去したうえで、新たに防水層を作る場合と、既存の防水層はそのまま使用し、その上に新しく防水層を作る場合があり、仕上げ用の塗料を塗り完成します。

費用相場は、平米あたり9,000円~です。

断熱工法

断熱工法は、下地によくなじむポリエチレン製の断熱材を使った工法です。断熱材の厚みをうまく設定することで、吸湿性の調節ができ、施工場所の状況に合わせた断熱効果が期待できます。

費用相場は、平米あたり8,000円~が相場です。

接着工法

接着工法は、接着剤を塗布して下地に防水シートを張り付ける工法です。接着材を用いることでシートが下地に全面接着され、雨風の入り込みを防いでくれます。

費用は、平米あたり8,000円~が相場です。両面接着の施工法と、片面接着の接工法があり、後者は工程も費用も抑えることができます。

機械的固定工法

機械的固定工法は、金具を使用して防水シートを下地に固定していく工法です。シートを機械的に下地に固定していくことからこのように呼ばれています。費用は平米あたり10,000円~が相場です。

金具はディスクと呼ばれ、ディスクを先に固定して防水シートを接合する「固定ディスク先打ち工法」とシートを先に固定した後でディスクで固定する「固定ディスク後打ち工法」があります。

「固定ディスク先打ち工法」はシートの意匠性に優れており、一般家庭でも需要が多い工法です。「固定ディスク後打ち工法」は耐風性に優れているため、高層ビルの屋上の防水にも向いています。

密着(湿式)工法

密着工法とは、防水シートをポリマーセメントペーストなどの特殊な専用ボンドを塗布して下地と接着する工法です。

専用ボンドを使用するため、下地が水平であることが重要です。凹みなどがある場合は、均等にシートが貼り付けられないため、施工が難しいケースもあります。

しかし、下地と防水シートとの密着率が高いので耐久性も高く、滑りにくいため歩行者が通る場所にも向いています。費用相場は、平米あたり7,000円~です。

屋根・屋上のシート防水工事をする場合の留意点

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屋根・屋上のシート防水工事をする場合、業者選びはとても大切なポイントです。

シート防水工事は、屋根のリフォーム業者でも行っていない場合があります。また、仕入れ素材に合った工法で工事をするため、希望していた工法は取り扱っていないという場合もあります。

また、業者の系列や仕入れルートによって、工法の得手不得手の結構あるので必ず何社かの相見積もりは取るべきでしょう。保証年数や内容の確認も大切です。

業者を選ぶ時は、複数の業者に防水を施したい場所を一度見てもらい、適したシート防水を提案・費用見積もりをしてもらいましょう。

その後、費用相場や工数、過去の実績などを比較検討して決めることをおすすめします。

提案をもらうときには、シート防水で望む効果、耐久性をしっかりと伝え、具体的な素材や工法、費用や工期について、満足のいく説明を求めることも大切。

事前にできる限りシート防水の情報をインターネットやパンフレットなどで見ておくと、業者とのコミュニケーションもスムーズに行えるでしょう。

一度は会社を訪問しておくべきでしょう。資材置き場や工事車両などが小規模でもキチンと整備され、責任者が工事実績などをしっかり具体的に説明してくれるような業者であれば、ほぼ安心ですが、中にはデスクと電話だけで100%外注工事の営業専門会社もあるので要注意です。

ご自身でも積極的に情報収集しながら、信頼できる業者選びをしてください。

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