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2019年02月20日更新

エクステリア工事の見積もりを取る際のポイントや価格相場を解説!

素人には聞き慣れない”エクステリア工事”とは、住宅の外観工事のことです。家の顔にもなる外観はこだわりたいところ。見積もりの見方のポイントや施工内容例、相場などを把握して、信頼できる業者による適正な価格でエクステリア工事を依頼できるようにしましょう。

家の新築時に費用の見積もりを取る際のポイント

エクステリア 工事 見積もり

新築住宅の購入は、一生の中で一番大きな買い物と言われるくらい大きな金額が動きます。大きな金額を支払うからには、信頼できる優良業者に依頼したいと誰もが思うでしょう。そこで大切になるのは見積もりをとることですが、見積依頼時に忘れがちなポイントがあります。

エクステリア工事費用も含めて見積もりを取る

新築時には家のデザインや間取りにこだわりたいところですが、外構まで気に留めておくことをおすすめします。実際にどこをどのようにしたいのか、見積もりを取る際に細かく希望を伝えましょう。もしエクステリア工事費用が含まれていなかった場合、安くはない外構の工事費用が見積もりよりも膨れ上がることになります。希望通りの外構にするのを諦めるか、予算をオーバーして実施する覚悟が必要になります。

エクステリア工事の見積もり依頼先ごとのメリット・デメリット

エクステリア工事を請け負っている企業はたくさんあります。依頼先ごとに存在するメリットとデメリットを把握した上で依頼先を検討するのがよいでしょう。

ハウスメーカーのメリット・デメリット

ハウスメーカーが直接取り引きをしているエクステリア業者を紹介してくれるので信頼して任せることができます。また、保証という面でも大企業ならではの安心感があります。各ハウスメーカーによる家の特徴やデザインを熟知しているので、建物に合わせたエクステリア工事ができるというメリットがあり、機能的で良デザインの仕上がりが期待できます。

デメリットは、ハウスメーカーがエクステリア業者との仲介役になるために発生する経費が含まれて、エクステリア工事の価格が高くなりがちであることです。規格を満たすために希望外の工事をされることもあります。また、関わる人間が多いため、何かあった時の対応が遅くなる場合が想定されます。

エクステリア専門業者のメリット・デメリット

エクステリア専門業者と名乗っているだけあり、エクステリアに関しては豊富な知識がある上、デザインや技術力でも優れており工事もそつなくこなしてくれます。他にはない自分だけのエクステリアを実現したいという人は、エクステリア専門業者に任せると個性的なデザインも可能になります。

どの業種にも当てはまりますが、低価格を提示して質の悪い工事をするなどの悪徳業者が存在します。エクステリア専門業者も然りなので、業者の見極めは大事です。優良業者に出会えたら満足のいくエクステリア工事ができますが、そうでない場合は予算や仕上がりなどで後悔する場合も有り得ます。

ホームセンターのメリット・デメリット

ホームセンターでは、家庭の庭で使用するような製品や庭をお洒落に見せる物をはじめとしたエクステリア製品をたくさん取り扱っています。販売のみではなく、素人にはできない工事が必要な場合は工事を請け負ってくれるので自分で業者を探す手間も省けます。家の近所に店舗があるのも便利です。元々エクステリア工事に必要な材料やを扱う店ならではの安さもメリットです。

ホームセンターでのエクステリア工事において、ホームセンターはただの窓口にすぎません。つまり、実際に現場で行われるエクステリア工事は下請け業者に任せられるので、工事の質を求めることはできないでしょう。聞き入れてくれる要望は限られる場合がありますし、供給される材料における質もエクステリア専門業者とと比べると劣っている可能性があります。

造園業者のメリット・デメリット

造園という言葉からも想像できるように、造園業者は庭に関するプロです。最近はガーデンプランナーとも呼ばれ、植物や庭石、池など庭に関する知識や経験は他業者より群を抜いています。

昔は和風が多かったのですが、現在は洋風庭園にも対応してくれるところも増えています。見た目だけでなく、地域の気候や日当たりなど様々なことを考慮してくれるので、庭に植栽を考えている人にはおすすめです。

エクステリア工事は庭の造成や手入れだけを指すものではありません。エクステリア工事を謳っている業者であっても、実際は植栽や庭石など庭に関する工事のみを得意としている業者が多いです。車庫や塀など庭以外の建築工事を造園業者に要望したとしても、造園業者がその要望に応えることは難しいでしょう。

土木工事業者のメリット・デメリット

一般的に土木工事業者は道路工事や河川の埋め立て工事など公共性の高い工事に従事している場合が多いです。そのため、コンクリートや石材などを使った工事に関しては専門性が高いです。一般家庭におけるエクステリア工事の場合、カーポートや塀を設ける工事、基礎工事などを得意としています。

土木業者は規模の大きな仕事は得意であっても、細部にまでこだわった要望には応えられない可能性があります。繊細な仕事は不向きだと言えます。例えば、カーポートや塀に個性的なデザインを求めたり、庭の植栽に関するアドバイスを求めたとしても、大規模工事を得意とする土木業者では十分に対応できないと考えておきましょう。

完全自社施工の業者のメリット・デメリット

完全自社施工とは同じ会社内でデザインや工事など全ての工程をこなすということです。同じ社内で仕事を完結するため、下請け会社を通さずに済みます。つまり、下請け業者に対する仲介料が発生することはありません。仲介料が無い分、エクステリア工事費用を安く抑えることが可能です。

エクステリア工事と一言で言っても、様々な要素が含まれています。完全自社施工の業者には、全ての要素に応えられる専門家が揃っていないことも多いです。会社内にいる職人の得意とする分野の工事なら満足度の高いエクステリア工事になるかもしれませんが、そうでない場合は期待するような出来栄えにはならないでしょう。

エクステリア工事の見積もりを取る際のポイント

エクステリア工事を謳う業者は多種多様で、相当数あります。エクステリア工事の際には見積もりを取るべきですが、見積もりを取る際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

ハウスメーカーを含めた複数の業者から相見積もりを取る

新築でもリフォームでも、見積もりは複数の業者から取ることをおすすめします。しかし、できるだけ多くの業者から見積もりをとるのではなく、事前に自分で情報を集め3社くらいに絞った上で見積もりを取るのが理想です。多すぎると迷う原因になりますし、断るのも心苦しく大変になります。家を建てる時にお世話になるハウスメーカーは便利で依頼しやすいので、ハウスメーカーを含めて複数業者から見積もりを取り、内容や価格を比較しましょう。「工事一式」という単語に対しても、その詳細の説明を求めることでより具体的な金額を把握でき、比較しやすくなります。丁寧に対応してくれるかどうか担当者の姿勢も確認しておくべきです。比較検討の際、ハウスメーカーの見積もりの数十パーセントは仲介料に充てられると念頭に置いておきましょう。

見積もり価格の安さだけを求めると失敗する

予算に制限のない人以外は、安い価格に惹かれる人が多いでしょう。しかし、価格の安さだけを求めてしまうと質においての満足度は下がることも容易に想像できます。いわゆる悪徳と呼ばれる業者には、低価格を提示することで顧客を獲得しようとしている場合が多く見受けられます。低価格の場合、業者が利益を得るためには手抜き工事か素材の品質を落とすなどしているので、依頼者にとって良いことは一つもありません。また、低価格ゆえに要望通りとはいかず、工事段階で要望に沿うように修正していくことで見積もりとはかけ離れた大きな金額になることもあります。低価格に惹かれて失敗したと感じている人は多いです。

工事の品質を重視して見積もりを取る

同じ要望を伝えたとしても、依頼先によって仕上がりは全く違ってきます。工事の品質が違ったり、仕事に対する価値観が異なるからです。提示された見積もりが、準備できる予算よりも遥かに安い場合でも、品質のことを考慮していないからです。想定している予算の中でできる最高品質の工事を重視した見積もりができるように業者に働きかける必要があります。

最低限しなければならない工事は確実にこなし、希望する工事は予算内に収まように提案してもらうなど、現場の状況や予算に照らし合わせて見積もりを出してくれる業者は信頼できると思って良いでしょう。

数量や金額だけでなく素人でも解りやすく完成予想図やイメージ写真を揃えてくれるなど業者本位ではなく、依頼者の立場に立って見積もりを考えてくれる業者かどうか見極めましょう。

その場で契約を迫る業者に注意する

どんな業種であっても悪徳業者と呼ばれる業者は存在します。エクステリア工事に関しても悪徳と呼ばれる業者に騙され泣かされる人は少なくありません。それはエクステリア工事が素人には分りにくく、ごまかしやすい面があることからその分悪徳業者が介入しやすいと言うことがあるからでしょう。

エクステリア工事の悪徳業者の特徴としては、急に自宅に訪ねてきてその場で契約を迫ろうとすることです。電気や水道などインフラ工事に伴って自宅のエクステリアの改造が必要などと嘘の必要性を語ることもあります。また、無料点検という目的で訪れてきて、修理が必要だと急かし契約を迫る業者もいます。エクステリア工事は少額では済まない工事なので、即決できるような契約ではありません。その場で契約を迫られた場合は、一呼吸おいて丁重にお断りしましょう。

エクステリア工事の見積書の比較ポイント

相見積もりを取ることが望ましいとはいっても、見積書の見方がわからなければ比較のしようがありません。ただ総額費用の見比べだけで終わらない見積書の読み方の比較ポイントをおさえて、比較する際に役立てましょう。

見積書の見方

粗悪な見積書は詳細な記載がない雑で中身がわかりにくいものですが、丁寧な見積書にはたくさんの項目があります。どんな項目があるのか目を通しましょう。各項目の詳細としては、一般的には工事費用や諸経費、現場管理費などがあります。そして、数量や単価の欄もあるはずです。数量が明らかな物は、一式とまとめた表記ではなく数で表記しているか確認しましょう。

工事費用

文字通り、工事全体にかかる費用です。丁寧な見積書の場合は工事費用を更に細かく分けて書いており、土工事や左官工事など依頼者の要望するエクステリアに必要な工事が記されてることもあります。

諸経費

依頼先の業者の利益分となる項目です。企業の広告料や必要書類の作成など金額の算定が困難な場合は諸経費として算出されている場合もあります。総額の10パーセントから20パーセントくらいを目安に考えておくと良いですが、他の項目に振り分けられて諸経費を安く見せている業者もあります。

現場管理費

現場を監督してくれる監督の人件費です。きちんとした工事を遂行するためには現場を管理して指揮する存在が必要です。そのため、現場管理費の項目があると工事の不正が起こりにくいという安心感があります。

その他、重機運搬や別途工事など様々な項目が含まれているのが一般的です。業者によって言葉は違うかもしれませんので、見積に不明な点がある場合は臆せずに質問して内容を確認しましょう。

見積書の中で比較ポイントとなる項目

見積書の項目は業者によって多い、少ないの違いがあるかもしれません。多いということはそれだけ費用がかかるという意味で捉えるのではなく、素人にも理解しやすいように詳細に記述してくれていると受け取りましょう。逆に項目が少ない見積書だからといって優しく誠実な業者だとは限りません。また、諸経費などどの見積書にでもあるべき項目が相場からかけ離れていないかどうかも注意しておきたいところです。依頼内容を修正して再見積もりをとりたい場合は、もう一度すべての業者に依頼しましょう。

品質は維持しつつエクステリア工事の見積もり価格を抑える方法

エクステリア工事はしたいけれども、予算の関係もあり価格を抑えたいという人もいるでしょう。価格を抑えることによる品質の低下が心配だという人におすすめの方法をご紹介します。

オープン外構を選ぶ

オープン外構とは、私有地とそうでない土地の境界に門やフェンスを設置しないエクステリアのスタイルです。門やフェンスの代わりに植栽で境界線を作ったり、道路など隣り合う土地とは異なる素材を使って境界を作ったりする場合があります。エクステリアでお金のかかる素材を使用しないという点で費用を抑えることが可能です。

セミクローズド外構を選ぶ

オープン外構と反対に、敷地とそうでない土地を完全に仕切ってしまうやりかたをクローズド外構と言います。セミクローズド外構はオープン外構とクローズド外構の良いとこどりをしたエクステリアスタイルです。オープン外構よりは費用が高くなりがちですが、様々なエクステリア商品を組み合わせることのできる自由さがあります。オープン外構の要素もあるので、必要な素材が多く費用のかかるクローズド外構よりも安価に仕上げることができます。

エクステリア工事の見積もり価格相場

エクステリア 工事 見積もり

エクステリア工事への要望は、個人によって大きく異なります。どんな要素を取り入れることでどれくらいの費用を想定すべきなのか、大体の相場を知っておくと見積もりの比較の際に役立ちます。

新築エクステリア工事では前面道路との高低差によって費用が変わる

高低差は土地を購入する段階でも考慮したいところですが、前面道路と新築物件の敷地との間に高低差があるとある程費用が高くなるということは意外と知られていません。高低差があれば、擁壁や階段などの設置工事が必要となります。高低差は1mでも100万円を超えてしまうのが一般的です。2mになれば200万以上、3m以上はそれ以上に高くなることを想定しておきましょう。

コンクリート工事にかかる費用の相場

エクステリア工事においてコンクリート工事を施工する可能性のある場所はたくさんあります。家の周辺や駐車場、玄関アプローチなどです。掘削、砕石の敷詰めなどの工程を経てコンクリートを流し込んで固めます。工程が多い分、費用もかかります。現場の状況によっても異なりますが、1平方メートルあたりにつき5,000円が相場と考えて良いでしょう。

カーポートを造る際にかかる費用の相場

カーポート設置では、カーポートのデザインや想定する車の台数などによって費用が異なってきます。特にデザインや機能にこだわりのない1台分のカーポートの設置の場合、安くて本体10万円前後、設置費用は5万から10万円くらいで可能です。家に合うデザインや雪に強い機能性などを求めると金額は高くなります。地面にコンクリート打設を施す場合も金額は大きくなり、50万円以上かかる想定をしておきましょう。

アプローチと階段を造る際にかかる費用の相場

敷地入口から家の玄関までのアプローチに石材や砂利などを用いて、お洒落なエクステリアになっている家を多く見かけます。アプローチの場合、工事費用は1平米単位で計算されます。使用する素材によっても価格は異なりますが、1平米あたり13,000円前後と想定し、全体で15万程度が目安としておくと良いでしょう。家の入口に階段を設ける時は、ブロック使用の場合で1段あたりの価格が3万円前後、基礎工事は約5万円程度が相場です。

境界ブロックやフェンスを設ける際にかかる費用の相場

敷地とそれ以外の土地を分けるための境界を設けることはプライバシーの確保に繋がるため、境界ブロックやフェンスが多く選ばれています。ブロックは段数や設置する長さなどによっても価格が違い、フェンスは素材によっても価格は異なってきますが、境界ブロックもフェンスもおよそ20万円くらいが目安です。

エクステリア工事の見積もり価格帯別施工内容の一例

エクステリア工事に充てることのできる予算がある場合、想定予算でどれだけの工事ができるのかの参考として、価格帯別施工内容の一例をご紹介します。

~50万円でできるエクステリア工事の一例

エクステリア工事を50万円以内に抑えたいという人は、工事をする場所を絞るのが良いでしょう。低価格に抑えればデザインが限られると思う人もいるかもしれませんが、予算内で工夫することも可能です。例えばフェンスの設置だけでなく、植栽を組み合わせることによって見栄えを良くするなどのやりかたがあります。

~100万円でできるエクステリア工事の一例

設置したいエクステリアの素材や、施工したいエクステリアの面積次第で100万円以内で十分満足できる工事は可能です。1カ所の工事に絞った場合、希望に合うような素材にグレードアップできるでしょう。100万円以内に収まるように素材を調整し、アプローチとカーポートなど複数ヶ所の工事も可能になります。

~200万円でできるエクステリア工事の一例

エクステリア工事に200万円の予算を割ける余裕がある場合、ほぼ理想通りのエクステリアを実現できるでしょう。工事をする場所を絞ることなく、エクステリア全体の工事が可能です。その上、家と依頼者の理想に合うようにデザインにもこだわることができますし、エクステリア工事で使う素材も高品質の中から選べます。

200万円以上かかるエクステリア工事の一例

デザインやエクステリア素材は最高級の物を用いた場合はそれなりにお金がかかりますが、200万円を超える場合はエクステリア工事を希望する敷地の面積が広い場合などが想定されます。

また、エクステリア工事をする土地が傾斜地であった場合には土留め工事などが必要となり、どんな状況の現場にしても200万円以上は見込んでおく必要があります。

エクステリアの維持管理

エクステリアは言うまでもなく風雨にさらされ痛みやすい環境にあり、植栽の成長や雑草の繁殖など、ほって置くとあっという間に荒れ果ててしまいます。

美しいエクステリアを維持するためにはコストが掛かることを念頭に置いておきましょう。工事にかけた費用の1割程度が毎年の維持管理費の目安と言われています。

外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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