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2019年02月27日更新
フローリングの床が黒く変色する原因と対策について詳しく解説!
フローリングの床は黒く変色してしまうことがあります。床の変色を予防するためにはまずは変色の原因を知ることが大切です。この記事ではなぜフローリングは黒く変色してしまうのかといった理由と予防策、変色してしまった場合の対策について紹介します。
目次
フローリングの床が黒く変色する原因について
フローリングの床は様々な原因で変色してしまうことがあります。
変色を予防するためにも、まずはどのような原因で変色してしまうのかそれぞれのパターン別に見ていきましょう。
湿気や結露により発生したカビ
湿気や結露が原因で、フローリングにカビが発生して黒く変色してしまうことがあります。
カビは湿気が多く、気温約20度~30度の間で繁殖しやすいと言われています。
夜間や雨の日に窓を開けたままにしてしまい、フローリングに湿気が残ったまま放置してしまうとカビが繁殖しやすくなります。
また、注意していても浴室や洗面所付近のフローリングはカビの発生しやすい場所であると言えます。
カビが原因のときは一刻も早く手入れが必要です。できれば専門業者の手で確実に防カビ対策を処置すべきでしょう。手遅れになると全面張替え以外打つ手が無くなります。
足の裏の皮脂汚れ
裸足でフローリングを歩くと気付かないうちに足の裏の皮脂がフローリングに付着しています。
この付着した皮脂が参加すると黒く変色し、フローリングが汚れているように見えることがあります。
特に家庭に小さな子どもがいる場合などは汚れた足でフローリングの上を歩き回ることも多いため、皮脂汚れによる変色が多く見られます。
ジュースなどの液体汚れ
フローリングにジュースなどの飲み物をこぼしてそのまま拭かずに放置してしまうと、床が腐って黒く変色してしまうことがあります。
床材自体が傷んでしまうと、クリーニングだけでは変色した床を元通りの状態に戻すことはできなくなってしまいます。
ペットの尿
ペットの尿による変色の場合もあります。
フローリングにペットが尿をしてしまい、それに気づかないまま放置してしまうと後々修復不能なシミになってしまうことがあります。
尿はジュースや水などの液体とは異なり、成分中にアルカリを含みます。
そのため、フローリングと尿が接したまま放置すると床がアルカリ焼けを起こして傷んでしまいます。
また、傷んだ部分から水分が浸透して腐ってしまうため、尿をこぼしたら早めに拭き取る必要があります。
ワックスの劣化
フローリングが敷かれた当初はフローリング材を保護する目的もあって表面にはワックスが塗られています。
しかし、フローリング上を人が歩いたり物を置くことによってワックスは月日が経つごとに少しずつ剥がれてしまいます。
また、注意していてもフローリングは空気中の湿気を浴びたり、光を受けることによって表面に塗られたワックスは劣化してしまいます。
劣化したワックスではフローリングを汚れから守ることができず、ワックスが劣化した部分から床が変色してしまうことがあります。
タバコのやに
タバコには「やに」と呼ばれている成分「タール」が含まれています。
これは植物性の樹脂で色は黒く、一度壁や床に付着してしまうと中々落とすことができません。
また、臭いもタバコ独特の強烈な臭いがするため、タバコを吸わない人にとっては不快に感じられることもあるでしょう。
タバコのやにによる変色は主に壁に表れますが、喫煙の量が多い場合や灰をフローリングに落としてしまったなどといった原因から、フローリングが変色することもあります。
化学薬品
化学薬品によってフローリングが変色してしまうこともあります。
具体的には、漂白剤や毛染め液、メイク落としなどといった液体をフローリングにこぼしてしまった場合や、強固な汚れを落とすために強い洗剤でフローリングを拭いてしまったこと等が考えられます。
化学薬品をフローリングにこぼしてしまうと、表面のワックスが剥がれるだけでなくフローリング材を傷めてしまい、色むらや変色の原因となります。
フローリングの床が黒く変色したときの自分でできる対策
フローリングの床はカビや皮脂などによって汚れて変色してしまうことがあります。
このような時、誤った方法で掃除をしてしまうと床を傷めてかえって状態を悪くしてしまう恐れがあります。
正しい知識を持ってフローリングの掃除をすることができるよう、ここではフローリングが変色してしまったときに自分でできる対策についてご紹介します。
フローリングワイパーや雑巾を使って掃除する
まずは床に落ちている埃や髪の毛を綺麗に掃除しましょう。
この時、箒や掃除機を使って掃除をすると落ちている埃などを舞い上げてしまうので、フローリングワイパーや雑巾等を使用して拭き掃除をしましょう。
スチームクリーナーを使って掃除する
スチームクリーナーとは熱い蒸気を噴出することができる掃除用具で、蒸気の力によって汚れを浮かして落とすことができます。
これはフローリングだけでなくカーペットやソファーの染み抜き等にも利用されています。
熱い蒸気を吹き付けるため、カビ等を殺菌する効果を持ちます。
さらに染み付いて固着している油汚れを落とすことも期待できます。
フローリングの汚れが早い段階のカビや皮脂汚れである場合は、スチームクリーナーを利用することで汚れを落とすことができるでしょう。
中性洗剤を使ってシミを掃除する
フローリングの汚れ落としには中性洗剤を利用することも効果的です。
ここで注意したいのは、アルカリ性の洗剤ではなく中性洗剤を選ぶという点です。
なぜ中性洗剤を選ぶのかと言うと、フローリング材を傷めないようにするためです。
アルカリ性の洗剤は乾燥すると固まり、床のワックスを溶かしてしまう恐れがあります。
一方、中性洗剤ならそのような心配がほとんどありません。
使い方は、バケツにぬるま湯を入れ、その中にスプーン1杯程度の中性洗剤を混ぜてよくかき混ぜます。
洗剤液をつけた雑巾を使って床を拭き掃除し、その後何度か水拭きして完了です。
カビが原因の黒い変色はクエン酸や食酢を使って掃除する
カビによる変色にはクエン酸や食酢を使って掃除するという方法もあります。
酸性の液体を使って汚れを掃除することで除菌効果が期待できるほか、カビ以外の皮脂等といった汚れを落とす効果も期待できます。
ただし注意したいのが、酸性やアルカリ性の液体をフローリングにかけてしまうとフローリング表面のワックスを溶かしてしまう可能性があるという点です。
クエン酸や食酢を使ってフローリングを掃除する際は、長時間放置せずに使用したらすぐに拭き取るよう心がけましょう。
油汚れによる黒い変色はアルカリ洗剤やオレンジ洗剤を使って掃除する
皮脂等の油汚れを落とすときにはアルカリ洗剤を利用します。
アルカリ洗剤はスプレータイプのものを利用すると便利です。
まず汚れた部分にアルカリ洗剤を吹きかけます。そしてスポンジや雑巾を使って擦りながら掃除します。汚れが取れたら雑巾で水拭きして完了です。
注意したい点は、アルカリ洗剤やオレンジ洗剤は床のワックスを溶かしてしまう恐れがあるということです。
掃除したい場所が部屋の中央などといった目立つ場所である場合、これらの洗剤を利用して掃除することによってワックスが変色し、余計に目立つようになってしまうかもしれません。
いきなり目立つ部分に洗剤を吹きかけるのではなく、まずは部屋の隅などあまり目立たない場所でテストしてから掃除するのが良いでしょう。
フローリングの床が黒く変色した際の補修を業者に依頼する場合の費用相場
フローリングの床が変色してしまったとき、部分的に補修するか全体を交換して新しくするかは悩みどころです。
ここではそれぞれの費用相場についてご説明します。
床の変色の症状が浅い場合の費用の相場
床の変色の度合いが浅く、大規模な修繕が必要ない場合の補修費用は1平方メートルあたり約10,000円が相場のようです。
変色の症状の進行具合にもよりますが、症状が浅い場合はアルコールなどを利用して除菌をした上で防カビ剤を使用します。
アルコールで床に色むらができて気になる場合は色を塗り直し、ワックスを塗るという作業をすることもあるようです。
フロアコーティングにかかる費用の相場
こちらはフローリングをコーティング剤でコーティングしてしまうという方法です。
ワックスに比べて耐久性が高く、水拭きにも強いので掃除が簡単になります。
また、傷が付きにくく長持ちするといった利点もあります。
費用は使用するコーティング剤によって異なりますが、30平方メートルあたり約50,000~250,000円が相場のようです。
フロアコーティングの作業の流れとしてはまず床の汚れを綺麗に除去したのち、ワックスをかける要領でコーティング剤を塗り広げていきます。
その後、約2~7日乾燥させて完了となります。
フローリングの張り替えにかかる費用の相場
フローリングを貼り替える場合、6畳間あたり約100,000~200,000円かかるようです。
メリットとしては床材が完全に新しくなるため見た目が綺麗であるという点と、必要であれば貼り替えのタイミングで床材の色や材質を変更できるという点です。
デメリットは部分的な補修よりも大きなコストがかかってしまう点でしょう。
フローリングの床が黒く変色するのを防ぐ方法
フローリングの変色を予防する方法としては次のような対策が考えられます。
結露によるカビを防ぐには二重サッシが有効
既存の窓の内側にもう1つ窓枠を追加した二重サッシにすることで、結露を予防することができます。
二重サッシにすることで室内の気密性が高まり、室内と屋外との間の空気の層が断熱の役割を果たします。
そのため、窓付近で結露しにくくなり、結果的にカビの発生を抑えるのに効果的です。
油汚れによるシミを防ぐにはフロアマットを敷く
フローリングに付着する油汚れの大部分は人が歩いたりすることによって床に付着する皮脂であると言えます。
フロアマットを敷くことによって肌と床が直接触れることを防止するため、皮脂などの油汚れが床に付着しにくくなります。
小さな子どもがいる家庭の場合は特に、フロアマットを敷くことによって床の変色を予防することができるでしょう。
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ここまで説明してきた床・フローリングリフォームは、あくまで一例となっています。
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