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2021年04月27日更新

雨樋の継手の種類や付け方について

屋根に降った雨を流す雨樋には、樋を接続するための継手という部品が使われています。この継手にはどのような種類があるのでしょうか?雨樋の継手の種類と、実際に設置する方法、業者に取り付けを依頼した場合の費用と業者の選び方をご紹介します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

雨樋の継手の種類や基礎知識について

雨 樋 継手 付け方

雨樋は屋根に降りかかる雨水から家を守る大切な設備ですが、枯葉やゴミなどで大変詰まりやすく、変形してしまうとかえって外壁などを傷めてしまいます。正しい知識を持って維持管理に努めましょう。

雨樋の継手の種類について

エルボ

エルボとは、雨樋の角度を変更する際に用いられる継手です。

パイプを曲げた形状となっており、真っ直ぐな雨樋をこれに繋ぐことで角度を変え、排水口までスムーズに雨水を導くことができます。

パッキン継手

パッキン継手は正確には継手ではないのですが、横方向の雨樋を縦坑に繋げる際に、雨水が隙間から漏れてしまわないように用いられる部品です。

通常、継手は接着剤などを用いて接合しますが、場所によっては十分な密閉ができない場合があり、雨水が漏れやすくなってしまいます。

このような場合に、パッキンを継手に追加すると、隙間が空きにくくなり、雨水の漏れを防いでくれるのです。

たて継手

たて継手は、縦坑の配管を繋ぐ際に用いられる継手です。

漏れを防ぐために上側は配管に被せ、下側は配管に差し込む形状がとられています。

軒継手

軒継手は、屋根に設置した雨樋同士を繋ぐ継手です。

継手に左右から雨樋を差し込んで固定する形状がとられており、雨樋の交換や新設の際には、雨樋の長さを調整して継手に差し込んで施工します。

集水器

集水器とは、雨樋の雨水を集めて縦坑に流すための部品です。

勢いよく流れ込んでも溢れないようある程度体積に余裕を持って作られており、この部分に縦配管を繋いで排水口まで雨水を通します。

雨樋に用いられている部品の材質

雨樋は建物に固定するために金属や樹脂で作られた部品を用います。

ステンレス

ステンレス製の金具は、雨水による錆が起こりにくく、部品の破損も少ないとして多くの建物に用いられています。

ただ、一度大きく歪んでしまうと修正してからの再利用が難しいという特徴があるため、場合によっては交換が必要です。

また、ステンレスは見た目が銀色でやや目立つため、使用する雨樋の色や建物によってはデザインが崩れてしまうという問題もあります。

樹脂

金属部品を樹脂でコーティングして作られている部品です。

見た目のデザインをある程度調整することができ、雨樋に設置した際も部品が目立ちません。

ただ、樹脂と金属を合わせて作られているため、大きい力が加わると樹脂が割れてしまう場合がありますし、経年劣化で表面がぼろぼろになる場合もあります。

亜鉛メッキ

鉄などに亜鉛でメッキを施して錆びにくくしている素材です。

トタンとも呼ばれており、雨樋の固定金具として広く用いられています。

亜鉛メッキによって錆を防止していますが、雨樋が風で揺れた際などに擦れて傷が付くと簡単に錆びてしまうため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

雨樋の壊れた継手を放置するとどうなるのか?

外観の目立つ部分であるので美観が崩れる

継手が壊れると雨樋や縦坑がずれてしまい、建物の見た目も悪くなってしまいます。

家が雨水で腐食してしまう

継手が壊れるとそこから雨水が漏れて外壁などに雨水がかかり、場合によっては建物の一部が腐食してしまいます。

また、雨が大量に漏れることで、カビや苔なども生えやすくなるでしょう。

雨樋の継手の付け方について

壊れた雨樋の継手を交換する場合には、どうすれば良いのでしょうか?

1~2ヶ所の修理ならDIYでも可能でしょうが、実際は部材や工具の準備など意外に手間取り簡単ではないので注意が必要です。

雨樋の継手を取り付ける際に用意するもの

雨樋の継手の取り付けを行う際には、交換したい継手と同じものを用意してください。

同じスペックの製品なら取り付けは可能ですが、場合によっては微調整が必要ですし、見た目のバランスも悪くなるため、できるだけ同じ製品を選んだ方が良いでしょう。

工具類はハンマーやノコギリ、樹脂系接着剤、ペンチ等を用意しておきます。

雨樋の外し方

雨樋は施工方法によって外し方がやや変わりますが、プロが施工している場合は軒樋を接着剤で固定しているため、まずはこの部分を剥がさなければなりません。

この作業では、継手と軒樋の接合部分にヘラ等を差し込んで剥がしていきますが、老朽化していると強度が下がっているため、強い力を加えると軒樋が壊れてしまいます。

少しずつ力を加え、軒樋を壊さないよう作業していきましょう。

また、雨樋は高所に設置されているため、作業の際には足場の確保や落下防止の対策も行っておいてください。

脚立を用いる場合は脚立を建物に結びつけて転倒を防止し、可能なら命綱も付けておきます。

雨樋の継手の取り付け方

軒樋に継手を取り付ける場合は、軒樋に接着剤を塗りつけて接合します。

縦坑やエルボも接着剤を用いて接合することもありますが、基本的に軒樋以外の部分は接着剤を用いずに差し込んで繋げるため、力を加えて配管を引っ張れば継手から管を引き抜くことができるでしょう。

配管を撤去したら、新しい継手に交換し、外した時の逆の手順で配管を差し込んでいきます。

自分で雨樋や継手を修理するデメリット

雨樋や継手の交換は、高所作業で細かな調整も必要なので、試しに作業してみても上手くいかないことが多くあります。

また、使用する雨樋や継手の材質によっては専用工具なども用意しなければならず、費用も高額になりがちです。

その他にも、雨樋の修理をするつもりだったのに作業ミスでさらに雨樋が破損したり、雨樋以外の場所を壊してしまったりといったトラブルも起こりやすく、DIYとしてはやや難易度が高い作業だと言えるでしょう。

特に金属製の雨樋は加工が難しく、作業中に怪我をする危険性も高いため、慣れていない方は業者に任せた方が安全です。


雨樋の継手修理にかかる費用について

雨 樋 継手 付け方

雨樋は樹脂系や金属系など材質や形状によって費用は異なりますので事前に確認して置きましょう。また破損原因が天災の場合、火災保険が適用され実質無償で修理できます。

雨樋を修理する費用の相場と工期

雨樋の修理を業者に依頼した場合、費用や工期はどれくらいかかるのでしょうか?

修理費用は工事を行う範囲によって変わり、継手の交換なら約5,000円から、雨樋の補修及び交換は1メートルあたり約3,000円からが相場です。

雨樋全体が老朽化していて全て交換する場合は、雨樋の総延長にもよりますが、約20万円からが相場とされています。

工事期間については、継手の交換や雨樋の一部交換だけなら約半日、雨樋全体を交換する場合については、約2日が目安です。

雨樋の修理をプロに依頼するメリット

雨樋の修理をプロに依頼すると、どのようなメリットが考えられるのでしょうか?

まず、最も大きなメリットは、作業中の事故による怪我等のリスクをなくすことができる点です。

雨樋工事はどうしても高所作業となるため、命綱などがないと転落した際に大怪我に繋がります。

工事期間の短さと仕上がりの良さもプロに依頼するメリットです。

DIYでの作業は慣れていないとどうしても時間がかかるので、修理が終わる前に雨が降ってしまうと、そこから雨水が漏れてしまいます。

また、軒樋の接合で角度が変わってしまうと、雨水がスムーズに集水器まで流れなくなってしまうため、雨水が継手部分などに溜まってしまい、溢れやすくなってしまうのです。

プロに依頼すれば、きちんと勾配をつけてスムーズに流れるよう調整してもらえますし、短期間で工事が終わるため雨が多い時期でも被害の拡大を防ぐことができます。

もちろん、施工ミスによる雨水の漏れもまず起こりませんので、後で対応する手間も省けます。

雨樋の継手修理を依頼する際に最適なリフォーム業者の選び方について

雨戸や継手の修理を業者に依頼する際には、被害の拡大を防ぐためにできるだけ速く対応してくれる業者を探しましょう。

この時、業者の評判についても調べておき、雨樋修理の実績が豊富か、施工を依頼したユーザーからの評判が良いかも調べておきます。

工事がすぐに行えない場合でも、応急修理を行ってくれる業者もありますので、雨樋の故障が起こったらまず業者に連絡して相談してみると良いでしょう。

雨樋全体をリフォームしたい場合は、複数の業者に見積もりを依頼して相見積もりを行い、プランや費用などが良い業者を選びます。

また、見積りを依頼する際には、雨樋のデザインや予算などを明確に伝えておけば、希望に添ったプランを立ててもらうことができるでしょう。

雨樋の修理やリフォームは一見簡単な作業に思えますが、スムーズな雨水の排出や作業の安全性などを考慮すると、個人での施工は難しいと言えます。

業者に作業を依頼しても、自分で材料や道具を依頼した場合に比べてそれほど費用に違いはありませんし、工期も短く済むため、雨樋に関連する工事については、業者に依頼した方が満足度は高くなるでしょう。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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