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2019年02月27日更新

監修記事

外構フェンスのリフォーム工事の相場と基礎知識をご紹介します

外からの視線を防ぐ外構フェンスのリフォームを考えるとき、工事費用の相場や手順なども知っておきたいところです。希望する目的に合ったリフォーム計画の参考に外構フェンスの材質や形状、防犯対策などの基礎知識について紹介していきます。

外構フェンスリフォーム工事にかかる費用は?

外 構 工事 相場 フェンス

外構フェンスをリフォームする時に工事にかかる費用には、どのようなものがあるのでしょうか。工事の工程ごとの費用と相場をご説明します。

解体撤去工事費

既存のフェンスがある場合、まずはそのフェンスを取り除かなくてはなりません。フェンスの支柱部分がコンクリ-トに入っている場合はコンクリ-トを掘削して取り除く工事が必要となります。

既存フェンスの規模にもよりますが、フェンス撤去、基礎コンクリート掘削、残土及び産廃処分費などを含め約3~5万円が相場でしょう。

フェンス材 資材費

フェンス材の資材費は、素材の選び方や必要な長さによって異なります。例えば全長が10m程度のアルミ系の素材のフェンスをリフォ-ム工事で設置をする場合、デザインなどによっても多少異なりますが、アルミフェンス1枚が15,000円、必要数は5枚程度と想定されます。

費用は75,000円ほどかかることになります。

フェンス施工費

フェンスを建てる際の支柱工事の費用は、およそ2万円ほどです。
さらにフェンスの本体を組み立てる費用が同様に2万円ほどで、合計4万円程度かかります。

ブロック基礎工事費

フェンスの支柱を固定する場所が土などの状態の場合は支柱を立てることができないため、強度を保つためにコンクリートベースを敷き込み何段かのブロック基礎を造る必要があります。すでに地面がコンクリート状態の場合は、工事費も安くなります。

組積工事

完成したブロック基礎に工具でコンクリート部分に穴を開け、モルタルを補填してから支柱を立てます。その後モルタルがしっかりと乾いてからフェンスを組み込みます。

10m程度のブロック基礎を設置する場合は、1mあたりの工事費が9,000円程度なので、支柱工事込みで9万円ほどになります。

諸経費

さまざまな材料や工具などの運搬費やその他の諸経費は、全体の工事費用の約10%程度かかります。もし全体の工費が23.5万円であれば2.35万円程度が諸経費となる計算です。

これらを合計すると、フェンス10mのリフォーム総費用としては25万~35万円程度が相場となりますが、フェンスの種類や価格、業者の施工費の違いなどによって変わってきますので注意してください。

外壁フェンスリフォーム工事の主な形状と費用相場

外壁フェンスのリフォーム工事では、さまざまな形状のフェンスの中から希望する形状を決めることになります。ご参考までに、それぞれの形状のフェンスの費用相場などもご紹介します。

格子状タイプ

アルミのフェンスの中でも格子状のタイプの場合は、比較的他の物よりも安価で施工できます。

施工後も見通しがよく開放感があり、防犯面でも安心なので隣地との境に設置しても圧迫感もありません。

格子状のアルミフェンスは、材料費などを含んだ工事費の価格としては高さ80cmのフェンスの場合1mあたりおよそ1万円程度が相場です。

ルーバータイプ

ルーバータイプは、目隠し効果もあり通風性の良いフェンスです。隣家や道路などからの気になる視線からプライバシーを守ってくれます。

比較的デザインの種類も多いので、デザイン性のあるモダンな外構工事を希望される時にはおすすめです。

ルーバータイプは種類だけでなく価格面でも差があり、かなり高価な物もあります。さらに色や木調などによっても値段に差が出ます。

ルーバータイプの場合は、高さ80cmのフェンスの場合には1mあたりが13,000円から25,000円となります。木調色の場合は、1mあたり5,000円ほど高くなります。

メッシュタイプ

メッシュフェンスのは、フェンスの中ではかなり安価に施工できるフェンスです。

見通しがよいので、防犯対策にもなりますし広範囲に設置しても圧迫感の少ないタイプです。しかしデザイン的には単調なので、高級感などはあまり表現できません。室内から見えない部分で広範囲に境界的に施工するのには適したフェンスです。

メッシュフェンスの価格は、高さ80cmのフェンスの場合で1mあたり3,500円から4,500円程度です。メーカーによって値段に差があります。

竹垣など和風タイプ

和風の建物の場合には、竹垣などにするとエクステリアとしてもまとまりが出ます。竹垣は、自然素材の本物の竹を使用するのはもちろんのこと、樹脂製の竹垣にすることもできます。

将来的な耐久性や施工の値段を考慮して選択するのがよいでしょう。値段は素材によって大きく異なりますが、樹脂フェンスの場合は、1枚が20,000円ほどになります。

外構フェンスリフォーム工事の主な素材と費用相場

アルミ素材

アルミ素材のフェンスは、デザイン的にも豊富でシンプルな物からデザイン性の高いモダンな物もあります。素材として耐久性にも優れていますし、価格も比較的手ごろなので、外構フェンスのリフォームをする場合には定番の素材となっています。

アルミ系フェンスの設置工事では、モルタルが乾いて固定できるまでに1週間ほどはかかります。さらに既存の基礎部分やフェンスなどの撤去の作業がある場合、新しいフェンスを設置するのに2週間ほどの工事期間が必要となります。

しかし、既存の基礎部分があっても内部に埋め込まれている鉄筋が腐食していたりすると補修しなくてはならないので、さらに工期が必要となります。

またモルタル自体の耐久性がすでに悪くなっているとそのままの状態では基礎を使用することはできなくなります。修繕をしないまま新しいフェンスを設置すると強風や地震などでフェンスがすぐに倒壊することがあるので、慎重に基礎工事をする事が重要となります。これは、他の素材の物でも同様です。

フェンスの設置には、本体部分の板と支柱をセットで購入する必要があります。アルミ素材の本体価格は、1枚あたり約1万程度ですがデザインによって差があります。柱の価格は、1本あたり約2,000円ほどです。

樹脂素材

樹脂系の素材のものは、デザインが豊富でさまざまなバリエーションがあります。風雨などにも強く、さまざまな気候にも対応して長持ちします。またメンテナンス面でも比較的簡単に扱うことができます。

木製風、竹垣風、カントリー調などさまざまなデザインにできます。樹脂フェンスは、一般的に1枚あたり20,000円程度ですが、デザインによってもかなり値段に差があります。

木や竹などの天然素材

木製フェンスは、天然素材ならではの素朴な温かみのある景観にできるのが魅力です。天然の木材を加工してフェンス状にしますので、やや風雨で傷みやすく、防腐処理などもしっかりとする必要があります。どうしても定期的なメンテナンスが必要です。

お庭をナチュラルな雰囲気にしたい時には、適した素材のフェンスです。ラティスタイプのフェンスでは、1枚あたりの本体価格は、約20,000円程度で、柱の価格としてはおよそ4,000円程度となります。

スチール素材

スチール素材は鉄を使用したフェンスなので強度は高いのですが、どうしてもさびやすくなり塗装などのメンテナンスが必要となります。値段は比較的安いので、広範囲に施工する場合には選ばれやすいフェンスです。

デザインやサイズも豊富で、強度や耐久性にも優れた物があり、1枚あたり6,000円前後からが相場ですが、デザインによってかなり値段が高額になる製品もあります。

外構フェンスの高さと形状は何に考慮して選ぶ?

外 構 工事 相場 フェンス

外構フェンスを設置する際には、高さや形状が問題となりますね。その場合、フェンスを設置する目的をしっかりと考慮して、どこにどの程度の高さで設置するのかを決めることが重要です。

外構フェンスの高さは防犯に考慮

防犯を目的とするのであれば、フェンスが低ければ低いほど敷地内に侵入する犯罪者が見えるので、抑止力になります。その点で考えると150cm以内の高さが望ましいです。小柄なかたでも屋内から庭などを見ることができる高さです。

また、よじ登って犯罪者が侵入することを想定すると、170 cm以上の一般的な日本人の男性の身長よりもやや高い程度が安心です。メッシュなどの形状にして高さを確保するという方法もあります。

ご自分の敷地の特性を考えて高さを決めることをおすすめします。

外構フェンスの形状はプライバシーと建物との統一感に考慮

いっぽう、プライバシーの確保を目的にする場合には、180cmほど高さがあった方が安心です。

ただ180cm以上にするといっても、単純にその高さのフェンスにすると素材や形状によっては、かなり圧迫感を感じるものとなります。

もし敷地内が道路よりも少し高いのであれば、敷地内から測って180cmのフェンスを取り付けた場合は、道路側から見るとさらに高くなり、相当の威圧感を与えてしまう可能性があります。

できれば、道路から見た時に高さが180cmほどになるよう高さを設定するのがいいでしょう。

敷地と道路の高さの差分、フェンス自体を低めに設定できますので、設置するのに必要なフェンスの量も少なくなり、コストも抑えられます。

フェンスは、通風性がありながら目隠しの効果もあるル-バ-製のフェンスで建物の色合ともマッチしたフェンスを選んでくださいね。

外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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