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2019年04月03日更新
外壁のトタン張替えにかかる費用とリフォームのポイントとは?
外壁を波板のトタンへと張り替える場合について紹介します。トタンとはどのようなものであるかといった基本的なことから、波板の種類やそれぞれの素材ごとの費用相場、トタンの外壁をおしゃれに見せるためのポイントについても紹介していきます。
目次
トタンの基礎知識について
外装材として使われることの多いトタンですが、トタンを含む波板には様々な種類のものがあります。ここでは波板の数種類をピックアップしてそれぞれの特徴をご紹介します。
トタンとは
トタンとは鉄板の表面を亜鉛でメッキしたもののことをいいます。近年では屋根材としての使用頻度は徐々に少なくなってきているようですが、まだまだ多くの方に利用されています。
このトタンの一番のメリットは何かと言うと、他の屋根材と比較して価格が安いということです。もちろん経年劣化はありますが、設置当初は雨漏りの心配もなく少ない費用で屋根を設置することができます。
逆にデメリットは降雨時に雨音がうるさいことや、外見が安っぽくなってしまうことです。
また、表面の亜鉛メッキが傷ついて剥がれてしまった場合、内側の鉄板が錆びて穴が空いてしまうことがあったりと、他の屋根材に比べて耐用年数が短いというデメリットがあります。
トタンは波板の一種です
建築外装材の波板は素材によって複数の種類に分類されますが、ここではトタン以外の3種類についてご紹介します。
塩ビ波板
硬質塩化ビニル樹脂製の波板は他のタイプよりも安価で手に入りやすいです。また、柔軟性があり加工が簡単であるため、素人でも扱いやすい建材であると言われています。
塩ビは紫外線により劣化してしまうので、直射日光が当たる場所では耐用年数が短くなります。そのため、日陰で雨風をしのぐ目的で使用されるケースが多いようです。
塩ビ網入り波板
硬質塩化ビニル樹脂波板の中に強化ガラスでできた網状の繊維を挟み込み、強度を増したものでガラスネット波板とも呼ばれています。通常の塩ビタイプの波板の耐用年数が約2~3年であるのに対し、こちらのガラスネット波板は約5~7年の耐用年数があります。
色は透明で光を通すためある程度採光が必要な場所、たとえば車庫などでよく使用されます。
ポリカ波板
ポリカーボネート波板は安価で耐久性が高いことが特徴で、様々な場所で広く利用されています。塩ビタイプの波板よりは価格が高いですが、耐用年数は約10年とガラスネット波板の2倍の耐久性を持ちます。
また、ポリカ波板は紫外線を通さないため小屋や車庫の屋根としては優秀ですが、農業用の温室の屋根などには向きません。
ポリカ波板には裏表があるため、設置する際はシールを目安に裏表を間違えないよう気を付けましょう。
トタンなど波板の形状について
トタンを含む波板は形状によって小波、大波とそれぞれ別の言い方をします。
小波
波同士の間隔が約32mm、谷の深さが約9mmで一般的に波板と言うとこちらの小波のことを指すことが多いようです。
大波
波同士の間隔が約76mm、谷の深さが約18mmと小波の2倍近くの厚みを持ちます。大きな倉庫や工場などの屋根材として主に使用されています。
外壁のトタンリフォームにかかる費用相場とは
外壁のトタンリフォームに掛かる費用相場についてご説明します。
同じトタンに張り替える場合
既存のトタンと同じものに張り替える場合は、まず既存のトタンを剥がします。その場合の撤去費用が1平方メートルあたり約800~1,200円が相場です。
新たに張り付けるトタンの種類によって張り替えの費用は異なりますが、外壁の面積からおおよその費用を試算することが可能です。
サイディングに張り替える場合
サイディングとはサイディングボードとも呼ばれている外壁の仕上げ材の一つです。近年新たに建築されている住宅の外壁には、ほとんどこのサイディングが使用されています。
多くのサイディングは工場で成形され、現場ではシーリング等を使用してサイディングを外壁の下地に張り付けていきます。
そのため、塗り壁と比べるとサイディングは施行が簡単で工期もあまりかかりません。また、工事費も安く耐久性も高いため、よく使用されているようです。
サイディングには主に窯業系サイディングと金属系サイディングに分類されます。それぞれの違いについて見ていきましょう。
窯業系サイディング
窯業系サイディングはセメントや粘土、繊維質の原料を元にして作られます。これに強い圧力をかけて成形するため密度が高く、耐震性・耐火性・遮音性に優れた壁材となります。
また、窯業系サイディングは成型時の圧力をかける際に型押しすることによってレンガやブロックのような模様を自由に付けることができます。
費用は1平方メートルあたり約3,000~5,000円が相場のようです。
金属系サイディング
金属系サイディングの特徴は何といっても軽量で扱いやすいことです。重さは窯業系サイディングの約3分の1とも言われ、壁の面積が広い倉庫や工場などで利用されています。
また、金属系サイディングは金属でありながら錆びにくいという特徴もあります。金属系サイディングの主な原料はガルバリウムで、表面をアルミニウムや亜鉛でコーティングされているため耐久性が高くなっています。
費用は1平方メートルあたり約4,000円が相場のようです。
その他(樹脂や木材)
上記以外のサイディングも存在します。たとえば樹脂を使用したものがありますが、こちらは主に塩化ビニ-ルを原料としています。
塩ビは防水性が高く、金属でもないため腐食や錆の恐れがありません。しかし、塩ビは紫外線を浴びることで劣化してしまうので、表面を塗装してコーティングする必要があります。
樹脂サイディングの費用は1平方メートルあたり約6,000~10,000円が相場のようです。
他にも木材を使用したサイディングもあります。木材なので他のサイディングと比べると防水性はやや劣りますが、木ならではの温かい印象やぬくもりを感じられます。
費用は1平方メートルあたり約6,000~8,000が相場のようです。
トタンの外壁をおしゃれにリフォームする方法はあるのか
最近ではあまりトタンを外壁とした住宅を見ることは少なくなりましたが、トタンの外壁をおしゃれにリフォームする方法はあるのでしょうか。
ここではトタンリフォームのポイントの一例をご紹介します。
トタン外壁にありがちな失敗
トタンは他の壁材よりも比較的安い費用で手に入るため、壁材として利用することもあります。しかし、風雨にさらされることによって色あせや汚れが目立つようになったり、錆びてしまうことがあります。
また、トタンは昭和時代に良く使用されており、安っぽいイメージや工場や倉庫のような無機質なイメージを持つ人も少なくないのではないでしょうか。
近代住宅では、ほとんどの外壁がサイディングを利用しているたので、トタンの外壁では街並みから浮いてしまうという心配もあります。
トタンでもおしゃれに張替えるポイント
ネガティブなイメージも多いトタンですが、そのようなトタンでもポイントさえ押さえておけば、おしゃれに張り替えることも可能です。
昭和の時代と比べると、近年はデザイン性の高い様々な色やデザインのトタンが市場に出回っています。一色のトタンで統一するのではなく、明るい色と濃い色を組みあわせることによってデザイン性を高めるという方法があります。
壁材としては安価でありふれたトタンですが、組み合わせ次第では十分今の街並みにも映えるおしゃれな外壁とすることができるでしょう。
diyはおすすめしない
トタンは年月が経つごとに劣化してしまいます。表面の色褪せ程度であれば塗装し直せば一見綺麗になりますが、トタンそのものが新品になるわけではなく、残りの耐用年数は着実に減少していきます。
色あせがあるということはトタンの素材の金属部分がむき出しになるということであり、金属の腐食は進んでいるため、トタンも劣化していると考えられます。
このような状態になると、トタンを張り替えることをおすすめします。トタンの張り替えはdiyでもできなくはないのですが、専門業者へ依頼した方がよいでしょう。
なぜなら、トタンの張り替えは高所作業となるため、慣れない素人が作業すると思わぬ怪我やトラブルの原因となってしまう可能性があるからです。
また、トタンのつなぎ方を誤ってしまうと降雨時にそこから浸水し、雨漏りの原因となり得るだけでなく、せっかく張り替えたトタンの寿命を早めてしまう恐れもあります。
外壁のトタン貼替えをリフォーム業者に依頼する際の最適な選び方について
トタンの張り替えをリフォーム業者へ依頼する場合、どの業者に依頼すべきか迷ってしまうこともあるかもしれません。そのような時には次のポイントに注意して業者を選びましょう。
取り扱う素材の種類が多い
多くの素材を扱っているリフォーム業者であれば、それだけ依頼主の要望を実現できる可能性があります。
素材の種類数という制限がある中で、妥協してリフォームするのでは満足のいく外壁にはならないでしょう。
施工実績が豊富
施行実績が豊富な業者は、それだけ工事の技術を持っていると考えられるため、仕上がりに期待できます。また、依頼主が気付かないような新たなアイデアや他での施行事例を紹介してくれるかもしれません。
最適なプラン提案を受けるために
リフォーム業者へプラン提案を依頼する際には、リフォーム範囲や予算などを明確にし、希望のデザインをイメージできる写真や図面をそろえおきましょう。
業者からの提案をたたき台にしてプランを煮詰め詳細を変更して行くことで、より希望に近いリフォームを実現させましょう。
外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
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