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2019年03月20日更新
外構工事の施工例を活用しておしゃれなエクステリアを!
工事箇所が広範囲な外構は、各リフォーム業者が公開している、外構工事の施工例を参考にしてプランニングを進めると良いでしょう。この記事では、おしゃれな外構にリフォームするために知っておきたい、外構工事の施工例を見る時のポイントや、外構工事の種類などをご紹介します。
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- この記事の監修者下久保彰二級建築設計事務所経営30年
目次
外構工事の施工例を見る前に知っておきたいこと
外構工事とは、庭や塀、門まわりといった、家屋を除く敷地内にある設備全般に関する工事のことです。エクステリア工事とも呼ばれます。
コンクリート擁壁などで盛土を留める「土留め工事」などの土木工事や、庭や敷地内に雨水が溜まらないよう水はけを改善する「排水工事」なども、住宅の外構工事の一種です。
外構工事の種類や内容は、敷地の形状やお住まいのデザインによって異なります。そのため、沢山の工事を実施しなければならない家もあれば、少量で済む家もあるなど外構工事の規模は様々です。
外構工事の施工例を見る前に、まずは、ご自身のお住まいに必要な外構工事の種類と費用相場を知っておきましょう。
また、最近はガーデンデザイナーといった専門スタッフを常勤させている業者もあります。
希望予算とイメージを相談すれば、具体的な施工例や提案プランを揃えてくれるでしょう。
外構工事の種類と費用相場
以下からは、外構で行われる工事の種類と費用相場を、部位ごとに分けてご紹介します。なお、外構工事では、階段をスロープにしたり手すりを付けたりする「バリアフリーリフォーム」も可能です。
※価格は戸建住宅一棟で実施した場合の平均的な相場です。
玄関や門まわりの外構工事
- 玄関アプローチ作成:約20〜40万円
- 玄関階段をスロープに変更:約30〜50万円
- 玄関に手すりを追加:約15〜20万円
- 門柱、門扉:約20〜40万円
- 塀、フェンス:約10〜20万円
- ポストの位置変更:約10〜20万円
- 表札の変更:約1〜3万円
- 照明の設置:約2〜5万円
など
庭の外構工事
- テラス設置:約15〜40万円
- ガーデンルーム設置:約20〜100万円
- ウッドデッキ設置:約15〜30万円
- 植栽:約5〜15万円
- 芝生:約1万円(平方メートルあたり)
- レンガ敷き:約2万円(平方メートルあたり)
など
駐車スペースの外構工事
- ガレージの設置:約100〜250万円
- カーポートの設置:約50〜70万円
- 駐車スペースにゲートを設置:約15〜60万円
など
ベランダやバルコニーなどの外構工事
- ベランダの後付け:約30〜80万円
- バルコニーの後付け:約70〜180万円
など
家の2階以上にある屋外スペースのうち、屋根があるものはベランダ、屋根がないものはバルコニーと呼び分けられており、外壁に固定するタイプか、柱で支えるかタイプかでリフォーム費用の相場は変動します。
住宅の外構スタイルは3種類
住宅の外構には、主に以下3つのスタイルがあります。
- オープン外構
- クローズド外構
- セミオープン外構
外構のスタイルによって行えるリフォームの種類は異なるため、それぞれのスタイルの特徴とメリット・デメリットを知っておきましょう。
オープン外構
- 特徴:敷地と道路の境目がフェンスや門で仕切られていない外構。
- メリット:外構工事の費用がかからない。外構の面積を確保できない狭小地に適している。開放的ですっきりした外観デザインにできる。
- デメリット:無防備なため侵入されやすい。通行量が多い道路に面した家ではプライバシーを保つために窓や玄関の位置に配慮が必要。
クローズド外構
- 特徴:敷地と道路がフェンスや門で仕切られた外構。
- メリット:建物の周囲がフェンス等で囲まれているため、周囲の視線を気にせずに過ごせる。門まわりのアレンジを楽しめる。
- デメリット:建物の周りを囲まれて家が暗くなりやすい。侵入者が隠れやすいという点で防犯性を欠く恐れがある。
セミオープン外構
- 特徴:オープン外構とクローズド外構の中間的なデザイン。門柱のみ、部分的なフェンスのみなど形態は多様。
- メリット:リビングの窓の前だけ、玄関の前だけなど、予算を抑えながら外構をプランニングできる。クローズド外構ほど圧迫感がない。
- デメリット:中途半端なデザインになってしまう恐れがある。
外構工事の施工例を公開している会社の種類と特徴
外構工事は、お住まいによってデザインや施工内容が異なるため、完成後のイメージを予測しにくいリフォームです。そのため、外構工事を手がける多くのリフォーム会社は、多様な施工例を載せることで、外構工事の雰囲気を伝えています。
外構工事のイメージが掴めない人でも、リフォーム会社が公開している施工例を見ることで、希望の外構工事が行える会社かどうかを見極められるでしょう。
外構工事を依頼できるリフォーム会社の種類
外構工事は、外構リフォームの専門業者か、外構工事も請け負っている各種リフォーム会社に依頼することができますが、業者によって依頼した時のメリット・デメリットが異なります。
外構リフォームの専門業者
- 特徴:外構工事を専門に行う業者。
- メリット:外構工事の施工例が豊富。自社スタッフが施工を行うため、外部業者への中間マージンが発生せずやや割安。
- デメリット:建物のリフォームを同時に依頼できない所が多い。
リフォーム会社
- 特徴:外構だけでなく、建物のリフォーム全般を手がける業者。
- メリット:外構工事と室内リフォームを同時に行える。エクステリアと外装のデザインを統一できる。
- デメリット:外構工事を下請けの外構リフォーム専門業者に依頼する所が多く、中間マージンが発生する。
ハウスメーカー
- 特徴:お住まいを建てたハウスメーカー、または大手ハウスメーカーのリフォーム部門。
- メリット:お住まいの建築時やリフォーム履歴を参照しながら外構工事をプランニングしてもらえる。
- デメリット:工事は下請け業者が行うため、中間マージンが発生する分、外構リフォーム専門業者より費用が高い傾向がある。
地元の工務店
- 特徴:活動エリアを地域内に限定している工務店。
- メリット:地域の気候や景観に合った外構デザインを考えてもらえる。
- デメリット:外構工事は下請けの外構リフォーム業者が行う。また、外構工事の施工例が多い業者に依頼しなければ、希望の外構リフォームにならない恐れがある。
外構工事の施工例からわかること・わからないこと
外構工事の施工例は、依頼する業者の得意・不得意や施工の特徴を知れる貴重な情報源です。しかし、施工例を見ただけではわからない部分もあるため、依頼する業者を施工例だけで即決しないよう注意しなければなりません。
外構工事の施工例からわかること
外構工事の施工例を見ると、主に以下の4点がわかるようになります。
業者が行える外構工事の種類
外構工事の施工例を見ることによって、「この業者は植栽も設置してくれる」「こっちの業者はカーポートの施工例がある」など、その業者が行える工事の種類を知ることができます。
また、「芝生の施工例が多い業者」「他の業者の施工例にはなかった、バルコニー後付けリフォームの施工例がある業者」など、業者ごとの得意・不得意なども知ることができるでしょう。
流行の外構デザイン
施工例を眺めているうちに、外構デザインの流行も見えてくるようになります。よく使われている外構パーツの種類や色、オープン外構やセミオープン外構といった外構のスタイルも、何が人気か注目すると良いでしょう。
ご自宅で外構工事を行った時の完成イメージ
ご自宅の外構工事を行いたくても、施工後の状態がイメージできず、ためらって踏みとどまってしまう方も少なくありません。
他の家で行われた外構工事の施工例を何件も見ることによって、漠然としていた外構工事のイメージも次第に固まり、リフォームに対する不安も和らいで行くでしょう。
依頼主が外構工事前に抱えていた悩み
外構工事の施工例には、依頼主が工事前に抱えていた不満や悩みも掲載されていることがあります。
「車椅子利用の家族のために、玄関まで傘を使わずにたどり着けるスロープを後付け」「芝生の手入れに悩んでいたご両親のために、コンクリートを打設」といった、各施工例ごとの悩みも読んでみましょう。
ご自宅の外構に足りないものや、ご自宅で抱えている何気ない不便を解消するヒントに繋がるかもしれません。
外構工事の施工例を見ただけではわからないこと
外構工事の施工例を見る時は、あくまでも他の家で行われたリフォームということを自覚し、具体的なリフォーム内容は、実際に見積もりを取った後に決定しましょう。
ご自宅の外構工事にかかる費用相場
施工例は、施工写真、リフォームに至った理由、実施した家の築年数、広さまでは書かれていても、施工費用まで記載されていないことがあります。
また、外構工事は工事項目が多岐に渡るため、費用が記載されていても「総額」しか書かれておらず、工事項目ごとの詳細まで書かれていないため、ご自宅で行った時の費用は見積もりを取るまでわかりません。
ご自宅で実際に行える外構工事の種類
工事の種類が非常に多い外構工事はオーダーメイドの側面が強いため、実際にご自宅で行えるかどうかまでは、施工例を見ても判断できません。
そのため、「施工例で見たような、大きな門柱にリフォームしたい」と思っても、敷地の条件や面積の都合で実施できないケースもあります。
外構工事の施工例は、あくまで参考に留め、施工例を見ただけで行う工事の種類を決めないよう注意しましょう。
外構工事の施工例を見る時に知っておきたいポイント
ご自宅でも実現可能な外構工事の施工例を効率よく見つけて、以来する業者を比較する時間を確保するためにも、外構工事の施工例を見る時のポイントを押さえておきましょう。
外構工事の目的を明確にする
外構工事は、庭、塀、門、玄関など実施箇所が非常に広範囲です。そのため、施工例につられて外構のあちこちに手を加えてしまうと、完成後の状態が中途半端になり、不満の残るリフォームになりかねません。
「雨の日も傘を差さずに行ける距離にポストを移動したい」「夜でも手元を照らしてくれる照明を付けたい」など、外構工事を行う目的を明確にして、手を加えたい箇所にしっかり予算を投じましょう。
お住まいのデザインと調和するか確認する
外構だけをリフォームしても、建物のデザインと調和が取れていないと、家全体の統一感が損なわれてしまいます。
まずは、洋風、和風、カントリー風、モダンといった建物の雰囲気を見極め、外構工事の施工例を見る時も、できるだけお住まいの雰囲気に近い建物の施工例を探すと良いでしょう。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
