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2019年03月21日更新

雨樋金具の種類と役割について解説します

雨樋は金具にも重要な役割があり、金具が劣化してしまうと雨樋が機能を果たせなくなってしまいます。雨樋金具を定期的にメンテナンスして、雨樋全体の交換を防ぐためにも、雨樋金具が持つ役割や種類、雨樋の修繕が必要なケースを知っておきましょう。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

住宅の耐久性を守る雨樋は金具で固定されている

雨 樋 金具 種類

雨樋は、建物に当たる雨水をスムーズに排水し、雨水による劣化から建物を守るために取り付けられている部材です。

雨樋がないと、屋根から流れ落ちた雨水が、外壁や地面などのあちこちを濡らしてしまいます。大量の水分に晒され続けた外壁は腐食が早くなり、住宅の基礎や地盤も軟弱になってしまうでしょう。

雨樋が劣化したタイミングですぐにリフォームを行うためには、雨樋金具や、雨樋の各パーツが持つ役割を把握しておかなければなりません。

雨樋の基本的な構造と金具の役割

雨樋は、大きく分けると以下のパーツで構成されています。

  • 横樋:雨水を受け止めて竪樋に流す
  • 竪樋:横樋で集めた雨水を一箇所に流す
  • 接続パーツ:横樋や竪樋を、建物の形に合わせて繋ぐ
  • 雨樋金具:雨樋を屋根や外壁に固定する

雨樋の金具は、ただ建物に樋を固定するだけでなく、雨水が樋の中をスムーズに流れるように、適切な勾配で取り付けなければなりません。従って、雨樋金具は雨樋の機能と密接に関わっています。

また、金具が劣化すると樋が外れたり、勾配が失われて雨水が溜まり樋の腐食に繋がったりする恐れもあるため、雨樋リフォームでは金具のメンテナンスも非常に重要です。

雨樋金具の種類と価格相場はどれくらい?

雨樋のうち、横に延びる「横樋」は、屋根の「鼻隠し」という板に金具を使って固定され、地面に向かって排水する「竪樋」は、外壁に固定されています。

雨樋を建物に固定する際は、鼻隠しの奥にある屋根の「垂木」や屋根の形状、外壁の素材などに応じて、適切な種類の金具を選ばなければなりません。

雨樋金具の価格相場は、1個あたり約100〜400円ですが、錆びにくく耐久性が高いステンレス製は、1個あたり約300〜600円ほどと割高になります。

横樋の固定に使う雨樋金具

住宅によって屋根の形状は異なるため、雨樋の金具は主に以下の3種類いずれかが使い分けられます。

  • 打ち込みタイプ:鼻隠しの奥にある垂木に金具を直接打ち付けるタイプ
  • 横打ちタイプ(つる首):打ち込みタイプが使えない垂木に釘やビスで固定するタイプ
  • 正面打ちタイプ:鼻隠しに正面から打ち付けて使う金具

竪樋の固定に使う雨樋金具

竪樋を固定する金具は「つかみ金具」または「でんでん」と呼ばれ、壁に直接打ち込むタイプと、釘などを使って固定するタイプがあります。

雨樋や金具にどのような症状があればリフォームすべき?

雨樋で発生するリフォームは、主に以下4種類のいずれかで発生します。

  • 雨樋パーツ
  • 雨樋金具
  • 雨樋の勾配不足
  • 雨樋全体

それぞれのリフォームが必要な症状と、リフォーム費用の相場を見てみましょう。

雨樋の部分リフォームが必要な症状とリフォーム費用

以下は、雨樋のパーツ、金具、勾配不足それぞれの症状とリフォーム費用の相場です。

雨樋パーツの部分欠損

・補修費用相場:約2〜5万円/1箇所あたり
※パーツの価格、劣化の量によって金額は変動します

横樋や竪樋、継ぎ手といった雨樋のパーツは、紫外線や雨に晒されて躯体がひび割れたり、塗装が剥がれたりするなどの劣化が生じます。雪の重みやゴミ詰まりで樋が曲がったり割れたりすることもあるでしょう。

「雨水が屋根からバシャバシャ落ちてくる」、「雨が降ると室内にいても雨音が響く」といった異常を感じたら、雨樋パーツが劣化している恐れがありますので、雨が降った日に音の発生箇所を突き止めておきましょう。

雨樋金具の劣化や欠損

・補修費用相場:約5,000〜1万円/1箇所あたり
※交換する金具の価格によって金額は変動します

雨樋を建物に固定している金具は、強風や地震で外れたり、紫外線や雨などで錆びたり耐久性が低下したりすることがあります。金具の耐久性が低下すると、雨水が樋に溜まった時、雨の重みで樋が外れたり割れたりするかもしれません。

また、外れた金具を放置し続けると、金具が外れた穴から雨水や害虫が躯体に入り込む恐れがあるため、大きな自然災害が起きた翌日は、家の外周をぐるりと周って雨樋全体の様子を点検しておきましょう。

金具の取り付け位置誤りによる雨樋の勾配不足

・補修費用相場:約3,000〜1万円/1箇所あたり

雨樋は、金具の取り付け位置で勾配を作っています。金具の取り付け位置を誤ると雨水が正常に排水されませんので、金具の打ち直しが必要です。

金具を打ち直す際は、壁や鼻隠しに空いた古い穴をパテで埋め戻す作業も発生します。なお、雨樋の勾配不足は施工不良とも考えられるため、取り付けた施工会社に連絡して、保証の範囲内でリフォームしてもらえないか確認しましょう。

雨樋の全交換が必要な症状

・全交換の費用相場:約30〜80万円
※雨樋の素材によって価格は変動します

20年以上、雨樋の塗り替えや定期的な清掃といったメンテナンスが行われなかった雨樋は、経年劣化でボロボロに割れてしまう恐れがあります。

あるいは、雪や台風といった突然の自然災害で、雨樋全体がダメージを受けるケースもあるでしょう。

雨樋を全交換すると、部分リフォームよりも高額な費用が発生してしまいます。外壁や屋根のリフォームを実施する際に、雨樋も部分リフォームを済ませておくと良いでましょう。

雨樋には枯葉やゴミがたまりやすく、詰まったまま放っておく事が一番の劣化原因となります。日頃から雨樋の掃除は小まめにやっておきましょう。


雨樋や金具のリフォームは業者に依頼した方がいいの?

雨 樋 金具 種類

雨樋はDIYでリフォームすることも可能ですが、雨樋はプロのリフォーム会社でも慎重に取り付けなければならない繊細な設備です。DIYはできるだけ避け、慣れた専門業者にリフォームを依頼しましょう。

雨樋の取り付けは繊細で高度な作業

雨樋は、勾配を正しく付けなければ正常に機能しません。勾配が緩いと雨水が流れず樋の中に溜まってしまい、勾配を付け過ぎると集水口から雨水が地面に勢いよく溢れてしまいます。

また、DIYで雨樋を取り付ける際、勾配を調整するために金具を何度も打ち直すと、外壁や屋根材に沢山の穴が開いてしまい、雨漏りや躯体強度低下の恐れがあるため避けた方が賢明です。

さらに、雨樋の取り付けは、脚立では足元が不安定になるため、足場を組んで安全に行うことが推奨されます。しっかり勾配を測って足場を組んでくれる専門業者に、必要最低限の手数で雨樋をリフォーム依頼しましょう。

台風などの災害で破損した雨樋は火災保険の適用も可能なので、専門業者に相談して写真や図面などの準備を依頼するのも良いでしょう。

屋根や外壁リフォームの際に雨樋の補修を済ませるべき理由

雨樋や雨樋金具のリフォームは単体で依頼することも可能ですが、外壁や屋根リフォームの際にセットで依頼した方が良いでしょう。足場代が1回で済むため、別々に行うよりもリフォーム費用が安くなります。

足場の設置費用は、約30〜40坪の戸建て住宅一棟あたり約20〜30万円が相場です。リフォームのたびに足場代を発生させないように、外壁、屋根、雨樋のリフォームはできるだけ同時に行えるよう計画しましょう。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

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