2024年01月24日更新

監修記事

トタン屋根の塗装方法やリフォームの費用相場を解説!

住宅の屋根として用いられているトタン。このトタン屋根はどうやって塗装すると良いのでしょうか?トタン屋根の塗装方法と塗装の際のポイント、DIYでトタン屋根を塗装することが可能かどうかやトタン屋根の塗装にかかる費用などについてご紹介します。

トタン屋根の特徴

トタンは鉄板を亜鉛メッキで覆ってつくられた素材です。軽量で建物への負担が少なく、耐震性に優れています。低価格で施工がしやすく、一昔前は住宅の屋根材として多く取り入れられていました。

2016年の調査によると、トタン屋根やガルバリウム鋼板などの金属屋根のシェアは約30%です。耐震性を考慮し、軽い金属屋根を選ぶ傾向が強まっていますが、より耐久性の強いガルバリウム鋼板の人気が高まっています。

トタン屋根の耐用年数は約10〜20年で、約7〜10年サイクルで塗装が必要になるでしょう。

トタン屋根の塗装方法は?

屋根 トタン 塗装 方法

トタン屋根とは、薄い鋼板に亜鉛でメッキを施した素材です。

建材として一般的に用いられているトタンには波板加工が施されていますが、これはトタンが薄く強度が低いことが理由で、波板加工を施すことで軽さと薄さを確保しつつ一定の強度を確保しています。

トタンは薄くて軽く、施工性も良い屋根材、建材ではありますが、鋼の薄板に亜鉛メッキを施しただけの素材のため、何らかの理由で亜鉛メッキに傷が付くとすぐにサビが発生してしまうのです。

また、亜鉛メッキは表面に傷ができると、錆びて表面を保護し、鉄部分を守る働きもあります。

しかし、もともと錆びやすい性質があるため、一度錆びると完全に鉄部分のサビを防ぐことができません。

厚みのある鋼板なら多少のサビでも雨水が通り抜けてしまうことはありませんが、トタンは薄いため、少しでもサビが発生するとすぐに裏側や周囲に広がってしまいます。

つまり、表面にサビが浮かんでいたら、できるだけ早い段階で塗装などのメンテナンスを行い、サビの拡大を防がなければなりません。

トタンの場合は張替えという方法もありますが、錆びた箇所を塗装した方が比較的簡単で費用も抑えられるため、メンテナンス目的なら塗装を用いることをおすすめします。

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トタン屋根塗装の塗り替え方法について

屋根 トタン 塗装

トタン屋根塗装の塗り替え作業は、以下のような方法で行われます。

1.錆や塗料を取り除き高圧洗浄する

トタン屋根塗装の塗り替えで始めに行うのが「ケレン」と呼ばれる作業です。

ケレンとはヤスリやワイヤーブラシなどを用いて、屋根に発生している錆や汚れを落とす作業を指します。

塗装剤の付着を良くする重要な作業で、ケレンが不十分な状態で塗装すると、塗装剤が剥がれやすくなる場合があるため注意が必要です。

ケレン作業で除去した錆や屋根に付着しているホコリ、苔といった細かい汚れは、高圧洗浄機を用いてしっかり洗います。

2.隙間をコーキング剤で保護する

屋根材の隙間はコーキング剤によって雨水の浸入を防いでいます。

ワイヤーブラシをかけると、どうしてもこのコーキングが傷んでしまいますので、釘穴や繋ぎ目などにコーキングを施して保護しておきましょう。

3.塗装箇所の周囲を養生する

塗料がこぼれたりして汚れてしまうのを防ぐために、施工箇所の周辺をマスキングテープやビニールシートなどで保護しておきます。

4.下処理後、錆止め塗料を下塗りする

屋根の錆や汚れをしっかりと落とした後は、屋根に発生しているひび割れや釘の浮きといった不具合をしっかりと直していきます。

その後、錆止めが入った下塗り剤を塗ります。

このとき、使用する主な下塗り剤は以下4つです。

  • 一般錆止め塗料
  • シアナミド鉛錆止め塗料
  • 一液エポキシ樹脂錆止め塗料
  • 二液エポキシ樹脂錆止め塗料

この中で、最も高い錆止め効果を発揮するのが二液エポキシ樹脂錆止め塗料です。

5.中塗りと上塗りを行う

下処理が終わったら、いよいよ仕上げの塗装作業に入ります。

仕上げの上塗り塗料は、2回塗るのが一般的です。

その中の1回目の塗装を「中塗り」、2回目の塗装を「上塗り」といい、重ねて塗ることで塗料本来の効果を十分に発揮することができます。

このとき、使用する塗料の主な種類は以下の4つです。

  • フッ素塗料
  • シリコン塗料
  • ウレタン塗料
  • アクリル塗料

この中で「フッ素塗料」が最も耐久性に優れているので、ポイントとして押さえておきましょう。

トタン屋根塗装に使われる塗料の費用と耐用年数

トタン屋根の塗装に使われる塗料と耐用年数、価格相場をご紹介します。

合成樹脂調合ペイント

合成樹脂調合ペイントとは、ニスのような樹脂に着色顔料を混ぜ合わせて作られた塗料のことです。ホームセンターなどでもよく手に入り、馴染みのある塗料で主にDIYで使用されることが多い塗料です。

アクリル塗料よりも耐用年数が短く、こまめな塗り替えが必要となるのが特徴です。

・耐用年数:約2〜3年
・費用相場:約800円〜約1,000円/平方メートル

アクリル樹脂塗料

アクリル塗料とは、アクリル樹脂を主成分とした塗料のことです。価格が安価で以前は主流だったアクリル樹脂塗料ですが、現在はあまり使用されなくなりました。

アクリル塗料も耐用年数が短いため、頻繁な塗り替えが必要となります。

・耐用年数:約4〜約6年
・費用相場:約1,000円〜約1,500円/平方メートル

ウレタン樹脂塗料

ウレタン樹脂塗料は、ゴムのように伸縮する性質で密着性が高く、伸びが良いのが特徴です。またひび割れをカバーする性質があり、屋根材にひび割れがあっても塗膜でカバーすることができます。

価格も安価で、雨樋や軒天などの屋根表面部分の塗装にも適しています。

・耐用年数:約8年〜約10年
・費用相場:約1,500円〜約2,000円/平方メートル

アクリルシリコン樹脂塗料

アクリルシリコン樹脂塗料とは、ウレタン樹脂とアクリル樹脂の長所を合わせ持った塗料のことで、近年使用される塗料の約7割〜約8割程度がこのアクリルシリコン樹脂塗料と言われています。

アクリルシリコン樹脂塗料は、耐用年数が長く防汚効果があり変色しにくいのが特徴で、コストパフォーマンスに優れた塗料です。費用はあまりかけず、なるべく長期間塗料の効果を保ちたい場合におすすめの塗料です。

・耐用年数:約12年〜約15年
・費用相場:約2,000円〜/平方メートル

外装用塗料には数多くの種類と価格帯がありますが、塗料の性質や手順をきちんと理解して使用しないと十分な強度が発揮されませんので注意しましょう。

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トタン屋根はDIYで塗装できる?

トタン屋根の塗装をDIYで行うことはできるのでしょうか?

屋根全体をDIYで塗装するのは、ワイヤーブラシなどを用いた塗装やサビの掃除などの労力が大きいのであまりおすすめはできません。

しかし、サビが発生した部分や塗装が剥がれた部分の補修ならDIYでも十分に可能です。

ちょっとした塗装なら業者に頼むより安価に抑えられますので、DIYに興味があるという方は試してみると良いでしょう。

塗装の手順は、上の項目でご紹介しているように、サビ等をワイヤーブラシで綺麗に掃除し、下塗り、中塗り、上塗りを施すという流れです。

DIYでトタン屋根を塗装する際に注意することは?

DIYでトタン屋根の塗装を行う場合には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

まず重要なのが、作業手順を必ず守ることです。

最初に行うべきサビや古い塗膜の除去が不十分だと、サビが塗装の下で広がってぼろぼろになったり、塗装が剥がれたりしてしまいます。

サビが少しでも残っていると問題が出てしまいますので、DIYで施工する場合はサビ落とし不要の塗料を用意し、ある程度ワイヤーブラシでサビを落としてから塗装していくと良いでしょう。

サビ落とし不要の塗料ならワイヤーブラシでの掃除は不要なように思えますが、清掃を行うことでトタンに穴が開いていないかを確認することができるため、念のために軽く清掃しておくことをおすすめします。

その他の注意点としては、屋根上での作業のため、落下などの事故の危険性があるということです。

足場の設置は資格が必要ですし、梯子や脚立で登る場合は落下対策も行わなければなりません。

高所作業を行う際には、安全帯やヘルメットを用いて落下から身を守るようにしてください。

また、屋根上に登って作業をする場合、骨組みの隙間などに体重をかけると屋根材がずれたり、凹んだりしてしまうことがあります。

DIYでの施工は、費用を抑えることができますが、落下の危険や屋根の破損などのリスクがあることを理解しておきましょう。

もし、事故などのリスクを避けたいという場合には、プロの塗装業者に作業を依頼することをおすすめします。

トタン屋根塗装を業者に依頼するメリットとは?

トタン屋根の場合、DIYで塗装することも可能です。ただ、トタン屋根をDIYで塗装するには様々な道具が必要になります。また屋根を塗装するとなると、高所での作業となるため足場も設置しなくてはならないでしょう。

DIYの場合、ハシゴを利用して行うこともあるようですが、不安定な体制で不慣れな作業を行うことになるため、転落する危険があります。

また、高所での作業を行えたとしても、塗料の性質を知らずに3回塗りをしなかったり、塗装前のコーキング処理をしていなかったりしたら、塗装後に膨れや剥がれなどの施工不良が発生する可能性があります。

業者に依頼することはDIYよりもかかる費用が高額になってしまうのがデメリットですが、DIYの場合、塗料の性質や手順をきちんと理解して塗装していないと施工不良となり、不具合が起きかねません。そうなると再度塗装し直す必要があります。

その手間や費用を考えると、やはり初めから業者に依頼しきちんと施工してもらうことが一番のメリットではないでしょうか。

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トタン屋根を塗装するときのポイントとコツ

屋根 トタン 塗装 方法

トタン屋根を塗装する場合には、どのようなポイントとコツがあるのでしょうか?

上の項目でも軽く触れていますが、塗装を行う際には必ず手順を守り、不要だと思っても手順を省略しないようにしてください。

もし、手順を入れ替えたり、省略したりすると、塗膜の強度が低下したり、将来的な耐久性が低下したりしてしまいます。

特にサビ落としと下地塗装は塗装の仕上がりは、将来的な耐久性に大きく関係する作業ですので、全工程の中でも特に入念に作業を進めてください。

塗装時期の目安と見極め方法

トタン屋根の塗装を塗り替え時期はどのように見極めると良いのでしょうか?

基本的な見極め方としては、塗装が変色している、表面の艶がなくなっている、白っぽい粉状の汚れが塗装に浮き出ているなどがあります。

その他には、サビが発生している、塗膜が浮き上がったり剥がれたりしている場合も塗装の目安と言えるでしょう。

トタン屋根に用いる塗料選びのコツ

トタン屋根は、塗装によって防水とサビ止めを行っているため、塗料を選ぶ際には耐久性の高さだけでなく、防錆効果に優れた製品を選ぶことが重要です。

市販のトタン屋根用塗装では、多くの製品が耐久性と防錆性を重視しているため、ホームセンター等で比較的簡単に高耐久、防錆の塗料を入手することができるでしょう。

また、DIYでの施工を行う場合には、この他にサビ落としが不要の塗料を選ぶのもおすすめです。

粉が吹き出したり、基材がぼろぼろになったりしている場合はおすすめできませんが、表面にサビが浮いている程度ならこのタイプの塗料を塗るだけでサビ止めと塗装を一度に行うことができます。

その他にも一度塗りで下塗りから上塗りまでをすませられる製品もあり、このタイプの製品を用いれば下塗りや中塗りの乾燥を待たずに作業が行えるため、作業時間の制限があるDIYにおすすめです。

【工法別】トタン屋根の修理費用の相場

工法別にトタン屋根の修理費用の相場をご紹介します。

費用はあくまでも目安であり、修理範囲や内容、地域によって費用は異なる点にご注意下さい。

カバー工法による修理

費用相場 約60万円〜約120万円

費用に幅があるのは作業工程や施工面積、使用する塗料や屋根材の種類によって変動するからです。

ただし施工範囲が狭くても最低数万円以上は費用がかかってきてしまいます。

作業工程や施工面積が広くなればなるほど、高価な塗料や屋根材を使用すればするほど費用は高価になります。

例えば軽量で錆びにくいガルバリウム屋根材を使用する場合は、約5000円〜約8000円/㎡します。

ガルバリウム屋根にはいくつか種類がありますが、既存のトタン屋根の種類によって使用できるものとできないものがあるため、業者に確認しておきましょう。

また既存のトタン屋根の状態が良い場合は、下地調整費用を省くことができます。

葺き替えによる修理

費用相場 約140万円〜約250万円

葺き替えとは、既存のトタン屋根を剥がして新しい屋根材に張り替える工事のことです。

カバー工法よりも全体的に費用は高くなっています。

カバー工法と違い、既存のチタン屋根を剥がす必要があるからです。

葺き替えは、穴あきなどの異常が屋根全体にある場合や、屋根材自体の耐用年数が近い場合に用いられます。

また葺き替えは穴あきなどの異常を治すだけではなく、見た目も良くなります。

トタン屋根を葺き替えする場合は、新しい屋根材には同じ金属系のガルバリウム材を用いるのが主流です。

ガルバリウム材は軽量でサビに強い素材のため、屋根材に適しています。

塗り直しによる修理

費用相場 約40万円〜約80万円

塗り直しとは、サビの除去や塗料を塗り直すことです。

サビや塗料の塗り直しは修理の初期段階のため、費用が比較的安価になっています。

そのため初期段階で修理しておけば、費用は安くすみます。

塗り直しは、サビや退色などの外見上の経年劣化はあるものの、穴あきなどの損傷がない場合に最適な修理方法です。

トタン屋根を塗り直すことで見た目がよくなりイメージチェンジもでき、メンテナンス性に優れています。

塗装を塗り直すだけでも、印象はガラリと変わります。

塗り直しはトタン屋根を長持ちさせるためにも、約5年〜約10年ごとくらいに定期的に行うことをおすすめします。

部分修理による修理

費用相場 約5万円〜約50万円

部分修理とは、トタン屋根の穴や剥がれなどがある部分のみを直す工事です。

部分修理では最低限の箇所だけ最低限の金額で修理できます。

修理箇所としてはトタン表面、棟板金、軒先、雨樋などがあり、施工面積によって費用が変わります。

また部分修理でも広範囲の場合は全体を葺き替えする費用とあまり変わらない場合があります。

そのような場合は葺き替えがおすすめです。

葺き替えだと全体的に張替えができるため、異常を一掃できます。

リフォームする際は部分修理をするか全体を葺き替えするのか、しっかりと考える必要があります。

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トタン屋根の修理が必要な症状

高度経済成長期によく使用されていたトタン屋根は、経年劣化による症状が現れているケースが少なくありません。

トタン屋根の修理が必要な劣化症状とはどのような状態なのでしょうか。

色あせ・塗装の剥がれ

トタン屋根が劣化するとまず色あせや塗装の剥がれが発生します。

定期的な塗装をしないで放置すると、特に色あせや塗装の剥がれが起きやすくなります。

サビや穴あき

初期症状の色あせや塗装の剥がれが発生した後もメンテナンスをせず放置すると、保護塗装の剥がれからサビや穴あきの症状が見られるようになります。

また、塗装を何回も繰り返すとトタン自体と塗膜が離れ塗装のひび割れや剥がれの原因となることがあるため、そのような症状が現れたら張り替えをするタイミングと思っておきましょう。

屋根材の剥がれや雨漏り

サビや穴あきが酷くなると屋根材自体が剥がれ、雨漏りの原因となります。

屋根材自体が剥がれてしまうと修理では完全に修復することはできないため、屋根材の張り替えを行うことになるでしょう。

塗装の劣化により粉を吹いている

トタン屋根の塗装は、紫外線や熱、雨風などの影響により劣化し「チョーキング現象」が起こることがあります。

チョーキング現象とは、塗料が劣化することでチョークの粉のようになってしまう症状です。

チョーキング現象が起きると、トタン屋根の表面が粉を吹いたようになります。

トタン屋根のように温度変化が激しい素材である金属屋根で起きやすい現象です。

チョーキング現象は放置すると劣化がどんどん進行するため、発生した時点で塗り替えた方が良いでしょう。

トタン屋根に変色がある

トタン屋根の塗膜は、自然環境による影響で劣化しますが、特に紫外線によるダメージが大きく表れます。

屋根は紫外線による影響をダイレクトに受ける部分であるため劣化も早くなるのです。

塗膜が紫外線によるダメージを受けると、塗装が本来の色から変化していき「変色」「色あせ」「退色」といった症状が発生します。

トタン屋根の色あせを目立たせないようにするには、色あせても目視ではわかりにくいカラーや白、黒、青といったカラーに塗り替えるのが効果的です。

また、退色とは塗装の艶が無くなる状態を指し、こちらも紫外線による影響で起きる症状です。

変色、退色ともに塗膜が劣化した際に最初に起きる症状であるため、ポイントとして押さえておきましょう。

トタンにカビや苔が発生している

トタン屋根は、基本的にカビや苔が発生する場所ではありません。

しかし、環境的要因でトタン屋根に砂やホコリが溜まるとカビや苔が発生する場合があります。

トタン屋根に砂やホコリが溜まると、湿気が発生しやすい環境となり、カビや苔が生えるのです。

例えば、屋根の上に落ち葉が溜まりやすいなど風通しの悪い状況などでは特に顕著に現れます。

あまり発生する症状ではありませんが、カビや苔は塗膜の劣化を加速させてしまうため、注意をしておく必要があります。

トタン屋根で雨漏りしたときの応急処置

トタン屋根で雨漏りしたときの応急処置をご紹介します。

穴をブルーシートで覆う

穴をブルーシートで覆うことで雨を防ぐ方法です。

雨漏り箇所が分からない場合は、ブルーシートを広範囲にかけます。

ブルーシートはホームセンターなどで手軽に手に入れることができます。

その手軽さがメリットの一つです。

またブルーシートの隅には土嚢袋を置き、風で飛ばされないように固定します。

土嚢袋はUV仕様の物を選びましょう。

穴に防水テープを貼る

トタン屋根に穴が空いていたり雨漏り箇所が分かる場合は、防水テープで応急処置ができます。

使用する防水テープは屋外用と記載があるかどうか、金属などトタン屋根の素材に貼りつけられるかどうかを確認してから購入しましょう。

防水テープを貼る際には修繕箇所の塗装や汚れをまず落とします。

塗装があるとテープの粘着力が落ちるからです。

その後、空気が入らないように防水テープを貼ります。

穴をコーキングで防ぐ

コーキング材を使用して雨漏りを抑えます。

雨漏りをしている箇所が分かる場合に有効です。

コーキング材を購入する際は金属に使用できるもの、耐熱性があるものを選びます。

屋根は金属でできており、また屋根は太陽の光を受けるからです。

雑巾で対象箇所をきれいにしてからプライマーを塗布します。

乾いたらコーキング材を雨漏り箇所に塗ります。

室内は新聞紙やブルーシートを敷く

雨漏り箇所の真下に新聞紙やブルーシートを敷いておきます。

水滴が落ちてくる場所一帯に敷くことがポイントです。

また雨漏りはバケツで受け止めます。

バケツの中に新聞紙や雑巾を入れておくと、水がはねずにすみます。

バケツの水が溢れないように、こまめに取り替えるのもポイントです。

さらに近くにカーテンがある場合は外しておきます。

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トタン屋根のメリットとデメリット

トタン屋根にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

トタン屋根を塗装リフォームする際にかかる費用は?リフォームの流れも併せて解説!

トタン屋根のメリットとは

トタン屋根のメリットは、何より軽量なことです。

日本瓦と比較した場合、トタン屋根は瓦の一割程度の重量となるため、地震や台風の際に家屋にかかる負担を抑えることができます。

また、瓦やスレートと違って落下の危険が少ないため、災害の際に落下物で怪我をする危険も抑えることができるのもメリットです。

価格についても屋根材の中で最も安価ですので、費用を抑えたい場合はトタン屋根を選ぶと良いでしょう。

トタン屋根のデメリットとは

上でも触れているとおり、錆びやすいという大きなデメリットがあります。

また、厚みが薄いという特徴もあるため、錆びた場合にはすぐに穴が空いてしまうのもデメリットですし、断熱性や防音性についても期待できません。

耐久性についてもやや短く、日本瓦が約50年、スレート瓦が約30年と言われているのに比べ、トタンは約15年が寿命と言われています。

ただ、塗装や錆落としなどのメンテナンスをしっかりと行えば、スレートと同じく約20年程度は使用できるようです。

トタン屋根修理を依頼する際に費用を抑える方法

トタン屋根の修理費用を抑える方法をご紹介します。

相見積もりを取る

相見積もりを取ると、会社間で競争が起こり価格が低下します。

よって相見積もりを取ることで、トタン屋根の修理費用を抑えられます。

しかし、どの会社に相見積もりを取ればいいのか迷ってしまいますよね。

そこでハピすむを活用するのがおすすめです。

ハピすむでは最大3社自分に合う会社を選んでくれます。

その3社に相見積もりをとった上で比較検討を行います。

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トタン屋根と外壁塗装を一緒に行う

トタン屋根塗装の塗り替え費用を抑えるためには、外壁塗装と一緒に行うことをおすすめします。

トタン屋根塗装の塗り替え工事では、前述のように足場設置費用がかかります。

外壁塗装工事においても足場が必要になることが往々にしてあるため、塗り替え工事と一緒に行うことで足場設置費用を節約できるという訳です。

しかし、トタン屋根塗装の塗り替え時期と外壁塗装の塗り替え時期が必ずしも一緒とは限りません。

そのため、トタン屋根塗装の塗り替え工事を行う際には、業者へ外壁塗装の塗り替えも必要かどうか確認すると良いでしょう。

加入している火災保険で対応する

トタン屋根の修理費用を抑える方法として、加入している火災保険が使える場合があります。

火災保険を利用すると費用が全額補助もしくは一部が補助される場合があり、お得に修理が行えます。

しかし火災保険を利用するには条件があります。

屋根が台風や強風で破損した場合は加入している保険に風災補償がついていれば、費用を賄える場合があります。

そのため一度入っている火災保険について、確認してみることをおすすめします。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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