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2019年02月27日更新
門の修理にかかる費用や基礎知識について
門が壊れた際に修理を行うと、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?門の故障でよくあるケースと、修理する前に知っておきたい門の基礎知識、修理を依頼する際の費用、業者の依頼方法などについてご紹介していきます。
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- 監修者小川愛
目次
門の修理でよくあるケースと修理にかかる費用相場について
鍵が故障した場合
門に取り付けられている鍵が故障して、鍵が閉められなくなったりスムーズに開閉できなくなったりした場合は、鍵内部の錆や部品の破損等が原因として考えられます。
このような故障の場合には、鍵そのものを交換して対応する形となり、修理費用は約1万円からが相場です。
ただし、鍵内部の錆が小規模の場合については、浸透防錆潤滑剤を鍵穴に噴霧すれば状況が改善する可能性もあります。
この場合の費用は、部品交換のコストがかからないため、約3,000円が相場ですが、自分で潤滑剤を購入して作業を行えば、約1,000円で対応可能です。
門の開閉がしにくくなった場合
門の歪みや蝶番部分の歪みなどで門の開閉がスムーズに行えなくなった場合は、門扉の交換もしくは蝶番部分の交換によって対処します。
蝶番の交換については、ネジ止め式の汎用部品を交換するだけなら約1万円から、溶接で取り付けられているものを交換する場合は約4万円からが相場です。
門扉の交換を行う場合は、既存の門扉と同じ製品へ交換する場合は、門扉の購入価格に追加で作業費用が約2万円かかると考えておくと良いでしょう。
新たに門扉を設置する場合
門扉部分が老朽化し、全体的な交換を行う場合の費用は、門扉本体の価格を除くと、約15万円が相場です。
門扉本体の価格は材質やグレードによって変わりますが、約6万円からが相場ですので、門扉を交換する場合の費用は合計で約21万円からとみておくと良いでしょう。
古びて見た目が悪くなった場合
錆や塗装の劣化によって見た目が悪くなってしまった場合には、塗装による修繕を行います。
塗装費用は、一般的なスチール製門扉の場合、門柱部分を含めて約2万円から、門扉のみを塗装する場合は、1枚あたり約7,000円からが相場です。
塗装による修繕については、門扉の大きさや形状、使用する塗料、下地処理等によって価格が大きく変わりますので、まずはリフォーム業者に状態を確認してもらい、プランや費用の見積もりを立ててもらうと良いでしょう。
門を修理する前に知っておきたい基礎知識について
門の材質について
アルミ
アルミは軽量で錆びに強いという特徴があり、パネルタイプから格子タイプまで幅広い形状の門扉が販売されています。
板状のアルミ材を折り曲げて筒状にして作られるものと、溶かしたアルミを型に流し込んで作られるものがあり、強度や重量、デザイン合わせた使い分けが可能です。
また、塗装によって見た目の風合いを変えることもできるため、住宅のイメージに合わせたデザインの製品を選びやすいのもメリットと言えるでしょう。
ただし、アルミは成形直後から強度が低下していくという特性もあるため、長期間使い続けると溶接部分などが破断してしまうことがあります。
もし、大きな力を加えていないにもかかわらず、破断やヒビが見られた場合には、材質的な寿命が近いと考えられますので、新しいものに交換した方が良いでしょう。
スチール
鉄は成型方法によって強度や風合いが変わり、加工も容易という特徴がある素材です。
体積当たりの重量はアルミや木材に比べて重いのですが、塗装やメッキ等を施せば長期間使い続けることができ、錆が発生した場合も真鍮ブラシ等で錆を除去して塗装を施せば、元通りの強度を保つことができます。
門扉用途では、鍛造で作られるロートアイアンというデザイン性に優れた製品が人気です
木材
さまざまな木材を塗装して作られているのが木製の門扉です。
天然の木で作られているため、質感が良く、年月を経て風合いが変化するため、使い込む良さを求めているかたにおすすめの材質とされています。
ただし、木材は天然素材ですので、塗料等で保護しなければすぐに劣化が進んでしまいます。こまめなメンテナンスは欠かせません。
木材の劣化を防ぐ浸透塗料の塗布や、表面を保護するニスの塗布を定期的に行えば、金属製品に近い年数使い続けることができるでしょう。
近年では、木材に樹脂を浸透させ、木材の見た目を保ちつつ耐久性を飛躍的に高めた製品も販売されています。
通常の木材に比べてわずかな質感の違いはありますが、メンテナンス頻度を大幅に減らすことができるため、手入れの手間を減らしたいという方は導入してみると良いでしょう。
家やエクステリアと調和させることがおしゃれに仕上げるポイント
門扉の材料にはさまざまなものが使われていますが、門扉のデザインや質感は家やエクステリアのイメージに大きく関わるため、これらの部位にあった製品を選ぶことが重要です。
門扉の交換を行う際には、家やエクステリアと組み合わせた状態でのイメージを考え、門扉単体でデザインを考えないことが、おしゃれに仕上げるポイントと言えるでしょう。
門の修理の費用に関するさまざまなポイント・注意点について
撤去する場合は撤去費用も発生する
門の交換を行う際には、古い門を撤去しなければなりません。
撤去した門は産業廃棄物として扱われるため、通常のゴミと同じように処理することができず、専門の廃棄業者に処分を依頼する必要があります。
また、解体工事そのものにも作業員と時間が必要ですので、解体費用も別途かかります。
門扉の交換工事や撤去工事を実施する場合には、廃材の処分費用と解体工事の費用が別々にかかるということを覚えておきましょう。
費用を安く抑えるポイントについて
門扉の修理費用や交換費用を安く抑えたい場合には、複数の業者に見積もりを依頼する相見積もりを行うと良いでしょう。
工事にかかる費用は、人件費や出張費、資材購入費等の合計で計算されるため、仕入れルートの有無や施工現場までの距離、人件費の大小によってかかる費用に違いが生まれます。
相見積もりを行えば、平均でどれくらいの費用がかかるのかを判断することができ、安い業者や高い業者を判別することができるでしょう。
ただ、他の業者に比べて施工価格が圧倒的に安い業者には注意が必要です。
このような業者は、何らかの方法で工事費用を切り詰めていることが予想されるため、工期の制限や資材費削減のための手抜き工事が行われる可能性が考えられます。
もちろん、仕入れなどの営業努力によって安価な施工を実現している会社もありますので、価格が気になった場合には何故安価に工事ができるのか質問してみると良いでしょう。
予算の上限をきちんと決めておく
リフォーム業者などに見積もりを依頼する際には、必ず予算の上限を決めてから依頼しましょう。
予算上限を決めずに見積もりを依頼すると、業者側としてはできるだけ良いものを選んでしまうため、施工費用が際限なく上昇してしまいます。
使用したい製品のイメージと、予算の上限をしっかり伝えておけば、予算の範囲内でイメージにあった製品を選んでくれるでしょう。
また、予算の上限が工事費用に足りない場合でも、門柱部分の工事を控えるなど、予算の範囲内で可能な修理、リフォーム方法を提示してもらえます。
門の修理を依頼する際の最適なリフォーム業者の選び方について
門の修理や交換を依頼する際には、エクステリアリフォーム及び門扉の修繕の実績が豊富な業者を選びましょう。
また、取り扱っている門扉の種類が多く、デザイン面での相談にも対応してもらえる業者なら、使用する門選びで迷いにくくなり、スムーズに工事に入ることができます。
その他にも、ロートアイアンなどのオーダーメイドに近い製品を用いる場合には、デザインの希望を反映してくれることや、施工後にアフターサービスが受けられることなどを重視しましょう。
量産品の場合はある程度規格が決められているため、施工後にトラブルが起こる可能性は低いのですが、オーダーメイドの製品はどうしても場所に合わせて製造することから、施工後に開閉などの調整が必要となる場合があります。
鍵や開閉の調整といった簡単な修理ならあまり影響はありませんが、交換やリフォームなどの大がかりな工事を依頼する場合には、門の工事に関する基礎知識を持っておくことも重要です。
門に関する基本的な知識を持っていれば、提示された工事内容を把握しやすくなりますし、イメージを業者に正確に伝えられ、イメージ通りの工事プランが作られる可能性が高くなるでしょう。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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