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2021年10月29日更新

監修記事

【壁紙のリフォーム】依頼前に知っておきたいこととは?

壁紙は目立った汚れや破れがなければ新しくしなくても良い、と思いがちですが、実は壁紙にも交換に適したタイミングがあります。また、内装イメージを簡単に一新できる手段でもあります。今回は、壁紙リフォームの時期や費用相場、注意点などについてご紹介します。

壁紙のリフォームの依頼を検討する症状は?

【壁紙のリフォーム】依頼前に知っておきたいこととは?

壁紙リフォームはどのようなタイミングで実施すれば良いのでしょうか?経年数や症状など、リフォーム時期の目安についてご紹介します。

壁紙のリフォームはなぜ必要?

壁紙には耐用年数が定められており、経年とともにクロス自体が劣化してくるため、壁紙のリフォームが必要になります。

天井や壁紙に使われるクロスは、素材はさまざまですが、おおよそ約5〜10年が交換のタイミングと言われています。

目立った汚れがなくても、生活の中でタバコなどの臭いを吸収したり、目に見えない汚れがしみついていたりします。

交換することで、まっさらなクロスで部屋が明るくなるでしょう。

また、クロスを交換することで、簡単にインテリアの雰囲気を変えることもできます。

内装の大部分を占めるクロスは、色や柄、素材を変えるだけでも随分と空間が違って見えるものです。

住み慣れた部屋でも壁紙リフォームによって、新しい部屋に住み始めるような新鮮な気持ちを楽しむこともできるでしょう。

壁紙リフォームを検討する症状は?

壁紙になんらかの症状が出始めた場合には、経年数を問わずに壁紙リフォームを検討しましょう。具体的な症状としては、次のようなものが挙げられます。

  • 壁紙に目立つ汚れがある
  • 変色が目立つ
  • 表面にたわみやしわが出てきた
  • ひびや穴ができた
  • 継ぎ目の汚れが見られる
  • 防水や消臭といった機能が働かなくなった

先に述べた約5〜10年のリフォームのタイミングを待たずとも、これらの症状が気になるようになった時点で、壁紙リフォームをおすすめします。

壁紙クロスの交換は一部のみでなく、家全体で行うのがベストだと言われています。

汚れや傷みが気になる箇所だけをリフォームすると、新しくした部分と古い他の部分との違いが目立ってしまいます。

天井を含め、同時に全体的な壁紙リフォームを行えば、インテリアに統一感が生まれるだけでなく、複数回に分けて行うより費用を抑えることもできるでしょう。

壁紙のリフォームを依頼する前に知っておきたい費用相場

続いて、壁紙リフォームを考える際に外せない費用についてご説明します。

リフォームを依頼する前に費用の相場を知っておくことで、適切な金額で施工業者に依頼することができるでしょう。

クロス貼り替え

貼り替えるクロス本体の価格は、使用するクロスのグレードによって異なります。主に2つのグレードがあり、比較的安価な「量産品クロス」と、高級な「1000番クロス」から選べます。

費用の相場としては、下記のとおりです。

  • 量産品クロス:1平米あたり約900〜1,300円、1mあたり約1,000円
  • 1000番クロス:1平米あたり約1,300〜1,700円、1mあたり約1,200円

スタンダードな量産品クロスは種類が豊富で、コストを優先する場合におすすめのクロスです。また、一段階ハイグレードな仕上がりを求めるなら、予算に余裕を持って1000番クロスを選ぶと良いでしょう。

養生費

リフォームする場所以外に傷がつかないよう、シートなどで保護することを「養生」と言います。

この養生の作業費は1回あたり約5,000円ほどが目安です。

下地処理費

クロスを貼る際に凹凸やシワができないよう、古いクロスを剥がした後の下地表面を平らにならす作業を、パテ処理と呼びます。

基本的にはクロスを貼る面積の平米数に含まれていますが、見積もりの際には各業者に確認しましょう。

廃材処分費

既存クロスを処分する費用がかかります。

目安となる費用は、1mあたり約50〜150円です。

荷物移動費

壁紙貼り替えの前に、家具や荷物の移動を一緒に依頼する場合に発生する費用です。

荷物の重さによって金額が異なり、軽いものの場合は1人あたり約5,000〜10,000円、重たいものの場合だと1人約20,000〜30,000円が相場です。

消費税

上記の費用に加え消費税がかかります。

見積もり段階で金額を把握する際に、計算を忘れないようにしましょう。

壁紙のリフォームを依頼する前に知っておきたい壁紙選びのポイントとは

今日ではさまざまな素材やデザイン、機能など、幅広い種類の中から壁紙を選ぶことになります。

あらかじめ選ぶ際のポイントを知っておくとスムーズに決められるでしょう。

ポイント1:床と天井との統一性で選ぶ

壁紙クロスは壁紙自体だけでなく、部屋のイメージや用途を含めた全体のバランスを考慮して選ぶ必要があります。

そのため、床材や天井に用いるクロスとの統一性を考えて選ぶようにし、壁紙だけ色やデザインが浮かないようにすることが大切です。

また、場所に合った機能性のあるクロスを選ぶことで、より快適に過ごすことができるようになるでしょう。

クロスの機能性については後ほど詳しくご説明します。

ポイント2:クロスの素材で選ぶ

クロスにはさまざまな素材があり、それぞれの特徴や費用が異なります。

ビニールクロス、紙クロス、布クロスなどが代表的です。

そのほか、薄い木材やコルクなどを使った木質系壁紙、珪藻土と紙をミックスした珪藻土壁紙、伝統的な漆喰壁紙など無機質系壁紙、オレフィン壁紙などの種類があります。

ビニールクロス

最も一般的なクロスであるビニールクロスは、名前のとおりビニールを使用したクロスです。

比較的安価で耐久性が高く、汚れもつきにくいためメンテナンスや掃除も楽なのがメリットです。

それでいて、色やデザインも豊富に揃っているため、根強い人気があります。

紙クロス

和紙、ケナフといった非木材紙をベースに作られているのが紙クロスです。

通気性がよく遮音性に優れていて、和室に合いやすいのも特徴です。

住む人の健康や環境への配慮ができるクロスとして注目されています。

布クロス

布クロスは、絹や麻、レーヨンなどの 織物がベースとなったクロスで高級感や重厚感が感じられます。

高級ホテルや美術館などでもよく使用されており、ハイグレードな空間に仕上がります。

ただ、ほこりがつきやすいため、定期的な掃除はかかせません。

部屋全体に貼るというよりはアクセントクロスとして部分的な使用が多い商品です。

ポイント3:クロスの機能性で選ぶ

現在ではさまざまな機能を持つクロスが登場しているため、部屋の用途や目的に応じて選ぶと良いでしょう。主な機能性クロスをご紹介します。

消臭機能

消臭機能のあるクロスは玄関やトイレにぴったりです。

消臭剤が混ざっているタイプと、酸素などを使って臭いを分解するタイプがあります。

効果が比較的短期間なのは消臭剤を使っているタイプで、高額ではありますが効果が長持ちするのが分解消臭タイプです。

抗菌機能

抗菌機能のあるクロスは、トイレ、水回りなどバクテリアやウィルスが発生しやすい場所におすすめです。

クロス表面には抗菌性のフィルムが施されており、菌が繁殖するのを防ぐ効果が期待できます。

防汚機能

クロスの表面にフィルム加工がほどこされており、軽く拭くだけで汚れが落ちるようになっているのが防汚機能つきのクロスです。

消臭や抗菌機能とともに施されていることが多く、臭いとともに汚れもつきにくくするようにできています。ペットがいるご家庭におすすめです。

SV規格品

SV規格とは、壁紙製品規格協議会(壁紙工業会)によって設けられた自主規格です。

人体に有害なホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)、塩化ビニルモノマーといった成分に対して数値を設け、検査によって数値が規格以下であると証明されたクロスのみが認定されています。

アレルギーなどが気になる場合には選ぶ際の参考にすると良いでしょう。

シックハウス対策品マークがあるかで選ぶ

最近話題になっているのが化学物質によってアレルギー症状が出るシックハウス症候群です。

これを避けるためにも、対策品であるクロスを選ぶのも大切です。

すでに何らかのアレルギーを持っているご家庭の場合は、特に重要ポイントとして優先しましょう。

上記のSV規格の他に、代表的な化学物質であるホルムアルデヒドの規格を表す「F★★★★」も参考になります。

JIS工場で製造されるJIS製品に必ず表示されており、F★★★★が最も厳しい基準となっています。

壁紙のリフォームを依頼する前に考慮しておくべきこととは?

【壁紙のリフォーム】依頼前に知っておきたいこととは?

実際に壁紙リフォームを業者に依頼する前に、考えておくと良いポイントについてご紹介します。

家具や照明と新しいクロスとの統一感はあるか

壁紙クロスは床や天井だけでなく、部屋に置く家具や照明などとのバランスが大切です。

部屋全体の統一感がないと、せっかくの美しいクロスも違和感のあるものになってしまいかねません。

部屋全体のバランスを考える意識を持って、クロスを選びましょう。

窓枠など一緒にリフォームしておかなくてもいいかを検討

壁紙がキレイになると、隣接する部分の老朽化や汚れが気になるケースも多いと言われています。

複数回に渡ってリフォームを行うと、養生費や荷物移動費、人件費などもその都度かかってしまいます。

まとめてリフォームすることでこれらの費用を一度で抑えることができるため、壁紙リフォームのタイミングで窓枠などのリフォームについても検討すると良いでしょう。

分譲マンションでは管理組合規約に違反していないか確認を

分譲マンションでの壁紙リフォームは、管理組合の規約に則って実施する必要があります。

違反すると、最悪の場合やり直さなくてはならない可能性も出てきます。

リフォーム工事を行う前に、一度規約を改めて確認し、壁紙についてどのようなリフォームが可能かを確認しておきましょう。

壁紙・壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた壁紙・壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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