2024年01月24日更新

監修記事

【ユニット交換バスリフォーム】見積もりを読み解くポイントとは!

ユニットバスが古くなってきたり故障したりして、そろそろリフォームしようかと考えていても何から始めたらいいのかわからない、という方は多いのではないでしょうか。今回はリフォームを計画して最初に行うべき見積もりの取り方や見方、確認の仕方についてご説明します。

はじめに

ユニットバス リフォーム 見積もり

ユニットバスが古くなってきたり故障したりして、そろそろリフォームしようかと考えていても何から始めたらいいのかわからない、という方は多いのではないでしょうか。今回はリフォームを計画して最初に行うべき見積もりの取り方や見方、確認の仕方についてご説明します。

ユニットバス交換リフォームでとる見積もりの種類とは

概算見積もり

ユニットバスを交換しようと考えたら、まず最初にするべきは自分の考えているリフォームの理想がどれくらい費用がかかるのかを把握することです。

リフォーム雑誌やウェブサイトなどを確認し、ご希望のリフォーム内容の相場感を掴み、予算を決めていくことが重要です。

リフォーム会社によっては、ご希望のリフォーム内容を口頭で伝えると、概算の見積もりを出してくれる業者もあります。

正式見積もり

次に、頼む業者をある程度選んで数社に絞ったら、そのすべての業者に同じ条件で詳細の見積もりを出してもらいます。

これは概算見積もりとは異なり、業者による現地調査を経て、こちらの要望を直接伝えた上で出してもらう正式な見積もりです。

これを正式見積もりといいます。同じ条件で相見積もりしてもらい、最終的に工事を依頼する業者を決めるための大切な情報になりますので、条件を書いた紙をコピーして業者に渡すなどしておくと、まちがいなく同じ条件で見積もりしてもらうことができます。

相見積もりの場合は、その旨を業者にも伝えるようにしましょう。

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ユニットバス交換リフォームの見積もりから契約までの流れ

1.複数社から概算見積もりをとる

まず、複数の業者から概算見積もりをとりましょう。ウェブサイトで一括見積をしてもらえるサービスがあるので、それを利用すると便利です。このサービスを通して、大体の予算がわかります。

2.2社から3社に業者を絞り相談と現地視察

概算見積もりが出たら、そこから業者の数を数社に絞って直接相談します。

ここで、実際に現地を見てもらい、こちらの希望を伝えつつどのようなリフォームにしたらよいか、アドバイスをもらいます。

現地調査は多くの場合、無料で行ってくれますが、業者によっては有料の場合もあります。無料かどうかを確認してからお願いするようにしましょう。

3.業者からプランと相見積もりの提示

相見積もりを出してもらった各業者からプランとそれぞれの見積もりを出してもらいます。業者によっては複数のプランを提示されることもあるでしょう。

4.相見積もりの検討と施工業者の決定

各社から見積もりが提示されたら施工業者の選定に入ります。提示されたプランは各社の特徴を表している場合が多いものです。その提案力やコミュニケーション力なども合わせて比較検討するといいでしょう。

もちろん、予算内でどこまでこちらの希望を盛り込んでくれているかも施工業者決定の大きな要素になります。

5.業者と正式見積もりに向けて詳細打ち合わせ

業者が決まったら、決まった旨を相見積もりをしてもらったすべての業者に伝えましょう。

施工を依頼することになった業者とは、工事の詳細について打ち合わせを行います。

相見積もりの段階で提示されたプランと依頼したい内容が少しでも違えば、金額も変わってくる可能性があります。希望を詳細に伝え、正式見積もりを出してもらいましょう。

6.正式見積もりの提示と確認

正式見積もりを出してもらい、その金額と内容を最終的にチェックします。見積書の各項目などにまちがいがないかどうかも確認してください。

また、金額で不明な点がある場合はこの段階で必ず確認しておきましょう。あとから追加で費用を請求されるなどのトラブルを避けるためにも、大事な確認作業になります。

7.契約書を確認して契約

正式な見積書を出してもらって、問題がなければ契約を交わします。この時も、正式見積もりと同様に、アフターフォローなどサービスすべてについて確認し、納得の上で契約しましょう。

ユニットバス交換リフォームの見積書に記載されている内容とは

ユニットバス リフォーム 見積もり

見積書の形式

見積書には決まった形式があり、それに沿って作成することになっています。ここではその形式について解説します。

工事項目

工事の内容がここに記されます。ユニットバス交換のリフォームと一言で言っても、撤去や設置、場合によっては足場の設置などが必要になります。

リフォームする場合、どのような工事の項目が必要になるのかがここを見ればわかります。

摘要 (仕様)

使用する建材やユニットバスの商品名・商品番号などがここに記載されます。どの部分にどの商品を使用するのか、詳細に書かれている必要があります。

単価

商品の価格のことです。建材などで2つ以上使用する場合は、一つあたりの価格がここに記載されます。

数量

リフォームで使用される建材などの予定の数量がここに記載されます。

金額(単価×数量)

単価と数量をかけた金額が記載されます。税抜きで記載されている場合には別途、税金の項目を設けている場合もあります。

ユニットバス交換リフォームの標準工事項目

ユニットバスの交換リフォームをする際、浴室スペースの拡張など付加工事を加えない場合には標準工事項目と呼ばれる工事項目があります。

これは交換リフォームの際に標準的に行う工事のことで、この項目が見積書から抜けていないかどうかを確認することで提示された金額が適正かがわかります。

詳しい項目については以下で説明します。

解体工事

風呂場の解体工事のことです。ここに現在使用しているユニットバスの廃棄処分費用も含まれているかどうか確認してください。10~15万円が費用の相場です。

仮設工事

新しいユニットバスの搬入費や古いユニットバスの搬出費、工事中に部屋の入口などにキズが付かないようにする養生費がここに含まれます。だいたい2~3万円になります。

土間打ち工事

ユニットバスを設置する際に必要なコンクリートの土台を作る工事のことで、「吊り架台」という施工方法の場合は不要になります。費用は4~5万円が相場です。

内装工事

浴室の入り口側(洗面所側)のクロス張りなどの工事のことです。使用するクロスと面積によって金額は異なりますが、だいたい2~3万円が相場になります。

電気工事

換気扇や照明のスイッチなどに関連した電気の配線工事のことを指します。新たに浴室乾燥機能などの機能を追加する場合にも必要な工事になります。だいたい5~6万円程度です。

給排水工事

ユニットバスと給排水管をつなげるための配管工事のことです。ユニットバスを交換することで配管の位置を調整する必要が出てくるため必要になります。7~9万円が相場です。

ユニットバス本体費用

新しいユニットバス本体にかかる費用のことです。ユニットバスについている機能によってかなり費用に差があります。だいたい30万円くらいからになります。

ユニットバス取付工事

新しいユニットバスを取り付けする工事を指します。ユニットバスを設置した後に必要なコーキングの費用もここに含まれます。5~10万円が費用の相場です。

諸経費

事務費などがここに含まれます。

なお、オプションで換気扇を取り付けたり給湯器の交換したりする場合はオーダーで追加料金が発生します。

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ユニットバス交換リフォームの見積もり確認でポイントとなることとは

作成日が記載されてあるか

作成日は見落としがちですが、必ず確認しましょう。なぜなら、一つの業者で何度か見積もりを作ってもらった場合、作成日が記載されていないとそれぞれの見積書がどの段階で作成されたものなのかわからなくなってしまうからです。

作成業者の印鑑はあるか

正式な見積書には作成業者の印鑑を押します。きちんとした業者であればこのルールは当たり前のことですので、押してあるかどうかは業者がきちんとしているかどうかを見極めるポイントにもなります。

工事の記載漏れはないか

リフォームに必要な工事がすべて記載されているかを確認してください。後から追加で必要になって、追加料金を取られるようなトラブルの原因になります。

見積書には現時点でわかっているすべての工事を記載してもらいましょう。

摘要 (仕様)に商品名や型番が書かれてあるか

使用される建材やユニットバスの商品名や型番は書かれているでしょうか。商品によっては色が違うだけで料金が違う、という場合もあります。必ず、依頼する予定の商品であるかどうか、型番も含めて確認しましょう。

単価が適正価格で記載されているか

使用する商品の単価が適正価格で記載されているかについても確認が必要です。他の業者と比べて極端に高くなっていたり安くなっている場合は、その理由を確認してみましょう。

数量が妥当か

リフォームする面積に対して、使用する建材などの数量は妥当でしょうか。多すぎたり、少なすぎたりすぎるのではないか、と疑問を持った時には必ず業者に確認するようにしましょ
う。

また、「一式」という表記で書かれることがありますが、これには何が含まれて何が含まれないのか、ということも後々のトラブルを回避するためにも確認が必要です。

金額の計算まちがいがないか

合計金額に計算まちがいはないでしょうか。特に同じ業者に複数回の見積もりを依頼した場合には、最初の合計金額がそのまま2回目以降の見積書に残ってしまい、合計金額がまちがっているということもあります。

記載されている金額を鵜呑みにせず、自分でも計算してみましょう。

有効期限の記載はあるか

見積書の金額には有効期限があります。記載されている金額がいつまで有効なのか、を確認しその金額で契約したい場合には期限内に契約するようにしましょう。

有効期限が極端に短い場合には業者が契約を急かしている可能性があります。適切な期限かどうかも合わせて確認しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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