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2019年02月27日更新
【部分別】防音リフォームの見積もりや注意点について
隣接する家庭の生活音は意外に耳に触るもので、酷い場合は自分の生活に支障が出るということもあります。防音リフォームによって快適な生活が送れます。当記事は、防音リフォームの見積もりや注意点を部分別に解説します。防音リフォームの参考にして下さい。
目次
防音リフォームの必要性について
日常的に静かに生活しているつもりであっても、近所の人にとっては気になる生活音を発生させてしまっているという場合があります。逆に、隣の人の生活音や騒音に悩まされているという人もいるでしょう。近隣の住民とトラブルなく、快適な生活を送るためにも防音リフォームはおすすめです。
ご近所と良好な関係を築くためにも必要なリフォーム
ちょっとした音でも気になりだせば、ずっと耳に入りイライラしたりするものです。特にマンションは赤ちゃんの泣き声や子どもの足音が響き、意外と騒音は気になります。
近隣住民からすると、音の発生源から逃れられないとなれば相当なストレスでしょう。苦情を言うことで近所との関係が悪くなったというケースは多く見られます。関係悪化を恐れて言えずに我慢している人もいるはずです。近隣住民との良好な関係を築いたり、関係を良く保つために防音リフォームは役立ちます。
カラオケや音楽が趣味ならぜひリフォームしたい
大人だから騒音を発生させないかというと、そうでもありません。カラオケが趣味で家で歌う人もいるでしょうし、音楽が好きで長時間にわたって大音量で聴く人もいるでしょう。
ただ歌ったり、音楽を聴くだけであっても他人にとっては雑音として耳に入り、迷惑に感じるはずです。防音リフォームをすることで、時間や近所の目を気にせず好きなだけ趣味に打ち込むことができます。
防音リフォームの見積もりはどれくらいになるか知りたい
防音リフォームをすることで日常生活においても趣味生活においても快適度は増すでしょう。では、防音リフォームをするには一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか?ここでは防音リフォームの費用を部位別に解説します。
壁の防音リフォームにかかる費用
隣接する部屋の騒音対策や、楽器や歌を趣味とする人には壁の防音リフォームはとても効果的です。壁の防音リフォームでよく取られる手法は、壁に吸音材を入れたり、遮音材を貼り付けたりするものです。
吸音材や遮音材には色々な種類があり、吸音材ではグラスウールやウレタンスポンジが有名です。金額も気になるかもしれませんが、防音リフォームの目的などに合わせて選びましょう。
どれを選ぶべきかわからない場合は、業者に希望を伝えることで目的や予算に合う材料を選んでくれるはずです。
費用の目安としては、16平方メートル(約10畳)で吸音材や遮音材など必要な材料、工事費用、諸経費を含めて約20万円を想定しておくと良いでしょう。
床の防音リフォームにかかる費用
子どもやペットの走る音、物を落としてしまった時の音などは床に響き、騒音の原因になってしまいます。
比較的安くて誰にでも扱いやすいジョイントマットなどで防音対策している家庭もありますが、衛生面などにおいてデメリットもありますし、防音リフォームをした方が確実です。
床の防音リフォームには複数の方法があり、方法によっても費用が変わってきます。
床防音機能のある床材への張り替えリフォームは、メーカーや商材によって多少の違いはありますが6畳で約20万円から約25万円が相場となります。
床材の下に遮音マットを敷くリフォームは6畳で約10万円から20万円です。二重床にする場合、解体や廃材処理などの費用も含めてトータルでは25平方メートル(約15畳)で約30万円から50万円を見ておきましょう。
窓の防音リフォームにかかる費用
外から聞こえる音で悩まされている人や、子どもやペットの声、楽器の音など内から外への音漏れが気になる人もいるでしょう。窓の防音リフォームをすることで騒音や近燐住民への影響を気にせずに済みます。
内窓を取り付けて窓を二重にするリフォームは、防音効果を上げることができます。防音だけでなく防犯や結露対策にも効果が期待でき、断熱性も優れています。
部屋にある全ての窓をリフォームしなければ音の反射などにより真の防音効果は発揮されませんのでその点はご注意ください。
ガラス材やサッシ枠の種類、メーカーによって費用は違ってきますが、費用の例を出すと窓幅1700mm×高さ1800mmの5mm単板透明ガラスの引き違い窓は約8万円です。リフォームする窓の枚数が増える分だけ、必要となる金額も上がります。
天井の防音リフォームにかかる費用
特に集合住宅など、上階に住民がいる場合、上階からの騒音に悩まされたら天井の防音リフォームが有効です。また、自分の出す音が上階に漏れるのを防ぐためにも天井防音リフォームは役立ちます。
天井に吸音材を充填したり、遮音シートを貼るなど防音の目的に合わせた防音材を使う必要があります。吸音材や遮音材は均等に貼る技術が必要で、吸音材や遮音材の隙間を埋めるコーキング処理もしなければなりません。
特にマンションの場合は天井の防音リフォームは高くなりがちです。天井防音リフォームは最低でも約40万円から100万円の予算を組んでおくべきです。階層や広さ、求める防音程度、建物の構造や状況など様々な要素によって金額はもっと高くなる可能性があります。
ドアの防音リフォームにかかる費用
家庭内で発生する音に対して防音したいという要望を持つ家庭はたくさんあるでしょう。例えば、洗濯機がある場所に面している廊下や部屋はどうしても洗濯機が稼働中に音が響きがちです。また、トイレの音が気になるという人もいるでしょう。ドアを防音ドアに変えることで、音の悩みは軽減されます。
防音ドアは基本的なドアサイズにおいて約20万円から35万円を見ておくと良いでしょう。サイズオーダーもできます。工事期間もドアだけのリフォームなら1日程度と短期間での施工が可能なので対策しやすいです。ドアのカラーやデザインを選べますし、部屋の印象が変わったり、暮らしやすくなったりするでしょう。要望によっては鍵の取り付けも可能です。
防音リフォームの総額について
防音は一部分の対策でも効果はありますが、完全に防音したいというのなら全部分の防音リフォームとなります。
特に室内で楽器の練習をしたり、歌を唄う場合などは近所に迷惑をかけないためにも、余計な心配なく練習や趣味に思いっきり打ち込むためにも全部分における防音リフォームは必須と言って良いでしょう。
防音対策工事には、部屋の中に浮床構造でももう一つの箱をつくるBox in Box工法という方法がありますが、この工法を採用した場合の費用の目安は6畳で約200万円から250万円、15畳になれば約500万円はかかると考えておくべきでしょう。もちろん面積は広くなればなる程費用はもっとかかります。
防音リフォームで見積もりを取るときの注意点を知りたい
防音リフォームをする際は見積もりを取りましょう。希望がきちんと反映された、適正な金額の見積もりを取ってもらうためにも見積もりの際の注意点をご紹介します。
防音リフォームは高額になりがち
たかが防音リフォームと思う人もいるかもしれませんが、防音リフォームは家の他の部分のリフォームよりも高額になりがちであるということを知っておいた方が良いでしょう。
しかし、どの程度の防音を望んでいるかや家の現状など条件によって費用は全然違ってきます。少しでも費用を抑えた防音リフォームを望む人は、「どんな音を防ぎたいか」を明確にして、業者に最適なプランを出してもらうことで適正な見積もりを作ってもらうことがポイントとなります。
防音ボックスもある
防音リフォームより見積もりを抑えられる方法に、防音ボックスがあります。
特に部屋全体の防音リフォームは数百万円という高額になりますが、防音ボックスは組み立て式で約4畳程のスペースを確保でき、値段も約60万円からあります。防音リフォームと防音ボックスの値段の差は一目瞭然でしょう。
複数のリフォーム会社から見積もりをもらおう
防音リフォームの際も他のリフォームと同じように、やはり複数のリフォーム業者から見積もりを取ることが大事です。
防音リフォームの相場情報はありますが、実際にはリフォーム箇所の状況や防ぎたい音の種類など様々な要素によって金額は違ってきます。同じ条件を伝えても業者によって値段が数十万円違ってくるということも有り得ます。防ぎたい音を伝えたり、現場を見てもらったりした上で見積もりをもらい、しっかりと全ての業者の見積もりを見比べましょう。
防音リフォームする際の最適な業者の選び方について
防音リフォームをする際に業者選びを失敗してしまうと、最悪の場合、せっかくの防音リフォームが無駄になってしまうこともあります。防音リフォームをしたのに防音できていなかったら業者選びに失敗したと後悔するでしょう。
どこも同じだと言う人がいますが、業者選びはとても大切です。簡単に決めてしまわず、時間をかけて業者を吟味することが大切です。防音リフォームを決めたら、最適なリフォーム会社を選ぶために情報収集をしましょう。
業者の防音リフォームの実績や防音リフォームをした人の口コミが良いかどうかを確認します。実績が多かったり、良い口コミが多いと安心感に繋がります。
費用も気になるかもしれませんが、安さだけにこだわると質の悪い材料を使われたり、防音に関する知識が全く無い業者に依頼してしまうことも有り得ます。
また、リフォーム会社から的確な提案をもらうためには、予算を明確にしておいたり、具体的にどんな音を防ぎたいかを明確に伝えたりすることが大事です。どんな仕上がりを希望するのかイメージを伝えるとデザインがしやすくなるでしょう。防音リフォームを扱う業者のサイトには実際に施工した現場の写真が掲載されていることもあるので、参考になるはずです。
防音リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた防音リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、防音リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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