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2021年10月15日更新
【システムキッチンリフォーム】見積もりからみた費用相場とは
システムキッチンのリフォームの成否を決めるのは見積もり段階といっても過言ではありません。見積書の内容をしっかりと理解し、価格と内容のバランスが取れているか何重にもチェックをすることで、納得のいくリフォームを実現できるでしょう。
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- 監修者樋田明夫
目次
見積もりをとる前に知っておきたいシステムキッチンとは
今は当たり前のように使われているシステムキッチンという言葉。
キッチン全体を指して使われることが多いのですが、「システム」という言葉にはどんな意味があるかご存知でしょうか。
家庭用のキッチンには「システムキッチン」と「セパレートキッチン」がある
システムキッチンとはすべてが「システム化」されているキッチンです。キッチンのシステム化とは、シンクやコンロが一体化しているということ。
現在、メーカーが発売しているキッチンのほとんどがシステムキッチンとなっていますが、アパートなどでは「セパレートキッチン」が使われることもあります。
家庭用キッチンの特徴
【システムキッチン】:
コンロやシンク、収納といったキッチンに必要なユニット(箱)がすべて一体化しているキッチンのこと。
天板が1枚で繋がっているという特徴もあります。
デザインがすっきりしているのはもちろん、収納量が豊富という点が大きなメリットです。
さらにシステムキッチンは、その形状から3つの種類に分けることができます。
1:I型キッチン
施工:フレッシュハウス
ローマ字の「I」の形からI型キッチンと呼ばれています。キッチンユニット全てが一直線に並んでいるキッチンです。
壁に向かって並べることが多く、独立型キッチン(キッチンだけが部屋として独立したタイプのキッチン)に使われることが多くなっています。
最近では対面式キッチンが人気で、I型キッチンの背板にカウンターなどを造作し、対面式キッチンとして利用されることも。
2:L型キッチン
施工:フレッシュハウス
ローマ字のL字のように、コーナー部分を利用して並べたキッチンがL型キッチンです。
I型キッチンに比べてシンクからコンロまでの動線にゆとりがあるのが大きな特徴です。
調理の際に移動距離が少なくて済み、車いすの人でも利用しやすいキッチンで、冷蔵庫との動線がもっともスムーズなキッチンともいえます。
動きやすく使いやすいキッチンといえますが、広いキッチンスペースが必要となりますので、間取りに余裕がないと設置が難しいというデメリットも。
3:対面式キッチン
施工:フレッシュハウス
最近主流のキッチンで、リビングやダイニングと向かい合う位置にキッチンが設置されるタイプです。
料理をしながら家族の様子を見ることができるというメリットがあります。
対面式として発売されているキッチンは、他のタイプのキッチンに比べて奥行があり、ダイニングやリビング側からテーブルとしても利用できるタイプもあり大変便利です。
グレードの違いによる分類
キッチンメーカーでは、ローコスト・スタンダード・ハイグレードなどといったグレード別にカタログを制作しています。
ローコストは機能を省いたシンプルなタイプのキッチンで、キッチンに余計な機能はいらないと考える人に最適です。
スタンダードはキッチンに必要な機能を備え、スッキリしたデザインのユニットが多く、天板やコンロなどが自由に選べるタイプが多くなっています。
最も選ばれているキッチンですので、値引き幅が大きいキッチンともいえるでしょう。
ハイグレードキッチンはキッチンメーカーの技術の粋を集めたキッチンで、価格もハイグレードですが、機能が非常に充実しているという特徴があります。
キッチンにこだわりたい、多くの機能が欲しいといった人に選ばれているキッチンです。
セパレートキッチンとは
システムキッチンとは違い、ユニットがつながっていないキッチンがセパレートキッチンです。
システムキッチンが発売される以前はセパレートキッチンが主流でした。
最近ではアパートや団地のキッチンとして使われることが多くなり、家庭用としてはあまり普及していません。
安価であるという点が最も大きな特徴で、汚れたり破損したりしたときに各ユニットごとの交換ができるというメリットがあります。
狭いスペースに対応しており、奥行きや幅に制限のある場合に選ばれることが多くなります。
システムキッチンが人気で選ばれている訳とは
施工:フレッシュハウス
キッチンにはシステムキッチンとセパレートキッチンとがありますが、なぜ、現在の主流はシステムキッチンなのでしょうか。
それは、システムキッチンにはセパレートキッチンにはない大きな4つの特徴があるからです。
システムキッチンのメリット | 理由 |
---|---|
お手入れがしやすい |
|
機能性・デザイン性の高さ |
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収納力がある |
|
リフォームの際工期が短い |
|
このような理由から、最近ではキッチン=システムキッチンと考えられていて、セパレートキッチンを選ぶ人は少なくなってきています。
システムキッチンリフォームの見積もりをとる重要性とは
システムキッチンにリフォームする際は必ず見積もりをとるようにしましょう。その大きな理由は次の通りです。
リフォームには各社共通の設定価格がない
リフォームの工事店によってどのメーカーの商品を安く仕入れられるかが違います。
得意とするメーカー、不得意なメーカーがあるのです。
また、キッチンリフォームの工事価格は法律で決められたものではないので、各社が相場をもとにして利益を計算しリフォーム代金として算出しています。
そのため、同じキッチンでもリフォームの工事店によってリフォーム代金に違いがありますので、見積もりをとって価格を比較することでよりお得にリフォームをすることが可能になるのです。
同じ条件で比較検討できる
相見積をとることによって、同じ条件下での各社の価格差が見えてきます。
選びたい機能やメーカーが決まっていても、必ず2社以上で比較検討し、価格が妥当であるかを見極めることが大切です。
見積もりから各社の姿勢が見える
見積もりを提示してもらうときに丁寧な説明をされるかどうか、会社としての姿勢はどのようなものか、短いやり取りの中でもこれらの点をじっくり見極めることが大切です。
分かりやすい言葉でこちらが納得するように誠意を持って説明をしてくれるか。しっかりと観察してみましょう。
材料や工事の仕様がわかる
見積もりは通常、工事の流れ順に項目が記載されています。
見積もりを読み解くことで工事の流れが分かりますし、使われている材料についても事前に把握することができます。
システムキッチンリフォームの見積もりに種類はあるの?
リフォームの見積もりには2つの種類があります。
概算見積もり
「概算」と呼ばれる通り、おおまかな金額を示した見積書となります。だいたいどのくらいの予算を用意しておけばリフォームができるのか。
簡単に知りたいときに役に立つ見積書です。
インターネットで複数の業者に一括見積を依頼する時など、業者から返答のある見積書はほとんどが「概算見積もり」となっています。
正式見積もり
概算見積もりに対して、実際の工事に必要な工事内容がすべて含まれている見積書が「正式見積もり」と呼ばれる見積書です。
詳細見積もりということもあります。
正式見積もりを出してもらうには、こちらの希望を詳細に伝えることはもちろん、現場を業者に調査してもらう必要があります。
この見積書に納得すれば着工となることが多く、追加工事が発生しなければ、正式見積書の金額がそのまま請求書の金額となるでしょう。
相見積もりについて
2社以上に同じ条件で見積もりしてもらうことを「相見積もり」と呼びます。
相見積もりのメリットは、「正確な内容で相場観をつかみやすい」という点です。
先に述べたとおり、リフォームには金額の正式な定めがありません。そのため、極端に高い金額を提示することも可能です。
相場よりもはるかに高い金額でリフォームをしてしまうと施主が損をすることになります。
そのため、リフォーム業者が相場にのっとった正しい金額を提示しているかどうかのチェックとして相見積もりが必要となるのです。
また、相見積もりであることを依頼する業者に伝えておくことで競争意識が高まり、相場よりも安い金額の見積書を提示してもらえる可能性も高くなります。
相見積もりでしっかりと見積書を比較するには、同じ工事内容であるということが絶対条件です。
リフォームの希望をコピーして各社に配るようにすれば、伝えるべき条件に漏れがなくしっかりとした見積書を作成してもらうことができるでしょう。
システムキッチンリフォームの見積もり内容と費用相場とは
見積書をもらったら、項目を一行ずつきちんと確認し、費用相場と照らし合わせて不自然なところがないかをしっかりチェックしておきましょう。
見積書に記載されている内容
見積書に記載されている内容の代表的なものについてご説明します。
工事項目
リフォーム工事の内容です。リフォーム工事全体に対して、どの部分の工事を行うかが分かるようになっています。
摘要(仕様)
「工事項目」の補足です。品番や色など仕様が書かれています。
単価・数量など
工事項目の単価と数量の項目です。単位が「式」となっているものは、一つずつの分類が難しい項目なので「1セット」として数えている工事項目となります。
金額(単価×数量)
単価に数量をかけて出されるのが工事項目ごとの金額です。この金額に消費税は含まれていませんので注意しましょう。
システムキッチンリフォームの見積書にある主な工事項目と費用相場
ここからは、リフォーム工事の見積書に記載されることの多い項目の内容と費用相場をまとめてみました。
仮設工事
仮設工事という名前から「何かを仮に設置する」というイメージを持つ項目ですが、設置しなくても「この工事のためだけに一時的に利用するもの」も仮設工事に含めて算出します。
仮設のトイレや足場が仮設工事に含まれるのはもちろん、工事のために一時的に使用する水道や電気、工事のための養生費が含まれることもあります。
工事金額全体の約1割~2割が費用相場です。
解体工事
リフォーム工事をするにあたって、何かを壊したり撤去したりする工事が解体工事です。費用相場はリフォームの規模によって大きく変わりますが、工事金額全体の約1割程度となることが多いようです。
木工事
木工事とは大工工事や造作・家具工事のことです。工事金額全体の約3割~4割を占める、リフォーム工事の中でもメインとなる工事といえます。
内装工事
壁紙やクッションフロアなど内装に関する工事が内装工事です。
リフォームの内容によって相場は大きく変わりますが、工事費用の約2割~3割となるケースが多いようです。
電気工事
照明器具の取り付けや電気配線が電気工事にあたります。
現在の電気容量の状態によって費用相場は大きく異なります。
衛生設備工事(給排水工事)
衛生設備(トイレや洗面、ユニットバス)などの取り付け費と本体価格がこの項目に含まれます。
住宅設備機器
キッチン本体価格や取り付け費がこの項目に含まれます。
キッチン本体のグレードによって価格が大きく変わる項目です。
諸経費
工事に関わる諸経費をまとめた項目です。
運搬費や消耗品費、現場管理費などが含まれています。
費用相場は工事全体の約1割~2割です。
キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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