2024年01月24日更新

監修記事

リフォームローンを一括返済するメリット・デメリットとは?

リフォーム時に組んだローンは、月々の返済以外にまとめて一括返済することもできます。一括返済することによってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?リフォームローンの一括返済の方法や注意点などについてご紹介します。

リフォームローンの一括返済とは

リフォーム ローン 一括 返済

リフォームローンの残債をゼロにすること

リフォームローンの一括返済とは、ローン残債を一括で返済してそれ以降の返済をゼロにすることです。

一般的にローンは借り入れている期間によって利息の計算が行われるため、一括返済を行えばトータルで支払う利息を通常の返済より少なくすることができます。

リフォームローンを一括返済するメリット・デメリット

リフォームローンを一括返済することにより、どのようなメリットやデメリットが起こりえるのでしょうか?

リフォームローンを一括返済するメリット

リフォームローンを一括返済した場合、完済した時点で残債がなくなるため、将来的に支払う予定だった利息が発生せず、出費を抑えることができます。

また、リフォームローン契約時に保証金、保証料を支払っていた場合は、一括返済によってローンが完済されるため、この保証料についても返金を受けることができます。

その他にも、一括返済でリフォームローンを完済すると、それ以降の返済が発生しないため、急な病気や景気の変動などで収入が減少しても、返済で家計が圧迫されるのを防ぐことができるのもメリットと言えるでしょう。

リフォームローンを一括返済するデメリット

一括返済を行う場合には、手持ちの資金で借り入れていた金額を返済します。

そのため、一括返済を行うと、貯金などの手持ち資金が大きく減少してしまうことが予想され、急な出費が必要となった際に対応しきれなくなることが考えられるのです。

もちろん、リフォームローンの一括返済を行っても十分な資金の余裕があれば急な出費があっても対応することはできます。

しかし、利息の減少などを目的として資金をほとんど返済につぎ込むのは危険ですので、多少利息が増えたとしても、ある程度資金の余裕ができてから一括返済を行った方が良いでしょう。

また、一括返済を行う場合は、通常の返済と違って金融機関側でさまざまな手続きが必要なため、手数料がかかる場合があります。

手数料の額は金融機関によって変わりますが、多い場合で約5万円かかることもあるため、一括返済を行う場合は、残り返済期間で発生する利息と手数料のバランスを考えるようにしましょう。

一括返済は利息の発生を減らし、月々の返済負担を無くせる便利な手法ですが、タイミング次第では金銭的なリスクが発生しやすくなるというデメリットがありますので、注意が必要です。

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リフォームローンの一括返済方法や手数料について

リフォームローンを一括返済する方法

リフォームローンの一括返済を行う方法は、まずリフォームローンを契約している金融機関に連絡し、一括返済したいという旨を伝えてください。

この時、手数料や返済額についての説明を受けることができますが、返済額については再計算が必要な場合もあるため、後日書面等で伝えられることもあるようです。

また、一括返済を行う際には、金融機関の返済口座に残金を振り込む必要がありますので、この口座についても返済額と合わせて金融機関から説明が行われます。

ただし、金融機関によっては月々の引き落としを行っている口座から残金をまとめて引き落とす形で対応する場合もありますので、このような場合には引き落とし日と引き落とし額が伝えられるでしょう。

リフォームローンを一括返済する際にかかる手数料

リフォームローンを一括返済する場合には、金融機関側で手続き等をおこなうため、手数料が必要です。

手数料の額は金融機関によって変わり、一括返済の場合は約5万円が手数料の相場ですが、一部の金融機関ではインターネット経由の申し込みの場合、手数料が無料となる場合もあります。

手数料の額については、金融機関によって大きく変わる傾向があるため、借入時に一括返済を行う可能性が高いという方は、最初から一括返済手数料がかからない、または安価な金融機関を選ぶと良いでしょう。

リフォームローンを一括返済する際にかかる利息

リフォームローンを一括返済した場合にかかる利息は、一括返済を行ったタイミングまでの利息です。

通常の利息はローン完済日までで計算されていますが、一括返済を行った場合は通常の返済に比べて借入期間が短くなるため、利息についても日数分少なくすることができます。

利息は元金の残りと金利によって計算されるため、一括返済では借入期間が短い状態、元金が多く残っている状態で行えば、より利息減少のメリットを得ることができるでしょう。

つまり、完済が目前に迫っている状態では、一括返済のメリットをあまり享受することができないということです。

リフォームローンの一括返済をするタイミング

子供が小学校を卒業するまでの比較的お金がかからない時期

子供が居るご家庭の場合、中学校や高校、大学への進学、在学中はさまざまな費用がかかります。

ただし、小学生の間は中学や高校、大学に比べて費用がかかりにくい傾向があるため、将来的に出費が増える前に一括返済してしまうと良いでしょう。

子供が独り立ちして自分が定年退職するまでの間

子供が独立すると、生活費や学業にかかる費用の負担がなくなるため、家計に余裕が出てきます。

子供が独立したら今まで子供にかかっていた費用を貯蓄し、ある程度まとまった額が貯まったらリフォームローンの一括返済を行うと良いでしょう。

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リフォームローンを一括返済する場合の注意点

リフォーム ローン 一括 返済

貯蓄のほとんどを使うようであれば一括返済は控えた方が良い

人生の中では、病気や怪我など、どうしても多額の金銭が急に必要となることもあります。

リフォームローンの返済で貯蓄をほとんど使い切ってしまうと、このようなトラブルが起きた際に借金をしなければならなくなったり、生活が厳しくなったりしてしまうでしょう。

リフォームローンの一括返済を行う際には、ある程度金銭的な余裕を残しておくことが大切です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】タクトホームコンサルティングサービス

タクトホームコンサルティングサービス

亀田融

一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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