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2020年02月21日更新
リフォーム会社選びのポイント!リフォーム会社の探し方も解説
リフォーム会社にはいろいろな種類があり、それぞれ得意な工事が違います。では、リフォーム会社は何をポイントに選んだら良いのでしょうか。リフォーム会社選びのポイントを詳しく知って、良いリフォーム会社を選びましょう。
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この記事の監修者株式会社フレッシュハウス樋田明夫営業戦略室 室長
リフォーム会社を選ぶポイントとは
マイホームに住み、数年経った頃にリフォームを検討する人も多いかと思います。リフォームは多額の費用がかかることも多く、失敗したくないもの。希望通りのリフォームをしてくれる会社を選ぶことが必要です。
まずは、リフォーム会社の種類を知り、メリット・デメリットを理解することが大切です。リフォーム会社といっても様々なタイプがあり、全体的なリフォームを専門としている会社や、ある一部分のリフォームに特化して工事を行う会社もあるのです。
次に、リフォームする目的、何を重視するかを考えてみましょう。リフォーム会社にはそれぞれ得意とする分野があり、水回りのリフォームが得意であったり、バリアフリーリフォームの施工の評判が良い会社があったりします。ご自分のしたいリフォームの目的に合った会社を選びましょう。
そして、注意すべき点は悪徳業者に依頼しないようにすることです。費用の安さや営業の押しの強さでリフォームを決めてしまうと、のちのち後悔する可能性もありますので、少しでも怪しい行動があれば一度期間をおいて様子を見るなど、慎重に判断しましょう。
契約を迫られたら一人で判断するのではなく家族や信頼できる人に相談したり一緒に話を聞くと良いでしょう。クーリングオフについてもキチンと説明を求めることが大切です。
よりよいリフォーム会社を見つけるために、見積もりは一社に絞らず、いくつかの会社に依頼するようにすることがおすすめです。時間をかけて自分の希望に沿ったリフォーム会社を見つけることで、満足のいくリフォーム結果に結び付くでしょう。
リフォーム会社の種類
リフォーム工事は、工事の目的・種類にあった知識や経験、専門性をもった会社に依頼することが大事です。
リフォーム工事をする会社には種類があり、設備の交換、デザイン性の重視、耐震改修専門など、得意分野があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、会社選びの際に参考にしてみてください。
リフォーム専門の会社
リフォーム専門の会社は、リフォーム工事だけに特化している会社で、リフォーム工事であれば小さな工事からリノベーションのような大きな工事まで全般的に行えるのが魅力です。
水廻り設備工事や内装工事・外壁塗装工事・増改築工事・耐震補強工事など幅広くこなせるため、不得意なリフォーム工事の種類がなく、安心して工事全般を任せられます。
リフォーム専門の会社は、大手から中小企業の会社まで規模も様々です。
メリット
大手の会社の場合、ショールームがあったり社員数が多かったりするため、流行に敏感で対応が迅速です。見積もりの合計金額を比較すると高額に感じることもあるかもしれませんが、工事内容の比較も重要です。
中小規模の会社の場合は、地域密着型の会社が多く、近くに会社や営業所があるため、問題や疑問があった時に比較的すぐ現場に来てもらうことができ、密にコミュニケーションを取りやすいという安心感があります。
デメリット
営業や工事担当によって対応に差がある場合があります。
しかし、疑問に思ったり、不満があったりする場合は、担当する営業所や本社、お客様サポートなどに問い合わせれば、担当を変えてもらったり、きちんとした説明や改善をしてもらうこともできます。
リフォーム部門を設置している住宅建築会社
住宅建築会社は、新築住宅を建てた方(OB客)のアフターメンテナンスや修繕を行っています。
社内にリフォーム部門または、独立したリフォーム会社で対応し、OB客だけでなく新規リフォーム客の工事も請け負っています。
メリット
住宅全体を総合的に扱っているため、間取り変更やリノベーション・耐震補強など、大規模な工事が得意なところはメリットと言えるでしょう。
デメリット
大手メーカーなど規模の大きな会社の場合、広告費・営業人件費に費用がかかるため、見積もりが割高になることもあります。
また、営業社員も複数在籍することから、担当によって対応がまちまちなこともあります。また提供している新築の建物とリフォームをしたい建物の工法が異なると実績が少ない場合がありますので見積を取る際に確認しておきましょう。
地元の工務店
メリット
地元の工務店は、地域の事情に詳しく地元の職人が実際に仕事をすることが多いため、職人との信頼関係ができており、安心して工事を依頼できます。
デメリット
たとえば水回りの工事の専門店など、工務店の中には複合的なリフォームを得意としない工務店もあります。しかし水回り関連の工事や設備が比較的安く見積もってもらえるなど工務店の特徴を知った上で依頼すると良いでしょう。
設計事務所
メリット
設計事務所が得意とするのは、耐震改修や増築・リノベーションなど設計が重要な工事です。また、デザイン性や建築法規の知識が必要な工事も向いています。
事務所や設計士によって得意なな提案、デザインやテイストがありますので、作品を紹介するホームページや紹介サイトのネットや雑誌などから好みや目的に合った建築家を探すとよいでしょう。
デメリット
建築設計事務所に依頼すると、工事費用以外に設計料や施工管理費が必要になりますので、費用がその分高くなるケースがあります。
また、設計事務所の中には、新築を専門としている事務所もあります。リフォームができるかどうかは事前に確認するとよいでしょう。
設備機器メーカー系のリフォーム会社
システムキッチンやユニットバス・洗面・トイレなど設備本体製造販売メーカーには、リフォーム工事を行う関連会社や工事会社のネットワークがあります。
メーカーの製品を使って、リフォーム工事も行っています。
メリット
メーカー専門のリフォーム会社は、商品の特徴や施工方法を理解しているため、施工がスムーズで、製品の保証に加え、工事保証が付くことが多くあります。
水回りの設備リフォームで使用する設備が決まっている場合、単純な交換工事などの場合ははおすすめです。
デメリット
水回りの設備といっしょに、内装や外壁など水回り以外のリフォームを行う場合には、他のリフォーム業者に依頼するため、見積もりが割高になり、工期が長くなる場合があります。
一部門のみ請け負う会社
屋根工事業者や塗装工事業者などの専門業者もリフォーム工事ができます。
専門業者は、外壁の塗装だけ、樋の取替えだけ、クロスの貼り替えだけなど、1つの工種(工事の種類)だけを工事します。
メリット
この場合、専門性に優れているため、質の高い工事ができることと、会社に工事を行う職人がいるため、リーズナブルな見積もりになります。
デメリット
一つの工事だけを請け負うため、工事中に発生した他の追加リフォームには対応しづらいでしょう。
例えばベランダを補修してから塗装するなど、他の業種の職人が必要になる場合は現場調査の際にチェックをお願いし、相見積を取るなど契約前に確認しておきましょう。
悪徳業者の見分け方
冒頭でも述べたように、リフォーム会社選びをする際に、悪徳業者は絶対に避けたい存在です。
住宅メーカーから紹介されるリフォーム会社は安心できますが、紹介料がかかってしまうので注意が必要です。優良な会社選びが楽にできるという点ではメリットですが、費用を抑えたい人にとってはおすすめできない方法です。
そこで、自ら優良な会社を見つけるポイントを紹介していきたいと思います。
まず、点検の依頼をしていないのに突然訪ねてきて点検をするという業者は注意が必要です。基本的にリフォームの現地調査はこちらが依頼してはじめて行われるものですので、点検をすると言われてもすぐに了承することがないようにしましょう。
こちらから依頼して現地調査をしてもらった場合でも、「今すぐリフォームしないと危ない」などと不安を煽るような言葉で焦らせる業者は、良い業者とは言えません。こちらの希望をしっかりと聞いて提案してくれる業者を選びましょう。
その他、相場より極端に安い見積もりを提案してくる業者にも注意が必要です。悪徳業者の場合、契約後に追加の費用が必要と言われ、最初の金額よりも高額な費用を請求される可能性があります。
悪徳業者に依頼してしまった場合、雑な工事を行われ、またすぐにリフォームが必要な状態にして短期間で工事費用を何度も払わせようとしてくることもあるため気を付けましょう。
リフォーム会社の費用相場
屋根のリフォーム
屋根塗装工事
- 費用相場:約30万円〜約40万円
既存の屋根材に合った塗料を塗装する工事です。傷みが比較的少ない場合に行います。塗料の種類によって、費用が変わります。
屋根重ね葺き工事
- 費用相場:約50万円〜約120万円
既存の屋根を解体しないため、葺き替え工事よりも費用を抑えることが可能です。
屋根葺き替え工事
- 費用相場:約70万円〜約140万円
既存の屋根を取り外して新しい屋根材を設置する工事です。既存の屋根の解体費や廃材処理費が発生し工期も長期間になるため、ほかの工事と比べて費用が高額になります。
水回りのリフォーム
キッチン
IHコンロへの交換 | 約30万円 |
システムキッチンの交換、内装のリフォーム | 約30万円~約150万円 |
浴室
浴室用暖房乾燥機の取り付け | 約15万円 |
浴槽、給湯器の交換 | 約20万円~約60万円 |
ユニットバスの交換 | 約60万円~約100万円 |
トイレ
便座の取り替え | 約3万円~約30万円 |
和式便所から洋式便所へ | 約50万円 |
耐震リフォーム
壁にブレースや接続金具を柱と柱の間に取り付ける | 約25万円 |
外壁材を剥がして耐震パネルを取り付け、新しい外壁材をかぶせる | 約65万円 |
屋根を軽い素材のものにする | 約80万円~約120万円 |
リフォーム会社選びのステップ
リフォームを依頼するにも、大手から中小の会社まで幅広く、またその数も多いため、どこに依頼すればいいか決めるのは難しいと思います。
リフォーム会社を選ぶにあたっての手順を知って、自分の求めるリフォームをしてくれる会社を見つけましょう。
希望のリフォームに対応したリフォーム会社を調べる
上記で述べたように、リフォーム会社はたくさんの種類があります。その中から自分が思い描いているリフォームをするのに最適なリフォーム会社を探していく必要があります。
大手ハウスメーカーのリフォーム会社は、自社で扱っている工法や、建材などについての知識と経験が豊富で、他のメーカーのものであってもほとんどの場合対応してくれるという利点があります。
デザインやオリジナル性にこだわりがある人は、設計事務所などに依頼することがおすすめです。しかし、当然ながらデザインには建築士の好みが強く表れるので、自分の希望するイメージとかけはなれていないか注意する必要があります。
会社の情報を収集する
リフォーム会社の種類を知ったら、もっと詳しく情報を収集しましょう。リフォーム関連の雑誌や、会社の情報をまとめたサイト、口コミや評判などが参考になります。
候補をだんだん絞れてきたら、その会社がどんなリフォームを実際行っているのかを知りましょう。会社案内、パンフレット、事例や適正な価格表が載ったWebサイトなどを活用することで情報を得ることができます。
候補の会社に資料請求をすれば、リフォーム会社から電話がかかってきたり、メールが来たり、突然訪問してきたりすることもあります。
まずは気軽に考えているプランを相談してみましょう。すべてを話す必要はありませんし、相談途中でプランが変わっても契約成立前の段階なのでかまいません。そこからより詳しく質問などされる内容によってもプランニングに差が出てきます。
担当者のレベルをチェック
自分の思い描いていたリフォームと実際のリフォームが全く違った、ということが起きないためには、思い描いているイメージをしっかり捉えてくれる担当者の存在が必要不可欠です。
話を確認しながら最後まで聞いてくれる、メモをきちんと取っている、話を途中で遮らないなど基本的な対応に好感が持てるか、打ち合わせ中に気にしながら話をしてみてください。また素人が考えたプランから、何が不満なのか不便なのかをキチンとヒアリングしてくれる会社は良い提案が期待できるでしょう。
現地調査を依頼する会社を絞り込む
それぞれの会社の種類を知り、複数の気になる会社の情報を収集したら、比較検討をしてさらに絞り込んでいきましょう。
住まいがより暮らしやすくなるように、自分がしたいリフォームが得意分野な会社を比べていくと、どこに依頼するかが自然と絞れていくでしょう。
見積りの値段で決めてしまうよりも、見積りまでの過程の中で、担当者との相性、自分の理想を叶えてくれる会社であるかなどの観点から会社選びすることをおすすめします。
依頼先の決定
リフォーム会社をある程度まで絞りこんだら、現地調査を行います。実際にリフォームする箇所の採寸や状況確認をし、見積もりと大体のプランを出してもらいます。
その際には、プランがリフォームを分かりやすくイメージしやすいものであるか、自分のイメージと相違がないかに加えて、担当者の立ち振る舞いを観察することも重要です。
また、気になる点があればどんどん質問して、その会社の知識量やできることを把握しましょう。
契約時の注意点
見積もりとプランを検討して、納得できればその会社と契約となります。契約は書面で行います。契約書の説明を受けてすぐに押印する必要はありません。持ち帰ってよく契約書の内容を確認し、納得できれば契約を結びましょう。
契約書にはたくさんの事項が書かれていますが、特に「遅延損害金」「瑕疵担保責任」「紛争が起きた際、どの裁判所で行われるか」についてはよく確認し、不明な点があれば必ず質問しましょう。
優良なリフォーム会社を見つけるには?
ここまで説明してきたリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
