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2023年09月29日更新
リフォームの見積もりで比較!何に注意すればよい?
リフォーム工事を行う際に気になるのが工事の費用ですが、事前にどれくらいの費用がかかるかは見積もりで知ることができます。リフォーム工事を依頼する業者を選ぶためには、どのように見積りを比較すれば良いのでしょうか?
目次
リフォームの見積もり・・・数社の見積もりは必要?
リフォーム工事を行う際には、複数社に見積もりを依頼し、その見積り内容を比較した方が良いと言われています。
この手法は「相見積もり」と言いますが、なぜ相見積もりを行う必要があるのでしょうか?
リフォーム工事は、同じ工事だからと言ってどの業者に依頼しても同じ工事を行うと言うことはほとんどありません。
シンプルな工事、例えば既存の設備を交換するだけのリフォームを行う場合はどの業者に依頼しても工事内容がほとんど変わらないということもあります。
しかし、内装の全面リフォームなどの大がかりな工事では、工事の流れそのものが違うことも少なくないのです。
こういった場合、1社のみに見積もりを依頼すると、工事の手順や使用する材料の種類、その他工事にかかる経費などが本当に相場通りかを判断することができません。
つまり、相場とずれた価格や適正ではない工事方法だったとしても判断することができず、気づかずに損をしていたり、将来問題が出てきたりすることがあります。
このようなトラブルを防止することができるのが、相見積もりという方法です。
相見積もりを行えば、それぞれの業者別に工事内容や工事費用を比較して把握することができるため、費用や工事方法によるトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
また、相見積もりを行えば、見積もりを依頼した際に業者がどのような対応をしているかについても比較することができます。
細かなプラン変更に対応してくれる業者や、見積もり時に依頼した目的に対し、複数のプランを用意してフレキシブルな対応を取れる業者なら、多少割高でも満足度の高いリフォームを行うことができるでしょう。
リフォームを行っている業者は、顧客が満足できるよう努力している会社がほとんどですが、依頼主と相性が良いか、条件がマッチするかはすぐに判断することができません。
相見積もりを行うことで、工事方法や予算だけでなく、依頼者が求めているリフォームに合う業者を選びやすくなり、より満足度の高いリフォームを行うことができるようになるのです。
リフォームの見積もり書は何の項目をチェックする?
リフォーム工事用の見積もり書を受け取った際には、どのような項目を重点的にチェックすると良いのでしょうか?
見積もり書には、工事の内容と作業手順ごとにかかる費用などが記載されていますので、まずは工事の内容と作業手順を見積もり書同士で比較します。
もし、工事内容に違いがある場合には、なぜその作業が必要なのか、どうして不要なのかを業者に確認すると良いでしょう。
また、見積もり書に記載された価格についても比較が必要です。
見積もり書には、合計の価格以外にも作業ごとに価格が記載されていますので、同じ作業同士を比較し、価格がどの程度違うかを確認します。
価格については、使用する建材のグレードによって大きく変わる部分ですので、見積もり書の比較を行う際にずれが生じないよう、できる限り見積もり依頼時に使用する建材を確定させておきましょう。
その他、追加工事の有無や追加費用についても確認が必要です。
壁を解体する工事や水回りの工事では、外部から劣化状況や故障状況を確認することが難しく、解体時にはじめて問題が発覚するということがあります。
このような場合にどのような対応を行うかについても、見積もり書と同時にあらかじめ確認しておきましょう。
同様に、見積もり書に記載されていない工事が発生した場合の扱いについても確認しておくことが大切です。
リフォームの見積もり書の比較で注意すべきこと
リフォーム工事を依頼する際には、事前に相見積もりを行うことが重要なポイントですが、見積もり書を比較するためにはどのような点に注意しておく必要があるのでしょうか?
まず大切なのは、業者に伝えるリフォーム工事の内容を必ず同じにするということです。
相見積もりを依頼しているのに、ある業者にはトイレ回りだけ、他の業者にはトイレと洗面台といったような依頼をしてしまうと、工事内容が別のものになってしまうため、内容を比較することができません。
複数箇所を含めたリフォームなら、個別に比較すればその部分について内容を比べることができると思われるかもしれませんが、複数箇所の工事の場合、セット割引などによって個別の価格が相場と違うことも多いのです。
また、工事で用いる設備や資材のグレードにも注意しておきましょう。
上の項目でも少し触れていますが、業者に見積もり書を依頼する際に、使用する設備や資材のグレードが違うと単価がずれてしまうため、価格を適切に比較することができなくなってしまいます。
建材の違いによってどの程度価格が変化するかを知りたい場合には、見積もり依頼時に相談し、同一の業者に設備や建材違いの見積もり書も作ってもらうようにしましょう。
相見積もりを行う場合は多少手間がかかりますが、見積もり依頼時に使用する建材別に複数の見積もり書を作ってもらうか、1種類の建材で見積もりを作り、依頼先を決めてから建材の相談をする方法があります。
その他に、内装や外装のリフォームでは、施工面積が見積もり書に記載されていますので、本来の施工面積とのずれが無いかどうかを確認しておきます。
基本的に施工面積については、現場で担当者が計測して記入する項目ですので多少のずれはありますが、本来の面積に比べて広すぎたり狭すぎたりする場合は注意が必要です。
合計金額が安く見えたとしても、見積もり書を細かく確認すると数量が少なめに記載されていたということもよくあります。
見積もり書を比較する際には、価格やプランだけを見るのではなく、作業ごとに施工面積などの数量や単価についても確認し、他とずれが無いかどうかを把握しておきましょう。
見積もりの比較で決める!リフォームは誰に頼む?
相見積もりを行ってリフォーム工事の見積もりを比較する場合、前述したようにグレードや数量を揃え、工事内容についても条件を合わせる必要があります。
前提条件をしっかりと合わせた上で相見積もりを依頼すれば、見積もり書の内容を比べるだけで業者間の違いを把握することができるようになるため、価格や工事内容に満足できる業者を選びやすくなるでしょう。
ただし、価格についてはなぜこの価格になっているのかという点を考える必要があります。
一見、他社と比較して施工費用が高い業者だったとしても、将来的なトラブルの発生を防ぐために見えない部分まで手を入れる前提で見積もりを作っているかもしれません。
例えば、キッチンのリフォームで内装とシステムキッチンの交換だけを考えて見積もりを出している会社の中に、将来的な不具合の予防として配管の交換まで考えている業者があると、その分価格は高くなるのです。
見積もりを比較する際には、価格だけで判断するのではなく、「なぜ他と違うのか」をよく考え、価格が違う理由が納得できるものであれば、価格の差ではなく他の部分で比較した方が良いでしょう。
また、見積もり書に記載されている数量については、使用する建材の量や作業内容まで細かく記載している業者と、全てまとめて「一式」としている業者とがあります。
一式で記載されている場合、使用する資材や設備の単価を把握することができないため、個別に明細を確認するか、業者に連絡して工事内容の詳細について確認しておきましょう。
同じ工事ならどこに依頼しても作業手順や使用する資材はほとんど同じと思われがちですが、実際の工事では同じ箇所に同じようなリフォームを施す場合でも、作業手順や作業内容は業者によって変わります。
作業内容の違いや使用する資材の違いによっては、完成時は問題なくとも、将来的な問題の起こりやすさや使い勝手が変わってしまう可能性があるのです。
リフォーム工事を依頼する業者を選ぶ際には、これらのことに注意し、できるだけ同じ条件、表記の見積もり書に揃えなければなりません。
見積もり書の内容をできる限り統一することにより、どの業者が自分達のリフォームに向いているかを判断しやすくなります。
相見積もりによる業者の比較は手間のかかる作業ですが、将来的にリフォームで後悔しないためにも、できる限り時間をかけて納得できるまで検討し、工事を依頼する業者を選びましょう。
リフォームする際のポイント
もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。
リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。
正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。
その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。
それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。
複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。
このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。
「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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