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2019年12月18日更新
リフォーム会社から見積もりを取る際のポイントを解説!
リフォームの見積を取るときに準備すべき事柄から、相見積もりとは何かを説明します。相見積もりの取り方から進め方、注意点、見積もりの見方まで紹介していきます。また相見積もりで見られる各社の見積もりの違いの理由と見積もりを取るときのマナーについても確認していきましょう。
目次
見積もりを取る前に準備することとは?
リフォーム内容に合った正確な見積もりを取るためには、見積もりを請求する前に次の4つの項目について準備しておくことをお勧めします。
① インターネットなどでリフォームに関する情報を収集しておく
リフォームといっても内装の一部のリフォームから壁を取り壊すほどの大きなフルリフォームまでいろいろな規模のものがあります。
リフォームの基礎知識としてどのようなリフォームがあるのかを事前に調べておくと、ご自身の目的にあったリフォームについて業者と話しやすくなります。
② リフォーム費用の相場感を掴み予算を組んでおく
リフォームの見積もりが出てきたときに検討しやすいように、目的とするリフォーム内容をインターネットなどで検索して、価格相場を調べておきます。
相場価格を知れば、予算も立てやすくなります。
③ 不満点や要望を家族で話し合いまとめておく
家族と話し合いの結果、現在の住宅の不満やリフォームの要望をはっきりさせておくと、リフォーム内容が具体的になります。
またリフォーム発注後に内容の変更をするなどのトラブルも避けらるでしょう。
④ リフォームの目的を明確化しておく
最終的な見積もりに近い見積もりを得るためには、何を目的にしたリフォームかを明確にしておくことが大切です。
相見積もりとは?取り方から取るときのポイント
相見積もりとは「複数業者に見積もりを頼むこと」
「相見積もり」とは、複数業者に見積もりを出してもらい、その内容と費用を比較検討することです。
相見積もりの目的は「業者の比較」
数ある業者から依頼した仕事の内容とその費用を比較した結果、リフォームを依頼する業者を決めやすくなります。
相見積もりを取るときのポイント
相見積もりを依頼する際には、次のようなポイントを抑えておくと業者を比較しやすくなります。
①必ずリフォーム業者に予算を伝える
見積もりを依頼するときには、希望するリフォーム内容を伝えるのと同時に予算を伝えておくことも大切です。
リフォーム業者はその予算幅に合わせた具体的なリフォーム案を提供できるからです。
②見積もりが無料か有料かの確認
最初の見積もりは無料で行うという業者がほとんどです。
しかし作図作成を含む見積もりは料金が発生することがあるので、見積もりが無料か有料かは事前に確認しましょう。
③各社に相見積もりであることを伝える
具体的なリフォーム業者名を出す必要はないのですが、相見積もりの依頼だと伝えると、各業者とも競争心が働き、よりリーズナブルな提案を受けられます。
④各社に同じ条件を伝える
見積もりを比較しやすくするために、内容や予算などは必ず同じ条件を提示して見積もりを作ってもらいましょう。
⑤現在の住まいの間取りがわかる書類を用意しておく
業者からリフォームに必要な書類として、現況の図面が求められることがあります。
見積もりを受け取るまでの時間を節約するために、必要書類は見積もりの依頼前に用意しておきます。
相見積もりの流れ
相見積もりを取るためには、次のような手順で行います。
- 約8社を比較検討しその中から絞り込んだ2~3社から見積もりを取る
- インターネットで概算見積もりを取る
- 現地調査を受けて正式な見積もりを取る
それでは、それぞれの見積もりの取り方の詳細を説明します。
1.2~3社からの相見積もり
相見積もりは、2~3社から取るようにします。
少しでも安くリフォームを済ませたいと思ってたくさんの業者に問い合わせていると、打ち合わせに時間を取られる上にその内容も混乱してしまいます。
2~3社から見積もりを取れれば相場価格もわかりますので、事前に8社前後をピックアップして検討したら、実際に見積もり請求をするのは2~3社程度にしておきましょう。
2.インターネットによる概算見積もり
概算見積もりを取るには、インターネット上のリフォームサイトを使うと便利です。
希望するリフォームを入力して検索すると、リフォームサイトに登録されている多数の業者の中から条件に見合う業者がヒットします。
現地調査を含む正式な見積もり
現地調査を含めた見積もりは、概算見積もりよりも正確な見積もりになります。
オーナー立会いの下、実際に寸法を測る現地調査により、図面からはわかりにくい詳細がはっきりするので、数量などの点で最終見積もりに近い見積もりが作成されます。
相見積もりを取るときのチェックポイントとは?
見積もりを取ることは、リフォームにかかる金額を知るだけでなく、リフォーム会社と直接やり取りできるいい機会です。
その機会を使って、ご自身のリフォームプランを叶えてくれるリフォーム会社を見つけましょう。
信頼できる業者を見つけるためのチェックポイントは、時間を守れることとプロならではの説明です。
この二点ができる業者は信頼できる業者のひとつと考えていいでしょう。
① 現地調査などで時間厳守
リフォームを気持ちよく進めていくために、お互いの信頼関係を築くことが大切です。
その手段のひとつが、約束の時間を守ることです。
リフォームには現地調査から始まり、打ち合わせ、さらにはリフォームの工期などたくさんの日程が組まれます。
見積もりの段階から時間厳守ができないような業者は、リフォーム着工後にも工期の遅れなどが予想されますので、その業者を信頼することは難しいでしょう。
② プロならではの説明や提案
リフォームでは素人にはわからない専門用語などもあり、それらをわかりやすく説明してくれることこそプロの仕事と言えます。
またご自身の希望するイメージに合わせたプロならではの提案も期待したいところです。
リフォーム発注者の親身になり、プロとしての説明や意見を提案する業者こそ信頼できる業者といえるでしょう。
相見積もりの見方とチェックポイント
相見積もりを受け取ったら、チェックすることは次の通りです。
- 見積書の作成日を確認する。
- 商品名などの詳細を確認する。
- 諸経費が総工事費の何割になっているか確認する。
それぞれの項目の詳細を見ていきましょう。
見積書の作成日を確認
見積もりは条件に応じて何度も書き換えられることがありますので、最新の見積書をすぐ見つけるために作成日が重要です。
見積書を受け取ったらまず最初に作成日が正しいかどうかを確認します。
商品名・単価・数量を確認
打ち合わせた通りの商品名かどうか、また単価や数量が正しいかも確認します。
詳細な打ち合わせをしていなくても、相見積もりでほかの見積書と見比べれば、必要とされる数量には大体の見当が付けられます。
適当とされる数量と大きく異なっていれば、その見積書はあまり正確でないまま作成された可能性があります。
諸経費・総工事費・材料費のバランスを確認
見積書では、諸経費用と総工事費用などの全体のバランスを見ることが大切です。
リフォーム費用には、諸経費、工事費、材料費などの項目がありますが、つい材料費の「○○%引き」などの文字に目が行ってしまいます。
値引き率に気を取られていると全体のバランスを見損ねて、材料費が安かったのに工事費や諸経費が高くて総費用は安くなかったというケースが見られますので、リフォーム費用は全体のバランスで見るようにしましょう。
なぜリフォーム費用は業者によって違うのか
同じ条件で見積もりを請求したにもかかわらず、見積もりを比較してみると内容が違うことがあります。
どうしてそのようなことが起こるのか、その理由には次のようなことが考えられます。
各社で要望の叶え方が違う
要望するリフォームを実際にどのように行うかは、業者によって違います。
たとえば床の張替えを依頼した場合、床材の張替えのみを行う業者もあれば、下地の補修も含めて行う業者もあります。
つまり同じリフォームの要望に対しても業者によって内容が異なるため、見積もりも変わってくるということです。
材料の仕入れ価格に差がある
同じ商品名だけれど単価が違う場合があるのは、各社にはそれぞれの仕入れルートがあり、それによって価格が変わってくるからです。
また価格よりも品質を重視する業者なら、似たような材料でもその価格は上がります。
工事費の差
同じ工事の内容でも、その工事費用は業者によって違います。
なぜならば、職人の技術やスピードが工事費用に反映されるからです。
またリフォーム工事では、下地や壁の中の配管・配線などどこまで手を加えるかの見解がリフォーム会社によって異なることも少なくありません。
工事範囲が異なれば、工事の出来映えや工事費にも差が出ます。
各社で得意分野が違う
リフォーム業者にもそれぞれ得意分野があり、同じリフォームでも職人の腕次第でいい仕上がりで工費も安くなる場合もあれば、残念ですが仕上がりに納得できず、高くついたということもあります。
そのため各社の得意とするリフォームを事前に確認してから、見積もりを依頼するのがいいでしょう。
見積もりを取るときの注意ポイントは?
見積もりを取るときに注意すべきポイントは、一式見積もりかどうか、極端な価格の開きがあるかどうか、そして業者が推薦してくるキャンペーン価格の真意です。
一式見積もりに注意
見積書の中には「一式見積もり」の場合があります。「一式見積もり」とは材料費や工事費をまとめて価格が記載されている見積書で、詳細が省いてあるために素人目にも見やすい見積書です。
しかし一式見積もりを出してくる業者は、後から材料費や工事費を上乗せしてくることも考えられますので、一式見積もりの場合は見積もりの詳細を確認するようにしましょう。
極端に安い価格や高い価格に注意
相見積もりだとわかっていると、特別に安い価格を提示してくる業者もありますが、これは悪質業者の典型的な手口のひとつです。
この手口を逆手にとって、あえて高い価格を提示する業者もいますので、悪質業者に引っかからないためにリフォームの相場価格を事前に調べておき、相場価格とかけ離れた金額を提示した業者には注意をしましょう。
キャンペーン価格に注意
「キャンペーン価格だから急いで契約を!」と契約を急がせるリフォーム業者には注意が必要です。
少しでも契約数を増やしたい業者の都合ということもありえます。
顧客を焦らせずに親身になってくれる業者の方が信頼できます。
ただしそのキャンペーン価格も契約するまでに十分猶予があるならばメリットも多いので、キャンペーンの期間と契約締結までの期間は確認しましょう。
割引価格に注意
割引価格で客を釣り、ほかの諸経費や工事費などを高くする業者もいますので、割引価格などの言葉に乗せられないようにして、見積書のバランスを見るようにしましょう。
マナー違反!相見積もりでやっていはいけないこと
相見積もりを取る際に、やってはいけないことや業者に対してマナー違反となることがあります。
電話やメールのやりとりだけでリフォーム会社を選ぶ
リフォーム会社は見積もりを出してもらってから選ぶのが正当です。
電話やメールで価格はいくらだというのでは証拠とならず、後々受け取った見積書には別の金額が書かれていたというケースもあります。
リフォーム会社は電話やメールのやり取りだけで決めるのではなく、正式な見積もりを依頼し、見積内容の説明をきちんと受けてから選ぶ様にしましょう。
他社の見積もり価格を利用しての値引き交渉はマナー違反
別の会社の見積もりを見せて値引き交渉することは、マナー違反です。
相見積もり自体を嫌う業者もいますし、競合相手の価格を見せて値切るのは交渉相手に失礼です。
リフォームプランを変える
見積もりが出た後にリフォームプランを変えることはできますが、リフォーム業者にとって二度手間になり好まれません。
業者によっては、プラン変更はいつまでと日時を規定している業者もあります。
業者と気持ちよく交渉を進めるためにも、リフォームプランは詳細な打ち合わせをしましょう。
フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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