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2019年09月19日更新
【台所リフォームの見積もり】費用相場&注意点
料理する人にとって快適で使いやすい場所にしておきたいキッチン。キッチンに使いづらさを感じたり劣化症状が現れたら、キッチンリフォームをすることで機能性や快適性がアップします。この記事ではキッチンリフォームの費用相場や見積もりについてご紹介します。
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- 監修者亀田融
目次
台所リフォームの種類と費用相場
システムキッチンにはいくつか種類があります。
それぞれのメリット・デメリットや費用相場をご紹介します。
I型システムキッチン
I型システムキッチンはシンク、調理スペース、コンロが一列に配置されたキッチンのことです。
I型システムキッチンのメリットは、狭いスペースでも設置可能で最も費用が安価なところでしょう。
一方、デメリットは、居住スペースからキッチンが丸見えになってしまったり、壁と向き合って料理をするためリビングにいる家族とコミュニケーションが取りづらいことなどがあります。
I型システムキッチンの費用相場:約20万円〜約150万円
L型システムキッチン
L型システムキッチンは、文字通りL字型に設備が設置されているキッチンのことです。
L型システムキッチンのメリットは、シンクとコンロの距離が近いため使い勝手が良く作業するスペースが確保できるとこでしょう。
一方、デメリットは、コーナー部分がデットスペースとなり使いづらくなることがある点です。
L型システムキッチンの費用相場:約30万円〜約160万円
ペニンシュラ型システムキッチン
ペニンシュラ型システムキッチンとは左右のどちらかが壁に接している対面キッチンのことです。
ペニンシュラ型キッチンのメリットは、対面式のため開放感が得られるのと間取りの制約がほとんどないことでしょう。
一方デメリットは、リビングから手元が見えやすく、はねた油が壁付けキッチンより周りにつきやすいところなどです。
ペニンシュラ型システムキッチンの費用相場:約36万円〜約150万円
アイランド型システムキッチン
アイランド型システムキッチンは、島のようにどの壁にも接していないキッチンのことです。
アイランド型システムキッチンのメリットは、スタイリッシュでおしゃれな空間にでき、調理中の移動がしやすいことでしょう。
一方デメリットは、設置するためには広いスペースが必要なことや、キッチンが周囲から丸見えになりやすいことなどがあります。
アイランド型システムキッチンの費用相場:約48万円〜約200万円
台所リフォーム費用に影響するものとは?
キッチンのリフォーム費用に影響するものには、どのようなことがあるのでしょうか。
キッチンのグレード
システムキッチンには、各メーカーにそれぞれグレードが設定されています。
キッチンのグレードは一般的に下位モデルのシンプル、一般モデルのスタンダード、上位モデルのハイグレードの中から選ぶことができます。
下位モデルは価格が安価ですが、その分機能もシンプルなため使いづらく感じる可能性もあるでしょう。
キッチンはほぼ毎日使用する場所だからこそ、自分にあったグレードを選ぶようにしましょう。
キッチンのオプション機器
キッチンにどのようなオプション機器をつけるのかによって、費用は大きく異なります。
例えば、シンク・水栓(自動か手動か)・ビルトイン(食洗機やオーブンなど)・レンジフード・ワークトップ(ステンレスか大理石調なのか)などがあり、セミオーダー式になっています。
それぞれどのようなオプションを選ぶのかによって費用が変わるため、費用を抑えたい場合は予算を考えながらオプションを決めていきましょう。
台所リフォームの費用別リフォーム事例
次に、台所リフォームの費用別リフォーム事例をご紹介します。
50万円以下
50万円以下の台所リフォームには以下のような事例があります。
- カップボードの設置
- 食器洗い乾燥機の交換
- IHクッキングヒーター、ガスコンロの交換
- レンジフードの交換
50万〜100万円以下
50万〜100万円以下の台所リフォームには以下のような事例があります。
- 既存の壁付けキッチンからI型システムキッチンに交換
- 既存の壁付けキッチンからペニンシュラ型システムキッチンに交換
100万〜150万円以下
100万〜150万円以下の台所リフォームには以下のような事例があります。
- 既存ペニンシュラ型キッチンの吊り戸棚を無くし、新しいペニンシュラ型システムキッチンに交換
- 特注のシンクと作業スペースを拡大したキッチンに交換しキッチンカウンター設置
150万〜250万円以下
150万〜250万円以下の台所リフォームには以下のような事例があります。
- キッチンの壁を壊し広いLDKにしてキッチンは最新のシステムキッチンに交換
- 最新のペニンシュラ型システムキッチンに交換しワインセラーと電話台を兼ねた造作棚を設置
- 壁付けキッチンから対面型キッチンへ交換
250万円以上
250万円以上の台所リフォームには以下のような事例があります。
- タイルで装飾したりハイグレードのペニンシュラキッチンの設置
- ダイニングやリビングを一体化しアイランド型キッチンへ
台所リフォームの見積もりに含まれるもの
台所リフォームの見積もりにはどのような費用が含まれているのかご紹介します。
キッチン本体の費用
まずは、キッチン本体の費用です。本体価格はメーカーによって決められていますが、リフォーム会社の見積金額はメーカー価格から20~40%程度割引されたものになるのが一般的です。
グレードや種類の目安となるため、商品名や型番が記載されているか確認しましょう。
仮設工事費
仮設工事費とは、キッチンリフォーム前に家や家財を傷つけないように行う養生や施工後のクリーニング費用のことです。キッチンリフォームを行う際に必要な経費となります。
解体工事費・処分費
解体工事費・処分費とは、既存のキッチンを外し処分する費用のことです。
見積書では工事費などに含まれている場合もあります。
台所リフォームに伴う工事費
工事費には電気工事や水道工事など、台所リフォームに伴う各種工事費が含まれています。
工事費として全ての工事費用が含まれている場合と、各種工事ごとに記載されている場合とがあります。
諸経費
諸経費とは一般管理費や現場管理費用、リフォーム会社の利益などが含まれています。
一般的にはリフォーム総額の何%と決まっており、リフォームに必要な経費となります。
台所リフォームの見積もりの取り方
台所リフォームを考えたときにどのように見積もり依頼をすればいいのでしょうか。
詳細を見ていきましょう。
見積もりの流れ
まず、見積もりはどのような流れとなるのかご紹介します。見積もりの流れは以下の通りです。
- 見積もり依頼をする
- 現地調査が行われる
- 見積もりが提出される
- 契約する
見積もり依頼し、違う会社の方がいいと感じたら見積もりを依頼した会社に断りを入れます。
また、契約する前に分からないことや不安に思うことがあった場合は必ず担当者に確認しましょう。
見積もり時に伝えること
見積もり時には以下の項目について伝えます。
- どのように台所をリフォームしたいのか
- 希望するシステムキッチンのグレード
- 必要とする機能やオプション品(食洗器、浄水器、IHクッキングヒーター、カップボード 等)
- 家の築年数
- 台所リフォームの予算
- 台所リフォームの時期
上記のことを必ず業者に伝えることで、業者はより詳細な見積もりを作成することができます。
特に予算はオプション設備などで膨らみやすくなるため、どのような設備が必要なのかを考えておくといいでしょう。
台所リフォームの見積もりの注意点
台所リフォームの見積もりを依頼するときに注意する点がいくつかあります。
具体的にどのようなことなのか見ていきましょう。
補修が必要か確認する
台所は水回りのため、シンクなどの床下部分が腐食していたりすると床組や基礎部分を補修する必要があります。
また古くなった配管は、キッチン工事に併せて交換しておいた方が良いでしょう。
その場合、通常の台所費用の他に床や基礎部分の補修費用がかかる可能性があるため、現地調査をした段階で補修が必要か確認しておきましょう。
追加工事について
追加工事とは見積もり時には想定されていなかった工事のことです。
キッチン設備を撤去して初めて問題のある箇所が確認できる場合があり、見積もりには記載されていない工事が必要になるケースがあります。
もし追加工事が必要となったら、トラブルを避けるためにも口約束だけで依頼せず、きちんと再見積もりを依頼して書面で残してもらうようにしましょう。
また、業者によってはリフォームに伴う電気工事などは請け負っていない可能性もあり、その場合は別途費用がかかる可能性があります。事前に確認しておきましょう。
具体的なリフォーム内容について業者と確認する
詳細な見積もりが欲しい場合は、依頼する際に具体的な希望を業者に伝えることが大切です。
詳細な希望を伝えることで業者もイメージしやすくなり、より具体的な見積書やプランを提案してくれるでしょう。
複数社に見積もりを依頼する
見積もりを取るときの大原則は、複数社に見積もりを依頼することです。
しかし、多過ぎても見積もり条件がブレてしまう可能性があるため、2〜3社程度に絞って依頼します。
また、見積もり依頼を複数社にする場合は、必ずキッチンの商品やグレードなどを統一して同じ条件で依頼するようにしましょう。
台所リフォームの費用を抑えるコツ
次に、台所リフォームの費用を抑えるコツをご紹介します。
システムキッチンの標準品を利用する
台所リフォームの費用を抑えるコツとして、システムキッチンの標準品を利用するという方法があります。
標準品とは各メーカーの標準モデルのことでオプションを選ばない限り比較的安価でリフォームすることができるでしょう。
また、リフォーム業者でもキッチンが得意な業者を利用することで、キッチン本体の価格が通常より安くなったり、キッチンリフォームを主に扱っているため工事費などが安くなる業者もあります。
このようなリフォーム業者を探し、安心して依頼できるリフォーム業者を選ぶといいでしょう。
キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、キッチン・台所リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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