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2019年09月19日更新

外装塗装の見積もりからわかる注意点について解説

建物の外壁塗装が劣化していて外装塗装を考えている場合、どの程度の予算が必要なのか、どのような見積もりになるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では外装塗装の見積もりを取った時にわかる注意点などについてご紹介します。

  • 【監修者】タクトホームコンサルティングサービス
  • この記事の監修者
    タクトホームコンサルティングサービス
    亀田融

見積もりを読み解くために知っておきたい外装塗装の流れとは

外壁 塗装 見積もり

外装塗装依頼時に提出される見積もりの内容を理解するためにも外装塗装の工程について知っておくことは重要です。

外装塗装の流れ

外装塗装の工程は、一般的に次のようになります。

1. 足場設置

塗装作業を安全にまた効率よくするために、塗装を行なう場所の周りに足場を設置します。

足場設置の専門業者に依頼している場合もありますし、外装塗装業者が足場を組むという場合もあります。

また足場には、隣地や前面道路へ塗料や高圧洗浄水が飛散しない様に、飛散防止用のシートを設置します。

2.洗浄

高圧洗浄機で外壁の洗浄を行います。

高圧力の水で下地となる部分の外壁の汚れなどを一気に落とします。現在では、外壁塗装を実施する場合には必須の工程ですが、高圧の水圧によって傷むような素材の外壁の場合には実施しないこともあります。

3.下地処理

下地処理は、既存の壁や屋根材などにしっかりと新しい塗料が塗れるようにするためにさまざまな処理を施す工程です。

塗装面のヒビ割れをパテなどで埋め塗料を塗りやすくする補修や、金属部分が膨張し壁が剥がれ落ちている箇所にモルタル材等をつめる作業などが行われます。

4.下地調整

コーキング工事という目地のシーリングを打ち替えたり打ち増したりする補修を実施する工程です。

また崩れている部分などがあればパテなどで埋めて補修します。

これらの作業で壁を平滑にするのですが、外壁塗装工事の中でも重要な工程の一つとなります。

これらの作業で新しい塗料を壁に塗りやすく塗料を安定させることが可能となります。

5.養生

養生は、塗料がついてはいけない箇所にビニールシートやテープなどを貼り汚れないようにカバーする作業です。

塗装を行わない部分にビニールシートや養生用のシート、マスキングテープなどを使って養生します。

6.下塗り

下塗りでは、仕上げ用の上塗り用塗料がしっかりと壁に定着するように下地用の調整剤が塗られます。

下地調整の一部とも言えるでしょう。

一般的には下塗り専用の塗料シーラーが塗られます。

シーラーが既存の傷んだ壁の中に浸み込んで固まるため後からの塗料が塗りやすくなります。

7.中塗り

中塗りは、上塗りと同じ塗料を使用した1回目の塗装作業です。

専用の中塗り用塗料を用いる場合もありますが、その場合には上塗り塗料をその上に塗るということになります。

中塗りの工程だけで丸1日を使用するのが通常で、しっかりと時間をとることで塗料の定着をよくします。

8.上塗り

上塗り用の塗料を塗る作業となり、中塗りと同じ塗料を塗り、仕上げる工程です。

ただモルタル仕上げや模様がついているサイディングなどの場合には、上塗りに透明な塗料であるクリヤー塗料だけを塗る場合もあります。

中塗り用と上塗り用を同じ塗料にする場合がありますが、微妙に色を変えることで塗り忘れを防止するようにしていることがほとんどです。

9.足場の解体

塗装が終了したら建物を囲っていた飛散防止シートや仮設の足場を解体します。

この時に塗装をした部分全体を見ることができますので、気になる箇所がないかを確認するようにしましょう。

また太陽光の当たり方によって問題に気づくこともありますので、時間をおいて何度か確認することをおすすめします。

外装塗装の見積もりをまとめた見積書はどのような仕様か?

外装塗装工事の見積書は、各社によって仕様が異なります。

そしてその見積書によって依頼した施工業者の質がわかるケースもあるためしっかりと確認するようにしましょう。

どの施工業者でも塗装面積と塗料の数量や単位、平米単価、合計欄という仕様になっているでしょう。

塗装面積は、使用をする塗料の量である塗布量をきちんと算出するためにも必要な数値です。

そのため塗装面積が平方メートルで表記されず、単に「数量 1」などと表記されている場合や、「一式」とだけ記載されている場合には特に注意が必要です。

そのような見積もりの場合には、塗装されると思っていた部分の箇所が入っていなかったり、雨戸や雨樋などの付帯部部分が含まれていないということもあるのです。

どの範囲が含まれているのかをしっかりとチェックをする必要があります。

また、内容がわかりにくい見積書もあります。例えば使用する塗料の量は各塗料メーカーによって異なるため、規定量がしっかりとわかるように記載されていることが重要ですが、塗料名を明記していないケースもあるでしょう。

同じシリコン塗料でもメーカーにより価格が大きく違っており品質にも差があります。

そのため「シリコン塗料」という表記だけでは不十分なのです。

何社かの見積もりを比較するとこのような見積書の記載の違いが明確になりますので、2〜3社に見積もりを取ることをおすすめします。



外装塗装の見積もりからわかる工事手順の注意点とは

外装塗装の見積書を見るとわかる工事の手順があります。

それはどのようなことなのでしょうか。

例えば洗浄や下地処理の工程が抜けていないかです。

外壁の洗浄を行っていなかったり、ひび割れやつなぎ目などの劣化の処理をきちんとしていないと、すぐにまたひび割れがおこったり色あせしやすくなったりします。

さらに下塗りや中塗り、上塗りなどの工程が省略されていないかどうかという点にも注意が必要です。

下塗りや中塗りを十分にしないで上塗りだけをした場合にも、色がすぐにあせたりひびが入ったりして下の素材がむき出しになることがあります。

見積もりの中に工程にあった塗料等の記載があるかどうかで作業内容もわかります。

このように外装塗装の流れにあるべき工程が見積もりに記載されていない場合には、すぐに問い合わせるようにしましょう。

また工事の日程が記載された工程表でも確認しておくべきポイントがあります。

通常、高圧洗浄したあと1日は壁面などを乾燥させなければいけません。

しかし、次の日にすぐに塗装をするような工程になっている場合は手抜き業者という可能性もでてきます。

契約を結ぶ前に工事の工程や内容についてもよく確認するようにしてください。

外装塗装の見積もりからわかる塗装面積の注意点とは

外壁 塗装 見積もり

外装塗装の見積りを依頼した場合に、その業者がどのように外壁の状態チェックを行っているかも重要です。

それによって塗装すべき面積を割り出して見積書を作成しなければならないためです。

外壁は住宅ごとに素材や状態も違っているため、通常であればひび割れや雨漏り箇所などがないか、どの部分が色あせをしているか、どの外壁材が使われているのかなどを細かく確認することから始まります。

また、建物の構造によっても塗装する面積が異なります。

特に窓が多い住宅や、窓が大きい住宅の場合は、一般的な住宅に比べて面積が大きく違ってきます。

そのため一律に2階建ての場合はいくらという見積もりを行なう業者には注意が必要です。

このように見積もりを受け取った際には、自宅の外壁の状態に合った工程や面積が表記されているかどうかを確認することが大切です。

一般的な2階建ての建物で塗り面積が200平方メートルであった場合、外壁の塗装の費用の相場は約100万円から約150万円程度です。

外壁塗装の費用は、塗装部分の劣化の進行具合やその面積、使用する塗料の種類などいろいろな要因により変わることを頭に入れておきましょう。

外装塗装の見積もりからわかる塗料の注意点とは

外装塗装の見積もりのなかで、塗料についても注意すべき点があります。

というのも塗料にもグレードがあり企業によって種類がさまざまで品質も異なるためです。

そのため見積書に塗料名などが明記されているかどうかも確認する必要があります。

例えばアクリル塗料かウレタン塗料かによっても耐久年数が異なりますし、同じ種類の中でもグレ-ドが違えば価格も大きく違ってきます。

また塗料名だけでなく塗料のメーカーの記載があるかどうかも重要です。

メーカーによって品質が異なり、耐久年数にも影響があると言われています。

そのため、塗料を選択する時には、単価だけでなく耐久年数やメーカーも確認するようにしましょう。

さらに見積もりに記載されている塗料の一般的な相場の確認もポイントです。

一般的には、耐久年数が高いほど塗料の価格が高くなり耐久年数が低くいと価格も低くなります。

しかし、同じ塗料なのに相場より高めの設定になっている場合にはその理由を業者に尋ねるようにしましょう。

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