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2019年08月29日更新
【窓・サッシ工事の見積もり】費用相場&リフォーム効果
窓をリフォームすることで、断熱や防音、防犯などさまざまな効果を上げることができます。今回は、機能性窓を利用するとどのような効果があるのかを分かりやすくまとめます。また、それぞれのリフォーム工事費用についても解説します。
窓ガラスの交換
窓のリフォーム工事には、多くの種類があります。
この記事では窓のリフォームにはどのような種類があるのか、また、それぞれどの程度の費用が必要になるのかを解説します。
まずこの章では、窓の中の「ガラス」に注目します。
ガラスには種類があり、種類ごとに断熱、遮熱、遮光、防音、防犯の効果が期待できます。
一般ガラスの主な種類と費用相場
一般ガラス費用の目安
般ガラスの種類 | 費用の目安(窓1カ所) |
---|---|
型板ガラス | 15,000~30,000円 |
網入り板ガラス | 20,000~40,000円 |
すり板ガラス | 15,000~30,000円 |
ガラス交換の費用は、ガラスの種類、厚さ、大きさ、設置場所などで異なります。
型板ガラス
型板ガラスは、凹凸のある型にガラスを流し込んで作るガラスです。
凹凸はガラスの片側につき、凹凸があることで視界を遮る効果があります。
視線は遮りますが、日射や可視光線は普通の窓と同じように通すガラスです。
網入り板ガラス
ガラスの中に金属の線を入れたガラスです。火災などの熱でガラスが膨張して割れて飛び散るのを防ぐ役目があります。
そのため、防火地域や延焼の恐れのある場所、使用しなくてはいけない場所などに利用されることの多いガラスです。
金属ラインは、網目状のものやライン状のものがあります。火災などで割れても安全のために利用します。
すり板ガラス
ガラスの片面を加工して不透明にすることで、視線を遮る効果があるガラスです。
細かい傷で不透明にしているので透過光が均一に拡散され、型板ガラスよりもすっきりしたイメージになります。
また、障子のように光がやわらかく広がる効果があります。
機能ガラスの主な種類と費用相場
機能ガラス費用の目安
機能ガラスの種類 | 費用の目安(窓1カ所) |
---|---|
強化ガラス | 25,000~50,000円 |
合わせガラス | 20,000~35,000円 |
複層ガラス | 35,000円~ |
防犯ガラス | 20,000~40,000円 |
遮熱対策ガラス | 40,000円~ |
強化ガラス
強化ガラスは、通常のガラスよりも3~5倍割れにくいガラスです。
割れてしまった場合も、かけらに尖った部分が少なく、比較的安全です。
強化ガラスは割れると、大きな範囲で砕けます。
ぶつかった部分のみが割れるということがなく、広い範囲で粉々になるイメージです。
子どもの安全性を高めたい場合や、人が多く集まる場所などに使用されます。
合わせガラス
合わせガラスは2枚のガラスを重ねて、間にシートをはさんだものです。
間に挟むシートによって機能が異なり、防音を強化したものや防犯に強化したものがあります。
複層ガラス
複層ガラスは、2枚のガラスの間に空気層(または真空の層)があるガラスです。
空気層があることで断熱効果が期待でき、外部温度の影響が少なくなります。
また、この空気層のおかげで結露しにくいメリットもあります。
窓枠(サッシ)も結露に影響しますので、窓枠対策も同時にするとさらに効果が高くなります。
防犯ガラス
防犯ガラスは、合わせガラスのうち防犯に特化したガラスです。
2枚にガラスの間に、ガラスが破られにくい強いシートをはさんだものです。
空き巣などがハンマーやバールでガラスを割ろうとしてもなかなか割れず、侵入に時間がかかるため諦めるという効果があります。
遮熱対策ガラス
遮熱対策ガラスは、2枚のガラスの間の空気層に金属膜が入ったものです。
複層ガラスよりさらに断熱性が高く、夏の暑い日差しや西日対策に効果を発揮します。
遮熱対策ガラスを使用すると、強い日差しによる室内温度の上昇を抑えることができ、エアコンの効きがよくなります。
サッシの交換
次に、ガラスのまわりの枠部分であるサッシの交換について解説します。
サッシの交換は、立て付けが悪かったり隙間ができていたりするなど窓枠に不具合が出ると検討されることが多くなります。
また、ガラスを2重にする場合などにもサッシの交換が必要になることがあります。
アルミ製への変更と工事費
アルミ製のサッシは、軽くて加工しやすいため、よく使われる素材で、木製に比べて腐食することがなく丈夫なこともメリットです。
ただし、結露はしやすい素材になりますので使用場所などの検討が必要です。
サッシの交換も、窓のサイズによって費用が大きく変わります。
1カ所の窓でサッシだけを交換する場合の費用は、3万~5万円が目安になります。
ガラスとセットで交換すると費用はガラス分アップします。
ガラスの種類にもよりますが、20万~50万円程度が必要になるでしょう。
また、サッシの交換時に壁の工事が必要になる場合は、別途に3万~5万円が必要です。
サッシ全体の交換と工事費
サッシ全体の交換方法には「カバー工法」と「はつり工法」があります。
既存のサッシをそのまま残して、その上にカバーするような形で新しいサッシを取りつける工法を「カバー工法」と言います。
「カバー工法」は、すでにあるサッシを取り外さない分、必要な工事が少なくなり費用をおさえることができるほか、工事期間も短くなるなります。
ただし、「カバー工法」は既存のサッシを新しいサッシでカバーするため、5~10cm程度サッシ部分が大きくなり、ガラスの面積が小さくなります。
窓のサイズによりますが「カバー工法」の費用目安は、窓1カ所で10~20万円程度になるでしょう。
もうひとつの工法「はつり工法」は、既存のサッシを取り外し新しいサッシを取りつける方法です。
「はつり工法」では、今までの窓と同じサイズで新しい窓に変更できるメリットがあります。
しかし、既存のサッシを取り外すと建物側の窓枠部分の修理が必要になり、費用がアップすることと工事期間が長くなります。
「はつり工法」の費用目安は、30~50万円程度になると考えてください。
サッシの部品交換
サッシの傷み具合によっては、部品の交換だけで済む場合があります。
よく交換する部品が、ビートと戸車です。
ビート交換
ビートとは、ガラスをサッシに固定するゴム状のものです。
これがなくては、ガラスがガタついたり、隙間から外気が入ってきたりしてしまいます。
ビートにカビが生えたり、設置から時間がたち劣化のため、がたつきや隙間が出てきたりした場合に交換が必要になります。
ビート交換はガラスを窓枠からはずす必要があり、隙間なくきれいに新しいビートを取りつけるのは難しいため、プロに任せた方が安心でしょう。
費用は、1カ所の窓につき1~2万円になります。
戸車交換
戸車は、サッシの動きをよくするためについている車輪のようなものです。
戸車が劣化すると、サッシが重く感じたり、鍵がしまりにくくなったりします。
そういった場合に、戸車を交換すればスムーズに動くようになり、問題が解決することがあります。
戸車は多くの種類があり、その中から現在ついているものと同じものを探す必要があります。
戸車が合わないと、サッシがはまらなくなったり動きが悪くなるなどや、窓にすきまができたり鍵がしまらなくなるなど、トラブルの原因につながります。
自身で同じ戸車を探すのは難しいため、プロに任せた方が安心です。
戸車の交換費用は、窓1カ所につき1万円~2万円程度です。
窓サイズの変更
壁に比べて窓部分は、外部温度の影響が受けやすくなります。
そのため、エアコンの効きをよくして、西日が入らないようしたいという理由で窓を小さくする場合があります。
窓を小さくする場合は、既存の窓枠を残すか、新しい窓にあわせて窓枠を作り直すかで工事費用が変わります。
次に採光などを考えて窓を大きくする場合は、窓のまわりの壁を壊さなくてはなりません。
壁の中に構造上必要な柱や筋交いがある場合は、大きくすることが難しくなります。
窓のサイズ変更は、室内側も屋外側も修理や仕上げが必要になりますので、仕上げのグレードや面積によって費用が大きく異なります。
また、変更する窓が2階である場合は、足場が必要になることもあります。
必ず見積もりが必要になりますが、費用目安は20万~100万円になるでしょう。
二重窓にする
二重窓は、すでにある窓の室内側にもうひとつ窓を取りつけて二重にすることを言います。
二重にすることで、窓からの温度の影響が受けにくくなるほか、防音や結露防止の効果が期待できます。
ただし窓の開閉時には、2つの窓の開け閉めで手間がかかります。
そのため、開け閉めが頻繁な場所ではストレスを感じるかもしれません。
二重窓にする工事費用は窓の大きさによって異なりますが、目安として5万~15万円です。
窓を増やす
窓を増やすことで、通気をよくしたり採光を確保したりできます。
しかし、窓を新設するには入念な事前調査が必要になり、工事費用も高くなりますので、よく検討したうえで決定することをおすすめします。
新設予定の壁に、構造上必要な柱や筋交いがないかを確認します。建築の知識が豊富で、信頼できる業者に依頼しましょう。
窓の面積や取りつける窓の種類によって工事費用は異なりますが、20万円以上が相場です。
窓まわりの工事
窓そのものの工事のほか、窓に付随する工事があります。
ここでは、窓まわりの工事の種類と工事費用について確認します。
シャッター・雨戸の設置
雨戸やシャッターは、防犯に効果を発揮するほか、日射を遮り台風など風が強い日に物が飛んでくることでガラスが割れるのを防ぐ効果があります。
雨戸は戸袋を設置して、開けたときに収納するタイプが一般的です。
また、雨戸を閉めていても通気ができるタイプもあり人気があります。
雨戸の設置費用は、窓の大きさによりますが、2万~15万円が相場です。
シャッターは窓の上部に巻き込みながらしまえるため、開けたときに窓まわりがすっきりする特徴があります。
シャッターの開閉は手動と電動があり、毎日の開け閉めを考えると電動にしたいところですが、価格差が大きいため使用頻度で検討してください。
シャッターの役割は雨戸と同じです。
また、シャッターにも閉めた状態で通気ができるタイプがあります。
費用は、手動の場合で5万~16万円、電動の場合で10万~36万円になります。
網戸の取り付け
網戸は、引き違いの窓の片面を覆うタイプと、アコーディオンタイプがあります。
引き違い窓に取り付けるタイプは、網戸用のレールがない場合は、サッシの交換が必要になり工事費用が高くなります。
アコーディオンタイプは、窓枠の室内側に網戸用の枠を新たに設置して取り付けることが可能なため、網戸用のレールがない場合に有効です。
工事費用は、網戸の種類と大きさ、タイプによって異なります。
レールが新たに必要になりサッシごと取り替える場合は、10万~25万円が目安になります。
アコーディオンタイプを新規に設置する場合、やはり窓の大きさによって費用は異なりますが、4万~10万円です。
補強フレームの取り付け
窓は開口部になるため、大きくなればなるほど建物の中でも地震に弱い場所になります。
補強フレームは、窓のまわりにフレームを設置することで、地震に強い開口部にすることができます。
フレームはデザインされているものが多くカラーも選べるため、飾りのように見えて設置しても違和感がありません。
見せるフレームタイプのほかに、窓を小さくして壁の中にフレームを入れるタイプもあります。
耐震フレームの取り付け費用は、100万円が目安です。
窓リフォームの見積もりの取り方
どのような窓リフォームをおこなうかが決まれば、リフォーム業者を探します。
問い合わせをして見積もりをしてもらうことになりますが、この章ではその場合の流れと注意点を解説します。
見積もりの流れ
- リフォーム業者に問い合わせをして見積もりを依頼します
- 業者が現地調査を行い、採寸や条件を確認して見積もりが提案されます
- 見積もりを確認して、契約します
見積もり時に伝えること
どのようなリフォームを希望しているのか、優先順位や工事の目的を説明しましょう。
ほかに、築年数や予算、リフォームの時期なども伝えます。
見積もりは複数社に依頼する
リフォーム業者によって見積価格は異なります。
必ず比較検討できるように、複数社に見積もりを依頼することをおすすめします。
その場合、比較できるようにリフォームの工事内容は統一するとよいでしょう。
費用だけでなく、対応やアフターケアなども確認します。
窓リフォーム業者の選び方
窓のリフォーム実績は必ず確認しておくべきでしょう。
多くの経験があれば、アイデアも豊富で商品知識もあり、提案に納得できる場合が多いでしょうし、実績があれば、仕入れ価格が安い可能性もあります。
また、ガラスは割れるととても危険なため、責任をもって丁寧な作業をしてもらえる信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
費用だけを比べるのではなく、後悔のない納得できるリフォームを目指してください。
窓リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた窓リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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