2019年09月19日更新

監修記事

玄関リフォームの見積もりを取る方法は?リフォーム種類と注意点について

玄関は、家の印象を左右する場所です。玄関を広くしたり玄関建具を交換したりすることで、印象が良くなります。玄関リフォームにはいろいろな種類の工事があります。玄関リフォームの種類や注意点・費用相場・支払方法を知り、玄関を快適にリフォームしましょう。

玄関リフォームの種類を知りたい

玄関 リフォーム 見積もり

玄関リフォーム工事をする理由には、玄関ドアが開けづらい、鍵がかかりづらい、玄関が狭い、玄関の収納が少ない、玄関が暗いなどの理由があります。

どのような工事があるか、主なリフォームの種類を見てみましょう。

引き戸から開き戸(ドア)へのリフォーム

玄関の建具を引き戸からドアに交換するリフォームは、玄関建具を取替えするために、まず玄関ドアの周囲の壁をドアに合わせる工事をします。

その後玄関ドアを取付け、内装をきれいにしていきます。

玄関建具を引き戸からドアに取り替える時には、ドアの可動域と玄関の明るさに注意が必要です。

ドアは、ポーチ側に建具を引き開閉します。建具を開閉するスペースがあるかどうか、ポーチ照明やインターホンの子機の位置などに干渉しないかどうか、あらかじめ確認をしましょう。

また、玄関の明るさにも注意しましょう。ドアは引き戸と比較すると、ガラス面積が小さくなり、玄関が暗くなってしまうケースがあるからです。

玄関ドアはガラス面積の多いデザインを選ぶ、玄関に彩光を確保できる窓がつけられないか検討するなど、明るさを確保する対策を考えておくと良いでしょう。

玄関を広くするリフォーム

玄関が狭いと、ベビーカーや傘などを置く場所がない、下駄箱から靴を取出しづらい、収納が少なく土間に靴があふれる、出入りする人数が多いと窮屈など、不便なことが多くなります。

玄関を広くするには、ポーチ側に玄関を広げる、廊下の一部を玄関にする、隣の部屋の一部を玄関にする、物入れをやめて玄関にするなどの方法で広げます。

そのため、玄関を広くするリフォームは、大がかりな工事になります。

玄関を広げるリフォームは、最近人気のシューズインクロークを設置できたり、全体が明るくなったり、収納が増えてすっきりとした玄関になるため、満足度が高いリフォームです。

玄関を見た目で広く見せる方法もあります。内装を明るい色彩にしたり、採光窓をつけたり、必要のない壁をなくしたりすることで、明るく、見た目を広く、すっきりさせることができます。

玄関ドアのみ交換する

玄関ドアのみを交換する玄関リフォームは、1日で終わる手軽なリフォームです。最近の玄関ドアは機能性が高く、便利になっています。

玄関ドアを交換するだけで、鍵の開閉が楽になったり、防犯性能が高くなったりします。

また、現在の玄関ドアとサイズをあわせることができるタイプがあるため、玄関ドアの交換は工事費用もリーズナブルです。

玄関ドアを高機能なタイプに交換することで、不便なことを解消するとよいでしょう。

玄関リフォームの見積もりについて

玄関のリフォーム工事の見積もりは、図面やリフォームのプランだけでは正確な見積もりを出すことはできません。現在の玄関の状況によって見積もり金額が変わるからです。

玄関リフォームの見積もりの取り方や玄関建具選びのポイントをまとめました。

玄関リフォームの見積もりの取り方

玄関のリフォーム工事の見積もりは、リフォームプランを詳しく検討する前に、まずリフォーム会社に現地確認をしてもらいましょう。

玄関リフォームは、玄関建具の位置やサイズ、床の材質、床の段差(玄関とホール、玄関とポーチなど)、ポーチの広さなどにより、プランが変わります。

リフォームプランの検討が進んでから現地確認を行うと、できない工事が入っていたりプランの変更をしたりしなければならないことが出てきます。

現地確認後に、プランの検討や玄関建具の選定、下駄箱などの収納設備の選定を行い、おおよそのリフォームプランが決まったら、内装やインターホン・照明なども一緒に検討して、見積もりを出してもらいましょう。

その後、予算にあわせて、どのようなリフォームにするか検討すると良いでしょう。

最低3社は相見積もりを取る

玄関のリフォーム工事の見積もりを取る時には、最低3社のリフォーム会社から見積もりを取るようにしましょう。

リフォーム工事の見積もり金額には定価がありません。また、業者により見積もり金額が違います。

3社から見積りを取ることで、だいたいの相場金額がわかるようになるので、高いリフォーム会社に依頼するリスクを減らすことができます。

また、相見積りを取ることで見積もりの価格交渉ができるようなります。

3社から見積もりを取る時には、同じプラン・仕様(玄関建具の種類・内装の素材など)で見積もりを取るようにしましょう。

同じプラン・仕様で見積もりを取るようにしないと、比較することができませんので注意しておきましょう。

玄関建具の機能性も要チェック

玄関建具を選ぶ時には、サイズやデザインだけでなく、機能や使い勝手を確認しましょう。

玄関建具を選ぶ時の機能ポイントは、「断熱性」「防犯性」「利便性」の3つです。

玄関は外気の影響を受けやすく、夏は暑く、冬寒くなりやすい場所です。

玄関の土間(タイル)部分や玄関建具から熱気や寒さがはいってくるからです。

最近の玄関ドアには、断熱性能の高いタイプ(表示:K2~K4)があります。

ガラス部分がペアガラスになっていたり、アルミ部分に断熱材がはいっています。

玄関が広い、廊下が寒い、寒冷地方などの場合は、断熱性の高い玄関建具を選ぶと良いでしょう。

玄関建具の錠は、防犯性の高い機能がいろいろあります。

鍵は上下二ヶ所設置(2ロック)、ピッキングされにくい鍵、簡単に合鍵がつくれない鍵(ディンプルキーなど)、サムターン回し防止機能など防犯機能は様々です。

最新の機能には、テンキー(数字入力)システムや自動施錠機能(タッチキーシステム)などもあります。

また、玄関建具は利便性もよくなっています。荷物で両手がふさがっている時に便利な、鍵を出さなくても開錠できるシステム(タッチキーなど)や、ドアを開けなくても採風や採光ができる機能などもあります。

ショールームなどで体験しながら、自分たちの生活にあう機能をもった玄関建具を選ぶと良いでしょう。

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玄関リフォームの注意点について

玄関 リフォーム 見積もり

玄関リフォームで注意したい点は、「マンションの玄関リフォーム」「工事が高額になりやすい」「補助金の確認」の3点です。

マンションは玄関リフォームできないケースが多い

マンションの玄関は、狭いことや暗いこと、収納量が少ないことでリフォームしたい場所の一つとしてよくあげられます。

マンションは共同住宅です。そのため、マンション玄関は共有部分としてリフォームできない場所となっているケースがほとんどです。

マンションの管理規約や管理組合に確認をしましょう。

玄関ドアも建築基準法により「防火設備」として防火戸を使用しなければなりません。また、サイズがあうものでなければなりませんが、マンションの玄関ドアは特注品が多く使われています。

玄関ドアを交換したい場合は、現在どんな玄関ドアが使用されているか、まず確認をしましょう。

高額になりがちな玄関リフォームについて

玄関リフォームは、ケースによって高額なリフォーム工事となりやすい部分です。

玄関建具を取り替えるリフォームでは、既製品の寸法が合わない場合、特注サイズのものを頼むか、又は既製の玄関建具を取り付けできるように玄関建具の開口を広げることになります。

玄関やポーチの広さを広くする場合は、床や外壁・内装もリフォームすることになるため、工事の範囲が広くなり、工事の種類も増えます。

また、玄関は廊下とつながっているので内装リフォームの範囲も広くなります。

特注サイズのものを頼んだり、工事の範囲が広くなったりすることで、予定していた金額より高いリフォームとなるケースが多々あります。

リフォーム内容によっては補助金が出ることもある

リフォーム工事の内容によって、補助金が出ることがあります。

「断熱工事」や「バリアフリー工事」、「エコリフォーム工事」などの場合です。

断熱リフォームでは、「次世代省エネ建材リフォーム」として玄関ドアの断熱性能を高くすることで補助金が出ます。

バリアフリーリフォームでは、各市町村により違いがありますが、玄関手摺の設置や床段差の解消、ドアから引き戸へ変更する工事などで補助金がでるケースがあります。

省エネリフォームでは、照明器具をLED照明に交換することで補助金がでる区市町村があります。

工事費用の一部を補助してくれます。

次世代住宅エコポイントでは、玄関建具を断熱タイプに変更することでポイントがもらえます。ポイントを商品などに交換できます。

補助金の制度は、制度により要件が違います。また、事業年度が決まっていたり、予算枠がある場合もあります。

補助金制度を活用したい場合は、工事を開始する前に内容を確認しましょう。

また、工事前に申請手続きが必要な制度もありますので、注意しましょう。

玄関リフォームの費用の支払い方法について

リフォーム工事費用の支払い方法は、リフォーム会社によりいろいろです。

また、工事の規模やリフォームローンの有無によっても違います。

規模の小さな工事は、簡易の工事契約書を交わして工事が終了してから全額支払いするケースが多くみられます。

工事の規模が大きく、ローンを借りている場合は、「リフォーム工事請負契約書」を交わす時に、工事金額の一部を契約金として支払います。

その後、工事が終了し、ローンの実行手続きをして、契約金額の残金を支払います。

リフォームローンを活用する時には、金額に注意が必要です。リフォーム工事は追加工事が発生するケースが多く、金額も高くなりやすい傾向にありますが、リフォームローンの金額は簡単に増額することはできません。

自己資金で予備資金を準備しておくか、リフォームローンの借入額を工事契約金額より増やして追加工事に備えるようにしておくようにすると安心です。

リフォーム工事が終了し、工事費用の支払いをする時には、リフォーム会社から「工事完了報告書」を受け取り、工事に問題がないか確認をしましょう。

リフォームの場合、工事が終わるとすぐに日常生活に戻ります。支払い前に確認を行い、支払い後にトラブルとならないように注意しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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