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2020年01月10日更新
【内装リフォームの見積もり】費用相場&注意点
住み慣れた家も内装リフォームで一新すれば、まるで引っ越ししたかのようにリフレッシュできます。今回は内装リフォームのタイミングやリフォーム内容別の相場価格をはじめ、リフォームの注意点や見積もりの取り方を解説します。
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- 監修者亀田融
目次
内装リフォームを検討するタイミングとは?
住み慣れた家の内装リフォームは、どのタイミングでどんなリフォームをするのがいいのでしょうか。
住宅の築年数別におすすめの内装リフォームを紹介します。
築5~10年
築5~10年の住宅ならまだあまり大きな内装での劣化は見られない時期ですが、カーペットや畳をご使用ならばカーペットの張替えや畳の表替えを検討されるいいタイミングと言えます。
築10~15年
築10~15年の住宅は、壁紙の汚れが気になってくる頃です。
ビニールクロスの張替えを検討されるいい時期です。またガス・全自動給湯器の耐用年数が終わるころなので給湯器の買い替えも検討したい時期です。
築15~20年
キッチン、トイレ、バスルームに洗面所などの水回りでの内装リフォームのタイミングが、築15~20年の住宅です。
見えない部分の劣化も気になる時期ですので、水回りの全面改装も視野に入れて検討します。
築20年以上
築年数20年を超えると、住宅のあらゆる面で傷みが見られます。
内装リフォームなら床材の張替えから、壁紙や天井クロスの張替え、水回りのリフォームなどさまざまなリフォームが考えられます。
壁のリフォームの費用相場と工期
壁のリフォームにはクロスの張替えから防音対策などいろいろなリフォームがあります。
そこでリフォームの内容別の費用相場と標準的な工期について紹介します。
クロスの張替えの費用相場と工期
壁紙には規格住宅などでよく使われている「量産クロス」とデザイン性に機能性も加えた「一般品クロス」があります。
量産クロスは一般品クロスよりも安く、相場価格は1㎡あたり1,000円前後です。
一方、一般品クロスの相場価格は1,500円程度です。
標準的な工期は、八畳ほどの部屋の大きさなら壁と天井も合わせて1日ほどです。
新しいクロス選びのポイント
クロスの張り替えで注意したい点は、大きめのサンプルでクロスを選ぶことです。小さなサンプルを参考にしてクロスを選ぶと、実際に壁に張った時に印象が違うことがあります。
また部屋の明るさによってもクロスの印象は変わりますので、サンプルは大きめにして、昼夜と分けてサンプルを見ながらクロスを選びましょう。
塗壁からクロスへ替える費用相場と工期
塗り壁からクロスへの張り替えリフォームの相場価格は、1㎡あたり4,500円程度です。
しかし実際のリフォームでは相場価格と大きく変わってしまうケースも少なくありません。
なぜなら塗り壁の状態次第で、塗り壁を剥がしクロスを張るための下地作りに想像以上に時間がかかってしまうことがあるからです。
したがって相場価格は参考程度に見ておくことをお勧めします。
またその工期は、8畳ほどの部屋ならば2日ほどです。
壁塗装の費用相場と工期
ペンキなどによる壁塗装の相場価格は、1㎡あたり約1,500円です。
この費用には、塗料代に加えて養生費用や施工費用も含まれます。
壁塗装には塗料を乾かす時間が必要ですので、工期は2日~3日と長めになります。
防音対策のための壁リフォーム
防音対策のための壁リフォームは大掛かりなリフォームになるため費用もかかります。
遮音シートや吸音材を壁の内部に取り付けるリフォームは、6畳ほどの部屋一面ならば15万円ほどですが、音楽スタジオ仕様にするリフォームなら100万円を超える場合もあります。
また工期も、数日から数週間と大きく幅があります。
床のリフォームの費用相場と工期
フローリングの張り替え
フローリングの張り替えリフォームは、フローリング材によって総費用が大きく左右されます。
デザインやカラーのバリエーションも多い集成材のフローリング材は、価格の幅が広いのが特徴で、1㎡あたり4,000円~8,000円ほどです。
一枚板で作られた無垢材のフローリングは、木の質感を実感できるうえに湿度を下げる効果もあるフローリング材ですが、単価は1㎡あたり1万円~1.5万円ほどになります。
工期は素材に関わらず、6畳ほどの部屋なら1日~2日ほどです。
フローリング選びのポイントは実際に触れること
フローリングは見た目と実際に触れたときの感触に違いがあるので、サンプルに直接触れて確認することが大切です。
無垢材のフローリングはその質感に人気がありますが、反り返ったり隙間ができるなどのデメリットもあるので、将来のメンテナンスも視野に入れて選びましょう。
畳からフローリングへのリフォーム
畳からフローリングへのリフォームは、6畳ほどの部屋なら12万~15万円が相場価格です。
費用には畳の撤去からフローリング材を張る作業に加えて、下地造作も含まれます。
約5㎝の厚みがある畳を剥がすと敷居や隣部屋の床の高さとの段差が生じます。
この段差を解消するための作業を下地造作と言います。
下地造作は均等かつ家具を置いてもへこまないようにしっかりと仕上げなくてはならないため、専門的な知識も必要とされます。
畳からフローリングへのリフォームは作業内容が多いものの、その工期の目安が6畳程度の部屋であれば1日~2日と短いのは、リフォーム依頼をする側としては助かります。
床暖房リフォームの費用相場と工期
床暖房には電気式と温水式の床暖房がありますが、費用の差は既存の床上に重ね張りするか、既存の床を剥がすかによって大きく変わります。
6畳ほどの部屋で、電気式の床暖房にリフォームするなら、重ね張りなら30万円前後ですが、張り替えなら40万円~50万円ほどです。
一方、温水式の床暖房は重ね張りで35万円前後、張り替えには50万円前後の費用がかかります。
工期は重ね張りなら短く1日程度ですが、張り替えなら2日~3日ほどかかります。
部屋に関する内装リフォームの費用相場と工期
和室から洋室へのフルリフォーム
和室から洋室へのフルリフォームにかかる費用相場は、6畳ほどの部屋で60万~100万円になります。
畳からフローリングへの張り替えに15万円前後、壁や天井を洋室風にリフォームするのに15万~30万円程度、和室の引き戸を洋室に合った引き戸に交換するのには10万円前後かかります。
思っていたよりも費用がかかるという印象があるのが、和室の押し入れから洋室向けのクローゼットへのリフォームです。
20万~25万円が相場価格なのですが、収納スペースのリフォームには収納ユニットが設置されるのですがオプションも多く、オプションの選び方次第で費用がかさみます。
またスペースを節約できる折れ戸タイプを選び、除湿のために調湿建材を使用することでまとまった予算が必要となります。
工程の多いフルリフォームのため、工期は1週間~10日が目安です。
間仕切りの設置の相場価格
間仕切りを使って部屋のスペースを分けるリフォームには、主に3つの方法があります。
ひとつはアコーディオンカーテンを使った間仕切りで、アコーディオンカーテン自体の相場価格は2万~7万円ほどです。
可動式のパネルドアならガラス張りタイプのものを使えば採光性もあってメリットがあるのですが、その本体価格は10万~30万円までと価格帯は広いです。
壁を増設して間仕切ることもできます。
壁の増設の相場費用は10万~20万円で、壁そのものの仕様によって価格が変わります。
廊下の手すりの取り付け費用相場
廊下に手すりを取り付ける費用相場は、手すり本体が1メートルにつき5,000円~2万円ほどで、手すりの素材によって価格が変わります。
手すりの取り付けるための工賃としては、1.5~3万円前後が相場価格です。
手すりを取り付けるだけでなく、手すりに体重をかけられるように下地の補強が必要となると、下地補強の相場価格は3万円ほどです。
ただし下地の補強工事には、壁紙や壁材の修繕も必要となりますので、その修繕費用も加算されることも知っておきましょう。
水回りの内装リフォーム
システムキッチン入れ替えの費用相場と工期
現在お使いのシステムキッチンから新しいシステムキッチンへと替えるリフォームなら、旧システムキッチンの撤去と新システムキッチンの本体に、取り付け費用がかかります。
旧キッチンの撤去と新キッチンの取り付け工賃は、10万~15万円が相場価格です。
システムキッチンの価格はいろいろで、間口2メートル以下のもので30万円ほどからありますが、仕様やデザインにこだわったシステムキッチンは100万円を超えるものも見られます。
工期はキッチンのタイプが同じなら短くて2日~1週間程度です。
キッチンの方向を変えるなど間取りの変更も行う大掛かりなリフォームなら、工期は10日間ほどかかるでしょう。
ユニットバス導入の費用相場と工期
ユニットバスの交換だけならば、ユニットバス本体の価格を除き、既存のユニットバスの撤去と新しいユニットバスの取り付け費用の相場価格は、30万円前後です。
また標準的な工期は、2日~3日ほどです。
在来工法の風呂からユニットバスへの交換なら、工事費用は50万円以上かかりますが、既存の浴室が水漏れ等で柱や土台が腐食している場合には、補修工事としてさらに5万~10万円ほどの費用がかかります。
なお、ユニットバスの価格は大きさとデザイン、さらにはオプション機能によって価格帯は広く、経済的なユニットバスでも約50万~60万円が相場価格です。
トイレ・洗面所のリフォーム費用相場と工期
トイレや洗面所のリフォーム費用は便座や洗面台のグレードや大きさによって異なる本体価格によって大きく左右されます。
便座や便器の交換費用だけならば、その相場価格は既存トイレの撤去も含めて約5万~10万円です。
モダンなタンクレストイレなら約20万円ですが、オプションで機能がプラスされれば価格も上がります。
また洗面台の相場価格は約10万円です。
便器や洗面台の交換の工期は1日で済むのがほとんどですが、壁や天井などの内装も含めてリフォームするなら、工期の目安は3日です。
失敗しない内装リフォームのポイント
内装リフォームを成功させるためのポイントを三つ紹介します。
内装リフォームに優先順位を付ける
いくつかの内装リフォームを検討されている場合には、どのリフォームから始めるのか優先順位をつけることが大切です。
特に優先されるべきリフォームは水回りのリフォームです。水回りは毎日使うところで劣化もしやすいため、リフォームが最優先されるケースが多いです。
全体のバランスを考える
部分的なリフォームの難しい点は、リフォームをした部分としていない部分の調和が取りにくいことです。
リフォームをしていない部分との差が際立たないように、全体のバランスを見ながらリフォームする内容を決めましょう。
リフォームの見積もりは相見積もりで
リフォーム内容が決まったら複数の業者に見積もりを依頼する相見積もりを取りましょう。
相見積もりなら、各社から出揃った見積もりを比較検討して納得のいく業者を選ぶことができます。
またリフォーム業者は得意とするところがありますので、見積もり請求の前に業者を調べて、希望するリフォームと合っているか確かめます。
すると、納得のいくリフォームができるでしょう。
内装リフォームの見積もりの取り方とは
リフォームを業者に依頼する場合には、見積もりを取ることは欠かせません。
見積もりとは、希望するリフォームを叶えるために組まれたプランに対して、材料費、工賃、諸経費などの費用が算出された書類です。
見積もり依頼時に伝えること
見積もりを依頼するときに準備しておくべきことは、希望するリフォーム内容と予算を事前にはっきりとさせておくことです。
見積もり請求後にリフォーム内容が変わってしまうと2度手間となり、業者に迷惑がかかるだけでなく時間の無駄になります。
またどの程度の予算なのかを伝えると、業者も見積もりが出しやすくなります。
その他の情報として、築年数やリフォーム時期の目安をつけておくと、業者との打ち合わせもスムースに進みます。
見積もり依頼から契約までの流れ
見積もりの依頼から契約までの流れは、次のようになります。
見積もりの依頼を業者に出した後、業者の人が現地に来てリフォームする場所を確かめる現地調査があります。現地調査の資料と希望するリフォームを照らし合わせて、見積もりが出されます。
見積り内容を業者と打ち合わせを重ねて検討後、合意をして契約書を交わすとリフォーム契約が成立します。
フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。

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