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2023年01月13日更新
マンションのフルリフォームの費用や事例について解説
マンションのフルリフォームを行う場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?またどのようにしたら抑えられるのでしょうか。この記事では、マンションのフルリフォームの費用相場や費用の抑え方、リフォームを検討するときの注意点についてご紹介します。
中古マンションを購入したり、親族の所有していたマンションを相続したりして、マンションのフルリフォームの検討を始めたら、
「リフォームで使い勝手よくおしゃれな空間にできる?」
「間取りはどのくらい変えられる?」
など、気になることがたくさん出てきます。
そして、最も気になるのが費用のこと。
無料で複数社のリフォーム費用見積もりやプランを比較できる「ハピすむ」では、厳しい基準の加盟審査を通過した優良リフォーム会社の中から、ご要望に沿った業者を最大3社ご紹介し、現地調査の日程調整まで行っています。
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目次
マンションのフルリフォームとは?
そもそも日本でいう「リフォーム」とは、一般に経年劣化した箇所を新築時のような状態に戻すことを指します。
「フルリフォーム」とは、住居全体に対して行うリフォームということになります。
マンションのフルリフォームとは、建物を支える重要な柱や梁などの躯体を残し、それ以外のすべてを解体して行う、大規模なリフォームのことです。
「骨組み」という意味からスケルトンリフォームとも呼ばれています。
フルリフォームでは、間取りを一からつくり直すことができます。
排水・配管なども移動することができるので、水回りの移動なども可能となります。
フルリフォームで、まるで新築のような住居に生まれ変わらせることができるのです。
マンションのフルリフォームとフルリノベーションの違い
「フルリノベーション」という言葉があります。
「フルリフォーム」と同じ意味と思っている方もおられるかもしれませんが、そもそも「リノベーション」は現在の状態に価値を追加することとして使われている言葉です。
たとえば、間取りを家事動線や暮らしやすさを考慮したものに変えたり、バリアフリーのために手すりを付けたりすることがリノベーションにあたります。
フルリノベーションは、住まい全体に対してリノベーションを行うことを指し、したがってフルリフォームとは異なります。
住居をフルリフォームした上で上記のような価値を追加するならば、それは「フルリフォーム+リノベーション」とでも言うべきものでしょう。
※「リフォーム」「リノベーション」はカタカナ英語です。
「フルリフォーム」「フルリノベーション」は和製英語です。
reform に日本語の「リフォーム」の意味はありません。
※英語では、機能や価値を向上させるために改装する意味であれば remodel が、原状回復のために改装する/設備などを新しくする/修理する意味であれば renovate がそれぞれ用いられるようです。
マンションのフルリフォームのタイミングは?
マンションのフルリフォームのタイミングとして、まず考えられるのは新築や前回のリフォームからの経過年数です。
5〜10年経つと小さな破損や汚れなどが気になってきますし、10〜15年経つと水回りの設備機器などが劣化し、不具合が生じがちです。
さらに15〜30年経つと、お風呂・キッチン・トイレなどの設備機器は寿命を迎え、給排水管などの見えない部分にも深刻な腐食や故障などが出がちです。
それぞれのタイミングで、適切なリフォームが必要となってきます。
また、住んでいる人のライフステージや家族構成の変化などに合わせたリフォームのタイミングもあります。
子供の誕生、成長、独立などによって、居室の使い方や必要な部屋数などが大きく変わってきます。
また、家族の誰かが高齢になってくればバリアフリー化なども視野に入ってくるでしょう。
家族が安全で快適に暮らせる住環境を整えるためにも、ライフステージの変化に合わせてリフォームを検討しましょう。
マンションのフルリフォームのメリット
マンションのフルリフォームには、以下のようなメリットがあります。
家族構成やライフスタイルに合った間取りに変更できる
なんといっても、いったんスケルトン状態にすることで、現在の間取りを大きく変更し、希望のものにすることが可能になります。
例えば、
「子どもたちが独立して部屋数がたくさん要らなくなったので、その分リビング・ダイニング/キッチンを広くしたい」
「キッチンと浴室・洗面所を近づけて、家事動線の良い間取りにしたい」
といった要望も、フルリフォームなら叶えることができます。
好みのデザインや機能を取り入れることができる
フルリフォームでは、一部分のみのリフォームとは違って、好みのデザインを自由に取り入れることができます。
例えば、キッチンだけをリフォームする場合、キッチンとつながるリビング・ダイニングのインテリアを無視することはできません。
リビング・ダイニングはシックな雰囲気なのに「ナチュラルテイストが好きだからキッチンだけでもナチュラルでかわいい雰囲気に」というのは、統一感がなくチグハグになってしまいます。
それが、フルリフォームではすべての部屋を一新することになるので、全体をナチュラルでかわいい雰囲気に統一することができるのです。
その上、設備機器もすべて新しいものに入れ替えることになるので、最新の、使いやすく清掃しやすい便利な機器を取り入れることも可能です。
新築マンションを購入するよりも費用を抑制可能
コスト面でもフルリフォームにはメリットがあります。
設備機器や内装が一新し、さらに間取りも使いやすく住みやすい間取りにすることができて、まるで新築のような仕上がりにできるのに、新築マンションを購入するより遥かに費用を抑えることができるのです。
マンションのフルリフォームのデメリット
マンションをフルリフォームすることには、以下のようなデメリットもあることを知っておいてください。
工期が長期化するため仮住まいが必要になる場合がある
フルリフォームの工期は数カ月〜半年くらいはかかります。
しかも一度にすべての部屋を解体してしまうので、住みながらリフォームすることは難しくなります。
そこで、工事期間中の仮住まいを探す必要があります。
引っ越しだけでなく、その環境によっては、荷物の保管場所などの確保も必要となるかもしれません。
これらにかかる費用を想定しておく必要があります。
工事費用が高額
詳しくは費用の相場の章で述べますが、フルリフォームには、数百万円~約1千万円の工事費用がかかります。
特に、水回りの位置を大きく変えるような間取り変更があれば、給排水管の移動や増設が伴いますので、工事費用が高額になりがちです。
またキッチンの移設ならガス・電気・換気ダクトの工事、浴室なら防水処理なども必要になるかもしれません。
要望に優先順位をつけて、予算内に収める工夫が必要になります。
追加費用がかかることもある
フルリフォームを実際にやってみると、床下や壁裏など、今まで見えていなかった箇所の状態がよく分かります。
そのため、たとえば床下や壁裏にカビが発生していること、壁や給湯管の断熱性が不足していることなどが分かるケースがあります。
この場合、修復や対策のために費用が発生することになります。
結果的に必要な工事だとしても、想定外の費用が発生し得ることが考えられます。
というわけで、このような費用も想定しておきましょう。
マンションのフルリフォームにかかる費用の相場
マンションのフルリフォームを行う場合、どれくらいの費用を予算として考えておけばよいのでしょうか?
ここでは、3LDKで約70平方メートルのマンションにミドルグレードの設備を中心にして導入する場合のフルリフォームの費用相場を紹介します。
ただし、フルリフォームにかかる費用は、マンションの広さやリフォーム内容によって大きく変わってきます。
ここでご紹介する費用はあくまでも目安としてご参考ください。
水回り設備中心のリフォームにかかる費用の相場
施工:バレッグス
キッチン、浴室、トイレの水回りを中心にしたリフォームの相場価格は、約300万円と言われています。
この価格で、スタンダードクラスの設備の導入や、壁紙の全面貼り替えが行えるでしょう。
水回りに加えて、室内全ての床材を張り替える工事を行う場合、フローリングで約100万円の費用がさらに必要になるでしょう。
水回りのリフォームで特に費用がかかるのは設備の本体費用です。
設備のグレード次第で、必要となる費用も大きく変わります。
設備のグレードやオプションの有無で、費用に50万円以上の差が出てくることもあるでしょう。
間取り変更を伴うリフォームにかかる費用の相場
施工:バレッグス
間取り変更を伴うリフォームの費用相場は約400万円と言われていますが、リフォームの内容によっては大幅に相場価格を超える予算が必要になる場合があります。
なぜなら、間取りを変更する場合はそのマンションに合わせた設計が必要となり、特注になるケースがあるからです。
間取りの変更を行うリフォームには、壁付きのキッチンを対面式へ変更する工事や、和室から洋室への変更、または床材をカーペットからフローリングに替える工事などが挙げられます。
この相場の価格帯で間取り変更ではない他のリフォームを行う場合、水回りの設備の変更、壁紙の貼り替えに加え、キッチンの向きの変更などが可能でしょう。
スケルトンリフォームにかかる費用の相場
施工:バレッグス
マンションの内装を全て解体して、床から天井まですべてをリフォームするスケルトンリフォームの費用相場は、約600万円~900万円と大きく幅があります。
スケルトンリフォームでは、配水管や電気等の工事を伴うケースがあり、その場合は費用が高くなるためです。
特に築年数の古いマンションでは新築同様の工事が必要となる場合もあるでしょう。
スケルトンリフォームは費用がかかりますが、自身の好みに合ったマンションへとリフォームすることができるので、その分満足度も高いリフォームにできるでしょう。
マンションのフルリフォームの工事箇所別の費用
マンションリフォームの工事箇所別の費用相場をご紹介します。
なお、工事費用は現在の家の状態や、選ぶ材料などによって大きく変動しますので、以下の費用は目安です。
リフォーム箇所 | 費用(万円) |
---|---|
キッチン | 50〜200 |
トイレ | 15〜30 |
お風呂 | 50〜100 |
洗面所 | 10〜30 |
リビング | 5〜150 |
洋室 | 8〜60 |
和室 | 20〜50 |
和室から洋室への変更 | 10〜100 |
壁付けクローゼット設置 | 3〜50 |
ウォークインクローゼット設置 | 10〜80 |
壁紙交換 | 40〜50 (3LDK全体/量産型クロス) |
フローリング交換 | 10〜25 (8畳) |
間仕切りの撤去 | 5〜30 (壁撤去/周辺補修) |
間仕切り・ドアの新設 | 15〜20 |
間取り変更 | 35〜500 ※隣接する2部屋をつなげるものから 水回りの移設などまで |
マンションのフルリフォームにかかる費用を抑える方法

施工:バレッグス
マンションのフルリフォームをしたいものの、高額なためになかなか踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、マンションリフォームの費用を抑えるための方法についてご紹介します。
地元の優良工務店に依頼する
リフォームを請け負う業者は、リフォーム専門業者やハウスメーカーなどがありますが、費用を抑えたいと思うのなら、地元の優良工務店に依頼することをおすすめします。
大手や中堅のリフォーム会社の場合、実際の工事は地元の工務店に下請けとして依頼していることも少なくありません。
そのため、リフォーム会社を通してリフォームを行えば依頼主がマージンを支払うことになります。
しかし、直接地元の工務店にリフォームを依頼すれば、このマージン費用を支払う必要がなくなります。
また、大手企業の場合は宣伝や広告に多くの費用を使っているため、その分が施工費用にも上乗せされ、工務店よりも割高なケースも多いと言われています。
このように、地元の優良工務店に直接依頼するほうが費用を抑えられるケースが多いのです。
材料のメーカーにこだわらない
同じクオリティの材料でも有名メーカーのものだと高値で売られていることがあります。
メーカーへのこだわりを捨てれば、同じクオリティの材料を安価に購入できる場合もあります。
リフォームの優先順位を決める
一度にやりたいリフォームをすべてやろうとすると、費用がかさんでしまいます。
そのため、リフォーム内容に優先順位をつけて、優先順位の高いものを中心にリフォームプランを組むことで費用を抑えることが可能です。
ただ闇雲に、高いリフォームをやめるという方法では、希望するリフォームが実現できず、リフォーム後に後悔することにもなりかねません。
満足のできるリフォームを行うために、何を優先させたいのかをしっかりと検討する必要があります。
そうすることで、費用を抑えながらも後悔の少ないリフォームを行うことができるでしょう。
デザイナー費用を抑える
デザイナーズ家具や特注品を多く取り入れれば、その分リフォーム費用はかさみます。
似たような商品でより安いものがないかを検討しましょう。
また、デザインにこだわらずシンプルな設備にすることで、より費用を抑えられるでしょう。
マンションリフォームの補助金制度を利用する
省エネリフォームや介護支援のためのバリアフリーリフォームなら、国や自治体による補助金制度を利用しやすいケースが多いです。
補助金の予算がなくなると修了してしまうので、制度の内容や申請期間をこまめにチェックしておきましょう。
「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」や「次世代省エネ建材の実証支援事業」といった補助金は、窓や壁の断熱リフォーム、節水トイレの設置や太陽光発電システム導入など省エネのためのリフォームに適応されます。
このような補助金を利用するためには、指定の登録業者が工事を行わなくてはならない点にも注意が必要です。
また、介護目的のリフォームなら、介護保険による補助金制度が利用できます。
「要支援」または「要介護」と認定された人が住むマンションで、手すりの取り付けや段差の解消などの対象工事を行った場合、20万円を上限に自己負担1〜3割でリフォームができます。
工事費が20万円なら最大18万円が補助金として支給されます。
介護や耐震目的のリフォームに関しては、各自治体でも独自の制度を用意していることがあるため、お住まいの地域の役所に問い合わせてみるとよいでしょう。
住宅ローン減税制度を利用する
リフォーム費用を調達するために、リフォームローンだけでなく住宅ローンも使えることをご存知でしょうか。
住宅ローンを利用した場合はローン残高の1.0%分が所得税額から10年間控除される「住宅ローン減税制度」が活用できます。
リフォーム工事100万円以上、延べ床面積が50平方メートル以上、住宅ローンの返済期間が10年以上あり年収は3,000万円以下などといった条件を満たす必要がありますが、利用するメリットの大きい制度です。
住宅ローン減税制度を活用したい場合は、会社員であっても確定申告をする必要があるため、期日までに忘れずに申請を行いましょう。
リフォーム業者紹介サイトを活用する
インターネット上には、一度情報を入力するだけで複数のリフォーム業者に「相見積もり」を依頼できるサービスを行っているサイトがあります。
相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼することです。
このようなサイトを利用すれば、複数の業者を比較でき、より工事費用が低い会社を見つけることができます。
相見積もりの注意点
しかし、相見積もりを取るにあたっては、いくつかの注意点があります。
1つ目は、どの業者にも同じ工事内容で見積もりを依頼するということです。
費用相場を正しく把握するためにも、見積もりを出してもらう工事内容は依頼先によって異なることがないようにしておきましょう。
2つ目は、業者から提出された見積もりは合計費用だけでなく、詳細までしっかり確認するということです。
業者が見積もりにサービスとして項目を付け足してくれたのはよいが、逆に依頼した内容で欠けているものがあった、というケースもあるためです。
見積もりは項目、費用の詳細までしっかりと確認し、疑問点があれば担当者に確認するようにしましょう。
こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。
マンションのフルリフォームにかかる費用の注意点
工事費用以外にも諸費用がかかる
デメリットの章で、
- 床下や壁裏に関して追加費用がかかる
- 仮住まいの確保や引っ越しのための費用がかかる
と述べました。
それ以外にも必要となる費用があります。
たとえば、住宅ローンなどの契約を行った場合の契約事務手数料が挙げられます。
予算を立てるときは、これらの追加費用、諸費用についても頭に入れておく必要があります。
マンションのフルリフォーム事例
マンションのフルリフォームを行った事例を8つご紹介します。
和室の全面リフォームを含んだフルリフォーム
リフォーム費用 | 424.7万円(税込) |
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工期 | 1カ月 |
工事箇所 | 浴室(リクシル「リノビオV」)/洗面所(リクシル「ピアラ」)/トイレ(リクシル「アメージュZA」)/ キッチン(リクシル「シエラ」)/リビング/ダイニング/ 廊下/洋室フローリング/クローゼット/和室畳/間仕切り壁・扉撤去 |
施工会社 | みやこリフォーム |
リビング・ダイニングや廊下の床は、暗いグレーのカーペットから白っぽいフローリングに変えて清潔感や明るさが感じられ、隣の和室は琉球畳に変えてモダンな雰囲気に仕上がっています。
襖を開けると、リビング・ダイニングとの一体感も感じられる雰囲気です。
リビング・ダイニングは、間にあった壁・扉を撤去したことで、広々と開放的で明るくなりました。
さらに水回りは、すべてを最新の設備に取り替え、使い勝手や掃除のしやすさが格段にアップしています。
和室から洋室へのリフォームを含んだフルリフォーム
リフォーム費用 | 393.1万円(税込) |
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工期 | 1カ月 |
工事箇所 | 浴室(リクシル「リノビオV」)/洗面所/トイレ(TOTO「ピュアレストEX」「アプリコットF1A])/ キッチン(クリナップ「ステディア」)/LDK内装/和室 |
施工会社 | みやこリフォーム |
経年劣化が目立つ水回りを重点的に、フルリフォームした事例です。
特にこだわったのがキッチンです。
クリナップのスタンダードグレードのキッチン「ステディア」を採用しています。
カビや虫を寄せ付けにくく衛生的で、お手入れもしやすいステンレスキャビネットと、ボタンを押すだけでお掃除できるレンジフードなど、清潔感を保つための素材や機能を取り入れています。
また、キッチンからの視界を遮っていた吊り戸棚を撤去して開放的なLDKになりました。
さらに、畳の和室は床や壁だけでなく、クロスや収納建具も交換し押入れもクローゼットに改修したことで、元が和室とは思えない完璧な洋室へと生まれ変わりました。
1Kマンションのフルリフォーム
リフォーム費用 | 189.2万円(税込) |
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工期 | 3週間 |
工事箇所 | 和室/浴室(リクシル 集合住宅用ユニットバス)/洗面所/ トイレ(TOTO 隅付タイプ)/キッチン(クリナップ「クリンプレディ」) |
施工会社 | みやこリフォーム |
1Kマンションの和室を洋室に変え、水回り設備も一新した事例です。
新しい洋室の床は、マンション用の防音性能のあるフローリング(ノダ Nクラレス)。
木目の雰囲気が出て、高級感が生まれていますが、その分、クロスの張替えは一部分のみにしてコストを抑えました。
ユニットバスは、元はお風呂と洗面が一緒になった2点ユニットでしたが、新しい浴室はお風呂のみの1点ユニットにしたことで、同じ広さのユニットバスでもすっきりと広くなっています。
キッチンもコンパクトながら、新しいものに交換して使いやすくなっていますが、キレイに使っていた既存の吊り戸棚は生かし、コストを抑えています。
水回りと内装リフォームを含んだフルリフォーム
リフォーム費用 | 268.4万円(税込) |
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工期 | 1カ月 |
工事箇所 | 浴室(リクシル「リノビオP」)/洗面所(リクシル「オフト」)/ キッチン(リクシル「シエラ」)/トイレ(リクシル「アメージュ」)/ 和室/洋室/ハウスクリーニング |
施工会社 | みやこリフォーム |
水回りは全て一新しながらも、低コストで全面リフォームを実現した事例です。
ユニットバスは、見た目や性能に関わるグレードは落とさずにシャワーや床材、浴槽の素材などでリーズナブルなものを選択してコストを削減しました。
キッチンは、最新の引き出し式収納にしたことで収納量が増え、圧迫感のあった吊り戸棚を撤去して広さと明るさを感じるキッチンに変身を遂げています。
洗面所は、洗面台横にあった不要な壁を撤去して洗濯パンを移設することで、広く使えるようになりました。
和室は畳の表替え、障子と襖の張替え、壁と天井のクロス張替えで見違えるほどキレイで明るくなりました。
オープンキッチンへ変更したフルリフォーム
リフォーム費用 | 385.0万円(税込) |
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工期 | 3週間 |
工事箇所 | キッチン(リクシル「シエラ」)/浴室(リクシル「リノビオ」)/洗面所 |
施工会社 | みやこリフォーム |
水回り、特にキッチンを中心にリフォームした事例です。
キッチンは、リビングとの間にあった垂れ壁と袖壁を撤去して、オープンな対面キッチンに。部屋全体につながりと広がりが生まれ、料理中にも家族とのコミュニケーションが取りやすいキッチンになっています。
中古マンションを購入してのリフォームだったため、水回りは浴室、洗面、トイレも設備を取り替えて気持ちよく使えるように。
すべて白を基調とした清潔感のある空間になりました。
フローリングは状態がよかったため流用していますが、プロのクリーニングとワックスがけで新品のような美しさに仕上がっています。
フローリング全面張替えを含んだフルリフォーム
リフォーム費用 | 500.8万円(税込) |
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工期 | 1カ月 |
工事箇所 | 浴室(TOTO「サザナ」)/洗面所(TOTO「サクア」)/キッチン(クリナップ「ステディア」)/ トイレ(TOTO「ピュアレストEX」)/クロス張替え/床張替え(NODA「ネクシオウォークフィット45」) |
施工会社 | みやこリフォーム |
施主様のこだわりで、マンションの防音に対応しながらも高級感とあたたかみのあるフローリングを取り入れつつ、水回り設備も取り替えた事例です。
浴室は広々とした1620サイズ (※) です。
浴槽の素材には人工大理石が採用されました。見た目に高級感があるだけでなく肌触りも心地よく、お手入れも楽です。
同時にガス式の浴室暖房乾燥機も交換しています。
キッチンは、クリナップのハイグレードキッチンにして、使い勝手やお手入れのしやすさだけでなく、見た目の美しさや高級感も演出しています。
トイレや洗面台も同様にハイグレード品を採用していて、満足感の高いリフォームになっています。
※1620サイズ:160cm × 200cm(内側の寸法)
無垢フローリングと珪藻土を使ったフルリフォーム
リフォーム費用 | 397.3万円(税込) |
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工期 | 2カ月 |
工事箇所 | キッチン/浴室/洗面所/トイレ/給湯器/無垢フローリングへ張替え/ クロス張替え/床張替え(NODA「ネクシオウォークフィット45」) |
施工会社 | みやこリフォーム |
自然素材を取り入れたマンションリフォームの事例です。
床は、マンション用としては数少ない無垢フローリングに。
木肌のもつ美しさを最大限に引き出したフローリングは、素足にも心地よい質感です。
また、壁は調湿性と防臭性に優れ、断熱効果も高い珪藻土で仕上げています。
化学物質を含まないので、体にも優しい素材です。
劣化していたキッチン・お風呂・洗面・トイレ・給湯器はすべて一新して、気持ちよく快適に使えるようになりました。
どこも白で統一し、清潔感のある空間になっています。
マンションのフルリフォームをする際の注意点
マンションのフルリフォームでは、以下のような点に注意が必要です。
仮住まいと引っ越しが必要になる
デメリットの章で述べたように、フルリフォームでは部分的なリフォームとは違い、住みながらリフォームすることは難しいので、工事期間中は仮住まいが必要です。
それも、工期が数カ月〜半年程度と長期に及ぶため、ホテルなどのような短期的な滞在場所ではなく、しっかり住める環境を確保する必要があります。
また、骨組みだけになるまで解体してしまう場合は、身の回りの物だけでなく家具・家電なども含めた引っ越しが発生することも頭に入れておきましょう。
資金調達方法を検討する必要がある
フルリフォームをする時点で、マンション購入時の住宅ローンが残っている場合は、住宅ローンの見直しも含めて、資金調達方法を検討してみてください。
リフォーム工事と住宅購入資金を併せて借りられる住宅ローンがあるので、そちらのほうが低金利で条件が合えば、借り換えるというのも賢い方法です。
理想の間取りにできないこともある
フルリフォームでも、物理的に理想の間取りにできない場合もあります。
それはマンションの構造による問題です。柱や梁で建物を支える造りになっている場合、今ある間仕切り壁を撤去してしまえば、間に壁のない広い空間になり、間仕切り壁は理想の間取りに合わせて自由につくることができます。
しかし、壁式構造のマンションの場合、柱や梁で支える構造とは違って壁で建物を支えているため、間仕切りの壁を撤去することができないことがあるのです。
その場合は、壁の位置に合わせた間取りにするしかありません。
マンションのフルリフォームを依頼する会社の選び方
マンションのフルリフォームは、大掛かりで工事費も高額になるリフォームですので、安心して任せられる業者選びが大切です。
ここでは、業者選びのポイントをご紹介します。
リフォームの経験と実績が豊富な業者を探す
リフォーム業者には、戸建てが得意な業者もいれば、マンションが得意な業者もいます。
それは、過去のマンションリフォームの経験が豊富か、良い施工実績をどれだけ上げたかによるところが大きいのです。
マンションのフルリフォームに際しては、マンションリフォームの経験や実績が豊富な業者を選びましょう。
ウェブサイトなどに施工実績が載っていれば、それを参考にするのもよいですし、地域密着で営業しているような会社であれば、その会社や店舗の所在地周辺の環境もチェックすることをおすすめします。
周辺にマンションの多い地域に会社や店舗があれば、マンションの工事が得意で、マンションの施工実績も多いことが予想されるからです。
複数の会社に見積をもらう
複数の会社に見積もりを依頼し、見積もりを比較することで相場感をつかみ、金額を比較することは、決まった工事や決まった金額が存在しないリフォームでは大切なことです。
また、金額だけでなく提案されるプランにも会社によって違いがあります。
良いリフォームは良いプランから始まると言ってもよいかもしれません。
お客様の要望に応えるだけでなく、快適な暮らしのためのプロの目によるアドバイスも含まれたプランであれば、理想的なリフォームが実現するでしょう。
「ハピすむ」では、厳しい基準の加盟審査を通過した優良なリフォーム会社を無料で最大3社紹介し、リフォームの見積もりやプランの比較をサポートしています。
フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、フルリフォーム・リノベーションを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

TOMORROW-MORNING
市村 千恵
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