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2021年12月20日更新
マンションのフルリフォームにかかる費用はどれくらい?
マンションのフルリフォームを行う場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか?またどのようにしたら抑えられるのでしょうか。この記事では、マンションのフルリフォームの費用相場や費用の抑え方、リフォームを検討するときの注意点についてご紹介します。
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- 監修者下久保彰
マンションのフルリフォームにかかる費用の相場
マンションのフルリフォームを行う場合、どれくらいの費用を予算として考えておけばよいのでしょうか?
ここでは、3LDKで約70平方メートルのマンションにミドルグレードの設備を中心にして導入する場合のフルリフォームの費用相場を紹介します。
しかし、フルリフォームにかかる費用は、マンションの広さやリフォーム内容によって大きく変わってきます。
ここでご紹介する費用はあくまでも目安としてご参考ください。
水回り設備中心のフルリフォームにかかる費用の相場
施工:バレッグス
キッチン、浴室、トイレの水回りを中心にしたフルリフォームの相場価格は、約300万円と言われています。
この価格で、スタンダードクラスの設備の導入や、壁紙の全面貼り替えが行えるでしょう。
水回りに加えて、室内全ての床材を張り替える工事を行う場合には、フローリングの場合で約100万円の費用がさらに必要になるでしょう。
水回りのフルリフォームで特に費用がかかるのは設備の本体費用です。
設備のグレード次第で、必要となる費用も大きく変わります。
設備のグレードやオプションの有無で、費用に50万円以上の差が出てくることもあるでしょう。
間取り変更を伴うフルリフォームにかかる費用の相場
施工:バレッグス
間取り変更を伴うフルリフォームの費用相場は約400万と言われていますが、リフォームの内容によっては大幅に相場価格を超える予算が必要になる場合があります。
なぜなら、間取りを変更する場合にはそのマンションに合わせた設計が必要となり、特注になるケースがあるからです。
間取りの変更を行うフルリフォームには、壁付きのキッチンを対面式へ変更する工事や、和室から洋室への変更、または床材をカーペットからフローリングにする工事などが挙げられます。
この相場の価格帯で間取り変更ではない他のリフォームを行う場合、水回りの設備の変更、壁紙の貼り替えに加え、キッチンの向きの変更などが可能でしょう。
スケルトンリフォームにかかる費用の相場
施工:バレッグス
マンションの内装を全て解体して、床から天井まですべてをリフォームするスケルトンリフォームの費用相場は、約600万円~900万円と大きく幅があります。
スケルトンリフォームでは、配水管や電気等の工事を伴うケースがあり、その場合は費用が高くなるためです。
特に築年数の古いマンションでは新築同様の工事が必要となる場合もあるでしょう。
スケルトンリフォームは費用がかかりますが、自身の好みに合ったマンションへとリフォームすることができるので、その分満足度も高いリフォームにできるでしょう。
マンションのフルリフォームにかかる費用を抑える方法

施工:バレッグス
マンションのフルリフォームをしたいものの、高額なためになかなか踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、マンションリフォームの費用を抑えるための方法についてご紹介します。
地元の優良工務店に依頼する
リフォームを請け負う業者は、リフォーム専門業者やハウスメーカーなどがありますが、費用を抑えたいと思うのなら、地元の優良工務店に依頼することをおすすめします。
大手や中堅のリフォーム会社の場合、実際の工事は地元の工務店に下請けとして依頼していることも少なくありません。
そのため、リフォーム会社を通してリフォームを行えば依頼主がマージンを支払うことになります。
しかし、直接地元の工務店にリフォームを依頼すれば、このマージン費用を支払う必要がなくなります。
また、大手企業の場合は宣伝や広告に多くの費用を使っているため、その分が施工費用にも上乗せされ、工務店よりも割高なケースも多いと言われています。
このように、地元の優良工務店に直接依頼するほうが費用を抑えられるケースが多いのです。
材料のメーカーにこだわらない
同じクオリティの材料でも有名メーカーのものだと高値で売られていることがあります。
メーカーへのこだわりを捨てれば、同じクオリティの材料を安価に購入できる場合もあります。
リフォームの優先順位を決める
一度にやりたいリフォームをすべてやろうとすると、費用がかさんでしまいます。
そのため、リフォーム内容に優先順位をつけて、優先受位の高いものを中心にリフォームプランを組むことで費用を抑えることが可能です。
ただ闇雲に、高いリフォームをやめるという方法では、希望するリフォームが実現できず、リフォーム後に後悔することにもなりかねません。
満足のできるリフォームを行うために、何を優先したいのかをしっかりと検討する必要があります。
そうすることで、費用を抑えながらも後悔の少ないリフォームを行うことができるでしょう。
デザイナー費用を抑える
デザイナーズ家具や特注品を多く取り入れれば、その分リフォーム費用はかさみます。
似たような商品でより安いものがないかを検討しましょう。また、デザインにこだわらずシンプルな設備にすることで、より費用を抑えられるでしょう。
マンションリフォームの補助金制度を利用する
省エネリフォームや介護支援のためのバリアフリーリフォームなら、国や自治体による補助金制度を利用できます。
節水トイレの設置や太陽熱を利用したシステム導入など省エネのためのリフォーム補助金制度として、「エコリフォーム補助金」があります。最大で30万円の補助を受けることが可能です。
ただし、情報は2020年07月21日現在のもので、要件などの詳細はご利用前に確認が必要です。
しかし、エコリフォーム補助金を利用するためには、指定の登録業者が工事を行わなくてはならない点には注意が必要です。
また、介護目的のリフォームなら、介護保険による補助金制度が利用できます。
「要支援」または「要介護」と認定された人が住むマンションで、手すりの取り付けや段差の解消などの対象工事を行った場合、リフォーム費用のうち20万円分の9割、つまり最大18万円が補助金として支給されます。
介護や耐震目的のリフォームに関しては、各自治体でも独自の制度を用意していることがあるため、お住いの地域の役所に問い合わせてみるといいでしょう。
住宅ローン減税制度を利用する
リフォーム費用を調達するために、リフォームローンだけでなく住宅ローンも使えることをご存知でしょうか。
住宅ローンを利用した場合にはローン残高の1.0%分が所得税額から10年間控除される「住宅ローン減税制度」が活用できます。
リフォーム工事100万円以上、延べ床面積が50平方メートル以上、住宅ローンの返済期間が10年以上あり年収は3,000万円以下などといった条件を満たす必要がありますが、利用するメリットの大きい制度です。
住宅ローン減税制度を活用したい場合は、会社員であっても確定申告をする必要があるため、期日までに忘れずに申請を行いましょう。
リフォーム業者紹介サイトを活用する
インターネット上では、一度情報を入力するだけで複数のリフォーム業者に「相見積もり」を依頼できるサービスがあります。
相見積もりとは、複数のリフォーム業者に見積もりを依頼することです。
このようなサイトを利用すれば、複数の業者を比較でき、より工事費用が低い会社を見つけることができます。
相見積もりの注意点
しかし、相見積もりをする際には、いくつかの注意点があります。
1つ目は、どの業者にも同じ工事内容で見積もりを依頼するということです。
正しい費用相場を把握するためにも見積もりを出してもらう工事内容は揃えておきましょう。
2つ目は業者から提出された見積もりは合計費用だけではなく、詳細までしっかり確認するということです。
同内容のリフォームで見積もりを依頼したにもかかわらず、サービスとして項目が付け足されていたり、逆に依頼した内容が含まれていないというケースもあるためです。
詳細までしっかりと確認し、疑問点があれば担当者に確認するようにしましょう。
マンションのフルリフォームにかかる費用の注意点
工事費用以外にも諸費用がかかる
リフォームを行う際にはリフォーム工事費用以外にも必要となる費用があります。
予算を立てる場合には、この諸経費についても頭に入れておく必要があります。
たとえば、住宅ローンなどの契約を行った場合の契約事務手数料や、工事中にマンションに住めない場合の仮住まいの費用、引越し費用等が挙げられます。
複数のリフォーム業者を比較検討する
リフォーム業者を選ぶ際には、必ず複数のリフォーム業者を比較するようにしましょう。
1社だけでは提出された見積もりの金額が相場より高いのか低いのかなどの判断が難しくなります。
そのため複数のリフォーム業者を比較検討する「相見積もり」を行い、複数の業者からの見積もりを比較することで工事費用の正しい相場を把握するようにしましょう。
また、相見積もりを行う際に疑問点を担当者に質問することで、業者の対応力も比較することができます。
費用面だけではなく、より相性の良い信頼できる業者を見つけるためにも複数のリフォーム業者を比較検討するようにしましょう。
フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
