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2020年05月01日更新

【マンションのフルリフォーム】300万の予算でできることを解説

300万円の予算でマンションのフルリフォームは可能なのでしょうか?この記事では、予算300万円でできるマンションのリフォームの内容やその事例、また、フルリフォーム前に検討すべきことや、業者選びのポイントについてご紹介します。

マンションのフルリフォームは300万の予算でできる?

マンションのリフォームを行う場合、一部分のみをリフォームする「部分リフォーム」と部屋全体をリフォームする「フルリフォーム」とがあります。

予算を300万円で考えている場合、マンションの「フルリフォーム」を行うことは可能なのでしょうか?

300万円の予算では部分リフォームしかできないと思われるかもしれません。

実際に300万円はマンションフルリフォームでは低予算であるため、全てを理想通りにリフォームすることは難しいケースもあります。

しかし、工事内容を工夫したり、重点的にフルリフォームを行う場所を絞ったりすることで、300万円予算でもマンションの大部分のリフォームを行うことは可能です。

例えば、リフォームで費用がかかりやすい設備機器や資材のグレードを下げたり、型落ち品を導入したりすることでも費用を大幅に削減することができます。

また、水回りを重点的にフルリフォームして壁紙や床材には手を加えないなど、工事内容に優先順位をつけることでも、費用を抑えてリフォームすることができます。

予算300万でマンションのフルリフォームを検討する前にしておくこととは

マンションのフルリフォームを行う前に、確認しておくべきことがいくつかあります。

詳しく見ていきましょう。

共用部分のリフォームは勝手にリフォームできない

分譲マンションでリフォームができる箇所は「専用部分」だけです。

専用部分とは個人が所有し管理している部分のことで、玄関ホールや階段、エレベーターなど、マンションに住む居住者が共同で利用している「共有部分」のリフォームはできません。

専用部分と共有部分の区別がわかりにくい場合にはマンションの管理組合規約等を事前にしっかりと確認しておきましょう。

専有部分でも管理組合の許可が必要

専用部分であっても勝手にリフォームを行うことは許可されていないことがほとんどです。

特に業者によって行われる修繕、模様替え、または装備の入れ替えなどのリフォームでは、管理組合に事前にリフォーム内容を申請し、承認を受けるよう定められていることが一般的です。

また配線や配管に関しては専用部分内であっても共用部分としているケースもありますので、浴室の位置を変更したり、コンセントを増やすなどのリフォーム行う場合には、事前に管理組合に相談しましょう。

予算300万でできるマンションのフルリフォームの種類とは

フルリフォームの種類

予算300万円で行えるマンションのフルリフォームは、一般的に、水回りを中心としたフルリフォーム、部屋の内装を中心としたフルリフォーム、そして室内全体のフルリフォームとに分けることができます。

ここではそれぞれのリフォーム内容と具体的なリフォーム例をご紹介します。

水回りのフルリフォーム

300万円の予算があれば、浴室やキッチン、トイレ等の水回り設備を一新するリフォームを行うことが可能でしょう。

しかし、導入する設備のグレード等によっても費用は大きく左右されます。

そのため、全ての設備をハイグレードにするようなリフォームは難しい場合が多いでしょう。

浴室とトイレはハイグレードの設備にし、キッチンなどはグレードを下げるなど、優先順位をつける必要があります。

部屋のフルリフォーム

使っていない和室の床や天井、壁紙を張替えて洋室にするようなリフォームも予算300万円であれば可能です。

ただし壁を取り払って間取りを変更するような大掛かりなリノベーションは、予算的に難しいケースが多いでしょう。

水回りと部屋のフルリフォーム

水回りと部屋の内装すべてを300万円台の予算でリフォームしたい場合には、設備のグレードを落として妥協する部分を見出す必要があります。

設備や資材には全て低いグレードのものを導入し、床材は変更せずに壁紙のみを張り替えるなど、行う工事の内容に工夫が必要です。

妥協できる点とできない点を明確にしておくことで後悔の少ないリフォームを行うことができるでしょう。

設備機器から見たフルリフォームの種類

ここでは設備機器のグレードの視点から、予算300万円で収められるリフォームの種類を見ていきましょう。

ハイグレード

水回りでハイグレードな設備の導入を希望するならば、一部分のみのフルリフォームになるでしょう。

たとえばリフォーム箇所をキッチンだけに絞り、ハイグレードのキッチンシステムを導入して、クロスと床材を張り替えるようなリフォームであれば予算300万円でも行えます。

ミドルグレード

水回りの設備をミドルグレードにすれば、水回り全体のフルリフォームが可能です。

浴室、トイレ、キッチンすべてに新しい設備を導入して、クロスの貼り替えも行えるでしょう。

ただし床のリフォームまではできないケースもあるでしょう。

スタンダードグレード

設備をスタンダードグレードにすれば、マンションの居室全体のフルリフォームも可能でしょう。

床材にはフローリングではなく、価格の低いフローリング柄のクッションフロアを導入すれば、費用を抑えられるだけでなく、耐衝撃音にも配慮できます。

またキッチンはシステムキッチンではなく、各ユニットを組み合わせるユニットキッチンにするなどすればコストを削減できます。

このように工夫をすることで予算内で水回りと部屋すべてをリフォームすることもできるでしょう。

グレード別の予算300万のマンションフルリフォーム事例

予算が300万円あったら、どのようなフルリフォームができるのでしょうか。

ここではグレード別のリフォーム例をご紹介します。

ハイグレードの浴室フルリフォーム例

ハイグレードのユニットバスの価格は約90~約120万円前後です。300万円の予算であればハイグレードのユニットバスへの交換に加えて、洗面台の交換や脱衣所の内装リフォームなども行えるでしょう。

ミドルグレードの水回りフルリフォーム例

ミドルグレードの設備ならば、水回りのすべての部分でリフォームができるでしょう。

ユニットバスの本体価格の相場は約80万円、キッチンは形状によって相場は異なりますが、本体価格の相場は約70~約100万円です。

トイレは設備費込みで、約20万円が相場です。

スタンダードグレードの水回りと部屋のフルリフォーム例

設備のグレードをスタンダードにすると、水回りだけではなく部屋全体の内装リフォームも視野に入ります。

キッチンと浴室の本体価格相場はそれぞれ約70万円です。

部屋の壁紙にはコストパフォーマンスの良いビニルクロスを導入し、床材はクッションフロアなどを使うなどして建材のコストダウンを図ることで、水回りと部屋のフルリフォームができるでしょう。

導入する設備は耐用年数にも考慮が必要

リフォームの際の設備選びでは、デザインや価格ばかりに気が取られがちですが、耐用年数も考慮して選びましょう。

安くても耐用年数が短いと、またすぐにリフォームをしなくてはならなくなります。

結果的には費用がかさむことになるため、長い目で見たリフォームプランも考慮しましょう。

予算300万でマンションのフルリフォームを依頼できる業者とは?

リフォームはリフォーム専門業者だけではない

リフォームのリフォームを行える業者は、リフォーム専門業者以外にも、ハウスメーカー系列リフォーム会社や工務店や設計事務所、さらには建築ではない他業種のリフォーム部門もあります。

ここでは、各業者の特徴とメリット・デメリットについてご説明します。

ハウスメーカー系列リフォーム会社

ハウスメーカー系列のリフォーム会社の強みは、知名度が高く安心感があることや、住宅の新築工事で培われた高い対応力を持っていることです。

しかし、リフォームプランが決まっている場合も多く、実際の工事は下請け業者に依頼するために中間マージンがかかり、他業者に比べると費用が高くなる傾向があります。

リフォーム専門店

リフォーム専門店の強みは、数多くのリフォームを専門的に行ってきた実績とリフォームへの知識が豊富なことです。

細かな要望に応えたフルリフォームを実現してもらえるでしょう。

しかし、リフォーム専門店は近年増加傾向にあるため、技術力や対応力に差が見られる点はデメリットです。

工務店や設計事務所

工務店の強みは、小規模だからこそ親身にになって相談に乗ってもらいやすい点や、他業者に比べると費用が抑えられやすい点です。

しかし、デザイン性のあるリフォームプランの提案力には劣ることがある点がデメリットでしょう。

また、設計事務所は新築を専門とするところも多いのですが、リフォームを請け負う設計事務所もあります。

個人の要望に応えた機能性とデザイン性の高い設計力が強みですが、その分費用が高くなる傾向にある点がデメリットです。

他業種のリフォーム部門

近年、水回りの設備メーカーや、電気・水道・ガス会社、ホームセンターや家電量販店でもリフォームを扱うことが増えてきました。

各社の強みを活かしたリフォームが行える点は強みですが、フルリフォームは不得意な場合が多い点がデメリットです。

300万前後のマンションのフルリフォーム費用を組めるローンはあるの?

リフォーム費用を一括で用意することが難しい場合は、ローンを利用することが可能です。

マンションのフルリフォームで組めるローンは、住宅ローンとリフォームローンがあります。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

リフォームにも使える「住宅ローン」

住宅ローンは家を買うときに組むというイメージがありますが、リフォームで利用することが可能なタイプもあります。

住宅ローンの特徴は、金利が低く、返済期間も長めに設定されているので、ゆとりを持ったローンの返済ができる点です。

ただし、担保が必要になり、審査も厳しいため、融資を受けるまでには時間がかかります。

また、場合によっては融資を受けられないケースもあるでしょう。

「リフォームローン」は審査が通りやすい

一方でリフォームローンは、リフォーム時に利用できるローン商品です。担保型と無担保型とがあります。

無担保型であれば借入可能額は低いものの審査があまり厳しくなく、短期間で融資を受けることが可能です。

しかし、金利が高めに設定されているので、計画的な返済プランを立てたうえでローンを組む必要があります。

意外な落とし穴が、携帯電話や家電製品などの別途ローンの支払い遅延や延滞などが与信に大きな影響があるということを知っておきましょう。

なお、住宅ローンとリフォームローンのどちらを利用した場合でも、条件を満たしていれば所得税の控除を受けることができます。

しかし、会社員であっても確定申告が必要なため、忘れずに申告を行いましょう。

フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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